モンク

Last-modified: 2020-12-21 (月) 21:37:30

モンク

特殊能力:拳による攻撃、魔法への耐性、迅速な移動、レイ・オン・ハンド、シーフ技能(ステルスと罠発見)
制限:鎧を着ることができない、シーフが使える武器(両手武器を除く)しか使えない
必要能力値:DEX9, CON9, WIS9

詳細な説明

モンクは、活動と瞑想を通して完全性を追求する戦士である。戦士として万能であり、特に、武器も鎧も使わない戦闘に長けている。呪文を唱えることはできないが、独自の魔力ともいうべき力をもっている。モンクは「気」と呼ばれる潜在的な力を取り込み、驚異的な技を繰り出す。最もよく知られている技は、素手の一撃で敵を気絶させる技である。

 

クラスの特徴:

  • 鎧を装備できない
  • シーフが使用できる武器のみ使用可能(両手武器は除く)
  • どんな武器でもプロフィシェント(1スロット)までしかいかない。
  • 片手武器スタイルのみ、プロフィシェント(1スロット)にすることができる。他の武器スタイルにはスロットを配分することはできない。
  • 他のキャラクターよりも2ポイント早く移動できる。5レベルごとに1ポイントずつ増加する。
  • 1ラウンドに1回、素手で攻撃することができる。3レベルごとにラウンドあたり1/2回追加で攻撃できるようになる。素手攻撃のダメージはレベルに応じて、以下のように増加していく。
    レベル1-2:1d6
    レベル3-5:1d8
    レベル6-8:1d10
    レベル9-14:1d12
    レベル15以上:1d20
  • 9レベルの時点で、素手攻撃は+1の魔法の武器として扱われ、命中ロールとダメージロールに+1のボーナスを得る。この強化はレベル12で+2、レベル15で+3、レベル25で+4に増加する。
  • 対呪文セービングスローに+2のボーナスを得る。
  • デフレクトミサイル:3レベルごとに、対飛び道具ACに+1のボーナスを得る。
  • 1レベルの時点でアーマークラス9から開始する。2レベルごとに追加で+1のボーナスを得る。
  • 4レベルごとに1日に1回、スタニングブロー能力を使用できる(レベル1の時点で1回使用可能)。
    • スタニングブロー(朦朧化の一撃):発動から1ラウンド間に攻撃が命中した目標は対呪文セービングスローを成功させない限りスタン状態に陥る。この特殊能力は通常の攻撃を自動的に置き換えるため、使用後に目標を指定する必要はない。
  • レベル5:全ての病気に対する完全耐性を得る。スロー状態にもヘイスト状態にもならない。
  • レベル7:レイ・オン・ハンズ(癒しの手)により、レベル毎に2ヒットポイントを自己回復できる
  • レベル8:スピードファクターに-1のボーナスを得る。
  • レベル9:全てのセービングスローに+1のボーナスを得る。また、チャームに対する完全耐性を得る。
  • レベル11:毒に対する完全耐性を得る。
  • レベル12:スピードファクターにさらに-1のボーナスを得る。
  • レベル13:クイヴァリングパーム能力を1日に1回使用できるようになる。
    • クイヴァリングパーム(振動掌):次に命中した攻撃の目標は対呪文セービングスローを行い、失敗すると死亡する。この特殊能力は通常の攻撃を自動的に置き換えるため、使用後に目標を指定する必要はない。
  • レベル14:レベルごとに3%のマジックレジスタンスを得る(14レベルの時点で42%。上限は78%)。
  • レベル20:魔法の武器でない武器による攻撃に対して完全耐性を得る。
  • アライメントがローフルに制限される。
  • ヒットダイス:d8
 

モンクキット

ダークムーン・モンク

特殊能力:イリュージョン呪文に対してセービングスローにボーナス、いくつかの秘術呪文を唱えることができる
制限:アライメントはローフルイービル限定、レイ・オン・ハンドとスタニンブローが使用できない

詳細な説明

ダークムーン・モンク
ダークムーンの僧院は夜の女神シャールの教えに従う密教である。ダークムーンのモンクはその優れた身体能力、闇の魔力、および様々なあざむきの技を用いてその活動を隠ぺいし、恐るべき正確さで目標に迫る。

 

長所:

  • ディテクトイリュージョン(幻術感知)スキルにポイントを配分可能
  • ディテクトイリュージョン(幻術感知)スキルに+10%のボーナス
  • 1日に1回、および4クラスレベル毎にさらに1回ずつ、「フローズンフィスト」(氷の拳)を発動可能
    • フローズンフィスト(氷の拳):両手の拳に氷の層をまとい、1ターンの間、素手での攻撃が成功するごとに2ポイントの冷気ダメージが追加される。
  • レベル1:1日に1回、「ブラインドネス」(盲目)の呪文を使用可能
  • レベル3:1日に1回、「ブラー」(かすみ)の呪文を使用可能
  • レベル7:1日に1回、「ヴァンピリックタッチ」(吸血の指先)の呪文を使用可能
  • レベル11:1日に1回、「ミラーイメージ」(鏡像)の呪文を使用可能
 

短所:

  • アライメントはローフルイービルに制限される(通常のモンクはローフル系いずれでも可)
  • 「レイ・オン・ハンズ」(癒しの手)を使用できない
  • 「スタニングブロー」(朦朧化の一撃)を使用できない

サンソウル・モンク

特殊能力:「サンソウル・レイ」「フレイミングフィスツ」「グレーター・サン」「サンソウル・ビ-ム」が使用可能
制限:アライメントはローフルグッド限定、スタニングブローとクイヴァリングパーム(振動掌)が使用できない

詳細な説明

サンソウル・モンク
サンソウル・モンクはかつてネザリルの時代にはアモーネイターの信徒であったが、現在はラサンダー、セルーネイ、スーニーを信仰する各派へと別れてしまっている。サンソウル・モンクは秩序を厳密に順守し、闇や腐敗を見つけ次第、武術と魔力を駆使してそれを払おうとする。

 

長所:

  • レベル2:1日に1回、「サンソウル・レイ」を使用できる。
    • サンソウル・レイ(陽魂の光線):サンソウル・モンクは開いた手から光の波動を放ち、2クラスレベル毎に1d8の火炎ダメージを与える(最大5d8)。アンデッド(不死)の対象にはさらに6ポイントのダメージを与える。
  • レベル5:1日に1回、「フレイミングフィスツ」を使用できる。
    • フレイミングフィスツ(燃えさかる拳):サンソウル・モンクはその内なる光を素手攻撃に伴わせることで次のラウンドの間、自らの両拳を、追加で2d6の火炎ダメージを与える炎の武器に変える。効果時間はレベル9で2ラウンド、レベル12で3ラウンド、15レベルで4ラウンド、25レベルで5ラウンドに増加する。この特殊能力は通常の攻撃を自動的に置き換えるため、使用後に武器を変更する必要はない。
  • レベル6:サンソウル・レイの使用回数が1回増加する。
  • レベル8:1日に1回、「グレーター・サン」を使用できる。
    • グレーター・サン(大いなる太陽):サンソウル・モンクは「ファイアーシールド(赤)」の呪文に相当する炎を身にまとうことができ、これにより50%の火炎耐性を得ると共に、半径5フィート以内にいる敵から武器や呪文による攻撃を受けるとその相手に1d8+2ポイントの火炎ダメージを与えることができる。
  • レベル10:サンソウル・レイの使用回数が1回増加する。
  • レベル13:1日に1回、「サンソウル・ビーム」を使用できる。
    • サンソウル・ビーム(陽光の輝線):30フィート内にいる他のすべての生物を撃ち抜く、光の爆発を放つ。サンソウル・ビームは全対象に必ず当たるわけではなく、命中の判定にはモンクの現在のTHAC0(アンデッドには命中判定に+3)を使用する。サンソウル・ビームは9d6(アンデッドには9d6+3)のダメージを与えるが、対呪文セーブに成功すれば半減する。加えて、モンクを除く全ての生物は対呪文セーブに成功しない限り、2時間の間盲目状態に陥る。
  • レベル15:サンソウル・レイの使用回数が1回増加する。
 

短所:

  • アライメントはローフルグッドに制限される。
  • スタニングブローの能力を使用できない
  • クイヴァリングパーム(振動掌)の能力を使用できない

用途・解説

大器晩成型の前衛。
モンクは前衛クラスなのに、鎧を着ることができないという欠点を持つ。レベルが上がることで徐々に防御力はよくなるが、レベルの低いうちは怖くて前に出せない。おまけにHPも低い。攻撃力もレベルが上がらないことには話にならないため、何もいいところがなく、皆が口をそろえて言うには、「モンク弱ぇ!」

 

しかしそれはBG1の話。BG2中盤以降は攻撃力、防御力ともにメキメキと上昇するので、一人ケンシロウ状態に突入する。
レベルが上がったモンクの素手攻撃は高威力で攻撃回数も多く、またモンクの移動速度が早いことも相まって、片っ端からボコボコにしてくれる。
防御力もなかなかのものになり、盾役としては少々危なっかしい時もあるが、アタッカーとしては十分なほどに成長する。レベルが上がるとマジックレジスタンスを得るので、呪文にも強い。
育ち切ると特に注意することもなく、モンク無双を味わえる。レベルが低いうちは確かに辛いが、後衛に置いたり、スピリットアーマーやバークスキンでACを補強したりするなど工夫しよう。低レベル時さえうまく乗り切れば、その苦労に見合った強さを発揮してくれる。

ダークムーン・モンク

ブラーとミラーイメージがあるので、防御面で優遇されているキットである。特にブラーはレベル3から使えるのがありがたい。ブラーはACに3のボーナスを与えるスキルで、使い勝手が劇的に変わるほどの効果はないが、モンクの打たれ弱さを確実に改善してくれる。ただし使用回数が1日1回と少ない点には注意しよう。
攻撃面ではスタニングブローが使えないというデメリットがあるが、もともとセービングスローで無効化されることも多いスキルなので、大きなデメリットとは感じないだろう。
フローズンフィストは威力が低いが、効果が重複するという特徴があるので、まとめて使うとそれなりのダメージを上乗せできる。
また、ディテクトイリュージョンは使い勝手がよいスキルなので、スキルポイントはステルスよりもこちらに振るといいだろう。

サンソウル・モンク

通常のモンクよりも、攻撃的なスキルがそろうキットだ。状態異常系スキル(スタニングブローやクイヴァリングパーム)が使えない代わりに、ダメージを叩き出すことができる。
サンソウル・レイ、サンソウル・ビームはアンデッドに特攻があるのもBG2では嬉しい。ただしサンソウル・ビームは味方にも当たってしまうのには注意。

 

注:両キットともBGEE発売当時から修正が加えられ、性能が変化しているので初期からプレイしてる人は注意。

高レベル技能

ワールウィンドアタックこの技能によって、ウォリアーは疾風のような高速攻撃を放つことができる。この技能は1ラウンドの間、攻撃回数を10にするが、THAC0とダメージに-4のペナルティーを受ける。複数回取得可能。
グレーター・
ワールウィンドアタック
ワールウィンドアタックの強力なバージョンであるグレーター・ワールウィンドアタックは、同じ効果をペナルティー無しで与える。1ラウンドの間、ウォリアーの攻撃回数は10になる。複数回取得可能。

必要な技能:ワールウィンドアタック
デスブローデスブローの技能は、弱い生き物の防御力を吹き飛ばしてしまうような力をウォリアーに与える。発動後2ラウンドの間、このウォリアーの攻撃をくらった10レベル以下の生物は即座に死んでしまう。複数回取得可能。
グレーター・デスブローデスブローのように、この技能はより弱い敵を一撃で葬り去る力をウォリアーに与える。グレーター・デスブローの発動後2ラウンドの間は、このウォリアーの攻撃をくらった12レベル以下の生物は即座に死んでしまう。複数回取得可能。

必要な技能:デスブロー
パワーアタックパワーアタックの力みなぎる一撃をくらった敵は、-4のペナルティーを受けて対死セービングスローを行わねばならず、これに失敗すると2ラウンドの間スタンする。この技能は2ラウンドの間、持続する。複数回取得可能。
クリティカルストライク高レベルのウォリアーが持つ、敵の急所に対する深い造詣は、1日1度、攻撃を毎回敵の急所に叩き込むほどに集中させることができる。この技能によって、次の1ラウンドの攻撃ロールは自動的に全て20、クリティカルヒットになる。複数回取得可能。

必要な技能:パワーアタック
スマイトスマイトの技能によって、ウォリアーは強大な一撃を繰り出す事ができるようになる。この攻撃をくらった敵は相当な距離を吹き飛ばされ、1ラウンドの間スタンする。加えて、最初の1ラウンドの攻撃は全てクリティカルヒットとなる。この技能は2ラウンドの間、持続する。
ただし、ドラゴンやジャイアントなどの強大な生物は吹き飛ばされたり、スタンすることはない。

必要な技能:パワーアタック,クリティカルストライク
ウォークライウォークライによるウォリアーの力強く恐ろしい雄叫びは、半径30フィート以内の敵に恐怖を引き起こし、対呪文セービングスローを成功させない限りパニックに陥れる。複数回取得可能。
ハーディネス危機に瀕した時に発揮される隠された力を呼び覚ます事によって、ウォリアーはハーディネスの技能を使い、全ての物理ダメージに対し40%の抵抗力を得る。この抵抗力はウォリアーの2レベルあたり1ラウンドの間、持続する。

この技能はディフェンシブスタンスと重複しない。複数回取得可能。
 

コメント欄

  • フローズンフィスト、フレイミングフィスツ、サンソウル・ビームのゲーム内の日本語表記が間違っていたので修正。 -- 2015-01-06 (火) 00:54:10
  • サンソウル・レイは効果範囲が十分広くはなく、射程内の味方にも被弾します。 -- 2016-03-18 (金) 15:30:20
    • サンソウル・レイ、v2.0では単体攻撃に変更された模様。「v1.0 単体攻撃」 → 「v1.3 範囲攻撃」 → 「v2.0 単体攻撃」、かな、たぶん。 -- 2016-04-06 (水) 22:18:35