暗号解読

Last-modified: 2022-09-26 (月) 09:26:42

参考:用語集 | 七国まとめ | キャラ・一族・団体 | 年表 | 神の目 | ヒルチャール語 | 料理元ネタ考察 | 崩壊ネタ関連 | メインストーリー要約 | 誤訳 | 暗号解読 | 考察総合

概要

ここではゲーム内での暗号の解読、およびその手法についてを説明する。
可視性のために、暗号を解く方法を紫太文字で記し、直後に補足の説明を行う。

実りのない遠征

ドラゴンスパインの遺跡守衛

コードHu-16180の記録「3.2-..3-.23-.32-32.-3..-」
コードHu-21030の記録「..2-223-.32-322-..3-..2-」
コードHu-31122の記録「2.2-3..-232-223-..2-.32-」
コードHu-42318の記録「3.2-..3-.23-3.3-..3-」
コードHu-57104の記録「.32-32.-322-.3.-」
コードGN/Hu-68513の記録「.3.-33.-22.-23.-..3-.23-..2-3..-」
コードHu-73011の記録「.2.-..3-2.2-3..-.23-」
コードHu-81122の記録「23.-.33-.32-2.2-3..-」
コードHu-96917の記録「3.2-223-322-332-3..-233-」

観察から認められた規則性

観察から認められた規則性

  1. シリアルナンバーの先頭が固有、かつ1~9までの数字が揃っている。
  2. 3文字毎に-で区切られている。
  3. 記録を構成しているのは「.」「-」「2」「3」のみ。

暗号解読の操作

暗号解読の操作

シリアルナンバーで昇順に並び替える。

3.2-..3-.23-.32-32.-3..-
..2-223-.32-322-..3-..2-
2.2-3..-232-223-..2-.32-
3.2-..3-.23-3.3-..3-
.32-32.-322-.3.-
.3.-33.-22.-23.-..3-.23-..2-3..-
.2.-..3-2.2-3..-.23-
23.-.33-.32-2.2-3..-
3.2-223-322-332-3..-233-

ハイフン(-)ごとに3種類の文字(2/3/.)が3連続していることがわかる。
3進数で3桁の数字のうち最大のもの、つまり222は10進数での26であることから、この文字列はアルファベットが暗号化されたものであると推測できる。

n進法 / n進数
普段我々が日常生活で使う数は10進数で、0~9までの数字を用いて数を表現する。
n-1までの数字を使って数を表現することをn進法、n進法で表現された数をn進数と呼ぶ。
バイナリと称される2進法(0,1のみで表現)、HTMLカラーコードの16進法(0~9,A~F)などが便利でよく用いられる。

10進数からn進数への変換は、各位のn^(桁数-1)の和で行うことができる。
たとえば201(3進数) = 2×3^2 + 0×3^1 + 1×3^0 = 19(10進数)

数字は1つ前の数に戻し、ピリオドは0だと見做すと、

201-002-012-021-210-200-
001-112-021-211-002-001-
101-200-121-112-001-021-
201-002-012-202-002-
021-210-211-020-020-220-110-120-002-012-001-200-
010-002-101-200-012-
120-022-021-101-200-
201-112-211-221-200-122-

3進法に基づいてアルファベットに置き換える。
201 = 2×3^2 + 0×3^1 + 1×3^0 = 19であるため19番目のアルファベットS

SBEGUR ANGVBA JRPNAG SBETB GUVF FXLOBEAR CBJRE OHGJR SNVYRQ

この文字列に対してROT13を適応する。

ROT13
最も有名なシーザー暗号のうちの一つ。
シーザー暗号は鍵=1とするとA→B、Y→Zのように、アルファベット順に1つ後ろのものに置き換える。
ROT13は鍵が13のシーザー暗号。
アルファベットが26文字であることから、ROT13を適応した暗号文に更にもう一度適応すると元の文字列に戻るという特性がある。

FORTHE NATION WECANT FORGO THIS SKYBORNE POWER BUTWE FAILED

For the nation, we can't forgo this skyborne power, but we failed.
(国のために、我々はこの空から生まれた力を諦めることは出来なかった。しかし我々は失敗した。)

9文字の伝言

最初に断っておくと、この暗号については解読が完了していない。
暗号解読という趣旨の達成のため、筆者の考察についてまとめておく。

層岩巨淵・地下鉱区の謎めいた文字

番号暗号文
1
2
3
4
5
6
7
8
9

位置などに関しては層岩巨淵・地下鉱区#9文字の伝言を参照。

観察から認められた規則性

観察から認められた規則性

  1. 文字はそれぞれテイワットで使われる文字に酷似している。

暗号解読の操作

暗号解読の操作
文字を上下に二分割し、下側から原文を推測する(「テイワット文字」などで検索すると表が見つかる)。
なお、8は180度回転させる。
1~9の順に並べると、

1 ABYSSIS VIA
2 NON EST AD
3 VIVOS VOCO
4 MORTUOS PLANGO
5 PIVS EGILL
6 IMP AGNARR
7 VEDI FLEVI
8 ET UMBRA
9 CAELL ESE UN TD UMUS

ラテン語であることが判明した。全然9文字じゃない。
ただし非常に奇怪な文章である。

9文字の伝言

各国のアチーブメント名
日本語 : 9文字の伝言
中国語 : 9文字之传言(直訳 : 9文字の噂)
英語 : Nine-Word Rumor(直訳 : 9単語の噂)*1
フランス語 : La rumeur en neuf mots(直訳 : 9単語の噂/9つの言葉による噂)

と、かなり言語によってニュアンスに揺れがある。

Non est ad astra mollis e terris via.

1 ABYSSIS VIA
2 NON EST AD

について、

Non est ad astra mollis e terris via.
(大地から天までの道は平穏ではない。) 参考

という言葉があり、1,2の基にしたと思われる。

1,2を合わせて"Non est ad abyssis via."で「深淵へ至る道はない」と訳したいところだが、
そうであれば"Non est ad abyssum via."となる。
「深淵からの○○への道はない」という意味で「Non est ad ○○ e abyssis via.」の○○、eの箇所が欠けている可能性もある。

軍団長エーギル、信奉者アンナ―

5 PIVS EGILL
6 IMP AGNARR

5,6は「肩書 + 名前」で、整った文章に思われる。
ただしゲーム内で出てくる2体のネームドエネミーは

  • エーギル : 軍団長、生者を呼ぶ者
  • アンナー : 信奉者、亡者を悼む者

である。
pivsを信奉者、impを軍団長(imperatorの略)と読むならば、2人の肩書きが逆転していることがわかる。

更に、pius(謙虚な)はたしかに信奉者と読み替えることが出来る。
uをvに置き換えるのは古来の記法であり、それ自体が不自然なわけではないのだが、何故かここだけが置き換わっている。

また、

3 VIVOS VOCO
4 MORTUOS PLANGO

3,4は動詞と目的語が呼応関係にあり、これらもまた整った文章に思われる。
しかし「生者を呼ぶ者」「亡者を悼む者」の訳に合わせるのであれば文法的には現在分詞にすべきであり、"Vivos vocans;"、"Mortuos plangens;"が正しい。
そのまま逐語訳するのであれば「私は生者を呼ぶ」「私は亡者を悼む」という意味になり、主語は「私」となるが、当然書き手が不明であるため主語もまた不明となる。

Vedi flevi.

7 VEDI FLEVI

"Vidi fevi."であれば「それを見て/理解して、私は涙を流した」となる。
iがeに置き換わっている理由は不明だが、

  • 開発が間違えた
  • 書き手が意図的に間違えた
  • 暗号の解読が不完全
  • i,eともに歯を閉じる音だから置き換えた
  • 「見る」を「視る」と書くように特別な意味を持たせている
  • ウェンティ(Venti)を意識している
  • Vediという固有名詞

などの解釈が出来る。ミスじゃね?

Caell ese un td umus.

9 CAELL ESE UN TD UMUS

Caell ese un td umus.だけは文として破綻しているためCaelles eunt dumus.と読み替える。
ただし、

  1. Caellesという言葉はラテン語には存在しない。
    空、天界(caelum)や空、天国(caelestis)を
    1. 敢えて間違えたスペルで書いた
    2. Caellesで「天理」を指す固有名詞を指す
    3. caelum + 指小辞。(この場合日本語でニュアンスを表すと「天空ちゃん」「小天空」といった感じになる)
  2. "Caelles eunt dumus."というフレーズ自体がモンティ・パイソンの「ブライアンの生涯」というコメディ映画に出てくる、"Romanes eunt domus."を基にしている。

「ブライアンの生涯」
ブライアンは革命グループ「ユダヤ人民戦線」に所属する予定であった。
そしてその覚悟があることを示すために、ピラト*2の宮殿の壁に「ローマ人は家に帰れ」という言葉をローマ人にわかるように書かなければならなかった。
ブライアンが"Romanes eunt domus."と落書きした後にローマ帝国の百人隊長に捕まる。

百人隊長「"Romanes eunt domus."? 『ローマ人と呼ばれる人たちが家に向かっていく』だと?」
ブライアン「『ローマ人は家に帰れ』です!」
百人隊長「全然違う。ローマ人をラテン語で言うと?」
   ~中略~
百人隊長「"domus"? 主格の『帰れ』だったら方向じゃないのか、小僧?」
ブライアン「よ、与格です! 先生!」
――百人隊長は剣を抜き、切っ先をブライアンの喉元に向けた。
ブライアン「ち、ち、ち、違いました! 対格です! "ad domum"です!」
百人隊長「『家が取ることを除いて』……?」
ブライアン「所格です! "domum"です!」
百人隊長「わかったか? 百回書き取りだ。サボったらお前の金玉を切り落とす。」

こうしてブライアンは見張りの兵士をつけられ、広場を正しいラテン語の"Romani ite domum."という落書きで埋め尽くした。
兵士達は「二度とやるんじゃねえぞ」と言いながら去っていくが、去り際に他の兵士がやってくるのが見えた。
当然、壁一面を覆い尽くすような反ローマ的な言葉を書いた事が明らかな彼は重い処罰、あるいは処刑を課されるであろう。
兵士たちに追われながらブライアンは逃げ出した。

このことから、開発としても"Caelles eunt dumus."は誤ったラテン語であることを意識していると推測できる。
それを踏まえると、

「caellesを奪格、euntの主語がEgill, Agnarr, et umbraであるという解釈」

Pivs Egill, Vivos voco;
(信奉者エーギル、生者を呼ぶ者。)
Imp Agnarr, Mortuos plango;
(軍団長アンナー、亡者を悼む者。)
et umbra;
(そしてその影。)
caelles eunt dumus.
(天理の手によって彼らは元居た処に戻された。)
Non est ad abyssis via.
(しかし、アビスへと至る道はない。)
Vedi flevi.
(それに気づいた私は涙を流した。)

「天理の怒りを畏れ、敢えて誤ったラテン語を使ったという解釈。」
(不適切なスペースが設けられていることにも説明がつく。)

Pivs Egill, Vivos voco;
(信奉者エーギル、生者を呼ぶ者。)
Imp Agnarr, Mortuos plango;
(軍団長アンナー、亡者を悼む者。)
Caelles eunt dumus et umbra.
(「天理とその従者は天空の島に帰れ」)
Non est ad abyssis via.
(しかし、アビスへと至る道はない。)
Vedi flevi.
(それに気づいた私は涙を流した。)

「アンフォルタス」の名において

スメールの遺跡守衛

コードネーム「フェフ」の記録「.2-.1.-1..1-2.1-1.2-.2.-」
コードネーム「ウルズ」の記録「.1-..1.-.-.1-.2-.2-1.1-2-.-.3...」
コードネーム「スリサズ」の記録「-..1-..1.-.3-...1-1.2-3-2-2.-..」
コードネーム「アンスズ」の記録「1-1.2-....-..1.-2-....-.2-.1..-1.-」
コードネーム「ライドー」の記録「1..1-....-..1.-2.-.」

観察から認められた規則性

観察から認められた規則性

  1. フサルク(fuþark)の先頭5文字がコードネームの由来になっているようだ。

    フサルク(fuþark)
    ルーン文字でいうアルファベット。
    アルファベットがa→b→c→d→e→fと並ぶように、フサルクではf→u→þ→a→r→kと並ぶ。
    fから順にそれぞれの文字をフェフ、ウルズ、スリサズ、アンスズ、ライドー、カウナン(?)と呼ぶ。

  2. 「.」は連続しているが、「-」は連続していない。
  3. 記録を構成しているのは「.」「-」「1」「2」「3」のみ。

暗号解読の操作

暗号解読の操作
fuþarkの順に並び替える。

.2-.1.-1..1-2.1-1.2-.2.-
.1-..1.-.-.1-.2-.2-1.1-2-.-.3-...
-..1-..1.-.3-...1-1.2-3-2-2.-..
1-1.2-....-..1.-2-....-.2-.1..-1.-
1..1-....-..1.-2.-.

モールス信号に置き換える。

モールス信号
短点「(トン)」と長点「(ツー)」の符号を組み合わせた文字コード。
たとえば「SOS」は、S(・・・(トントントン))とO(---(ツーツーツー))を組み合わせ「・・・---・・・(トントントンツーツーツートントントン)」と打つ。

ただし、暗号文中の「-」は「ツー」ではなく区切り(以下ではスラッシュ)と考え、「1」を「ツー」、「2」を「ツーツー」といった風に置き換える。

・--/・-・/-・・-/--・-/-・--/・--・/
・-/・・-・/・/・-/・--/・--/-・-/--/・/・---/・・・
/・・-/・・-・/・---/・・・-/-・--/---/--/--・/・・
-/-・--/・・・・/・・-・/--/・・・・/・--/・-・・/-・/
-・・-/・・・・/・・-・/--・/・

上記をアルファベットに置き換える。

WRXQYPAFEAWWKMEJSUFJVYOMGUYHFMHWLNXHFGE

ANFORTAS(アンフォルタス)を鍵にヴィジュネル暗号を適応する。

ヴィジュネル暗号
多表式暗号と呼ばれるもので、一文字ずつ変換ルールを変えるのが特徴。
暗号化にはヴィジュネル方陣という対応表を用い、原文を構成する一文字ずつに鍵となる文字列を順番に対応させる。
方陣の特性から、一文字ごとにROTの違うシーザー暗号を適用しているともいえる。

WESCHWANENRITTERSHAVEFOUGHTTOTHELASTONE


We, Schwanen Ritters, have fought to the last one.
(我々白鵠騎士は敵を殲滅しつくすまで戦った。)
(我々白鵠騎士は最後の一人になるまで戦い続けた。)
※定冠詞theが指す対象が「敵」もしくは「白鵠騎士」、どちらとも取ることが出来るため2つの訳を併記している。

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*1 ハイフンによってNine-Wordで形容詞節が形成されているため、通常複数形で用いられるword(単語)と言う語が単数形で用いられる。
不可算名詞で用いられるwordには「噂」という意味も含まれる。

*2 ローマ帝国ユダヤ属州の総督。
「わたしはこの男に何の罪を見いだせない(ルカによる福音書 23:4)(ヨハネによる福音書 19:6)」という発言や、
イエスの不当な死刑判決に際して自分に責任がないことを示そうとした手を洗うジェスチャーが有名。