宮沢清六

Last-modified: 2021-05-09 (日) 17:53:35

ふりがな、みやざわせいろく。生没年1904年一2001年、1904年宮沢政次郎の次男(宮沢賢治の弟)として、岩手県花巻市に生まれる。作家になった兄に代わり家業を継ぐ。しかし、兄と同様質屋を嫌っていたため、1926年父政次郎と共に宮澤商会を開く。1933年兄賢治が死去する際賢治のメモ、原稿を託される。その後家業を発展させつつ、父政次郎、草野心平、高村光太郎と共に賢治作品を世に出すことに尽力した。1945年、東京大空襲によりアトリエを焼け出された高村光太郎を家に迎えるなどした。1945年の空襲の際にも、賢治の原稿を防空壕に埋めるなど賢治作品の保存に尽力した。その後も、家業を発展させつつ、賢治作品を世に出す事に力を注いだ。2001年老衰のため死去享年97。賢治の兄妹のなかでもっとも長く生きた人物である。