ヤガ-シュラの日記

Last-modified: 2015-10-21 (水) 20:00:22

ヤガ-シュラの日記 (HGBOOK1)

この本は、気軽に持ち運ぶわけにはいかないほどの大きさを持っているが、ジャイアントの手にしてみれば、小さな日記に過ぎないのだろう。書き記された内容は乱れたジャイアント語で書かれているが、判読するには充分な大きさだ。幾つか興味深い覚書きがある:

”やっとのことで、2週間もカリム砂漠を逃げ回っていた人間のバールの子を探しあてた。こいつの心臓を食うのはほとんど恥だったが、これがやり方だから、しょうがない。”

”借り受けた亡霊どもは思ったより使えた。老いぼれババアの心臓は俺が持っているから、ババアはヤガ-シュラに対して何もできない! 馬鹿で出しゃばりなババアだ! 自分の地獄めいた沼地で腐り果てればいい!”

”残ったバールの子のほとんどは、計画通りサラドゥーシュの中に追いつめた。城壁を突破すれば、残ったわずかの奴らを取り除けばいい… それも時間の問題だ。”

”追い詰めそびれたバールの子の中に強い奴が居て、そいつを追うのにイラセラが選ばれた。なんという名前だったか? <CHARNAME>? くだらん。ヤガ-シュラが行けば、その馬鹿に勝ち目など無かったのに。 だけど今は命令に従ったほうがいい。ヤガ-シュラは待つ事だってできる。”

日記の残りの部分には、ヤガ-シュラが軍勢を召集した経緯や戦術上の出来事などが記されている。興味深いが、特に関係はないようだ。