竜馬が行く~伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン 最終話

Last-modified: 2013-05-31 (金) 22:07:28

竜馬が行く~伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン
最終話
竜馬はついにショックガーン城にたどり着いた
「ミチルちゃん!キャルト!どこだ!!」
竜馬は叫んで走っていると王の間に辿りついた
「ここは…一体…」
突然
「「竜馬君!!」」
竜馬は声がした方を向くとキャルトとミチルちゃんがオリの中にいた
「キャルト!ミチルちゃん!今助けてやるからな!!」
竜馬はオリに近付いた
「だめ!来ちゃダメ!!」
「えっ?」
ズドォ!
地面が爆発した。竜馬は間一髪の所で避けた
「くっ!」
「来てしまったか…」
「もうここまで来てしまったからにはあと戻りは出来なくてよ…」
「俺達フィギュア魔人をここまでコケにするなんて許さないベア!」
空からフィギュア三魔人がおりてきた
「貴様ら…」
「ふっふっふ…また会ったなベア…」
「お前は………」
「ふっふっふ…」
「誰だっけ?」
レジンは倒れた
「貴様!俺を忘れたんか!お前の小学校を襲った…」
「あ!!お前か!つか直ったのか?」
「お前にリベンジするために直ったベア…しかもあの時以上にパワーアップしてな!」
「何だと?」
「お前は本当に馬鹿な奴だ!せっかく命だけは助けてやったものを!」
竜馬は拳を握る
「へっ!笑わせんじゃねえ!あの時の俺と思ったら大間違いだぜ!」
「しかしアナタは一人…どうやって私達を倒そうと…」
「今から証拠を見せてやる!」
竜馬は上空へ飛んだ
「チェェェンジ!ドラゴン!」
竜馬はゲッターに変身した
三魔人は構えた
「デカール、レジン、あやつに私達の力を見せ付けるのだ!」
「俺にはもう怖いものなってねえ!!」
(しんのすけ達やバーダック、いや皆が大切なものを教えてくれたから!!)
「ダァブル!トマホーク!!」
竜馬は三魔人に突撃した
「甘い!」
ブオン!
デカールはバリアを展開した
しかし
バリ!
バリアが跡形もなく割れた
「なっ…」
「もう昔の俺じゃねえ!」
ドゴッ!!
竜馬は指人形を殴った
「ギャア!」
「ガハッ」
「デカール!クソォォ!これでも喰らうベア!」
レジンはあのグミを飛ばしてきた
ベチャ…
グミは竜馬にへばりついた
「ハッハッハ!!これで貴様もおしまいベ…ベア?」
「はああああ!!」
バン!
竜馬はへばり着いたグミを強引に破裂させた
「なんだとベア?」
「ダブルトマホォォク!ブゥゥメラン!」
竜馬はトマホークを投げた
バキッ
トマホークはレジンに直撃
「グハッ…」
レジンはその場で膝を着いた
「くっ…これ以上やらせん!!」
ブリスターはまた瞬間移動をした
竜馬はあの時と同じカンが鋭くなっていた
「そこだぁ!!」
バキッ
竜馬はブリスターを捕らえ、地面に殴りつけた
「がぁぁぁ!!」
「もうあの時の俺じゃねえぞ!覚悟しやがれ!」
キャルトとミチルは竜馬の闘いぶりを見てびっくりしていた
「凄いキャル…あのときは全く手も足も出なかったのに…」
「竜馬君…なんか急に男らしくなったね。あなたのおかげね!」
「いや…ちがいます…竜馬君はここに来るまで成長したんです。能力的に、精神的に…」
キャルト達は竜馬を信じて見守った
「おのれ…許さんぞ!」
ブリスターは両手を組む
「喰らえ!バニシングキャノン!!」
バシュン!
「あの技か!」
竜馬は空を飛んで避けた
「喰らえ!!」
竜馬はトマホークをブン投げた
「つ…!」
ブリスターは瞬間移動で避けた
ブリスターは竜馬を見て
「ふっ…ふはははは…面白い…さすがここまで来ただけのことはある…」
竜馬はブリスターが笑っているのに疑問を感じた
「な…なにが可笑しい!!?」
三魔人は集結した
「よかろう!そこまで死にたいのなら本気を出してやる!!」
「私達を本気にさせたらどうなるか…」
「今度こそお前の負けベア!」
ゴゴゴゴゴゴ!!
三魔人達に何か黒い霧みたいなものが集まってくる
「なっ…なんだ!!!?」
「思いしるがいい!これが…」
「私達の…」
「真のパワーベア!!」
「なんだと!!!?」
ドゴッ
竜馬はいきなり腹部を殴られた!
「ガハッ…」
レジンをだった!
すでにリーチのある腕は竜馬の腹部に到達していた
デカールは空を飛ぶ
「喰らいなさい!!」
デカールはあのシールを取り出した
シュバババ!!
シールを一度に無数に拡散させてきた
「くっ……」
竜馬は上空に退避するが
「シールにホーミング機能があるのを忘れたの?」
無数のシールは竜馬を追ってきた
「この数じゃ…対処できね…」
シールは竜馬に張り付いた
「死になさい!!!」
デカールは手を握るとシールが光だした
ブァァ!
ズワオオオ!!
シールは大爆発し、他のシールも誘爆した
キャルト達は叫んだ
「竜馬君!!!!」
「竜馬!!!」
「おほほほ…真の力をみたかしら!」
しかし
「うおりゃ!!!」
爆炎の中から何かデカールに向けて飛び出してきた
「俺はまだやられてねえ!!!」
デカールは指人形を前に出し
「バリア!!!」
デカールはバリアを展開した
しかも今までのバリアより格段に大きかった!!
竜馬はバリアに突っ込んだ
しかし
バリバリバリ!!
「ぐわぁぁぁぁ!!」
竜馬はバリアに吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた
「があ!」
「ふん…調子に乗らなくてよ!」
竜馬は凄まじい攻撃の前にどんどん疲労していった
「こんどは私の番だ!」
ブリスターが空中に飛び、両腕を広げた
「エキストラフィニッシュバード!!!」
ブリスターが身につけていた鎧が分散し竜馬に向ける突っ込んだ
「鎧達よ!あやつに攻撃するのだ!!」
バシュ!
バシュ!
分散した鎧達は竜馬を取り囲み、光線を放ってきた
「な…なんだこれは?」
竜馬は空へ退避したが鎧達も竜馬を追尾してきた
「ハッハッハ!その鎧から逃げられん!覚悟しろ!一斉攻撃!」
ブリスターがそう叫ぶと鎧達は竜馬に向けて光線を放ってきた
「うわぁぁ!!!」
竜馬は吹き飛ばされてステンドグラスに激突!
バリィ!!
ステンドグラスが無残に割れ、竜馬は地面に叩き付けられた
「はあ…はあ…はあ…」
変身が解け、元に戻ってしまった
キャルト達は茫然とした
「竜馬…君…」
「竜馬…死んじゃ…」
竜馬はもうボロボロだった…
立ってはいられるがもう力が残っていなかった
竜馬の目も前に三魔人が現れる
「ふん…私達の力を恐れいったか…」
「さあ…どうやって八つ裂きにしようかしら」
「もうお前に残されたのは「死」だ」
竜馬は三魔人をにらみつけた
「いっそのこと…一思いに殺せ…」
竜馬そうゆうとブリスターは竜馬の顔を掴む
「ぐう…」
「いっそのこと…ふざけるな!お前はもっと苦しんで死ぬがいい!!」
ドゴ!!
「ガハッ」
ブリスターは竜馬の腹部に膝蹴りした
竜馬は膝を着いた
「今まで散々コケにしてくれたお礼に楽しませてあげる」
バキッ
「つっ…」
デカールは竜馬の顔に蹴りを入れた
竜馬は倒れこむとレジンが上にのしかかる
「痛いか!痛いといえベア」
バキッ!
ドゴッ!
ズゴッ!
「かはぁ…ひぐぅ…」
レジンは竜馬を殴り続ける
その光景にキャルト達は泣いていた
「ブリスター!もうやめて!!!」
「酷い!酷すぎるわ!!!」
しかし
「うるさい!こいつは私達をここまでコケにしたんだ…それ相当の苦しみを味あわせてやる!」
「よく見ておきなさい!この愚かな人間の苦しみを」
「まだ死ぬなよ…♪お前はもっと痛い目に合わせないと気がすまないベア♪」
「わっはっは…」
三魔人は竜馬を一方的に殴りつける
「うっ…………」
「やめてぇぇ!!!」
「ひっく…ひっく…」
キャルト達はもう泣き崩れていた
三魔人は突然攻撃をやめた
「肉体的苦痛だけじゃない…精神的苦痛を与えてやる!!」
そうゆうと三魔人は竜馬から離れ、三角形になるように竜馬を囲んだ
「…何だ…一体…」
突然
ズキン!
竜馬は頭を押さえた
「あ…あがぁぁ!!」
頭に激痛が走った
「ハッハッハ!このまま精神崩壊して死ぬがいい!!」
「いい気味!!」
「そろそろ最後だベア!」
竜馬は頭を押さえている
ズキン…ズキン…ズキン!!」
段々頭痛は強くなっていった
「ひぎぃ!!」
「竜馬君!!!」
「竜馬!!死んじゃいや!!!」
キャルト達はもうだめかと思っていた
当の竜馬も
「あぐぁぁ!!」
(しんのすけ…バーダック…隼人…弁慶…キャルト…ミチルちゃん…父さん…俺はもう…)
竜馬はもうだめかと思っていた…
何もかも…

突然し
(竜馬兄ちゃん…諦めちゃだめだゾ!)
突然声がした
(し…しんのすけ…)
さらに声がしてきた
(竜馬…負けるんじゃねえ…)
(頭痛なんざ気合いと根性で吹き飛ばせ!)
(隼人…武蔵…お前たちまで)
すると
(竜馬!諦めんじゃねえ!!俺達は男と男で誓いあった兄弟だろ!!)
(バーダック!?バーダックまで!?)
(竜馬…)
(その声は…父さん…?)
(竜馬!俺の息子がそれじゃだらしないぞ!自信を持て!)
(だけど…)
(だけどじゃねえ!お前は今までなにを学んだ!負けることなんかじゃねえ!誰にも負けないことだろ!)
(父さん…)
(お前は本当に強くなった…父さんよりずっとな…だがな…お前に眠っている力はそんなもんじゃねえ!)
(爆発させろ!お前に眠る熱き血潮を!魂を!!)
((((そうだ!爆発させろ!!!!))))
(皆…)

「フハハハ!!もう終わりだ!!……ん!!」
ブリスター達は何か異変に気付いた
竜馬は転がっていたステンドグラスの破片を手にとった
グサッ!!
竜馬は破片を肩に突き刺した
竜馬の肩から血が流れる
「何!?」
「俺をぉぉ…なめんじゃねえぇぇぇぇ!!!!」
すると突然
シュゥゥゥ!!
竜馬にあの緑色の粒子が集まる。あの時より多く…いやそれより遥かに多かった
「何だこの粒子は…?」
三魔人を見つめる。見たことがないものだった

「こ…これは…」
「見て、粒子達が竜馬君に一斉に集まってるキャル!」
キャルト達はこの光景を眺めていた
「ミギャアア!!」
「な…何なのこれ…」
「眩しいベア!」
竜馬は粒子を全て取り込んだ
竜馬の体は緑色に光っていた
「なっ何が起こった!?」
竜馬の顔に緑色の筋がほどばしる
パシュン
パシュン
竜馬は顔を上げた
「ガアアアアアアア!!!!!」
そこには今見たことのない顔の竜馬がいた
キャルト達は驚愕した
「あれが…竜馬君…?」
「どうしちゃったの…あれ…」

「くっ…」
レジンは拳を竜馬と飛ばした
しかし竜馬は拳を掴んで、伸びた腕を物凄い力で引き込んだ
ビュ!
「何!?」
ドガアアン!!!
竜馬の拳がレジンの顔面を貫いた
「ベアアアア!!」
レジンは物凄いスピードで吹き飛ばされた
「なっ何…さっきまで死にかけだったのに…」
「おのれぇ!!これならどおだ!!」
ブリスターは掌を竜馬に向けた
バシュン!
バシュン!
ブリスターは光弾を放った
物凄いスピードで竜馬に襲いかかったが
シュン…
「何ぃ」
竜馬はブリスターの目の前にいた
「何だと!さっきまであそこにいたのに!」
竜馬はジャンプして
ズドォォォン!
拳を振り下ろした
「がはぁ!」
ブリスターは地面に叩きつけられた
「ギャアアアアアハハハ!!!!」
「変身が解けたのに何て強さなの…」
デカールはシールを投げた
シールは竜馬に張り付いた
ドワオ!!
シールは大爆発し、粉塵が巻き起こった
「これで…えっ!?」
ガシッ!
竜馬はデカールの腕を掴み
ブチッ
なんとデカールの腕を引きちぎった
「ぎゃああああ!!」
竜馬は顔を掴み、吹き飛ばした。
ズドォォォン!!
デカールは奥の壁に激突し、倒れ込む
「グアアアアアアア!!!!」
そこにいたのはもう竜馬ではなかった…
もう破壊と目の前にいる者を殺すことしか考えていない狂戦士(バーサーカー)の姿しかなかった

「うぇぇぇ…おぇ…竜馬…君…」
キャルトはその竜馬の姿に耐え切れず、嘔吐した
「どうしたの…竜馬君!!」
ミチルも泣きながら叫んだ
「ウガアアアアアア!!!!」
竜馬はレジン、デカール相手に一人でしかも生身で対等に殴りあっている
ブリスターはその光景を見て汗だらけだった
「な…何なんだ…あいつになにが起こったとゆうのだ!!」
どこからか声がした
(同化が始まった…)
「ダアアアアアアアア!!!!!」

「竜馬君!!もうやめてキャル!!!もうその姿見たくないキャル!!」
「竜馬君!!意識を取り戻して!!聞いているの!!」
キャルト達は叫んだが既にその声も暴走した竜馬に届くはずがなかった
「ギャァァハハハ!!アァァァハハハハハハ!!!!」
ブリスターは呆然と見ていたが、意識を取り戻した
「ええい!殺してやる!!」
ブリスターはまた鎧を分散させた
「鎧達よ!もう遠慮はいらん!あやつの体を貫いて息の根を止めろ!」
鎧達は竜馬に突進した
ザキュ!
ズボッ
分散した鎧達は竜馬の体を貫いた。竜馬の体は穴だらけになった
「竜馬君!!!!!」
「ああ!!!!!」
「フハハハ!!これで奴も終わりだ…ん!?」
「ギャアアアアハハハハハハ!!」
なんと竜馬は平気だった
いや、平気ではない。鎧達が竜馬の体を貫いたことにより、穴だらけになったうえ、体じゅう血が噴き出していた
「何ぃ!!奴は不死身か!!」
ブリスターの体は震えていた。竜馬の存在を畏怖していた
バキッ
竜馬は高速でブリスターを腹部を殴る
もはや自身の血を浴びながら暴走する竜馬の姿は悪魔の姿だった
「意識を取り戻して…お願い…」
「元に戻ってぇぇ!!」
「「竜馬君!!!!!!」」
キャルト達は必死で祈りながら叫んだ
キャルトから一滴の涙が流れた…
涙は地面に落ち、弾けた…

突然竜馬の動きが止まった
(はぁ……キャルト…ミチルちゃん……)
「はああああああ!!!!」
竜馬はその塲で叫んだ。
カッ………
竜馬の体は輝きだした。それは太陽の光に似た光だった
「キャアアアア!!」
「今度は何……」

三魔人達も
「ベアアアア!!」
「何なの一体…」
「くっ…この光は一体…?」

光は治まり始め、周囲も見えるようになってきた
シュゥ…

そして…
「竜…馬…君?」
「何あれ……?」
そこにはゲッター…いや今まで見たことのない神々しい姿があった
シャープになった体、そして背中には二枚の蝙蝠のような翼、顔は竜馬があの時に見た夢のゲッターに酷似していた
三魔人はその姿をみて
「あれは…何ベア…」
「………」
「まさか…こんな…」

竜馬は瞑想していた
(…そうか…そうゆうことだったのか…分かる…全ての現象の仕組みが…宇宙と俺の関係はとても…)
竜馬は目を開けた
「キャルト…ミチルちゃん…」
「竜馬君!!元に戻ったキャル!」
「本当に…本当によかった…」
「キャルト達に本当に心配かけた…悪かった…」
竜馬のその口調に驚く
「竜馬…君?」
「なんかいつもの竜馬君と違う…」

(生命は純粋になるほどに…)
竜馬は後ろを向いた
「皆…」
(全てのもの、現象、記憶、意志は全ては一つの場所、エネルギーから生まれたのだから…)
(竜馬は何も恐れることはない…新たな命の旅立ちだ…ゲッター線はその真理に沿って生まれたのだ…)
(父さん…しんのすけ…バーダック…)
竜馬は正面を向いた

三魔人は振るえつつも、気をしっかり持ち
「ええい!レジン!デカール!!あやつを始末しろ」
「は…はい!!」
レジンとデカールは竜馬に向けて突進した
「無駄だ…」
竜馬は避けた。その動きはもう論理的に考えられない幾何学な運動をしていた
「な…なんだあのスピードは…」
「なんで…攻撃が当たらないの…」
突然キャルト達と三魔人達にどこからか声が聞こえてきた
(…お前達は私達と同じ…)
すると全員に何かが垣間見えてきた
それは
「こっ…これは……」
「一体……」
「なっ…何と言うことか…」
「…何なのキャル…」
「ああ……」
-まだ宇宙というものが存在していない頃、ある一筋の光(エネルギー)が生まれた…
その光はどんどん強くなり、ビッグバンが生まれた。
そのビッグバンが宇宙誕生の始まりだった…
エネルギーはさらに拡大を続け、宇宙は無限に広がった…
さらにその過程で地球が生まれ、原生動物から始まり、爬虫類、そして哺乳類が地球を支配した…
そして哺乳類の中で光に見込まれたのが霊長類、いわゆる猿や人類であった…
人類はその光の恩恵を受け、著しく進化を遂げた…
進化した人類は戦争などの過ちを繰り返し、成長し、現在に至る-

竜馬以外の全員が見たものとは想像を絶するものだった…
全ての始まりと命、今までの現象の過程、そしてこれからの現象と命の行方を垣間見たのだった

「だ…だから何だというベア!!」
「それとあの人間は何の関係だとゆうの!?」
「まっ…まさか!?」
キャルトはハッと気付いた
「あの緑の粒子達がさっき見た一筋の光だとしたら…」
「な…なんだと?」
何処からか声がしてきた
(そうだ…その光こそ竜馬が変身していたゲッターの源…ゲッター線だ…)
全員は驚いた
(そして今の竜馬は…ゲッター線の化身だ…)
その瞬間全員は竜馬の方へ向いた
「それじゃあ……」
「あの人間は…」
「全ての創造主なの…」
「…ふざけるな…認めん!!私は認めんぞ!!」
ブリスターは怒りを表わにし、竜馬へ突撃した
「貴様は……貴様はぁぁ!」
「無駄だ…お前は俺と同じ…」
竜馬は攻撃を避けようとはしなかった
ブリスターのパンチは竜馬の腹部に直撃したが
ニュ…
「何ぃぃぃぃ!!!!」
信じられないことが起こった。腹部に直撃した拳が竜馬の体に取り込まれていった
「「ブリスター様ぁぁぁぁ!!」」
「ぐああああ!!!」
ザシュ!
ブリスターは自分の腕を切り落とした
ブリスターは地面に叩きつけられた
「あがぁぁ!!」
レジン達はブリスターの元へ駆け付けた
「「ブリスター様!!!!!」」
すると竜馬は両方の手を空へかざした。
バシュン!シュゥゥ…
ゲッターエネルギーがかざした手の間に収束し、巨大なエネルギーの塊が発生した
バチバチ!バチバチ!
「な…何をする気…」
「まさか…」
「竜馬君!!!!」
全員が叫んだ
竜馬は感情を一気に爆発させた
「ストナァァァァァ!!サァァァァァン!!シャァァァァイン!!」
ドギャオオオ!!
竜馬はエネルギーの塊を三魔人目掛けて投げ付けた
三魔人の体が震えていた。今までにない恐怖が三魔人達を襲っていた
「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
そして
カッ!!!!!!!
エネルギーの塊は三魔人に直撃した
核爆発みたいな閃光がまきおこる
「ベアアアアア!!!」
「ミギャァァァァ!!」
「キャアアアア!!!」
「この…私…が…負け…る…なん…て…」
キャルト達は余りの威力に吹き飛ばされそうになった
「キャアアアア!!」
「竜馬君!!!」
シュゥゥ…
光は治まり始めた
そして光が治まり、直撃した所にはボロボロとなり、何も言わぬ三魔人達のフィギュアが転がっていた
キャルト達は呆然としていた
「勝ったの…?」
「…そうみたい…」
竜馬は地上に降りてきた
シュゥ…
元の姿に戻るとキャルト達の方に駆け付けた
「キャルト…ミチルちゃん…終わったな…」
オリはいつのまにか消えていた
キャルトは涙を溢れながら竜馬に抱きついた
「竜馬君!!君は凄いキャル!!私が見込んだだけあったキャル!!」
「竜馬君…」
ミチルは嬉し涙を流していた
「心配かけて悪かったな…!」
すると
「ここは…どこだ…?」
「私達は一体…」
奥から声がしてきた
竜馬達が駆け付けるとフィギュア化にされた人々が元に戻っていた
「キャルト、お前小さくなってないか?」
キャルトは元の小さい姿になっていた
「ショックガーンに纏っていた魔力が弱くなったキャル。だからアナタ達が元に戻ったのキャル」
すると
「キャルト…キャルトじゃないか!!」
誰が叫ぶとキャルトは声を聞いて喜びながら走った
「あ!お父さん!お母さん!!」
竜馬達は驚いた
「お…お父さん!?」
「君達がキャルトを助けてくれたのかい?私達はキャルトを始め、色々なフィギュアを作った造形師達です。本当にありがとう!」
竜馬達は照れた
「いっ…いやぁ…」
「お父さん!お母さん!元に戻ってよかったキャル!!」
みんな笑い声で溢れていた

しかし
「………………」
造形師達はあのボロボロになった三魔人達のフィギュアを手にとり、目をつぶった
「それにしても…この子たちを救うことができなかったか…」
「…こんなことがあっても…この子を恨むことはできないね…」
「…みんな、私達の子供みたいなものですからね…」
竜馬達を追い詰めたとはいえ、元々こんな事になったのは自分達、人間のせいだったからだ…
辺りは静寂な雰囲気に包まれた
「お母さん…お母さん…」
キャルトは祈りながら三魔人達のフィギュアに話しかけた
「レジン…デカール…ブリスター、聞こえる?皆の声が…思い出して…
人に手にとられて…楽しんでもらえることを夢見て、工場からでてきたあの日の事を…」
さらにキャルトは続ける
「希望とお父さん、お母さんの愛で彩られ、輝いていたあの日の事を…」
すると
パァ…
三魔人のフィギュア達が輝きだした…その光は虹色にも似た鮮やかな光だった
「これは…」
光が治まると、手には新品同然の姿のあの三魔人達のフィギュアがあった
「これは…キャルトの祈りが通じたんだ!!」
「よっしゃあ!!」
皆は喜びにつつまれた
しかし…
突然キャルトは倒れた
竜馬はキャルトを手にとった
「キャルトォォォ!!大丈夫かあ!!」
キャルトは今にも消えそうな小さい声で竜馬に話した
「竜馬君…私の魔力もなくなったキャル…私も普通のフィギュアに戻るキャル…」
「キャルト…」
「私はアナタの事が大好きキャル…だから…」
竜馬の体は震えていた
「竜馬君…泣かないで…私と君は……いつも…一緒……」
するとキャルトはもう何も話さなくなった
「竜馬君…」
ミチルは竜馬を優しく触った
「キャルト…お前と一緒で楽しかった…忘れねえぜ…」
竜馬は立ち上がるとキャルトを見て笑った
「竜馬君…」
造形師の人が竜馬君にいった
「竜馬君…このフィギュア達は君達が貰ってくれないか?君達と一緒だときっとキャルト達も喜んでくれるから」
竜馬は笑ってうなずいた
「ああ!ありがとう、大切にするよ!!」

だが
ズゴゴゴゴ!!!!
地響きがなった!物凄い揺れだった
「うわぁぁぁ!!!何だ!!!」
「キャアアアア!!」
「これは…ショックガーン城が崩壊している…」
魔力が切れたことにより、ショックガーン城が維持出来なくなり、崩壊を始めたのだった
「逃げよう…このままじゃ!!」
「無理だ…入口まで遠すぎる!」
「このままじゃ!!」
ついにショックガーン城が崩壊を始めた
「うわぁぁぁ!!」
「助けて!!!」
皆はもうだめかと思った
しかし
竜馬はミチルにいった
「ミチルちゃん…このフィギュア達を…この人達を頼む…」
「竜馬君…?まさか…?」
竜馬はゲッターに変身した
「これから…何があっても…友達を…物を…大切にしてくれ…」
「竜馬君!!!」
ミチルは泣き叫んだ
竜馬は瞑想した
(ゲッター線よ…俺に力を…)
すると
シュワァァ!!!
ショックガーンにある全ての物質が竜馬に取り込まれていく
取り込まれていくたびに竜馬は巨大になってゆく
「竜馬君…一体何が起こるの…」
「素晴らしいことだよ…」
(竜馬…旅立ちの時だ…)
「ああ…」
「あと最後の頼みがある…いいか…?」
(何だ…)
竜馬は少し笑っていった
「皆からショックガーンの一連の記憶を全て消してくれ…あと俺が今まで存在してなかったことにしてくれ…」
(いいのか…それで…)
「ああ…別れをゆうのが俺にしょうに合わねえよ…俺が存在してたからこうなったのかもしれねえ…だから…」
(分かった…)
竜馬は笑った
「隼人…武蔵…ミチルちゃん…しんのすけ…バーダック…そしてキャルト…
俺はお前達のおかげで楽しかった…いつまでも幸せにいろよ…」
竜馬は最後に叫んだ
「あばよ!!ダチ公!!」
ミチル達は見た
竜馬が全てを吸い込んで光の塊になるのを…
そしてそこには勇ましい竜馬の顔が…
「竜馬君!!!!」

遠くに住んでいる街の人も空の異変に気付いた
「何だあれは!!!」
人の形をした巨大な光の塊が天空へと上がっていった
(友よ…また会おう!!)
巨大な光の塊は宇宙へ飛び出すと
ドギャ!!!
光を越えるスピードで飛んでいった
そして
……………………………………
光は火星へと衝突した
火星は輝きだし、表面の氷が溶けだした
……………………
「……ん…」
ミチル達は草原の上に寝ていた…
「何が…あったの……?」
すると
「フィギュア…?」
ミチルは落ちていたフィギュア達を手にとった

空はかなり快晴だった…いつもより…も

 

あれから数カ月がたった…
テレビでは「火星に隕石衝突!生命反応が確認された」と報道された

あの公園で隼人と武蔵とミチルが話していた
「なあ見た?火星に隕石が衝突したんだって!」
「見た見た!もしかしたら将来地球に火星人が来るかもって!」
「ふん…くだらん…信じるかそんなもん…」
隼人は相変わらずだった
ミチルが突然話し出した 「最近さあ…変な夢見るんだよね…」
「俺も俺も!!」
「ふん…」
「その夢ね、知らない男の子が出てくるんだよ」
「あれ!同じじゃん」
「その男の子はやんちゃで短気で子供っぽいんだけど…かなり男らしい子だったの」
「俺もなんだよ!誰なのかな?」
「ふん…」

最近、物をむやみに粗末にするのやめようとする運動がでてきた
それが段々と活発になってきた頃…
学校の隼人達のクラスにはキャルト達のフィギュアが飾られていた…
皆でフィギュアを飾ろうと決めて、ミチルがあの時拾ったフィギュアを持ってきたのだった
放課後
誰もいない教室に涼しい風が流れこんでいた
風がキャルト達を包み込む
何処からか声がしてきた
(竜馬君…ありがとうキャル…)

…時は流れ…5000年後
惑星ダビィーン宙域
無数の艦隊があの戦艦達と戦闘していた
「ギャアア!!奴らは化け物だ!!!」
「奴らは我々の兵器を一切受け付けぬ!」
戦艦は突撃するも、粉々にされていく
三隻の巨大戦艦は変形していた
ドゴォォォ!!!
戦艦は惑星に衝突した
しかし惑星の方が脆く崩壊した
「まさか…合体する気か…」
「あれが…ゲッターチェンジか…全軍!合体を阻止せよ!!」
しかし
ガシャアアン!!
三隻の巨大戦艦は合体し、太陽系並の超巨大なロボットになった

「チェェェェェンジ!!ゲッタァァァァエンペラァァァァ!ワン!!」

宇宙を震撼させる声は正しく流竜馬のものだった……………………………

竜馬が行く~伝説を呼ぶ!オマケの都ショックガーン END