北方の地下遺跡

Last-modified: 2024-04-05 (金) 14:49:30
ヘリウスは古代遺跡の転送装置により巨大な地下都市へと転送された。
そこで暗黒卿よりも先にアダムの実を見つけるために調査を開始した。
※ヘリウス1名しか参加できません。
通常魔性宿った伝説恐ろしい壊れた
推奨LvLv70Lv113Lv151Lv198Lv???Lv
攻略LvLv80Lv128Lv172Lv227Lv???Lv
階層数4F
探索判定回数
(1階あたり)
踏破前:18回 踏破後:6回(4F以外)・12回(4F)
進行(踏破前)100秒130秒180秒250秒400秒
進行(踏破後)75秒97.5秒135秒187.5秒300秒
探索時間(踏破前)02:00:0002:36:0003:36:0005:00:0008:00:00
探索時間(踏破後)00:37:30
(2250秒)
00:48:45
(2925秒)
01:07:30
(4050秒)
01:33:45
(5625秒)
02:30:00
(9000秒)

※時短無し・探索時間等倍での数値

出現モンスター

敵は全て1部隊あたり1体で出現する

1Fフロアボス

迷宮称号のスピリット×1
+ランダムな基本編成

2Fフロアボス

迷宮称号のシルフ×1
+ランダムな基本編成

3Fフロアボス

迷宮称号のサイコドッグ×1
+ランダムな基本編成

ダンジョンボス

迷宮称号のスカルドラゴン×1

レアアイテム

ダンジョン内イベント

入り口

ヘリウスは古代超文明の地下都市を歩いた。

土でも石でも岩でも砂でもない素材の平らな地面。

芸術品のように整い、立ち並ぶ白い建造物。

地下深くに静かに残されていた古代都市は、ヘリウスにとって未来の都市のように見えた。


都市には住民が居た。

アンデッドである。

彼らはいつからここに居るのだろう……

2F

更に地下へ進むと、その様も変わってきた。

そこにあったものは機械群と呼べば良いのだろうか。

幾重にも連なり何処まで続くかわからない巨大なパイプ群。

ドラゴンがまるまる入りそうな大きな球体。

地下都市を機能させるための機械なのかもしれない。


先へ進むと更に狭いフロアになっていった。

そのフロアには四角い透明なケースが並んでいた。

それぞれおよそ4メートル四方の透明なケースだ。

草木が生い茂るもの。

動物の骨が入っているもの。

いや、元は生きていたのかもしれない……

整然と並ぶ四角いケース。

研究や実験をしていた場所だろうか。

3F

この地下遺跡の構造は上層は住宅地で下層は研究施設のようだ。

所々にある古代文字を読み取ると、そこまでは分かった。

しかし、その研究内容はわからない。

各部屋には必ずといって良いほど半透明な板がある。

ヘリウスはこの半透明な板の意味を知っていた。

古代遺跡で稀に見つかる情報を描き出す本のようなものだ。

透明な板に近づくと、そこに文字が写し出された。

文字だけではなく、現実とそっくりの映像が写しだされた。

立体感があり、平たい板に入れられるものではない。

ヘリウスが手を伸ばし板に触れると、反応して文字や映像が変わった。

描かれる文字の全てが分かるわけではないがその内容を読み取って手探りで情報を探した。

そこにはアダムの実の情報があった。

立体映像とともに描かれたアダムの実を見てヘリウスは息を飲んだ。

どうやらここはアダムの実を研究している施設のようだ。

目的の場所であることは間違いないだろう。

あとはアダムの実が実際にあるかどうかだ。

4F

ヘリウスが部屋を調べながら先へ進んでいると気になる情報を見つけた。

映しだされた立体映像はアダムの実に似ているが違うものだ。

その様相は不気味さを増している…

ヘリウスはそこに記された記録からその実が「リリスの実」と呼ばれるものであることを知った。

それはアダムの実から生まれたおぞましい失敗作であった。

ヘリウスはその内容に顔をしかめて映像を閉じた。

ダンジョンボス戦前

ヘリウスは研究室と思われる一室にたどり着いた。

整った部屋にあるのはガラスケースだ。

そこには文字の浮かび上がる板で見た「アダムの実」と同じものが入っていた。

目的のものを見つけた。

超技術を持っていた古代の人々でも憧れるような禁断の果実が目の前にある。

宝としての価値はどれほどのものであろうか。

ヘリウスは宝としてこの実を求めていたわけではないが、その価値を考えると緊張に息を呑んだ。

どうやらファウストよりも先に目的のものにたどり着いたようだ。

ヘリウスが部屋に入った時、違和感を感じた。

部屋には動くものは何も居なかったが一歩部屋に入った途端、気配を察した。

何か居る……!

警戒を深めて辺りを見ると、竜の姿を象った命なきはずの骨が襲いかかってきた。

冒険の手記(全7)

古代資料1

【 リリスの実 】

材料:
・魔獣1,000体

アダムの実は1,000人の人間の命が必要であるため作るのは難しい。

それならば人間ではない命を使えば良い、そう考えた科学者がいた。

古代資料2

当時、高度な知性を有しながら人権を与えられていない生物が二種類いた。

それは動物と魔造生物である。

遺伝子操作により動物は次々に進化して知性が高く体の大きな動物が生まれていた。

しかし扱いは動物のままであり、法的な整備は届いていなかった。

技術革新の速度についていけず、人間の人権を守るので精一杯であった。

古代資料3

「人間さえ使わなければ良い」

その思想により動物や魔造生物を使った数々の実験が進められていった。

そして人に近い知性を獲得した動物と魔造生物を合わせた合成獣『魔獣』と呼ばれる種が誕生した。

古代資料4

魔獣の生態は歪を極め、生物として必要な能力が欠如していたり繁殖能力を持たないものも多くあった。

魔獣が知性を得て人語を話すようになった時、人々の見せた反応は恐怖だけであった。

人間とは明らかに違う歪な生態を持つ化け物たち。

それら魔獣は動物だけを使ってつくられた生物である。

そのように高等生物として強制的に進化させた魔獣たちを使い、アダムの実を作る実験が行われた。

古代資料5

この実験が成功していたら人類はアダムの実の量産を始めていただろう。

実験の結果、人を進化させる寄生型魔造生物の核は出来上がった。

しかし、その核により生まれ変わった者は魔造生物アダムではなかった。

はじめはその差異に気づかなかった。

それに気付いたのは次の世代からであった。

生まれる子供が皆、魔獣だったのだ。

人と似た姿をしながら人間種とは明らかに異なる異形の生態を持つ化け物たちが生まれ出した。

人々はその子らを『悪魔』と呼んだ。

この実験は誰もが失敗だと認識し、実験は封印された。

古代資料6

魔獣1000体から作られた実によって進化した者は、人に似て人ならぬ悪魔を生む者。

人々はその者らを
『魔造生物リリス』と呼んだ。

その核は『リリスの実』と呼ばれ、人を悪魔に進化させる禁断の果実として封印された。

既にリリスの実は大量に生産されており、多数の悪魔の子が生まれていた。

その子らには高い知性と人と交われる繁殖能力があった。

古代資料7

リリスの実を作るための材料として大量に生み出された魔獣族。

そして実験の結果生まれた悪魔族。

人々はこれらを無かった事にしたかったが、根絶されることはなかった。

進化を諦めること無く極秘裏に実験を続ける者がいた。

戦闘力に目をつけて兵に利用する者がいた。

人間種と異なる種族、魔獣族と悪魔族は人間の手により誕生し増えていった。

そして大戦を生き残った彼らは人間の支配から開放され、地上を闊歩するようになった。

手記コンプリート報酬

★宿った黒竜の鱗[ペリドット]
物語の進行