海崎県/上和泉

Last-modified: 2023-08-01 (火) 17:26:42

★西塚市・松葉市・藤谷市・泉北市・碇町・南佐和泉町・瀬原町・遠野町・砂間町・山澄町・豊洋村

1.西塚市を中心とする地域。

  • 正直無理のある区分だと思う。遠野町や藤谷市の旧梶平町なんて下和泉の方がつながりが深いのに。
    • 和泉郡を穂積丘陵の北にあるか南にあるかで分けたのだろうが、それにしても違和感がある。
  • 藤谷や豊洋村に至ってはほぼ平永県といって差し支えないレベル。
    • 都市圏は西塚都市圏ではなく平永の芦池都市圏に含まれる。
       

2.西塚の臨海工業地帯の印象が強いが、内陸部はのどかな農村。

  • 瀬原町の国分寺や藤谷市の古い街並みなど、歴史を感じる場所も多い。
    • この2か所は、県内小学校の社会科見学の定番コース。
       

3.市町村合併はそこそこ進展したが、現在でも小規模な市町村が多く残っている。

西塚市

1.県第3の人口を誇る都市。

  • 第4の都市である米山の方が大きな街に感じる。
    • 実際人口なら西塚だが、都市としての規模は明らかに米山が上手。
    • 臨海型工業都市として発展したため、港のある臨海部と郊外のバイパス沿いが栄えている。その一方で陽南街道沿いの旧市街地は市の人口に比して小規模である。。
    • 都市の規模というか、中心部の規模では米山優勢。ただ、市全体の栄え方や活気という点では、新興工業都市の西塚が上回る。
      • 新幹線駅でもある西塚駅はさびれた旧市街地のさらにはずれの方にあり、下車しても駅前にはコンビニ・小規模な飲食店・塾があるくらい。本当に14万都市の代表駅か?
      • が、西塚駅前再開発事業に伴い、2000年代以降ビジネスホテルやスーパーが開業し、2009年にはショッピングセンターのプレヴィ西塚が駅前に誕生。ようやく駅前が活気づいてきたかも。
         

2.市内に本社を置く山橋メタルテックの企業城下町。

  • 国内有数の鉄鋼メーカー。町工場から臨海工業団地に大規模な工場を建てるまでに成長した。市民の誇り。
    • 市内にはほかにも多くの企業の工場があるが、山橋はそれらを差し置いて市の「顔」となっている。
  • 昔は、西塚高校→海崎大学→山橋就職(文系なら営業・事務、理系なら技術・開発)、西塚工業高校→山橋就職(工場勤務)というルートが市内における就職の定石だった。
    • 西塚高専経由のルートも。
      • そもそも西塚高専自体、山橋をはじめとする市内の工場で働くエンジニアを育成する目的で設置されたという見方もある。
    • 社会人野球の山橋テクノロジーBCは結構な強豪。
       

3.最近は工場で働く外国人労働者が増え、街を歩いていても外国語を聞く機会が増えた。

  • 一部の標識や看板には外国語が表記されている。市が配布しているゴミの分別のガイドラインに至ってはなんと10言語対応。
  • 総人口に占める在留外国人の割合は県庁所在地の海崎市を差し置いて県内一。
  • 最近はコンビニ居抜きのエスニックレストランも増えた。
     

4.西塚駅は陽南新幹線が開通した時に建て替えられたが、以来約半世紀大きな改修をしていない。

  • 正直かなり古びているので新しくしてほしい。曲がりなりにも県第3の都市の看板となる駅があれでは残念だろう。
    • 2019年、ついに建て替えの計画が発表。
    • 在来線の駅舎も2階に集約し、橋上駅となる予定。駅前再開発事業と合わせ、西塚駅周辺は大きく様変わりすることになる。
  • 新幹線ホームにある売店は新幹線開通当初から営業している。
    • 店自体は戦前に駅舎内で開業した老舗。新幹線開業時に支店のような形で新幹線ホームにも進出し、その後駅舎内の店は国鉄の売店が入ることになり撤収、最終的に現在の店舗だけが残ったらしい。
      • 市中心部にある酒屋が運営しているため、酒類のラインナップが妙に豊富(もちろん駅弁や普通の飲み物も売っている)。個人経営の新幹線ホーム売店は珍しいので、頑張ってほしい。
         

5.実は海崎都市圏に含まれている。

  • 1995年国勢調査までは独立した西塚都市圏の中心都市であった。やはり海崎市の力には抗えなかったか。
     
     

松葉市

1.西塚と並ぶ臨海工業地帯であり、また海崎市のベッドタウンでもある。

  • 1970年の人口は現在の約半分の約4万人だったが、半世紀で倍増。現在も増え続けている。
    • 市の南部は大半が住宅地。もちろんそこに住む人の多くは海崎市に通勤する人とその家族。
  • 臨海部の工業地帯は、西塚とほとんど一体化している。
    • 紛れもない松葉市内なのに「西塚工場」や「西塚事業所」を見かけることもしばしば。
      • 海崎のベッドタウン兼工業都市という、いかにも人口が増えそうな土地だ。
         

2.「松葉」という市名への愛着が強い。色々なものの名前に「松」を付ける。

  • 松が多く生えている場所を意味する「松場」に由来するが、今は全くそんな様子はない。
    • 松葉駅前と市役所には申し訳程度に松の木が一本ずつ植えられているが…。
  • 市章も松の葉をかたどったもの。
  • 毎年10月に開かれている小中学生対象のイベントは「松っ子フェスタ」。
  • 最近はネタ切れしてきたのか「パイン」や「パインツリー」などの横文字に走り始めた。
    • 市民体育館の名前は「パインツリーアリーナ」。なお、市民には全く根付いていない模様。
       

3.松葉駅には特急が止まったり止まらなかったりする。

  • 昔は全便止まっていたが、利用者が少なかったため減便された。
     

4.松葉湖が釣り人に人気。

  • 汽水湖なので多様な魚が住んでいる。
  • 地味に県内で最も大きい自然湖である。
    • また、県内唯一の潟湖(ラグーン)でもある。
    • 松葉高校と西塚工業高校のボート部は、ここと松葉川を練習場所にして活動している。
  • 一時期水質がだいぶ悪かったが、ここ20年ほどの水質改善運動によって結構綺麗になった。
  • 湖畔には市営キャンプ場がある。公営だからなのかかなり安い。設備はそこそこ。
     

5.海崎教育大学がある。

  • わりと辺鄙な場所にあるが、その分敷地面積は広大。
    • 辺鄙な場所なので、学生は車や原付で移動しがち。
  • 設立時に海崎大学の附属幼稚園、及び海崎市と羽野市にある附属小・中学校を引き継いだ。そのため、大学と附属校のある自治体が違うという状況になっている。
     
     

藤谷市

1.「谷」と名乗っている割に、山に囲まれているわけではない。

  • むしろ平地である。
     

2.陽南街道の宿場町であり、また水運が盛んで古くから交易地として栄えた。

  • 市中心部には往時の面影を残す古い蔵や長屋が残っている。
  • 1990年代に入ってから、市役所がこの古い街並みを観光資源にしようと色々頑張っている。
    • 2000年から進めてきた中心部の電線地中化は2016年に完了。非常にすっきりした街並みになった。
      • 合わせて歩道も味気ないアスファルトから石畳風に変更。どんどん風情が増している。
      • 観光地化を始めたころは市民から「無駄遣いだ」と言われていたが、人が来てお金を落としてくれるようになったことで文句を言う人は減った。
    • 条例により、中心部に建物を造るにあたっては高さ制限がかかっており、4階建て以上の建物を作ることは出来ない。また、外壁や看板の色なども一部地域で制限されている。
      • 中心部にある中央小学校の校舎も、2011年に建て替える際にそれに適合させた。
         

3.編入した梶平町は、本来なら砂間町とくっつく予定だった。

  • 住民投票で僅差で藤谷市へ。だが市役所まで結構遠い。改めて利便性を考えると砂間町と合併した方が良かったのかもしれない。
     

4.ほぼ平永県である。

  • 平永県の芦池市を中心とする芦池都市圏に含まれている。買い物に行くときも西塚に近い地域を除いて芦池を目指すことが多い。
     
     

泉北市

1.2003年、時田町・大瓜町・蘇川村の対等合併により誕生。名前の由来は「和」。

  • 単純な名前だなぁと思われそうだが、他の最終案が「いずみ市」と「大蘇田市」だったことを考えると、まだマシかもしれない。
    • 当初は南佐和泉町と瀬原町も巻き込む予定だったが、拒絶されてしまったため3町村の合併に。
      • そしてハブられる碇町。
  • 市役所は当初は旧大瓜町役場を利用していたが、市北東部などに住む人の利便性が悪いことから、市の中央部に新築することが決定。現在工事中。
    • 田んぼの中に突如4階建ての建物が現れるのはビビる。というか、この規模の市の市役所に4階も必要なのだろうか。
       

2.和泉向陽高校は南佐和泉町ではなく泉北市にある。

  • 時田高校と和泉高校の統合でできた。
     

3.旧蘇川村で毎年2月に行われる裸祭りは海崎有数の奇祭。

  • 集落ごとに、神輿を担いだ男たちが極寒の蘇川を掛け声を上げながら練り歩く。
    • 最近は若者不足で、元々祭に参加しなかった集落から人を借りてくることも増えたらしい。
  • 神輿は大抵シンプルなデザインだが、大橋集落のものは漆塗りや金箔を使うなど非常に豪華絢爛。
    • 他の地区の人曰く、大橋集落は昔はその名の通り大きな橋を蘇川に架けられるほどお金があったらしく、結果神輿も豪華になったという。
       
       

碇町

1.町名のアクセントは「かり」ではなく平板の「いかり」である。

  • どう呼ぶかで地元の人かそうでないかを見分けることが可能。
     

2.怒り町ではない。

  • 「碇」の由来は「岡村」と「新村」の合成地名。わざわざ1文字にした理由は?
    • 「二つの旧村が力を合わせて協力し、一つの町を作ってほしい」という意味が込められているらしい。
       

3.最近は西塚に通勤する人向けの住宅地が作られており、一部地域では人口が増加しているらしい。

  • ただ、他の地域(純農村地帯)の人口減少が進んでいるので全体としては減少傾向。
     
     

遠野町

1.下和泉との方が結びつきが強い。

  • 鉄道も下和泉の穂積・賀茂江と繋がっている。
     

2.「町」ではあるものの、一応上和泉地域東部の中心都市である。

  • 人口も2.6万人ほどおり、地域内の町では最も多い。
    • ほづみ急行(旧・国鉄穂積線)遠野駅で下車すると、案外大きな街が広がっていて驚く。
       

3.IT企業のiGNソフトウェアの本社がある。

  • ただし、あくまで「登記上の」本社。メインオフィスは海崎市の電鉄海崎駅前にある。
    • なぜこんな田舎の遠野にIT企業?と思いそうだが、実は創業者の2人はどちらも遠野出身。開京の大学を卒業後地元に戻り、賀茂江の会社で働きながらiGNを立ち上げ、本社を遠野駅前の貸店舗に置いた。
  • その縁もあって、町のホームぺージの保守管理はiGNが担当している。また、町立小中学校のプログラミングの授業にも携わっている。
     
     

南佐和泉町

1.2020年現在、県内で唯一旧国名を冠する市町村。

  • 他県の「和泉町」(町制施行時の1957年には3つもあった)と区別するため。
     

2.一応郡名を冠しているが、そこまで大きな町ではない。

3.いずみフラワーパークがある。

  • 元々は地元の地主がやっていた植物園だったが、規模の拡大と所有者の高齢化により、1989年町に経営を委譲することに。新たな観光資源を手に入れた町は、フラワーパークを前面に押し出した観光政策を展開。
    • だがフラワーパークの整備・広報に予算を割き過ぎたため、町の財政は一気に悪化。一時は財政健全化団体となったほど。
      • 現在は民間企業からの出資で何とかやっていけているようである。
  • 人気の観光スポットではあるのだが、アクセスはあまり良くない。マイカー必須。
    • 地方の観光地は大体そうでは…
  • 県内小学校の遠足の行先の定番でもある。
     

4.昔は海崎電鉄和泉線が通っており、中心部には終着駅の南佐和泉駅があった。

  • 1985年に廃線となり、線路の跡地には遊歩道やサイクリングロードが整備されている。
     

5.横に広い「V」のような形をしている。

  • 町役場はVの「角」のあたりにある。
     
     

瀬原町

1.県の中でも影の薄い町。

  • 地味。
    • 人口もそこまで多くないし、これといった観光地や特徴的な産業もない。どこにでもあるような農村という印象。
    • 強いて言えばブロッコリーの生産量は県内でも有数らしいが、栽培自体は近隣の松葉市や南佐和泉町でも盛んだしなぁ…
       

2. 1.のように言われがちだが、未佐来国分寺という県民ならだれもが名前を知っている史跡がある。

  • しかし、「未佐来国分寺はどこにある?」と県民に尋ねると案外答えられない
    • 大体「国分寺…?あー、上和泉の方だよね…」というリアクションをされる。
    • 名前だけ知られているのは、県内各地の小学校の社会科見学コースとして設定されているため。
      • 特に上和泉の小学校では「国分寺」→「藤谷の街並み」or「西塚の工場」がよくあるコース。
  • 建立された当時はそれはそれは大きな寺だったそうだが、現在跡地にあるのは復元された一部の建物のみ。
    • 跡地の隣には資料館がある。
       
       

砂間町

1.町名は「高砂」と「本間」の合成。

  • なぜか一文字目からとって「高本町」にはしなかった。
    • もし梶平町との合併が実現していたら、前例に則って「平間町」のようになったのだろうか。
       

2.前述の通り、梶平町と合併する予定だったが、結局梶平は藤谷とくっつくことに。

  • 山澄町との合併も検討された。しかしこれまたお流れに。
     

3.さつまいもの生産が盛ん。

  • 県内のスーパーや農協の直売所では、秋になると砂間産のさつまいもをよく目にする。
    • 町のキャラクターもさつまいもをイメージしたもの。
       
       

山澄町

1.上和泉では珍しく、山に囲まれた自治体。

  • 面積は広いものの平地が少ないため、人口は約1万人とやや少なめ。
     

2.柑橘類の栽培が盛ん。山の斜面で栽培されており、冬から春にかけては山が葉の緑と柚子などの黄で鮮やかに染まる。

  • 町内の工場でそれらを使用したジャムやジュースが製造されている。町内の直売所の他、通販でも購入可。
     

3.町名は「山住」に由来。「住」を同じ読みの佳字である「澄」に変えた。

  • 「やまずみ」ではなく、濁らずに「やますみ」と読む。
     
     

豊洋村

1.現在、上和泉唯一の村。

 

2.いかにも海沿いにありそうな名前をしている。「ほうよう」と読む。

  • たくさんの集落が集まって成立したため村名でもめてしまい、結局「豊かな海に面している」という意味からこの名前に…。
     

3.海崎県の市町村の中で役場が最も北にある。

  • 平永県の亀脇市に非常に近い。買い物も西塚ではなく亀脇に行くことが多く、また高校も亀脇市内の学校が進学の選択肢として普通に挙がる。
    • 実は海崎市よりも平永市の方が近い。
      • だが、一応陽南第二の都市である海崎と、人口30万人弱の平永では店の数や品ぞろえがかなり違う。なので出かけるのはやっぱり海崎になる。
  • わりと真剣に平永県への編入が議論されたことがあったが、結局海崎県に残ることを選んだ。まあ、仮に編入されると平永県の形が妙にいびつになってしまうし…。
     

4.主要産業は漁業と農業。

 

5.豊洋駅前にニュータウンの「ゆたか野地区」があり、村役場や小中学校、スーパーマーケット、銀行などが集約されている。

  • 「コンパクトシティ」ならぬ「コンパクトビレッジ」が売り。
  • 本来は隣の西塚市への通勤者向けに造成されたものだが、平永市まで陽南本線で通う人もいるらしい。