誤訳

Last-modified: 2022-10-05 (水) 08:53:30

参考:用語集 | 七国まとめ | キャラ・一族・団体 | 年表 | 神の目 | ヒルチャール語 | 料理元ネタ考察 | 崩壊ネタ関連 | メインストーリー要約 | 誤訳 | 暗号解読 | 考察総合

概要

この項ではゲーム内に存在する翻訳テキストのうち、誤訳や原文とニュアンスの異なるものをバージョンごとに整理していく。
原語である中国語版をベースとし有志で検証していく。また、英訳も参考として用いる。

誤訳

ver2.5

「幼いヴィシャップはもう助けたぞ。」

有一些年幼的龙蜥已经被救走了。(幼いヴィシャップの一部はもう救出されていたぞ。)
Some baby vishaps were rescued before we got there.(幼いヴィシャップの一部はオイラたちが着く前にもう救出されていたぞ。)
イベント「三界道饗祭」におけるパイモンの台詞。
日本語訳では以下のように、旅人がいつの間にか幼いヴィシャップを助けたことになっており、にもかかわらずその後つみが怒りだすという意味不明な会話になっているが、

つみ:「戻られたのですね、どうですか、救出は成功しましたか?」

パイモン:「幼いヴィシャップはもう助けたぞ。でも歳をとって弱ってたヴィシャップはオイラたちが精鋭を倒した後に水の中に隠れちゃったから…」

パイモン:「つみ、おまえ本当にヴィシャップなのか?」

つみ:「余計な説明をする気はありません。私はあなたたちと会話できますが、これで理解しました。人との繋がりは必ず裏切りで終わってしまうことを。」

原文では以下のように旅人が精鋭ヴィシャップを倒したせいでつみが裏で進めていたヴィシャップ救出作戦が失敗に終わったことがわかる会話になっている。

つみ:「戻られたのですね、聞かせてください。私たちの(精鋭ヴィシャップによる、大日神輿の地下に囚われた捕虜ヴィシャップの)救出は成功したのでしょうか?」

パイモン:「幼いヴィシャップの一部はもう救出されていたぞ。でも歳をとって弱ってたヴィシャップはオイラたちが精鋭を倒した後に水の中に隠れちゃったから…」

また、このシーンにおける日本語版のつみは優しい声で「戻られたのですね」と喋っているが、中国語版のつみは心の距離を感じさせる冷たい声で喋っているなどの違いがある。

「御使い一族は海祇の民に恩があります。」

御使一族对海祇民恩重如山。(御使い一族は海祇の民にとても親切にしてくださいました。)
The people of Watatsumi owe a great debt of gratitude to the Vassals of Watatsumi.(海祇の民は御使い一族にとても感謝しています。)
イベント「三界道饗祭」における心海の台詞。
日本語訳では旅人が幼いヴィシャップを助けたことになっているからだろうか、
以下のように心海曰く海祇の民(珊瑚宮)が御使い一族(つみ)に対して親切にしてやった・貸しを作ったということになっており、まるで心海が不遜な振る舞いをしているかのような会話になっているが、

心海:「御使い一族は海祇の民に恩があります。(中略)その人が帰るべき場所を見つけられることを心から祈るばかりです。」

原文は逆であり、海祇の民(珊瑚宮)が御使い一族(つみ)に対して感謝していると言っているのだとわかる。

心海:「御使い一族は海祇の民にとても親切にしてくださいました。(中略)その人が帰るべき場所を見つけられることを心から祈るばかりです。」

ver2.4

アビサルヴィシャップ

深海龍蜥(深海のドラゴンリザード)
Bathysmal Vishap
深海に住む原初の元素生物。
下記のアビサルドラゴエアと同じ対象を示す語であり、同様に日本語版ではいかにもアビス(深淵)と関連のありそうな名前になっているが、原文では深海、英訳版ではBashysmal(深海潜水)となっておりアビスに関するニュアンスは含まれていない。
加えて、本verから追加された新マップである淵下宮に関わる世界任務及びイベント任務では、ヴィシャップとアビスは互いに相容れない存在であることが明言された。
それを受けてか、ver2.5で開催されたイベント「三界道饗祭」では、この元素生物たちの呼び名は「深海ヴィシャップ」という訳に修正された(図鑑や追跡のテキストは変更なし)。

ver2.2

「世界はこんなにも広大…」

世界如此宽广(世界は広大だわ)
鶴観の世界任務クリア後にモンドの図書館を訪れている墨田とカマの台詞。前後の会話に出てくる「浄瑠璃機動隊」から察するに押井守監督の映画「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の登場人物である草薙素子の台詞「さてどこへ行こうかしらね、ネットは広大だわ(网络无限宽广)」のパロディであると思われるが、ニュアンスが反映されていない。

ver2.1

アビサルドラゴエア

深海龙嗣(深海の龍の継承者)
Dragonheir of the Depths
日本語版ではAbyssal Dragonheirと、いかにもアビス(深淵)と関連のありそうな名前になっているが、原文では深海、英訳版ではDepthsとなっておりアビスに関するニュアンスはここには含まれていない。
アビスも”深い”というニュアンスがあるので全くの間違いではないが、アビスという語句に明確に特定の意味を持たせている原神では誤解を招きかねない表現である。

ver2.0

祠よ、もう一度姿を現してください!

神龛啊,再次显灵吧!
神龕啊,再次顯靈吧!
O Shrine, Show Your Power Once Again!(祠よ、再びその力を示せ!)
稲妻のNPC依頼任務の任務名。
「灵(靈)」を「霊験、御利益」ではなく「霊魂(=目に見える姿)」と解釈して訳してしまったのだろうか。
日本語訳でも「神の姿を現し(降臨して)、神の力を行使してください」というように、解釈しようと思えばできないわけではないが苦しい。
訳すとすれば「祠よ、もう一度霊験を示してください!」となる。
ただしこの任務名は子供の依頼者の言葉遣いを模しているため、意訳ではあるが「(願いを)叶えて」、あるいは関連任務を踏まえて「応えて」などの易しい語が適当か。

ver1.6

「親子揃って自由なエルフだぜ」

母女俩都是自由自在的精灵啊(母娘二人とも自由奔放な精霊だぜ)
イベント「真夏!島?大冒険!」におけるガイアの台詞。誤訳ではなく、中国語と日本語のニュアンスの違い上、狭義の意味で訳さざるを得なかったもの。中国語の「精灵」(日本語の新字体では「精霊」)は(無害な)幽霊・元素精霊・海外のフェアリーのような小妖精から、トールキンの小説に由来する西欧ファンタジー作品的な人間大のエルフまで幅広い概念を指す。実際、純水精霊やウェンティの元の姿の精霊も原文では同じく「精灵」である。一方、日本語の「精霊」は、ファンタジー的な人間大のサイズの実体を持つ神秘的種族はあまり指さないことが多いので、ここでは話の流れ的に日本語としてはやや唐突だが、アリス・クレー親子を「エルフ」と狭義の意味で訳す他なかったのだと思われる。

ちなみに「精灵」は形容詞としては「賢い」「機知に富む」という意味があり、英語版や韓国語版ではこちらの解釈で訳されている。しかし、中国語の「的」の後は基本的には名詞または名詞的表現が続くので、エルフと解釈した日本語版の方が自然な訳だと思われる。実際、中国語のwiki「萌娘百科」の「可莉」(クレー)でも西欧風ファンタジーのエルフとしての精灵と解釈されている。

「はい。」

鍾離の伝説任務第二章における台詞。普段の口調と違うシュールな返答だが、摩耗したことによるものではないようだ。
音声は元々頷くような息遣いだったが、Ver1.6?でそれに合わせて「ふむ…」と修正された。

ver1.4

メイド、大地に屹立する

女仆屹立于大地之上(メイド大地に立つ!!)
ノエルのデートイベントのエンディングタイトル。機動戦士ガンダムの第1話タイトル「高达屹立于大地之上(ガンダム大地に立つ!!)」のパロディだが、ニュアンスが反映されていない。
また、「…ただの石ころですね。」も同じく、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの台詞「たかが石ころ1つ、ガンダムで押し出してやる!」のパロディである。

ver1.3

「お触り禁止!」

禁止接触。(接触禁止)
No touching!(触らないで!)
甘雨の台詞。中国語の「禁止○○」は日本語で「通行禁止」と言うときのような事務的な言い回し。
お触りという語感から一般的に想像されるようなえちえちなニュアンスは無いと思われる。

「この仕事は排除するべきですね!」

这项工作,该划掉了。(そろそろ終いにしましょう)
This is long overdue(期限は済んでいます)
甘雨の台詞。原文、英訳はともに「そろそろ戦闘を終わらせましょう」というようなニュアンスであると思われる。

ver1.1

「隙を見せるのはほんの一瞬だ!」

破绽,稍纵即逝!(隙は一瞬で過ぎ去る)
Shouldn't let your guard down!(油断禁物だよ!)
タルタリヤの台詞。1.1のPVでも使われていた台詞だが、タルタリヤ自身が舐めプによって隙を見せることを意味しているわけではないようだ。
原文によると「(敵が)隙を見せるのはほんの一瞬だ!」と解釈するのが正しいと思われる。

「さあ、早く届けに行ってくれ。冷めると美味しくなる。」

イベント「グルメは冷めないうちに」における万民堂の卯師匠の台詞。

ver1.0

フレアの止まり

閃焰的駐足(フレアが立ち止まる)
クレーのイベント祈願のタイトル。原文はクレーがやってきてプレイヤーの前で立ち止まった!というようなニュアンスであると思われる。1.6で復刻された際に「フレアの訪れ」と修正された。

「岩の重さは安心できます!」

岩石的重量,令人安心(岩の重さは人の心を落ち着かせます)
Steady as stone.(岩の如き安定感を)
ノエルの台詞。日本語版だとノエル本人がほっとしたような印象を受けるが、原文は《岩石的重量,令人安心》で、「岩の重さは人の心を落ち着かせます」という一般論を述べている。
「安心」という漢語には「心配がなくなってほっとしたような状態」と「落ち着いて集中できる状態」という意味があり、
日本語ではどちらかといえば前者の比重が大きいが、中国語ではどちらかといえば後者の比重が大きく、ニュアンスに若干の差がある。

「試合をしよ~」

来比赛吧!(競走しよう!)
I'll race you there!(競走しよう!)
アンバーのダッシュ時の台詞。日本語版ではアンバーが唐突に試合をしたがる不自然な台詞になっているが、原文は競い合おうという意味であり競走したがっているのだとわかる。
ちなみに、香菱のダッシュ時のセリフは英語で「Race you!」日本語で「駆けっこしましょ~!」であり、こちらの英語と日本語の対応は正しい。(中国語は「跑起來跑起來!」で意味が違う?)

「皇女であるわたくしの精力は高いわよ。」

本皇女的精力,可是很寶貴的,不值得浪費在你們這種人身上(皇女であるわたくしのエネルギーは貴重なものよ。)
My time is most precious, and I shall not waste it on the likes of you...(わたしの時間は最も貴重なものよ。)
フィッシュルの「夜巡りの翼」のフレーバーテキスト。
「精力」を訳さず「寶貴的」を「高い」と訳したために14歳のフィッシュルが絶倫であることを誇っているかのようなキケンな文章になってしまった。
現在は「皇女であるわたくしの時間は高いわよ。あなたたちのような者に使うなんて…」と修正されている。

海外版との比較

英語版の独自設定

原神の日本語訳はこのテキストの分量のゲームとしては相当に精度が高く、また中国語版の設定に即した翻訳になっている。誤訳かそうではないか、という程度のレベルで翻訳を論じることができるのはそのためである。一方で、原神の英語訳は日本語訳・韓国語訳に比べて独特な翻訳ルールを用いており、「魔神」「天理」「摩耗」といったストーリーの根幹に関わる設定の部分からして、原文の中国語版との間に大きな違いが生じている。そのため、英語訳のテキストはもはや誤訳というよりは独自の設定として解釈した方が適切と思われる用語体系となっている。

以下は原典の中国語版(および日本語版・韓国語版)には存在するが、英語版には存在しない、もしくは目立たない用語である。

  • 魔神
    • 日本語版(および原文)では神を指す用語が3種類存在する。
      • 魔神:おおよそ魔神戦争中に活躍し、17世紀の魔術書『ゴエティア』に記載される72柱の大悪魔の名前を持つ神に使われる。
      • :おおよそゴエティアの悪魔の名前以外の神や、魔神戦争終結後に七神として俗世を治める元魔神に対して使われるが、魔神と同義語として使われることもある。
      • 執政:七神の言い換えとして「俗世の七執政」(原文では「尘世七执政」(塵世七執政))という用語がある。
    • これが英語版では魔神に相当する語が消されて、archonとgodの2種類しか存在せず、またこれらの訳語も中国語版の概念と一対一で対応しない。
      • archon:アーコン。魔神戦争後にテイワットを治める七神のこと。古代ギリシアのアルコーンに由来し、「執政官」を意味する語。グノーシス主義の用語「アルコーン」としては、真の神々であるアイオーンたちに代わり俗世を執政として治める偽の神々を指す。archon=執政は前述の通り中国語版・日本語版でも一応存在はする表現だが、これらの言語版では使用例がかなり稀なのに対し、英語版では七神を指すときに積極的に用いられる。風神=Anemo Archon(「風元素の執政」)等。
      • god:七神を含めた神・魔神全般。
      • ちなみに魔神戦争は英語版では"Archon War"つまり「執政戦争」だが、執政はあくまでこの戦争の勝利者である七神に限られるので、「執政同士の戦い」ではなく「執政の地位をかけた戦い」という意味だと思われる。
      • バージョン1.3以前は、魔神戦争終結前の神にもarchonという言葉が使われることがあったが、1.3以降のテキスト修正でそれらはおおむねgodに変更された。ただし例外は存在し、現バージョンでもデカラビアン(ウェンティ以前にモンドを治めていた魔神)の称号「風神」がAnemo Archonのままになっている。これを考えると、七国を統治している神というより、七つの元素の支配権を得た神をarchonと表現している可能性もある。
      • 上記のほか、英語版では「魔神」が位の高い称号で訳されることもある。オセルの異名「漩涡之魔神」(渦の魔神)→Overlord of the Vortex(渦の大君主)、帰終の異名「尘王魔神」(塵王魔神)→Lord of Dust(塵の君)など。
  • 天理:中国語原文では「天理」と括弧付きで書かれることが多く、固有名詞であることが日本語訳よりも強調されている。一方、英語版でもheavenly principles(天の原理)という訳語は存在するものの、the sustainer of heavenly principles(天の原理を保つ者、日本語訳では天理の調停者)などの一部を除き、natural order(自然の摂理)・heaven(天)・destiny(運命)などと基本的に普通名詞で訳されていることが多い。
    • この影響で、原文や日本語版では旅人の双子は「天理」なる存在を滅ぼすという具体的な目標を持ってアビス教団を率いているが、英語版の双子は運命に抗う戦い(war with destiny)をしているという抽象的な設定になっている。
  • 摩耗(中国語版:磨损):原文および日本語訳では括弧でくくられており、テイワット世界に固有の事象を指す用語であることが明確にされているが、英語版では普通名詞として扱われており、特に焦点があたっていない。
    • 一例として、鍾離の伝説任務第二章における台詞「或许这就是「天理」加诸我身的「磨损」」(日本語版はほぼ直訳で「もしかするとこれが、「天理」が俺にかけた「摩耗」なのかもな」)が、英語版では"Perhaps this is the erosion imposed on me by the natural order of this world"(「もしかするとこれが、自然の摂理によって俺に課された摩耗なのかもな」)と、あたかも寿命の一般論を述べたかのような台詞になっている。
  • 神の○:「神之眼」(神の眼)が"Vision"(視力、洞察力、幻視、予見)、「神之心」(神の心)が"Gnosis"(智慧、神智)と訳されており、この二つのアイテムの関連性が原語よりも明確ではない。
  • 原神:英語版でもallogenes(アロジーンズ、グノーシス主義の用語アロゲネース(「異邦人」)から)として用語自体は存在する。ただし、原文や日本語訳では作品のタイトルと用語が一致しているので重要性がわかりやすいのだが、英語版のゲームタイトルはAllogenesではなくGenshin Impactなため、重要性や関連性がわかりにくい。

以下は原典の中国語版(および日本語・韓国語版)には存在しないが、英語版には存在する用語である。

  • グノーシス主義:前述のアルコーンやアロゲネースを含め、1世紀~4世紀に地中海諸国で流行した宗教・哲学であるグノーシス主義の用語を用いて翻訳されることが多い。なお、『PASH!』2021年5月号のインタビューで開発スタッフが原神の設定はグノーシス主義に影響を受けていると明言しているため、英語版のグノーシス用語は本社の意向を反映したものであるようだ。
  • Irminsul(イルミンスル):古ザクセン語で「偉大なる柱」を意味し、ゲルマン神話で聖樹や世界樹、およびそれを象ったモニュメントなどを指す語。英語版の原神内ではテイワット各地の秘境にある白い樹や、ドラゴンスパインにある冬忍びの樹、地脈の花を咲かせる地中の樹などを指す。日本語訳(や原文)では「銀白の樹」「古樹」などまちまちに言われ、決まった用語が存在しない。
  • Kitsune:稲妻のフィールドにいる動物の狐や、狐斎宮・八重神子などの狐娘を包括的に指す英語版の用語で、逆に赤狐(モンドなどにいるリスやフェレットに似ている動物)は指さない。一見変わった用語には見えないのだが、実は英語のkitsuneは日本語の狐と違い、動物のキツネではなく日本的な狐の精霊・妖怪・神のことを指す。日本語では「妖狐」が比較的近い。フィールドにいる動物の中国語版は「狐狸精」(妖狐)ではなく普通に「狐」(中国語ではキツネを指すのは「狐狸」の方が一般的だが、「狐」も日本語とおおよそ意味は同じ)なので、フィールドの狐もkitsune(妖狐)とした英語版はかなりの意訳である。ただし、稲妻の動物のキツネは超常の力を持つ狐斎宮や八重神子らともともと同族だったという言い伝えがあるので、英語版は設定から取った訳語とも言える。
  • 日本の魚:釣りで取れる魚が、なぜか日本に多く棲息する魚の日本語そのままになっていることが多い。花鳉(「グッピー」の意味、日本語版でも「グッピー」)→Medaka(メダカ)など。

その他、翻訳による差異

  • ディオナの種族
    • このゲームでは中国語にも日本語にも存在する単語は翻訳時にそのまま使用されることが多いが、ディオナの紹介文(中国語原文)の「遗传了稀薄的「非人」血统的少女,「猫尾酒馆」的超人气调酒师。」は
      日本語では「稀な「非人類」の血統を引いている少女、「キャッツテール」の超人気バーテンダー。」と訳され、「非人」が「非人類」になっている。
      これは、日本語での「非人」(ひにん)はいわゆる被差別部落の人々に対し歴史的に用いられた放送禁止用語であるからだと思われる。
      (ゲーム中ではほとんど「非人類」となっているが、公式の一部の紹介動画などでは「非人」のままになっている)
      日本においてディオナのような(身体的特徴のほとんどを人間のそれと共通している)キャラクターを形容するとき、横断的に「亜人」が多く用いられる。また、特に人間以外の動物の特徴を備えている場合は「獣人」という表現も存在する。中国語の表現に囚われずディオナを見たまま形容するのであれば、日本人にとってはこれらの表現がもっともわかりやすいだろう。
  • アビス教団と深境螺旋について
    • 日:「アビス教団」中:「深淵教團」英:「Abyss Order」
      日:「深境螺旋」中:「深境螺旋」英:「Spiral Abyss」
    • 日本語版では関係あるのかないのかわからないが、英語版ではハッキリAbyssだと言っている。後者は単なる「深淵」という意味の英単語として使っていると思われるが、こういった紛らわしい単語は通常避けるものである。単なるうっかりかわざとかは不明。
  • 「凡人」
    • 中国語の「凡人」には「神仙に対する世俗の人」という意味合いがあり、神や仙人が多数登場するこのゲームではその用法で使われているシーンが多い。
      一方で日本語の凡人は「優れたところのない(どちらかというと劣っている)人」くらいの意味が大きく、全くの誤訳ではないが意味を伝えきれていない。
    • 英語では「凡人」は「Mortal」と訳されている。ギリシャ神話などに対ししばしば用いられ、不死の神に対する、「死すべき運命の存在」くらいの意味で、一般に「死すべき人間」などと訳される。中国語の「凡人」とニュアンスが近い。
      原神とは直接関係ないが、他のゲームでは「Mortal」を日本語訳するのに「定命者」などの造語が使われることもある。それくらい日本語の「凡人」とは意味がズレている。
  • タルタリヤの名前
    • 日本語版では、魔神任務での初登場時に「タルタリヤだ。『公子』と呼んでいいよ」と名乗っているが、オリジナルの中国語や英語では「公子(Childe)とでも呼んでくれ」としか言っていない。その直後のパイモンとのやり取りが少々不自然なのは、「いきなり出てきたうえに名前も名乗らず変なコードネームで呼ばせようとした」という文脈が失われているのを意訳で取り繕おうとしたからと思われる。
    • なぜこのような扱いにしたのかは不明。「タルタリヤ」という名前は本来、伝説任務の終盤で自ら「このタルタリヤが強くなる理由」と話している箇所が初出。したがって、「タルタリヤ、どうする?」といった選択肢もこの時点では旅人は名前を知りようがないため、日本語版にしかない。
  • 西風の鷹
    • モンド初代西風騎士団団長ヴァネッサの称号の一つ。実際漫画版でも、明言はされていないものの、ヴァネッサが天空の島に昇り、鷹の神もしくはそれに近い存在になったかのような描写がある。ところが、神殿などに飾られている「西風の鷹」は外見上は「鷲」である。これは中国語の鷹(簡体字:鹰)は、日本語における鷹も鷲も区別せずタカ科全般の鳥を指すので(ちなみに日本語の鷲は大型のタカ科の鳥、日本語の鷹は小型のタカ科の鳥を指すことが多い)、中国語の語感としては同じ鳥だからであろう。
    • 余談だが、英語版では鷹がfalcon(ハヤブサ)と訳されている。中国語の鷹はハヤブサを指すこともあるので字面上は間違いとも言えないが、漫画版の描写や神殿の鳥の彫刻などを見る限り、英語版はどちらかといえば誤訳に近いだろう。
  • キングデシェレト(スカーレットキング)
    • 中国語の「赤王」に対応。Ver3.0の時点で「キングデシェレト」という表記は一切無く、「スカーレットキング」のみであったが、Ver3.1の予告動画でキングデシェレト(スカーレットキング)と表記される。
      Ver3.1以降ではゲーム内でも全ての文章が「キングデシェレト」に変更され統一されているが、ボイス付きのセリフは「キングデシェレト(スカーレットキング)」とルビが付き、「スカーレットキング」と読まれている。
      途中で訳語が変更されたものと思われる。

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