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小説 CODE:F seriesZERO

Last-modified: 2017-12-30 (土) 09:53:01
シリーズ別

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本編

CODE:F seriesZERO 1話「悪魔は峠」 Edit

ブォオオオ…ブォオッ キュルルゥ
FDが前、インプが後ろ、その更に後ろにスープラ。
バトルが始まろうとしていた。
数時間前…

旭)俺はガレージに残る。高塚君はどーすんだ。
高塚)俺は、行きます。レッカー車を出せますか?
旭)あぁ。誰のために?リクヤとアオト君なら大丈夫だろう。
高塚)決まってるじゃないですか、スープラのドライバーですよ…あんな車を無傷で操れる訳がない。アオトさんならそういうハズです。
旭)そうか。キーだ。いすゞの持ってけ。
高塚)ありがとうございます!

そしてターンパイク
陣)ゴール時に頭取ってた方が勝ちだ。お前らが勝てば俺ァ素直に走り屋潰しをやめる。
リクヤ)このバトル、最初からお前と俺で、するわけじゃねぇ。
陣)そうか。だが、どのタイミングで来ようが何処からでも潰してやるよ。
アオト)それじゃあ行きましょう。
高塚)アオトさん。
アオト)ん?
高塚)俺はアオトさんの隣に…
アオト)やめときな。待っててくれ。すぐ戻るからサ。
高塚)はい。分かりました…

そして、今に至る。
ポジションが変わり、前から、FD、スープラ、インプ の順でバトルが始まる…

推奨BGM「Dream Fighters/You Could Be Mine」

ドギャァアアアア!!! キュルルゥ ブァアアアアアンッ!!
陣)ほう…見たところ400馬力は出ているようだな。だが、このスープラには敵わねぇさ。
ブォッブォオオオオン!
グルォオオオンッ!
アオト)12Aをベースに4ローター化がなされ、2.6Lツインターボの爆音FD。高速ステージ限定の最強マシンで、700psスープラ、いや、箱根の悪魔を墜とす…!!
リクヤ)俺のGC8でコイツらについていけっかな…前のGDBとは違って600ps出すのに時間は掛かった…金が掛かる上に、この一瞬のためにやったんだと思うと、、、

アオトのFDは、RE雨宮 FACER N-1のフロントバンパーに、SUPER GReddyのリアバンパーは、センターについたマフラーが特徴だ。4ローターFDの車内は、実際に会話すら出来ない程の爆音である。

リクヤ)キャラが被るんだよねぇ。2年くらい前の「死神騒動」と。赤城の白い彗星が、スパイラルのゼロと死神を止めたとか、知ってる奴は少ねぇ。
だけどコイツは、4年前から続けてきた。逆に4年もガキみたいな事してたのかよ。
陣)しょっぱな横から攻めるぜ。
ギョァアアア!!
アオト)…来る!
グッグッ…ゴツッ!!
タモンデザインGT-1スープラの左フロントが雨宮FDの右サイドにヒット!
狙われたのはコックピット! ドアが凹む!
ッシャァアア!! ブァアアンッ!!
アオト)行けッ…!!
キュルルルルッ!! ドギャァア!
アオトは、FDを簡単にドリフト状態に持ち込み、立て直す。500ps近いFDは簡単に滑らせる事が出来た。
陣)パワーと腕さえなきゃ、死んでたろうなァ…フンッ 教えてやる。本当の悪魔は、この峠なんだよ!

このマツダ箱根ターンパイクでは、自動車評論家がポルシェで事故を起こし死亡するという事例が実際にあり、50km/hの速度規制もあるのだが、それを無視する若者は皆死んでいく。

リクヤ)コレは、陣の身が持たねぇだろうな。
陣)次は押す…!!
ブォオオオオン!! キュルルゥ 『ゴッ!』
アオト)押されてるな…この状態はむしろ後ろのスープラの方が危険…!! どうする…抜けるか…! いや無理…!
リクヤ)ほらよっ!
ゴツンッ!
スープラの後ろにいたGC8がサイドプレスをかけ、FDを逃がす…
アオト)どうも、、、
陣)リクヤァ…邪魔をしやがってェ…なにが親しき仲の友人だ…お前は俺の敵だァアア!!!

1話 完

CODE:F seriesZERO 2話「乱闘」 Edit

陣)バトルはまだ前半。ターンパイクは長距離コースだ。すぐには終わらせねぇ!!
ブォオオオオン!!
アオト)ストレート区間ではすぐに追い付かれるな…ダメだ速い…!!
陣)安心しろ。すぐには抜かねぇ。じっくりと虐めてやる。青いカラスの羽を折るまでなァ…!!
グルォオオオンッ!! キィイイッ!! グォングォン…(GC8)

アオトはスピードメーターに目を向ける…
アオト)…!? 280km/h!?首都高でのミキトとのバトルを思い出す…だけど、こんなハイペースになるとは想像もつかなかった…ヤバイな…
陣)ほう。そのFDに入ってるのが、TD06のツインタービンか。
だが、こっちは2JZ-GTEをベースに、200万かけてT88-33Dタービンを載っけて、更に1510kgから1130kgに軽量化をはしたんだ。大金をかけて造りあげたスープラだぞ。コイツは裏切らねぇ。

アオト)ローターハウジングに吸気、排気の穴を開けて、触媒も無し。かなりフロントはヘビーになったが、14kmのターンパイクをハイペースで走り切るにはこれしかない…
リクヤ)思っていた以上にこれは激しい闘いになるな。バトルの域を越えてる。陣に限っては、殺意を抱いてFDの後ろにいやがる…

第1セクションを通過し、3台は、4km地点に差し掛かっていた。

陣)12:32分か。長いな…
クッソ。親父があんな奴じゃなきゃ、俺は普通にアイツと暮らせていた…彼女も母親も親父に殺られて、俺しか残されなかった…
リクヤ)まだだ。俺はまだ出ない。

ギョワンッ!!
陣)んっ…!? くっ…早くもタイヤが来てやがんな…
まだバトルは途中だってのに…
アオト)陣さんのスープラの動きがブレた…!
このまま離すか…!! いや、おそらく捕まる…逃げ切れば勝てる…でも一筋縄じゃ行かないな…ふぅ…
ヴァサッ!!
FDから青い翼が出る。同時に黒いスープラからは邪悪な炎が浮き出た。
きつめの左コーナーに入る、その刹那…
ブォオオオンッ!!! スパァアアン!!
バンパープッシュを仕掛けようとしたスープラが、瞬間的に移動するかのような異次元の加速をしたFDにかわされる。
一方で、スープラはGC8にリアを突かれ、ドリフト状態に入る…!!
陣)…!? お前らはァアアアア!!!!!
ギョァアア!!! ブォオ!! キュルルゥ パパァアン!
第3セクションを通過したその時!!
キィイイイイッ!!!
アオト)なにッ!?
陣)狙ってんのが前だけだと
思うなァ…!!!
リクヤ)はっ…!!
キィ ギョワッ!
スープラが左コーナーでフルブレーキングをし、衝突をさけたGC8がスープラの左隣、コーナーのアウト側につく。
スープラは、ドリフトしながらGC8に寄っていく…インプレッサはスープラとガードレールとの間に挟まれる…!!
リクヤ)クッソ…!!このままアクセルを踏んで前に出ようとすれば絶対にガードレールに当たる…死は免れねぇ!!

それは、アオトの咄嗟の対応であった。先程のスープラのようにフルブレーキングをし、スープラのフロントにFDのリアをぶつけた
インプが逃げ、スープラの前に一瞬出たが、陣はすぐに抜き返す…
ゴッ パリッ!
アオト)何の音だ…? まさか、テールランプが割れたか…!!
陣)クッソォオオオ!!

だが、FDのリアバンパーにはとてつもない凹みが出来ていた。
リクヤ)すまねぇアオト…あの傷は致命的すぎる…俺とした事が!!
アオト)今ので速度がガタ落ちになった…
けど、それ以前にさっきの凹みが致命的すぎる…!!
陣)もうすぐ終わる…!!
アッチがもたついてる間にぶち抜いてやるァ!!
リクヤ)そろそろか…!!    パパァッ
GC8がヘッドライトを一瞬ハイに切り替えたが、
アオト)いや…    パッパッ
FDはブレーキランプを2回点滅させる。
リクヤ) (お前マジか…!!けど無理はすんな!)

一方、高塚がいる頂上では…
高塚) (バトルが終われば、着信が来る…俺のスマホがならなきゃどうなるんだ…もし、何も来なかったら…いや、それは、あの人に限ってない。そう、信じるしかない。車がどうなってもいい。)
戻って来てください…!!

2話 完

CODE:F seriesZERO 3話「リクヤとジン」 Edit

推奨BGM「Mega NRG Man/I’m Living In The Night」
陣)クソ…いよいよ止められなくなってきた…かなりヤベェな…このデケェ図体が効いてきやがった…制動距離がのびてる…

ブォオオン!!ブォッ…ギュゥッ 『ゴッ キィンッ!』
スープラは、イン側の壁にフロントを擦り、ドリフト状態でコーナーを抜けようとするも、アンダーを出し、リアバンパーをガードレールにヒットさせる。
リクヤ) (もう無理だ。陣。それでもやるのか。死ぬぞお前)
アオト)挙動が…乱れる…ん、うっ危ない…!!
ブァアアッ!!バラバラバラァ… ギョワンッ

FDがスピンしかけたその時、、、
ブォオオ!! ゴツンッ!
アオト)…!?
スープラがFDのリアバンパーを突いたのだ。
ギョァアアアッ!!
FDがスピンモードに入る。
アオト)セルフカウンター…!! クラッチ、そしてギアを落とせ…
グッ スコンッ ギョワッ! ブォオオオンブォブォブォッ パァンッ!

陣)なっ…一回転させて戻るとは…だが、姿勢作りすらままならない程ボディは歪んでいる。ホイールも相当傷がついていると見た。コイツさえ潰せば。俺の勝ちだ。

9km地点突入 残り約3km
リクヤ)そろそろ…いや、残り1.5km地点で行くか…
陣)…。誰の…声だ…親父か…親父なのか…あのクソ親父か…!!

お前に生きる価値はねぇんだよ。

これは、ミキトvsジュンヤでのバトル中の現象とよく似ているが、因縁、恨みの強さで言えば、それは似ても似つかぬ物であろう。
この時の陣は、アオトのFDが、忌まわしい自分の父親の背中に見えていた。

アオト)250km…そろそろ、抜きに来るハズ…相手が、正気でいるなら…!!
陣)もう、勝ち負けはいい。今、俺がやるべき事は、親父を消すこと。つまりはコイツらを消すこと。最後の敵だ…!!

推奨BGM「Mickey.B/Miss You」

陣)うぁあああああッ!!!!消えろ…!!
ブォオオン!!
料金所へのストレート、の前の緩い右コーナーでそれは起こった。
アオト)今しかない…!!   パッ

FDのブレーキランプが一度点滅したとたん、インプは動き出す。
FDに追突しようとしたスープラを、アオトは見事にかわし、フルブレーキングでスープラとインプの後ろに引き下がる。その瞬間…

キョァアアアッ!!『ドンッ!』
GC8の左フロントが、スープラの右リアサイドに当たる。いや、これは当てたと言った方がいいだろう。
陣)ぬっ…!

スープラ、たまらずスピン!!
スピンモードから立ち直ったと思えば、インプレッサはドリフトしながらスープラにぶつかり、2台がべったり張り付いたまま、「横向き」でストレートを降りてくる!!
ギョァアア!!! ガリッガリッ
スープラのバンパーが弾け飛ぶ。
インプレッサのヘッドライトが割れる。

3話 完

CODE:F seriesZERO 4、最終話「4年の終わり」 Edit

2台が真横を向いて斜面を下って行く…
アオトはそんな衝撃的な様子を後ろから見ていた。
白いインプレッサから見える手は、優しくスープラを包み込むように…
ドギャァアアアアウッ!!! ギィイイッ! ッグン
そして、3台は止まる。
ガチャッ ドッ バタン!
リクヤ) ン…
ガチャッ バタン
陣)…スゥ…はァ…。
リクヤ)お前を、止めたぞ。陣。
陣)そんなの、俺が一番よく分かってる。全くもって理解が出来ない行動だ。なのに、俺は不思議とお前達には心を開けた。最後の最後で…言葉よりも行動で伝えられる何かがある。それが俺達は公道であったこと。公道の行動だな。
リクヤ)シャレか?
陣)フンッ…意識してねぇよ… あぁ、アオト、すまないな…
アオト)いえ、今回、本当に貴方の事を心配していたのは、リクヤさんですよ。
陣)これで、あの暴走行為はやめる。もう吹っ切れたんだ。俺の中で、父親という存在、鎖のような物をなくせた。ありがとう。すまないな。お前達の車、見るに耐えない姿にさせてしまった…
リクヤ)どうってこたァねぇサ。これでお前を救えるなら、車のパーツ1つや2つ。
アオト)それに、もっとも致命的なのは、そのスープラです。まずは落ちたパーツの処理をしましょう。

ブォオオオ…キキィ ドタ
高塚)ふぅ…ついた…
アオト)おぉ、高塚、来てくれたか。このスープラを載っけてくれ。
そして、死闘が繰り広げられた翌日の事だ。
GRtuneのガレージ内で、陣のスープラは修理され、気持ちを落ち着かせるという意味で、ボディカラーをブルーマイカメタリックに変更された。
そして…
ブォオオン…キィッ ドチャッ バタム!
凌)アナタが、噂の、箱根の悪魔と呼ばれた男だな?
陣)誰だよお前。ちなみに言っとくが、俺はそんな肩書き、とっくに捨てたぜ。
凌)そっか…でもまぁ、せっかく来たんだし、ひとっ走りしないか?俺は、新井 凌ってモンだ。アンタの事は知ってる。
陣)そうか。だが、箱根じゃあやらないぜ?
凌)そんな事は承知の上さ。バトルの場所は、、、
椿ライン

エンディング推奨BGM「Mickey.B/I Wanna Run To You

CODE:F series ZERO 終結
series3 10話(総合39話)に続く。

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