各話メモ/第5章(5-12 万獣祭・開幕~)

Last-modified: 2023-12-30 (土) 00:42:50

5-12 万獣祭・開幕

  • この私、機械女王トリシューラは新しき神シナモリアキラの名において宣誓するよ!
    ついに完全に信仰対象となったアキラくん
  • ガロアンディアンの五族戦乱時代からの伝統に則り、
    五つの種族は、かつての竜王国における五大騎士団に対応?
    五大騎士団の五将軍、(暴風の五王?)は「4-33 ガロアンディアンの真竜王」で顔見せしている
    「祝祭前夜3『黒蟲騎士団』」でも、話題に出てきているし、アルト・イヴニル(現在『天主』と呼ばれる)も再生者による五大騎士団を従えているらしい
  • 「へえ。そいつは例の『智神の盾』の典礼総監様ってやつかい」
    コトバンク>典礼
  • 暗殺。呪術世界におけるそれは、なにも生命を絶つことだけを指すのではない。
  • 機械女王トリシューラは『ガロアンディアン女王としての生命』を狙われている。
    「トリシューラ暗殺」とは、実際の殺害ではなく何らかの【炎上】やスキャンダルである可能性がある
  • 『空使い』選定レースに参加し、参加者に紛れて女王暗殺を狙う有名動画配信者、『王殺し』の企みを阻止する。
    • そのためには、まず予選レースで上位入賞しなければならない。
  • 異次元の箒レースに参加しちゃおう! 
    こういう場合、大抵「異次元」は「とてもすごい」「異様な」という意味の形容詞に過ぎない
    だが、今回はおそらく文字通り「異次元を経由する」という要素も含意しているものと思われる
  • 「ごきげんよう、ユ」
    ユディーアと言いかけた
    姉様第一のニアにとっては、メイファーラの裏切り行為とかたぶん良い意味でどうでも良い
  • ファッション:セリアック・ニア

    編み上げビスチェ合わせの白ブラウスと黒スカート、足先の尖った編み上げブーツという装い

  • レースアップのファッションミームを重ねることで神話的な抗呪力を高めつつ胴体と脚部の装甲強化を両立している合理的な服装と言えた。
    ゼオーティアでは、流行ファッションには呪術攻撃に対する耐性を強める働きがある
  • あっちの二人乗りの箒はなんか魔改造したマジックミサイルっぽいし
    たぶん「4-63 女王の器」登場のアヴロノと桃髪ポニーテールの女子二人組
    次の話で名前が判明
  • 『浄化によって生じる推進力を利用した飛行用の乗り物』である『機甲箒』、すなわちフライトビークル
    TRPGナイトウィザードのガンナーズブルームなど、箒の名を冠されたオカルト兵器は結構あったりする
    ピクシブ百科事典>緋室灯

5-13 テキストベース・サーキット

  • 『無目的』のミブリナ・ゾラ・クロウサーだ
  • 英雄譚の中で飛翔せよ。これこそが『歌速』のレギュレーションである。
  • そのレースでは音速を突破してはならない。『音が取れていない』場合は『門』のワープスピードに乗れないからだ。
  • そのレースでは物語に記されなくてはならない。『筆が乗っていない』のであれば吹き荒れる作風を受けて飛ぶことができないからだ。
  • そこは詩歌と物語の文脈によって加速し、音と意味を上手く掴んだ者が最速となる空。
  • 挑戦者たちが揃いも揃って因果を歪め、空間を渡り、速度の厳密な測定を拒み、時間さえあやふやにしようと画策した
    呪術戦というか最近/品森晶作品では良くあることというか、基本の戦術である
  • 「驕れる弟子を諫めるのも師の役目。雲霞を渡り、雷光を跨ぐ真の言理飛翔をお前は知るでしょう。覚悟なさい、私の可愛いリーナ」
    ミブリナの愛称もリーナだった
    三章に続いて、またもリーナ対決である
    ミブリナ≒ミブレル?(ゆらぎの神話百科事典>ミブレル
  • 分かたれた大地と古き空を知る大賢者が挑んだ。
    • 「これがあの明藍の成れの果てか。哀れなアルカェよ、引導を渡してやろう」
      散らばった大地の時代
      セリフからしてキャカール十二賢者のひとり?
      ゆらぎの神話百科事典>アルカェ
  • ミブリナはその生を終え、長き眠りの中で血脈が繋ぐ夢を見ながらずっと待ち続けた。
    • 悠久の時の中で彼女の意識は青い融血に呑み込まれていこうとしていた。
      ミブリナは、死後も融血呪の中で意識を保ち続けていた
  • 「ダウザール。血脈の主導権を渡せ」
    ダウザールは、パーンと争っていた時代の家長
    主導権を握っていた
  • 混沌とした意識流(クロウサー)の中で身を起こし、
    全てのクロウサー一族の魂が『血脈』の融血呪の中にある?
    それとも有力なものの魂だけ?
  • 『空使い』という称号が本来であれば何を意味していたのかさえ理解できていないのだ。
  • 『あの位置』に辿り着いた『空使い』は、長いクロウサーの歴史の中でもたった二人。
    始祖とミブリナだけ?
    ダウザール≠クロウサー始祖
  • リーナが私たちを超えた瞬間、その先の未来を待ち焦がれる。
  • ミブリナでもなく、ダウザールでもなく、名前さえ忘却された始まりですらなく。
  • 真のクロウサーがこの現象世界に降臨する。その時は近い。
    真のクロウサーとは?
    飛来神群としての完成形なのだろうか?
  • 会場に響くのは二人ぶんの声。ユディーアは目を細めてその姿を見上げた。
  • 資料にあった写実絵画と同じ顔だ。
    黒百合宮時代に接触が無かった?
    単に成長後顔を合わせるのが初めてなだけ?
  • このルールでは『文章媒体で表現されるレース』を行うことが強制されます。
    • 地の文と台詞に支配された『語られたもの』がレース展開を左右する究極の呪文的レース。
  • ていうかこれ第三世界槍の書架世界じゃん!
    『アリス・イン・カレイドスピア』の舞台である世界槍
    「アポテオーズ『シナモリアキラはここにいる』」にて、『書物』に姿を変えたと報じられた
  • 「第三の賢天主アリス・ファラゾーラ・クロウサーはゾラの分家ですからね。発想の基礎は同じものなんでしょう」
    アリスにクロウサー性がつくのはここが初
  • 俺のカレルヘイン
    カレルヘインは、『アリス・イン・カレイドスピア』の登場人物ダイモスやフォボスの実家
    『アリス・イン・カレイドスピア/ベンデュラム』三話では「帝国の工場」「妖精鍛冶」と記述されている
    要するに、トヨタとかホンダのようなメーカー名/ブランド名なのだろう
  • 牽牛種(アステリオス)の『牛飼い』オーテス選手
    魔将アインノーラと同じ種族
  • 「ここで『神鳥狩り』ジュティア選手と『童貞殺し』ミナ選手が搭乗する巨大マジックミサイルが加速! かつての九英雄パーティ『潤い広場』二番隊隊長と副隊長という実力派探索者ですが、レースでも熟練のコンビネーションを遺憾なく発揮! 周囲からの妨害をまるで寄せ付けません!! 妖精王の双騎士、未だ健在だー!!」
    おそらく「4-63 女王の器」登場のアヴロノと桃髪ポニーテールの女子二人組
  • ユディーアは予選に参加している買収済みの有力選手への呪力供給に集中していた。
    • ジュティア、ミナ、クロウ、オーテス。
    • 既に銀貨は渡してある。あとはユディーアがどこまで展開を支配できるかが勝負所。
    • もちろん、レースの結果を左右するのは速度ではない。
    • 策謀だ。

5-14 オルゴーの飛翔の呪文

  • ユディーアも亡き幼馴染への弔いというそれっぽい過去を匂わせつつ仇への憎悪を燃やして加速する。
    さらりと流されているが、ガチな真実の過去である
    それを、勝負の道具として零落させる本人の心境とは・・・
  • それは空飛ぶキノコ。フライングマッシュルームなどと呼ばれる幻想の菌糸だ。
    トランスによる飛行つながりで、マジックマッシュルーム?
    おそらく、被差別階級であるキノコ人の力
    Wikipedia>マジックマッシュルーム
  • 「んー、なんかキモいの! キノコとか生えてて、虫がキノコと箒にくっついてる感じ! うわっ、動いてる生きてるなんかこっち見てるゾワゾワする~!」
  • 生物や植物を使役する『使い魔』を利用した共生的な箒の改造を行っている者はロードデンドロン以外にも存在する
    虫は「祝祭前夜3~4」で登場した黒蟲騎士団?
    このレース自体が特定種族やその固有呪術の宣伝になっている?
  • 夜の民さながらの黒マントで全身を隠した典型的な『ダークホース戦略』
    コトバンク>ダークホース
  • スポンサーは『シェイドラン』
    シェイドランは、ラズリさんが働いている企業

    「こんばんはー、出前迅速、シェイドランデリバリーです!」(「4-2 風の吹く丘」)

  • 頬のダイヤシールが朱色を纏って夢を描く
    朱は夢の色号
  • 当然だ。あの『オルゴーの滅びの呪文』はオリジナル。
  • ユディーアが良く知る『竜導師』の祭服。
  • それも創世竜の神託を受ける者だけが身に着けることを許された巫女服だった。
    三章「幕間 『松明の騎士』」に登場した巫女クィ

5-15 未来回想、それは破綻した青写真

  • 天竜境界の干渉に晒されない安全地帯
    初出の概念
    第五階層の天井方向にある結界?
  • 『かつてあったことは、これからもあり、かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつ無い』
    コヘレトの言葉、またも繰り返し
  • 『なんという空しさ、なんという空しさ、すべては空しい』
    こちらもコヘレトの言葉(一章二節)
  • 片側だけ長い前髪の奥に隠れた右目が銀色に輝く
    ガドールは、かつて獅子王の王国において『銀』の称号を持っていた
  • 「僕たちは虚ろうもの。この貌の名は矮人(ミゼット)のネス。よろしくね」
    初出
    ネッシーのネス湖から?
    Wikipedia>ネッシー
  • 四つ首の痛覚神経が、忌避の王が蘇り
    『忌避』は、『祈る神の名を知らず、願う心の形も見えず、それでも月は夜空に昇る。』に出てくる人類の性質の一つ
    四つ首はクロウサー家と大地を支えた四獣の合成?
    痛覚神経はズタークスタークの秘術の大本であるクロウサーのこと?
  • 虹と茨と奈落が王国を包囲するであろう!
    ライラ、スーリウム、最後は消去法でノゴルオゴルオ?
  • 翼持つ稲妻が、星と闇の巨人が、輝く妖蝶が、世界に融けた己を呼び起こす
    飛来神群
    クロウサー、ディスケイム、リーヴァリオン
  • 菌糸と共に竜頭の虫が群れを成す
    キノコ人と『黒蟲騎士団』?
  • 『連帯』の使者が欺瞞を吟じ、六人のならず者が欲望のままに暗躍する。
    ユガーシャ?アズーリア?ゼド
  • 月よりの使者が音叉を揺らす
    テッシトゥーラは、音系の呪術による第五階層住民全員への攻撃を準備している

ーアララトの頂
ノアの大洪水の後、最初に現れた陸地はアララト山だったという
Wikipedia>アララト山

  • 死せる貴婦人の振る舞いからは、どうしようもなく香りを楽しむ形の良い鼻が連想されてしまう
    クレアノーズ?
    ノーズ(nose)=鼻

5-16 古びた真珠

  • お腹と首筋、親指の付け根あたりを強めにマッサージしつつ
    ツボ押しによるリラックス?
  • 四家威力派のマスコット『ケラゴーくん』
  • ユディーアのハンカチに刺繍された『ナサッキー』
    それぞれ、威力竜オルゴー、守護竜クルエクローキのマスコット

5-17 ペラティアの末裔

  • 白星都市(クロウジャナス)
    クロウジャナスは、『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』(好評連載中/並行連載が多すぎるため次期更新未定)の舞台
    『地下』の地底都市である
  • 東北の僻地で
    ゼオーティアは槍で貫かれた二層の世界なので、東西南北が固定されている
  • 意思の才能がどこにもない。選べない可能性は存在しないのと同じだ。
  • 「アンタさ。シナモリアキラに興味ある?」
  • 迷う余地のない正解で、条件反射の嫌悪感。
    • あまりにも自明過ぎて当人もびっくりするくらいの真実が口から出た。
    • 「いやそれは全然ないけど」
  • 何があっても己を信じ、愛し、肯定し続けられる本物の怪物でない限り。
  • 心に罪を抱いた者はやがてホラーに成り果てる。
  • 太陽炉の供儀
    こちらも『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』参照のこと
  • 戦乙女の求婚
    メイファーラの先祖、初代ユディーアのこと?
  • 隻心のセレアフィレア
    『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』に登場し、そちらでは無事に至高天主になれている
  • 十字槍軍の侵略を退ける
    『地上』の呼称
    初出?
    十字軍は、中東では邪悪な侵略戦争だが、ジョージ・W・ブッシュ大統領がイラク戦争で「正義の戦争」と言う意味で使ったりと東西で評価が分かれる傾向もある
    コトバンク>十字軍
    Wikipedia>第十次十字軍
  • 呪術の秘奥が四つも使えれば
    • 母に仕込まれた一子相伝の奥義。『髪』のよくわかる軍勢講座。ディスペータお姉さまのリーグス神話解釈。『脳』からの贈り物。
      『化身』『軍勢』『呪文』そして『浄界』?
  • 気のせいか、世界が少し大きく見える。
    • マルガリータの背までちょっと伸びているような気がした。
      真相はもちろん逆で、メイファーラが呪いで若返って(幼くなって)縮んでいるのである

5-18 緑の求婚

  • 『あれは銃などではない』と理解していた当人とユディーア
    銃嫌いの竜クルエクローキの巫女であるユディーアは、銃の真贋を判別できる
  • 目的として掲げたのは『樹木神に祝福された楽園』を生み出す聖婚の儀式。
    • それが意味するのは、ガロアンディアンや『上』の内部にティリビナ人の『王国』を成立させることだ。制度的な意味で国家として承認されるかどうかはこのさい問題ではない。
  • 「薔薇の銃弾で君の心を撃ち抜く」

5-19 踏み付けられた死

  • パーソナリティに紐づいている十一枚はそうそう手放せるものではないが、基本呪術やその延長線上にある十九枚はいつでも切ることができる『手札』だ。
  • 往来で全裸排泄行為をしようとして拘束された迷惑系動画配信者『シナモリアキラ・オリジン十二人衆』に
    第一章一話のアキラくんを再現しようとするシナモリアキラ原理主義者
  • 『青い地底湖』『赤い壁画』『黒い底なし沼』。海と霊廟と大地、死と霊と穀物、ゼオート神話の原型となったもっと古い信仰、整合しない民話の寄せ集め。
    ゆらぎの神話百科事典>アレ
  • エルフェンバインの塔。それはあるはずのない記憶。
    エルフェンバインの塔は、『はてしない物語』に出てくる建築物
    『はてしない物語』の舞台である想像の世界ファンタージエンでは、語られる物語がそのまま過去の歴史となる
    今回もそういった話であることの示唆であるものと思われる
    また、エルフェンバイン=象牙だったりもするので、マンモスの話つながりで出てきたイメージだったりするのかも

ピクシブ百科事典>象牙の塔

  • 槍で沼を貫こうとする愚神のようなこと
    つまり、混沌に秩序をもたらすこと
    整合性がある世界観で物語ること
    そして、性交/聖婚の暗喩でもある
    Wikipedia>国産み
  • 罪を遡り続ければ、やがて先住権の問題に行き着く
    Wikipedia(英語版)>先住民の権利
    現在は征服者に苦しめられている民族も、それ以前に別の民族を征服したり滅ぼすことで繁栄してきた歴史を持っていたりするということ
  • 金髪黒肌の英雄たちがもたらしたティシムガンドの繁栄は、大きく穏やかなカシュタクル人を根絶やしにすることで完成を見た
    金髪黒肌は、守護の九槍の第七位ヴィティスの特徴
  • 特権者の論理は雲上人の浄界と良く似ているわ
    個人の世界観を具現化する『浄界』には、主にとって不要なものは存在しない
  • 氷の槍を手にした時? 目障りな獣どもに身の程をわきまえさせた時?
  • これは違う。あたしじゃない。ユディーアよりもずっと古い記憶だ
    ユディーアの血に眠っていた、アルト王の記憶の復活?
  • 今、この時までに醸成されてきた『何か』はもはやただの悪徳などではない。
    • 形のないものが、名付けられないものが、目に見えない百億にも及ぶ炎が
      第5章タイトル「そして夜が明けたあと、百億の怒り」
  • 白い指先が竜の鱗をすり抜けて、藍色の輝きを掬っていく
    藍は記憶の色号
  • 「私の名はクレナリーザ。死と再生の神ハザーリャの巫女、そしてヒュールサスの女王が代々受け継ぐ『沼の祭司』を示す記号」
    「死人の森の断章8-3 過去から過去へ、劇から劇へ」に登場
  • 名を『三十枚銀貨』。
  • 特にアストラル界が男槍(ファルス)でマテリアル界が冥道(ケイブ)っていうのが気が利いてる。あの愚か者を虚仮にしている感じが素敵
    精神と肉体の対
    女性のケイブとして定義されたマテリアル界が、男性的なファルスのアストラル界に優越するの意?
    愚か者は、たぶんハグレス(もしくはアルセス??)
  • ユディーアがゲッセマネの園に辿り着くのか、キニスが無縁墓地(ポッターズフィールド)に辿り着くのか。
    Wikipedia>ゲッセマネ
    Wikipedia>ポッターズフィールド
    キニスが無縁墓地に埋葬されるとは、由緒ある「ユディーア」の名を受け継ぐことが出来ず、子どもの精神状態/魂のまま死ぬことを指している?

5-20 転生都市と冥府システム

  • 純粋価値(マクガフィン)
    マクガフィンについては「2-16 鏡(ミラージュ)」あたりを参照のこと
  •  古い言語支配者たちが猫科として創造した古代の魔獣はリーグシル神話体系では聖獣とされているが、その実態は対竜族用の兵器でしかない。
    ゆらぎの神話百科事典>リーグス神話
  • 浮遊眼球(アブロニクロ)
    の使い魔[[八万の眼球アブロニクレス>]]の同族?
  • 霧と靄の中から天を衝くような塔が現れた
    地下アイドル迷宮を支配するキュトスの姉妹ラプンシエルは、塔の魔女である
  • 空使い選定レースはもともと天国であるエクリーオベレッカに祈りを捧げる葬送式典と密接な繋がりがあったのです
    葬送式典とは、三章で行われた慰霊祭のこと
  • 昇天を目指す儀式は、物理的には奈落へと下るレースとなるわけです
    下降が上昇となった四章・学園編の文脈

ミェスは、キロンが利用していた聖人(神)ミエスリヴァ
ポーリエについては、魔将アケルグリュスも参照のこと
カズキスは四章で既出
アルラウネ?は、プリエステラのアルラウネ断章と関係があると思われる。
おそらくティリビナの始祖に近い人物なのだろう

また、「5-19踏みつけられた死」においても、髑髏の貴婦人が彼女について語っている

アルラウネがレルプレアとスーリウム、ウェズロウに託した輝かしく美しい世界に暗く醜いものは存在を許されなかった。ねえ、樹皮の肌ではない『人らしい美貌』とはいったいどういう皮肉だと思う?

  • ティリビナ人の神話には詳しくないが、レルプレア以外の神々やそれに類する存在への言及は珍しい。エストからも聞いたことが無いし、ロードデンドロンの召喚術はどこか異質だ。
  • 邪視によって発動した高位呪術『アエルガ=ミクニーの葡萄(ラスティミアス)』が原因不明の死をもたらしていた。
    葡萄剣ラスティミアスは、アエルガ=ミクニーの心の臓を貫いたとされる剣。

5-21 『転活体験アプリ・ウィズメモリーbeta』①

  • (クドラカーンやツァルヴリスにこんなこと言ったらまた軽蔑されるんだろうな)
  • 『状況は流動的ということだ、ユディーア。ノゴルオゴルオは私が殺した。奴の切り札、ジャンザビオン最強の深淵十一闘将や洞穴貯蔵庫の呪鉱七血統は全て私の養分だ』
    ゆらぎの神話百科事典>ジャンザビオン
  • 『蛙の腰かけ』
    菌輪の異名

5-22 『転活体験アプリ・ウィズメモリーbeta』②

  • 察するに、リモートで体感できる観光用アプリという感じだろうか。
    観光宣伝用のゲームアプリは、リアルでもわりとあったりする
    「宇治市~宇治茶と源氏物語のまち~」や「言な絶えそね-行田創生RPG 」などが、このWikiの推薦図書/ゲームの項目でも紹介されている
    『杖』技術による遠隔地の憑依体感も、玉城絵美教授やオリィ研究所などが研究中の実在する技術だったりする
    知財図鑑>BodySharing(ボディシェアリング)
    Body Sharing Robot "NIN_NIN" | 分身ロボット
  • 仲間たちから地上の医療にも精通した精霊医師を確保できたという報告がありました。
    イルス
    「確保」の顛末や「仲間たち」については「幕間『正しい未来の選び方』」を参照のこと
  • 「友愛も家族愛も、私たちが共有できる価値観です。私たちなら最後には同胞を優先する。あなたはどうですか。血か、絆か。どちらを選びますか」
  • 「同じ父親を持つ、血のつながった存在。ペラティアとノーグの血。だからこその『竜母』だと、とっくに気付いていたのでしょう?」
  • ディスペータお姉さまの『法の誓約』は生きている
    三章、「0-6 『第九魔将』」参照のこと
  • いくらなんでもシャルミー・リトはないよねー。教科書の例文とか書類の記入例でしか見たことないよー
    日本で言うところの「山田太郎」的な名前のようだ
    Wikipedia>山田太郎
    ちなみに、欧米におけるアリスも似たような位置づけにある名前だったりする
    Wikipedia>アリス
  • 『目玉』が刻印された銀貨
    目玉は、「メイファーラ」のアバター

5-23 舞台裏の死角①

  • 『全能者は自分が持ち上げられない石の創造が可能か否か』という呪文使いの難問
    Wikipedia>全能の逆説
  • あるいは、『自分は死者を蘇生できない』と強調する意図があったのか。
    • だとすれば、その理由はいったいどこにある?
  • 誰もカーインの過去を遡ることなどできない。あの日、私が全てを奪ったのだから
  • っていうかさ、スーリウムが相手ならそれこそいい機会じゃんか。全部教えてやればいいよ。ニセモノって言うならむしろ
  • 「カーインの真実を知る者は限られてる。それでも、隠されているからといって無かったことにはならないよ。暗がりを遠ざけてもそれはあるんだ。君が本来ならハー」

5-24 舞台裏の死角②

  • 大人になったら立派な顕花族になるのが少年の夢だった。
    かつて男性同性愛者は蔑称的に『隠花植物』と呼ばれていたが、雑誌『薔薇族』の刊行によって『薔薇』と呼称が変化した
    つまり隠花族が顕花族になるのはアリュージョニスト的に余裕で”アリ”な変化である(それが良い事かどうかは別)
  • 幼馴染の少女は『あちしらには立派な傘頭巾があるだろバカ』と言って彼を叱りつけた。
    『虫飼い』
  • 功利主義と動物の権利を秤にかけてみせる欺瞞(パフォーマンス)
    ピーター・シンガーなどの功利主義者は、「動物が生まれながらに人間と同等の権利を持つ」ことを否定しがちであるという話
    ただし、「動物の権利」の概念を世に広めたのも、また功利主義者たちでもある
    (功利主義者の語る「動物の権利」は、「動物にも道徳的地位がある」程度の意味であることも多い)

功利主義者も、動物の道徳的地位を否定はしないし、最大幸福や平等な配慮といった功利主義の原則に、動物も含める
ただし、動物には人間と同様の(殺されない)権利を認めず、苦しめないならば殺害や食肉にすることを否定しなかったりもする

ただ、当人たちにとっては、欺瞞というより論理的一貫性や世界観の帰結であって、秤にかけるというような意識は無いことが多いようだ

と言うより、功利主義者は、トロッコ問題のように「みんなのための少数の犠牲」を肯定する論者である
彼らにとって権利は絶対不可侵なものではない
天秤にかけ、相対的に軽量ならば人間でさえ、「必要な犠牲」として切り捨てることを許容するというのも、また彼らの論理であり、世界観である
権利というものが人間の概念であり、それを守るのもまた人間である以上、人間をある程度特別視し、重みづけするのは、彼らにとって論理的には不整合ではないのかもしれない

とは言え、「必要な犠牲」のその必要性にこそ強くこだわり、動物園や毛皮の利用など、「不必要な犠牲」を厳しく批判するのも、また功利主義者たちではあるのだが

ちなみに、このペットショップのケースでは、単に呪文BGMが檻の代わりに使われているだけであって、特にそういった議論とは関係ないと思われる。
十分な食事を与えられてくつろいでいるペットたちは、おそらくこの状態で満足してるし、いきなり「野生に帰され」ても困ることだろう

それは、体裁よく手駒として利用している罪悪感から、エリカさんにペットと重ねられている(あるいは実際に彼女のペット=使い魔である)『掃除屋』くんにしても、同じことなのではあるが……
コトバンク>功利主義
Wikipedia>功利主義
Wikipedia>動物の権利

  • 冥河船
    おそらく三途の川の渡し船のような機能を持つ乗り物
    Wikipedia>三途川
  • 主人が『分解者』と呼ぶ隠花族の役割は、聖花都の正しき末裔たる顕花族の邪魔にならぬよう死の穢れを清め、大地に恵みをもたらすこと。
    コトバンク>分解者
  • ティリビナ人は火蜂を嫌うという先入観がある。
  • 扱いが難しく修道騎士の使い魔というイメージが付いているこの昆虫は何かと便利だ。
    五章「5-1 枯れ木激して死灰に至り、苗木人立ちて雲路を砕く」などでうろついていた火蜂の正体
  • 幻想舞茸(フライングマッシュルーム)の菌糸が円環の門を構築し、『飛躍(ワープ)』によって時空を歪曲
    スターフォックスシリーズなどには、くぐるとワープするリングがある
    スターフォックス643D攻略Wiki
  • いっそこのまま子実体を隠匿して寄生箒の状態で突っ込んで滅茶苦茶にしてしまおうか。
  • 緑天主が単独で実力を示すという目的のためには『掃除屋』の存在は邪魔だ。
  • それに顕花族は隠花族とペアで登録なんて不名誉を許容しないだろう。
  • それでも未登録参加者の協力という不正を行ってまで賭けに出た主人たちの努力を無駄にはできなかった。
    レースのからくり
  • 決起を促した隠花族、コケ人とシダ人を合わせて百ばかりの手勢に過ぎませんが
  • トラロス同胞団
    『創世のアリュージョニスト』では、『トラロス望郷団』だった
  • 今の世の中じゃあ『少数の弱者』ってことに意味があんだ
    マイノリティの政治利用

Wikipedia>社会的少数者
Wikipedia>アイデンティティ政治
リベラルアーツガイド>アイデンティティ・ポリティクスとはなにか

  • それから冬の魔女だ。あの女に姉ちゃんの足を奪った代償を支払わせないことには収まらねえだ
    「2-13 メクセトの神滅具」の話だが、実際には逃亡のための自切だった。
    まあ、そもそもコルセスカが追い詰めなければ足を切る必要もなかったので、恨む筋合い自体はある
  • 問題は『白き穀霊(レストロオセ)』の奴がどう動くかだ
    • あの娘っこ、ジャッフハリムに預けてた間に随分と懐柔されちまってたんでねえか? 表名(おもてな)はともかく、裏名(うらな)まで捧げろとは言いつけてねえんだがな
      イェレイドのみならず、レストロオセもノゴルオゴルオたちディスケイムの作品のようだ
      しかし、彼女は独自の意思を持っている模様
      「白き穀霊」が何か秘密がある裏名なのだろうか?

コトバンク>穀霊

「同じく七血統、バライト。呪石化による自己拡散と存在浸透が完了しました」
改良用土「パーライト」の使い方や効果

「七血統ガレナ。死んでます。じっとしてます。僕は生きていません」
ガレナの意味と効果

「七血統オケナイト、ゴーストモードで待機中だぴょーん」
オケナイトとは

「同じくダイアスポア、ゴーレム隊全て問題ありません」
ダイナスポアとはどんな宝石?

「パイロープ、いつでも燃え上がれますわ。血主様への恋情のように」
なんぼや>パイロープガーネット

「アメトリン、グロートニオン結晶経由でのアストラル攻撃を継続して続行中。やはりセージめの防壁が手強く依然として成果は芳しくありません」
アメトリンとは

  • おらは半分死んでんだぞ。
  • 死滅も転生も確定してねえ、運命が分岐したままの『おらたつ』は再生者も同然。スーリウムの奴には見えねえはずだ。

5-25 舞台裏の死角③

  • シナモリアキラなら無料。
    オンラインゲーム『Warframe』の宣伝キャッチコピー「ニンジャなら無料」が元ネタ?
    ニコニコ大百科>Warframe
    以下、ゲームの宣伝によくあるキャッチコピー
  • 上空の飛行船から一斉に飛び降りた無数の人影が雨あられと都市に降ってくる。
    バトルロワイアル系ゲームにおける、戦闘フィールドへのエントリー方法
    Wikipedia>PUBG
  • 「プレミアムの奴隷が!」
  • 「無課金の寄生虫め!」
    シナモリアキラ宗教論争からの課金VS無課金論争
  • シナモリアキラになって豪遊
    豪遊もソーシャルゲームの広告によく出てくるワード
    まあ、プーハニアによるとプロ・シナモリアキラには一応給料自体は出るらしい(「4-38 オルヴァ王と十二人のシナモリアキラ5」)
  • 危険エリアに留まり続けるとダメージを受けるので
    バトルロワイアル系ゲームや小説『バトル・ロワイアル』などにある設定
    二次創作リレー小説企画であるバトルロワイアル・パロディともなると、このルールを利用することで最強クラスのキャラを殺すことさえも可能となる
  • およそ二巡節前
    一年前
  • 「必死だな『塗壁』。ところで『双頭』とはあまりにそのままな二つ名だが、実は他にもまじないに関わる秘密があったりするのか? 教えてくれよ、転生者」
  • 「えへへ。迎えに来てくれたんだぁ、私の王子様(マイダーリン)

5-26 舞台裏の死角④

  • エリカとノゴルオゴルオの呪文戦開始
    ラップバトルや和歌における返歌など、相手の言葉に応じる言葉遊びの文化は、世界のあちこちに存在する
  • 刈り取られるは鎌持つ暦か
    ガドールの持つ生死と収穫の暦
  • 広がりゆく北東原野(ファガンノン)
    ゆらぎの神話百科事典>ファガノン平野
    『アリス・イン・カレイドスピア』にも出てきた平野
    過去の戦火により危険地帯となっており、主人公たちが慈善活動で訪れている。
  • 「極北より来たれ死の地霊(ゴグマゴグ)。我が片首の名において命ず。十一座の担い手、『猛き防衛者(エザグン)』よ。呼び声に従い地の摂理を示せ」
    ゴグマゴクは、「5-15 未来回想、それは破綻した青写真 」におけるオルヴァの預言にもあったワード
    ゆらぎの神話百科事典>エザグン
  • だからこそ、相手を浮かせることを狙った動きであることが多い。
    格闘ゲームにおける基本的な戦術
  • ガザニウムとアデニウム

みんなの趣味の園芸>ガザニア
みんなの趣味の園芸>アデニウム

  • 白亜の回廊
    プリエステラは、最初【白百合宮】にいた(三章「0-3 『砂漠の花』」参照のこと)
  • 伝承花(エルスール)
    華道における古典的・伝統的なスタイルにあたるもの

3分でわかる嵯峨御流
ゆらぎの神話百科事典>エルスール目

  • 緑天主レルプレア
    [レルプレアが「緑天主」だという確定情報は、ここが初出
  • レルプレアに寄り添う樹皮肌の旧世代も、スーリウムを崇める純顕花の新世代も
    形態の差は、信仰先の違いだった
  • 遠きアイドルマキア
    「4-57 裸の自分、服を着た誰か」でファウナが語っていた古代の戦い
  • かつて黄金を纏った女神。その意思を継ぐ巫女。
    レルプレアも黄金アイドルだった

5-27 舞台裏の死角⑤

  • 外の世界で多くを学び、ティリビナ人の現状を変えていこうと兄妹で誓い合った幼い日から彼女は前進することだけに専念してきた。どこかの時点で振り返り、兄の状況に気付けていたらこんなことにはならなかったのだろうか。
    「幕間『正しい未来の選び方』」で明かされたイルスの妹アイシャに続き、二組目のすれ違う兄妹
  • 女王(ヘレネ)には泣かれるかもしれない。(ネペンテス)には皮肉を言われるだろう。騎士(ダルヤル)は何も言わずに己の役目をこなしてくれるはずだ。
    そして、(ロディ)はきっと、いつものように。
    漢字の称号はチェスのコマに対応している。

みんなの趣味の園芸>ヘレニウム
Wikipedia>ヘレネー
Wikipedia>ネペンテス・アッテンボロギ
ダルヤル?は「5-22 『転活体験アプリ・ウィズメモリーbeta』②」で登場済み。

  • 隠花族との戦いの中で磨き上げられてきたティリビナ武術の三大門派。
    つまり顕花賊と隠花族は、ずっと内戦を続けてきている
  • 連接武器の延長線上にある杖鞭(ストックウィップ)やグリップハンドルや先端部分の重しなど細かく部位が分かれている革編鞭(ブルウィップ)
    Wikipedia>鞭
  • 初動は側面打ち(サイドフリック)
    音ゲー風のサイバーカラテのフリック入力と鞭の打撃のflickのダブルミーニング
    weblio英和辞典>flick
  • 威力器官(オルゴーオルガノン)爆心地(グラウンドゼロ)
    オルガン=内臓
    weblio英和辞典>organ
  • 舞曲『碧き故郷(ブルーフォレスト)』。
    ブルーフォレスト=青森県。
    ノゴルオゴルオの方言が、東北弁を元にしたものであることのつながりだと思われる
  • 黒肌の聖母
    黒檀の民と関係があるのだろうか?
  • 『宣言し、代入し、参照する。ね、簡単でしょ? 私がやるのはおこがましいかもだけど』
    【レイシズム変数】?
    ヘレナ=「祝祭前夜2『今、ここにある断絶』」に出てきたマリナ?
  • 「これこそはロードデンドロン様に与えられし秘文字の力」
  • 天なる神威(ヌミノーゼ)を光すなわち色として記述するゾラの秘術。
    アリスの【失明稲妻】も、同様の秘術である。
    Wikipedia>ヌミノーゼ
  • 名を朱雪華(しゅせっか)の魔女
    「幕間『正しい未来の選び方』」で、サリアが回収したコルセスカのバッドエンドルート
  • 「それはもう、『覚えた』」
    コピーや見切りを得意とする能力者の典型的な決めゼリフ
  • 星天主(デルゴ)
    デルゴは白の彩域の天主
  • ありふれた超越者の駒、価値にしてせいぜい三点(ビショップ)
    チェスの駒の強さは点数で表すことが出来る
    Wikipedia>駒 (チェス)
  • 「貴方は、藍の天主セレクティフィレクティと同じ位階の存在ですね」
    品森晶/最近先生が絶賛連載中のネット連載小説『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』では、幻アとは平行世界なのかセレアフィレア・ディスケイム?なる結合双生児がセレクティフィレクティに代わって『藍』の天主をやっている。
    どうやら、そのような特殊な双子でなければ『藍』の天主にはなれないようだ。
  • 鋼鉄と幻想が満ちる世界ヨンドヴァナラウンド。鉄願の極地ユーラメリコン。転生王の統べる約束の地アメイジア。言葉持たぬ獣どもの楽土レムリオン。あるいはパノティオン。
    • そして、ロディニオ。
      世界一方向仮説で出てくる各「時代」の世界の名称
      ロディニオ?は二章「3-7 言理の妖精語りて曰く」にも出てきている滅亡した旧世界
      そしておそらくその名残りがあるのが第五世界槍・廃棄世界根ルイン=ロディニオである
  • 「『動物想(ファウナ)』の黄金を継承した再生者の宝剣。手に入れるのを手伝ってやってもいい。スーリウムにでねえ。おめえさん個人との協力関係ってわけだな」
  • 弱く虐げられた者が、常に善良であるという信念は誤りだ。
    • 炎に焼かれた顕花族がそうであるように。
      槍神教の虐殺の話
  • 『王殺し』と接触したミスルトーが黒薔薇ごと殺されたから、きっと警戒しているんでしょうね
    黒薔薇とミスルトー?は「5-8 トリシューラ暗殺計画」で出てくる
  • 哀れなミスルトー。蜂に刺されて死んだ、とある流れの切っ掛けとなった駒。
    • ロケットパンチ殺人事件。
      「5-1 枯れ木激して死灰に至り、苗木人立ちて雲路を砕く」での事件
  • 心を焦がすは恋の呪い。
  • やがて燃え尽きて死灰に至る、滅びゆく者の表情だった。
    ↑の話のエピソードタイトル
  • 小駒(ビショップ)でしかない。大駒(クイーン)
    大小は戦力によるチェスの駒の区別
  • 使い魔は一心不乱に草を掘り返し、人型のような根を地上に放り出した。途端、耳を劈くような絶叫が周囲に放射され、犬は即座に絶命する。
    伝説の植物としてのマンドラゴラを抜く方法
    ピクシブ百科事典>マンドラゴラ
  • アルラウネの時間樹は過去現在未来の秘密をティリビナ人に示す秘宝である。
  • 無尽蔵に湧き出る犬の使い魔は既に隠されていた観測時間樹の多くを潰していた。 
  • そこは『うろ』の中に広がる異世界だった。
    • 『精霊の近道』と呼ばれる亜大陸の民が使う隠れ家である。
  • 滴り落ちた液体がテーブルと椅子を溶解させ、苦痛を押し殺そうとする呻き声が響く。
    隠花族で出来た人間家具
  • 退屈な音楽は暇つぶしにもならない
    キノコ人の祝祭で蕩尽されたヘリオトロープの断末魔に対応
  • スーリウムにとっての新たな切り札。断章の覚醒者たち。
    • その中でも数少ない、第二段階の覚醒に至る可能性がある『ティリビナの巫女』の予備候補。
  • 花の麗人の涙は呪いに等しい。
    • 共鳴と同期。この血の結束ゆえにティリビナ人は決して異種族に屈することはない。
    • 全てのティリビナ人は、最も古い断章を有するスーリウムの賛同者だ。
  • 切り株の根に見えていた部分は天から逆さまに生えた森となり
  • 逆さまの森。それこそがスーリウムが望んだ新世界。
    第五階層の現状
  • 「だが足りない。二界始祖の掌握は未だ不完全だ。『動物想(ファウナ)』を欠いたままでは祭壇に大いなる母を招くには不足。麗しき九祖の真価が発揮できない」
  • 「では、やはりパーンを捕獲しなければなりませんか」
  • 兄上と共に第四(テュフォン)の嵐界で手に入れたはずの世界獣の因子が必要だ。
    • そうでなくては九柱もの世界獣と契約した完全なる『動物想(ファウナ)』の継承者、藍天主(セレクティ)には対抗できない
      第四世界槍は、「5-0 エレクトラには向いてない」でキニスの父が訪れた場所
  • もうひとつはかつてヒュールサスに存在した『隠されたはじまり以前の一族』の末裔たちが黄金の神具(グラント)と共に
    ダアルノートは神具グラントだった
  • 空使い、すなわち明藍の天主を定める『彩域の試し』
    『彩域の試し』も『アリス・イン・カレイドスピア/ペンデュラム』に出てくる単語
    主人公が受けさせられる試練らしい
    空使いが明藍の天主の別名だというのは、ここが初出の情報
  • 紀樹世界(ロディニオ)紀獣世界(パンゲオン)
  • 二つの物語を繋ぎ、完全なる世界の更新と共に『花の人類(アヴロノ)』を歌う祝祭
    ゆらぎの神話百科事典>人類
    ゆらぎの神話百科事典>【獣人類】
  • 「始めようか。『アルラウネ断章』を継ぎし我が十八の同胞たちよ!」

    「魔将や英雄どもと同等の戦力。もしそんなもんがスーリウムの下に十人以上いたら」

    単純な概算と戦力比較。子供でもわかる算数が導き出す結論はひとつ。

    「第五階層は終わりだ」

オルヴァが予言した十九の魔将?にも対応している

5-28 誘拐婚①:メートリアン

  • タイトル:Wikipedia>誘拐婚
    誘拐婚は、『SPY×FAMILY』のアニメの予告からツイッターの話題となっていた
  • てめえの上司は誰だっけ?
  • 「ティシムガンド大司教のご子息、ヴィティス特任司教サマだねえ。ついでに俺はそのヴィティス様直属の親衛隊、リビュエー隊の一員アキレギア様だ。こいつは傑作」
  • そのままじゃ何も言えない死者の名誉を回復し、どれだけ強い闘士だったのかをその身で証明してやれ
    死者の代弁
  • 占い師たちの予言

    「『家』への反逆。『父』への復讐。『尊厳』の回復。誘拐婚を繰り返すこと三度。赦しなき流血の果て、天と地は裏返る」
    「三本の燃え木は灰に。広がる炎は国土を焼き尽くす」
    「神の審判は三つ。支配か、勝利か、美姫か」
    「競争が始まる。戦争が始まる。夢想が終わる」
    「うろの女神が、幻想の人類種を覆い隠す」

  • 「ヘレネ。『アルラウネ断章』が教えてくれた、私の本当の在り方」
  • 団子菊(ヘレニウム)

5-29 余白と名前

  • 誰も使わないが、食用竜花(アマランサス)のダエモデク・イヴニルという名もある。
    ダエモデクは、自分を食べさせて他者を強化回復させる能力の持ち主だったが……
  • ラープ人?
    ラープ人
    「5-7 夢界の兇手」に出てきたライラの配下で火工術師『自称』赤爵のレンディが、ラープ人
  • 『心に秘めた情熱的な恋情』の炎
    「5-26 舞台裏の死角④」で『塗壁』(ノゴルオゴルオ)が用いたものと同タイプの呪術
  • 生体文具(インスタントベビー)
  • 時折、口をついて出てくる「カプゥ」という鳴き声は口癖だろうか
    ピクシブ百科事典>ホモォ
    ラズリさんの場合は、カップリングを求めている