記憶の裏を覗いて
彼女の過去
月のそばの小さな画家・1
月光のソナタ
回帰する微かな光
月光が我らを結ばん
対話
| 「少女」 | …離島を打つ荒波は数百年間、一日も止まったことはありませんでした。 |
| 「少女」 | ある日、一羽の好奇心旺盛な鳥が、強風の中を必死に飛んで嵐のまっただ中にやって来ました。 |
| 「少女」 | するとなんと、荒波は巨大な鯨のいびきから発生していたのです… |
| 「少女」 | そこで鳥は、鯨に物語を聞かせて寝かせました。すると海は穏やかになり、それ以来荒波が立つこともなくなりました。 |
NPC対話
「少女」
| 「少女」 | はい終わり。早く寝ないと、鯨さんが起きてしまうよ。 |
| 「少女」 | 月霊たちは元気いっぱいだから、なかなか寝てくれない時もあるの。 |
| 「少女」 | …昔々、森の中に月を映す湖がありました。動物たちはここで水を飲むのが大好きでした。 |
| 「少女」 | 湖はとても澄んでいて、俯いて水を飲む動物たちは、そこに映る月が本物だとばかり思っていました。 |
| 「少女」 | しかし、手を伸ばして月を掴もうとしたその瞬間、月は永遠に砕けてしまったのでした… |
NPC対話
「少女」
| 「少女」 | キミも物語が聞きたい? |
| 「少女」 | 偽りの月に騙されないよう気をつけて。 |