- 用語集1(国名:学校:祖) p13
- 1 二分の一:神と天使
- キャラクター紹介1(レイミアとアンゼリカ)p38
- 2 二分の一:勇者と聖女
- キャラクター紹介2(セロトとアド)p66
- 3 貴族と亜人
- 3.5 夢想学祭
- 4 無能公子と復讐者
- 5 真実と正解
- 用語集2(星幽教団) p144
- 6 三分の一:姉と弟(ではない)
- 7 紫紺の王子と漆黒の騎士
- 人物紹介3 (ドーパとミード) p173
- キーワード集1(神秘特性など) p174
- 8 できそこないの聖女
- キーワード集2 (人種) p188
- 9 三分の一:決意と変容
- 10 遺物と悪夢
- 11 真実の剣と虚構の剣
- 12 鮮血と天使
- 13 邪神と堕天使
- 14 アンゼリカ討伐指令
- 15 選択と裏切り
- 16 聖域の白竜
- 17 月の話
- 18 不可分の一:夜空と月光
- 19 エピローグ
用語集1(国名:学校:祖) p13
- シプトツェルム王国
クリスティアル王立付属学院
『占術王』ヴァレト・イオ・シプトツェルム
- ランク共和国
コンティーニュ神秘学校
『統合英雄』エイクリーズ・アト・コンティーニュ
- ユネクト聖教国
ユネクト聖教神学校
『初代教皇』ルトラ・ウマリ
- 黎明帝国
帝立錬金術学院
『黄金帝』ゾルハイン
- 神血接合体
ローディッシュアカデミー
『竜殺し』テオ・ローディッシュ
- 共同開拓国
諸族連合戦士養成校
『遺物の父』ドーパ・ハウレン
1 二分の一:神と天使
- この章のまとめ
- レイミアは天使の国で勇者セロトを召喚した。
- 天使の国の王女アンゼリカは、叔父と魔人に国を滅ぼされた。
- 勇者は、アンゼリカの声に応え、別の人格「アド」として現れアンゼリカを救った。
- アンゼリカは勇者に義憤を肯定されて、叔父に対する復讐を果たした。
- アドとアンゼリカの物語が始まった。
- 生後三ヶ月
- 引用
角ではなく恐らく祖霊のこと「それ、ついてるやつ。重くないの?」
わずかな時間、少女の表情が凍る。
- 引用
赤子がキーワードっぽい赤子の声が聞こえる
赤子の泣き声で活動を始めるのは、巨大ロボ「イデオン」と同じ特徴
Wikipedia>伝説巨神イデオン
勇者を生み出すベースとなった『落し子』の声に反応している?
主体性を持たず、人の願いに応えて動くのは最近/品森晶作品のメインキャラによくある特徴
- 引用
とまと あき『わたしの勇者様』「それでこそ、私の勇者様です」
MASA 『わたしのゆうしゃさま?』
水無月すう『私の救世主さま』
- アンゼリカの国を滅ぼした魔神は播種派
- 引用
意味のわからない言葉はたいてい呪術戦「赤子がこれだけ夜泣きをしている。今夜は寝不足になりそうだが、醒める夢がなければ目覚まし時計は無意味だろう」
意味の判然としない言葉が重々しく響くと
やはり、落し子についての言及?
とりあえず「お前もう殺す」的な意味であることだけは間違いなさそう
- 引用
ループを起こしている悪夢を先に粉砕された?「馬鹿な、時間を巻き戻せない、安全地帯に戻れないっ」
- 引用
終盤でアンゼリカが唱える言葉「臆するな」
「そして恥じるな」
- 引用
運命の選択「お前、俺を見てどう思う?率直に答えろ。誤魔化しや嘘を口にしたら殺す」
「あなたは」
「私の、神さまです」
『名付け』を要請したのは、アドの方からだった
そしておそらく、ここで誤魔化していたら本当に殺されていた
- 引用
なんの感情?堕天使の羽だ。
それを見た少年はほんのわずか、眩しそうに目を眇めて言った。
- 引用
そして、物語はここから始まるのだ。
キャラクター紹介1(レイミアとアンゼリカ)p38
2 二分の一:勇者と聖女
- この章のまとめ
- 呼びかけたヒロインによって勇者の人格が変わる。
- 星幽教団は勇者一行を水晶王国の学院に向かわせる。目的は勇者が記憶を取り戻すこと。
- 学院に向かう列車が魔人の悪夢に囚われる。
- レイミアがアンゼリカを怪物から庇う
- セロトがレイミアの勇者であると宣言。契約の焼き直し。少年の物語はここから始まる。
- レイミアにとってはここがスタートではない。
- 縦寝台
羽が邪魔な天使族用の寝床。椅子に毛布まいただけ。
- 天使の国は水晶王国の北方の山脈の向こうに位置する
- 学院に向かう理由
- 勇者の記憶を取り戻すため、『全ての知識』が集うとされている地下大図書館を探索する
- 良家の子女と繋がりを持つ
- ※ 星幽教団は、勇者の全てをすでに知っているし、良家の子女の絶滅を目的としている。
- 天使の国では、魔人に穀倉地帯が襲われ、王族でも食料に困窮していた
- 水晶王国、天使の国に総督府を置く
- 水晶王国は大陸東部でもっとも力のある国
- 『キゾク』:貴族、棄族、祈族
- 引用
チェンジは、風俗などで、好みの女性が来なかった場合、別の女性を派遣してもらえるシステムのこと「はいそこでどーん!」
「チェンジ、私の主様にチェンジで!」
ただし、ホストクラブなど一度選んだ相手をチェンジすることが出来ないシステムもある
- 引用
魔獣は、邪神の仔である彼らは各地に封じられた『邪神の仔ら』、通称『魔獣』を復活させて世界各地で破壊活動を行っている
魔獣についての詳細は、『ハニウィ』を参照のこと - 引用
暗黒大陸アフリカ人の叡智が届かず地図にも記されていない暗黒の土地
なお、アフリカか暗黒だったのは、わざわざやって来ていた西欧の人々にとってだけだっであった
Wikipedia>ブラックアフリカ
- 引用
おそらく蓬莱学園あたりを起源とする、図書館ダンジョン学院地下に広がる異界と化した大図書館
ピクシブ百科事典>蓬莱学園
- 引用
レイミアは本心の言葉かどうかをよく気にする「あなたそれ、どっちなんです?」
- 引用
「それ、強がりなのか図太いだけなのかって質問だよね。うーんとねえ」
「アンゼリカちゃんは超強い、が正解かな」
- 引用
レイミアは内面はプライドが高く負けず嫌い。負けを認める? 栄誉ある竜人の聖女レイミアが?
- 無限列車編
- 引用
頭の上の触手をみて言ってる?「蛇女、お前の主を呼んでやれ!」
「へびっ!?
- 引用
ハニーウィッチ・ユーフォリアによると、蛇は下層階級っぽい。聖角族を頂点として翼膜族、剣爪族、長尾族と続く竜人族のヒエラルキー
- 引用
この段階では生贄としてのありかたがメイン犠牲になって死ぬのもいい」
レイミアの表情が凍り付き、打ちのめされたようにくしゃりと歪んだ。
- 引用
アンゼリカを爪を研ぐ怪物から庇ったときのもの少女の腕に引っかき傷
- 引用
複数形?「あなたたちは、何なんですか」
- 引用
そうして、不安定な二人の関係が定まる。
空白の少年にとって物語の始まりはここからだった。
けれど、少女にとっては少し違う
キャラクター紹介2(セロトとアド)p66
3 貴族と亜人
- この章のまとめ
- 差別構造が強い。貴族(無徴人類)が亜人を虐げている。
- 貴族の権力の源は遺物適正。だが、勇者の遺物適正はFランク。
- 生徒会は貴族と亜人の公平を掲げている。
- 学院は何者か悪夢に保護されている。破壊は時空の巻き戻りでなかったことになる。
- ボルクスと黒髪目隠れ奴隷魔人族少女登場シーン
- 魔人に首輪をはめて踏みつけるのは、異常ではない光景だが可哀想だと感じるようだ
- 貴族=無徴=亜人でない正当なる人類
- 大陸全体で無徴人類が上位
- 学院は純血貴族主義
- 国の方針に反して、生徒会は貴族亜人を公平に扱う主義。しかも貴族を処罰する権限がある
- 引用
生徒会長とセロトは似ている。もし血縁なら王族。表情が硬く強ばる。
「あなた、もしかしてお兄さんがこの学院に通っていたりする?」
- この時代の最高の権威である六大学
Wikipedia>東京六大学
- 教頭は肥満体の老人。学長代理。学長は不在。
- 引用
『ハリー・ポッター』における、魔法族の混血差別を思わせるセリフ栄えある純血の一級生徒諸君
つまり、二級生徒には貴族との混血が結構いる
この時点までは、異性の亜人を男子寮に連れ込み自由だったようだし、まあそういうことなのだろう
ちなみに、二級生徒も蓬莱学園ネタ(さらにその元ネタが人種差別と奴隷制など)
Wikipedeia>ハリー・ポッターシリーズの用語一覧
Wikipedia>ワン・ドロップ・ルール
Wikipedia>アフリカ系アメリカ人
- 学園の基準でFランク。即Aランクの生徒を一蹴してレベル低いなーってやるお約束のやつ
- 引用
貴族内部においても、実力主義による激しい上昇圧力が存在し、それによって亜人差別が再生産されてもいる仮に、万が一ではあるが、一級生徒が二級生徒に成績で劣ることがあれば、そのような怠惰な者は容赦なく退学処分とする
男女差別における「ホモソーシャル」に似た社会構造
コトバンク>ホモソーシャル
Wikipedia>ホモソーシャル
- 引用
つまり、亜人は完全に遺物を使えないわけではない亜人の遺物適性は高くても第十等級ほどだと言われています
そして、後にこの例外が多数出てくるのだった
正確には、「亜人は、自分の種族に適正がある(すなわち対応する神由来の)遺物以外は、せいぜい第十等級のものしか使えない」と言うべきなのだろう
- 引用
すべての責任者っぽい自己認識がある。「僕がみんなを正しい未来に導いてあげないと」
- 引用
神秘と関係ない普通の天文現象である地平線に近づいた大きな満月は、夕焼けのような鮮烈な赤に輝いている
国立天文台>質問
- ボルクス少年をアドが虫で矯正しようとしたが、時空が巻き戻されて失敗
- 試しに学生寮を瓦礫にすると、すぐに元に巻き戻った。
- ループ現象は本来なら邪神の仕業。この夢は汚染されてないので魔人族によるものではない。
- 学生寮を瓦礫にした件により、悪夢の主に見つかり、夢に取り込まれる
3.5 夢想学祭
- この章のまとめ
- アンゼリカとレイミアは演劇が好き
- 貴族と亜人の共存は荒唐無稽な夢
- 引用
こういう愚かしい夢は、あまり嫌いじゃない。
- 引用
Wikipedia>トルネードポテトアンゼリカは螺旋状に切った芋の揚げ物を物欲しげに
ピクシブ百科事典>トルネードポテト
- 引用
彼女は意識的に自分の意志を抑えているように思えた。例外はアンゼリカに対抗心を燃やす時くらいだろうか。
- アンゼリカは天使の国にいたときから観劇が趣味
- 舞台はロミオとジュリエットっぽい貴族と亜人の悲恋もの。強引な軌道修正で結婚したついでに差別も解決するハッピーエンド。
- 引用
喜劇すれすれの誤解と行き違いが繰り返され、遂には二人の男女は悲劇的結末を迎えてしまう
- 引用
Wikipedia>ロマンス劇同じ作家の後期のロマンス劇
つらいことが沢山あっても最後には結婚式で大団円っていうの、救いがあるような気がしない?
強引なハッピーエンドとなると、魔術で登場人物が動かされる『テンペスト』あたりを意識している?
劇のモデルは、アンゼリカたちの感想からして、毒のせいで結果的に心中する『ロミオとジュリエット』に、毒を飲んでも後で復活する『シンベリン』を混ぜたものである可能性が最も高い
また、ロマンス劇は、デウス・エクス・マキナ(最後に神が登場して強引にハッピーエンドに持ち込むもの)なので、この劇自体が『いの月』に対するメタ的な言及だったりするのかもしれない
- 引用
"今はまだ" アリュージョニストでも繰り返されたセリフ。セロトが臨むべき学園生活はここにはない。少なくとも、今はまだ。
4 無能公子と復讐者
- この章のまとめ
- セロトとアンゼリカがその強さで学院での人気を獲得する
- 遺物と勇者の構造が似ている
- セロトには神秘を漂白する力がある
- 望ましい呪文は二種類。『命令』と『名付け』。
- 引用
『名付け』とは神秘現象を自分の感性で切り取り、定義し直すこと。
- 引用
いずれは『自分だけの遺物の顔』を見つけることができるだろう
- セロトには神秘を漂白する力がある。遺物は力を失う。
- アンゼリカには遺物で戦う天賦の才がある
5 真実と正解
- この章のまとめ
- セロトが地下10層に到達し、行方不明の学長セイロワーズと出会う
- 学長セイロワーズは教団の融和派。教主含む急進派に裏切られて封印されている。
- 学長セイロワーズから孫娘のミードを頼まれる
- セロトは目的のためなら過程を問わない。生物教師への洗脳とミードへの盗聴を実行した
- 図書館の名称は水晶回廊
- 最も巨大な遺跡を勝ち取った6つの家が王家を興した
. - 第4層から書物の内容が具現化する
- 魔導書にアクセスできるのは貴族だけ
- 貴族には身分証としての首飾りの魔導書が配られる
- 引用
僕の内発的な義憤に任せたいのかな?
- 引用
理由のわからない義憤。現状に対する強烈な忌避感。
穏やかな少年に眠っていたのは、民の善導を望む強い欲求だ。
- 第一学年の終わりに、貴族と亜人は奴隷契約を結ぶ。
- セロトが生物学教師を洗脳して支配する
- セロトと仲良くするアンゼリカを遠くからじっと見るレイミア。
- 『亜人専用』トイレと『亜人専用』座席
- 即10層に到達するセロト。このために生物教師の洗脳が必要だったんですね。
- 巨大な水晶に首から下を封じられた老人セイロワーズ。教団の穏健派。学長。
- 学長セイロワーズは、貴族と亜人の融和を学長の立場を使って主導したが失敗した。
- 生徒会が公平主義なのは、セイロワーズの影響がある
- 教団の教主セルエナは急進派。貴族への復讐を狙っている。
- 千年前は貴族が差別されていた
- 副会長のミードはセイロワーズの孫娘。セイロワーズの娘が妖精の王族との間にもうけた。
- セイロワーズがセロトにミードのことを頼んだ
- セロトが亜人に勉強会をはじめる
- 引用
亜人のみんなには本当はすごい力が眠っているんだ。誰にだって可能性はある。天は人に公正な運命を与えるものだからね
- レイミアが独占欲から構ってほしくて座学ができないフリをする
- アンゼリカ以外の亜人は実技が上手くできない
- 引用
「僕は、結果を急ぎすぎていたのかな」
- セロトがミード先輩に使い魔をつけ様子を探る
用語集2(星幽教団) p144
6 三分の一:姉と弟(ではない)
- この章のまとめ
- ミード先輩は家族愛に飢えていた
- ドーパの人格が現れた
- ミード先輩が姉になった
- アドに翼が生えた。ドーパに尖った耳がある。セロトには角がない
- ミードは両親に『お前は道具だ』と言われた
- ミードは『家族の愛』を祖父セイロワーズに求めている
- ミードが地下迷宮に潜るのは、行方不明になった祖父セイロワーズを見つけるため
- 引用
惰性型どんな絶望的な状況であっても『立ち向かう』の一択しか彼女の思考には浮かばない
- ミード愛用の五等級遺物『苦痛の弓』
- 引用
ミードは惰性のままに突き進むことに疲れてしまった
- 引用
できれば最後に、よく頑張ったねって褒めてもらいたかったな。
- 引用
長身でスマートでクールな眼鏡姿が似合ってて礼儀正しくて自分の苦しみに理解を示してくれて強くて頼もしい白馬の王子様に助けてもらいたかったのに
- 引用
弟子…?「先生に言われてあなたを助けに来ました。私はあの人の弟子。師弟とは親子に似ており、子になぞらえることができる私はあなたの弟と言える」
- 引用
「知らないのに、知ってる。欲しかったぬくもり」
- 引用
自称弟を押し通す少年と、惰性のままにそれを受け入れる姉。
- 引用
「求められて現れた弟。器の許容量はここまで」
- アドに漆黒の翼が生えた
7 紫紺の王子と漆黒の騎士
- この章のまとめ
- 生徒会長メシスはセロトと似た顔をしている。メシスは理由に思い当たるところがある。
- セロトがメシスとレイミアの誇りを巡って決闘する
- セロトは敗北する。敗因はレイミアがセロトを信じれず他の魂に押されて弱体化していたため。
- 生徒会長メシスはセロトと瓜二つ。紫紺の髪や目つきや体格などの違いがある。
- 引用
先祖の大罪人の名前で妄想してたのは、幼少期から前世覚醒気味だった?「あ、ドッくんというのは弟くんの愛称ね。ドーパくんだからドッくん。ドーパくんというのは、私が小さい頃に考えていた『こんな弟くんがいたら一杯可愛がるのになあ』って考えていた架空のきょうだいのことね。ほら見て、設定ノート!!ドッくんはこれをよく読み込んで私の弟くんとしての勉強をすること。お姉ちゃんとの約束です」
- 引用
「そんな、ドっくんがお姉ちゃん以外の女の子と不純異性交遊だなんて」
- 引用
「ぐすん。弟が姉以外と付き合うのは法律違反なのに! 弟くんの犯罪者! 校則違反するなんて不良だよ! 弟くんがこんなに悪い子だなんて、これじゃあお姉ちゃんは心配で夜も眠れず心臓がどっくんどっくんドっくんのことばかり考えて恋のどっきゅんフォーリンラブ、だよぅ! 生徒会長、黙ってないで学院の乱れた風紀をなんとかして!」
「えっ、僕に話振るの!?」
- 引用
顔が変わっても騒ぎにならない理由軽度の認識汚染が誤差を微調整しているのかな
- 引用
対になるセロトのセリフは「5 真実と正解」の章優れた亜人は大切に育成していくべきだ。可能性は万人に存在する。天が人に与えた道は公正だからね
- ドーパは学長との約束『ミードを助けること』を起点にして発生した
- ドーパ状態でも、レイミアのことを気にかける
- 引用
一方的に他者に値札をつけることを、僕は正しいとは思わない
- 引用
「やはり未剪定の枝か。ここまで育ったケースは珍しいけど、こんなものだろうね」
- 引用
一つの器に収まる夢は本来ひとつきりだ
- 引用
強い魂の輝きは弱い魂の輝きを掻き消してしまう
- 引用
苦しみを忌避して考えないようにしていた。
人物紹介3 (ドーパとミード) p173
キーワード集1(神秘特性など) p174
- 悪夢
- 貴族
- 亜人
- 邪神
- 魔人
- 遺物
- 命令
- 名付け
- 忌避
- 惰性
- 歓喜
8 できそこないの聖女
- この章のまとめ
- レイミアは勇者へ忌避感をもっていた
- 『竜人の英雄』はレイミアの本当の願いではないから、セロトは弱体化し消えかけている。
- レイミアは本当の願いを口にすることができない
- レイミアは勇者と同じように、他者の願いに縛られた生き方をしている
- 竜人たちの歴史を知っているのはレイミアただ一人だけ
- 勇者を復活させた星幽教団は亜人の抵抗勢力の一つ
- 引用
演技でなく本当に幸福だったあの復活の日。目覚めた彼の顔を見た瞬間、それまでの全てが救いに変わるような予感がして、レイミアはたとえようもないほど幸福だった。
- アンゼリカは毎日布団に潜り込んでいる
- 勇者の自室の鍵は、従者のアンゼリカとレイミアの二人に渡されている
- 引用
罪悪感とは自傷のための刃に他ならない。
勇者は望まれたように振る舞う。このときの彼もやはり、望まれたとおりに罰を与えようとしていた。
- 引用
アドはアンゼリカの邪悪に対する怒り呼応して現れた勇者だ。故に彼は邪悪を嫌う。
- 引用
「どうしても嫌な感情が消えてくれない。卑しい奴隷なんかに、どうして私がって」
- 引用
アドは祈族だった記憶がある俺たちはゴミ捨て場で生まれてゴミ捨て場で死ぬわけだ
- 遺物は祈族が多種族の神に祈ってる事実を誤魔化すためのギミック
- セロトが最初から亜人でなかったのは、レイミアの渇望のため
- 引用
レイミアは祖霊に願われた通りに動いている「お前、本当にそのままで重くないのか」
「私たち竜人にとっては、当たり前のことです」
「お前には自分がないのか」
「勇者様にそれを言われるとは思いませんでした」
- 引用
アリュージョニストの使い魔の話人は誰しも子供のように気ままには生きられません
キーワード集2 (人種) p188
- 祈族
- 魔人
- 貴族
- 天人
- 矮人
- 妖精
- 竜人
- 魚人
- 天使
9 三分の一:決意と変容
- この章のまとめ
- ミードは後輩思いの立派な先輩
- セイロワーズは千年前から生きるリッチ
- アドはセイロワーズの千年前を見知っているので、本物の千年前の勇者
- アドは自分以外の人格と願いを尊重し他人に押しつぶさせることはしないと宣言した
- ミードは姉堕ちを恥としながらも、必要とあらば自分を犠牲にドーパを呼び出すことを躊躇わない
- 引用
目が開いてないから、異常を異常だと認識できてない
- 引用
『祝福の末妹姫』と呼ばれたのは私のひとつ上の姉様だった
ハニーウィッチ・ユーフォリアの主人公の一人であるメリッサのこと。半月ほど年上。
- 末っ子は祝福されるという伝承と混血という生まれから、ミードは末っ子ではない『余り姫』だと兄姉に嫌われいてた
- 引用
アドという少年は疑り深い心根でありながら、理性よりも感情を重んじる
- 妖精国は6大国に分割統治されている
- ミードの婚約者は生徒会長のメシス
- アドは前世で学長セイロワーズと顔見知りだった
- 学長セイロワーズは、千年前はセルエナの弟子気取りの子供だった
- 学長セイロワーズは、千年もののリッチ
- 学長セイロワーズとミードに血縁はない。養子と教え子は子供。
- 学長セイロワーズを裏切って水晶に閉じ込めた幹部の名はレイヴン
- 引用
教団や六大国との歴史戦に勝てればの話だが
- 引用
「『誰が本物か』などという勝負に勝手に乗せるなよ。俺は唯一絶対の個我として既にここにある。頂点であることにゆらぎはない。だが、他の誰かが仮にも俺の中に生まれた性質をどうこうしようというのが気に食わん」
- 引用
「有象無象の俺たちがあと二人いるから何だ。二十だ二百だと増えてもその最上位に君臨するのは変わらず俺だ。可能性を勝手に狭めるな。解釈で貶めるな。矮小化をやめろ」
- 引用
だがその怒りが同調を呼ぶのであれば話は別だ。
周囲が怒りに賛同したとき、その感情は多くのばあい義憤と呼ばれる。
- 引用
意思の達成と願いの成就。『歓喜』を渇望する心の否定は俺という神への冒涜だ
- 引用
セルエナはおそらくあの真っ白な少年を利用して何かを企んでいるぞ
- 引用
「少し見直した。あなた、優しい人ね」
「甘えを押し付けるな。他人を自分にとって都合の良い存在に貶める下劣な欲望の発露。その怠惰な卑しさが相手に『優しい』と告げる連中の本質だ。他人を従わせたいなら力を示せ。言葉で訴えろ。相手の内発性に期待するだらしのない雌豚が」
「優しいって褒めてこんなにボロクソに言われることってある?」
- 複数ある核を同時に撃ち抜く能力のあるドーパを召喚するために、ミードが自ら姉堕ちする
10 遺物と悪夢
- この章のまとめ
- ミードは『遺物の父』ドーパの姉の子孫。自身の境遇の原因となるドーパを憎んでいた。
- アドが神秘研究部部長に就任し、世界征服を宣言する
- 世界征服の準備として、アドとアンゼリカの遺物を得るため真夜中の図書館の探索を始めた
- 地下図書館は真夜中になると、『遺物の父』ドーパが封印した亜人の神々の悪夢の世界が開く
- 邪神の眷属が展開する悪夢は、『遺物の父』ドーパが封印した亜人の神々の悪夢を物質化したもの
- 学園祭の夢と学院の巻き戻り現象は、未覚醒の妖精神系統の赤子神によるもの。じきに覚醒するので対処する必要がある。
- ミードが呼び出したドーパは、六偉人の一人『遺物の父』ドーパと同名
- 体調不良の建前で休んでいたレイミアが生徒会長の護衛のカームと話し込んでいた
- 神秘研究部部室は普通に入ると空き部屋になる。学長セイロワーズの術によるもの。
- アドが神秘研究部部長に就任。ミードは副部長に
- 学長派あらため絶対神派
- 生徒会長メシスは内部受験に集中するため、任期は今期限り
- 生徒会長になり生徒を洗脳し王国の制度を変える。最終的には絶対神アドの下に平等な世界を作るというロードマップ
- ミードは学長セイロワーズの頭部をいつも鞄にいれて持ち運んでいる
- 『弟』の存在が当然であるように認識汚染されつつあるミード
- 『遺物の父』ドーパの姉(ミードの先祖)は、弟との子供を堕胎されている
- 『遺物の父』ドーパの姉(ミードの先祖)は、純血の妖精と結婚させられた。
- 妖精たちにとって混血は禁忌
- ハニーウィッチ・ユーフォリアによると、近親相姦は妖精にとってあたりまえであり禁忌ではないそう
- 妖精は女の股からではなく木の股から生まれる。『誓いの両翼』の生誕の祈りが『魂の果実』として結実する。
- 引用
「赤ちゃんの、声」
どこか遠くから、泣き声が聞こえるような気がした。
鈍い頭痛に額を押さえる。ここ最近、繰り返し疼痛の波に悩まされていた。
「私達の」
- 引用
この境遇で、小さい頃に考えていた理想の弟くん設定ノートで、ドーパの名前を使ったのは何なんだろうか?何度も逃げたいと思った。ドーパを憎みさえした。
幼少期から前世覚醒していた?
- 神秘研究部は学長によって図書館探索の特権を与えられている
- 学長セイロワーズの首は懐中電灯になる
- 引用
地下一層をしばらく歩き、辿り着いたのは水晶に包まれた小さな空間だった。
遠くから赤子の泣き声が響く。
- 真夜中になると『裏の閉架書庫』が開く。封印された亜人の神々の悪夢の世界。『遺物の父』ドーパに封印されたまま悪夢を見ては具現化している。
- 亜人の神々の悪夢は、邪神とその眷属によって物質化され侵略に利用されている。
- 『星幽教団』は神々の悪夢から世界の均衡を守るための組織だったが、本義を忘れている
- 学院を覆う大きな赤子の神がいる
- 3.5 夢想学祭 の夢を見ている
- 育ちきった悪夢はときおり赤子の形になる
- 妖精神系統の悪夢
- この赤子が邪魔で他校の神秘研究部への『回廊』を繋げない
- 神秘研究部は悪夢=赤子の神々をあやすのが役目
- 月光祭の時期には、赤子の神々が騒ぎ出す
- 水晶回廊の邪神候補
- 剣洗いの妖精、アスト
- 鳥の王、ウクレトル
- 形無き蜘蛛、フィシ・リ・フィシ
- 墓掘りの痩せ犬、バドバラム
- 忌まわしき蠕虫、ング=メド
- 聖域の白竜、ヒムセプト
- 学院を覆う大きな赤子の神
- 学院を覆う大きな赤子の神はじきに覚醒する。邪神の眷属に利用される前に対処する必要がある