サルベージ3

Last-modified: 2020-04-06 (月) 20:03:57

geocities
ハリポタ邦訳改善運動

Person

■■登場人物■■

【個性】
・不適切と思われる一人称。「もン」や「ざんす」などの語尾。
 女性の男性的口調など、原作とは程遠いキャラクター付けが多数されている。
・不必要なまでの個性付けのため、かえって原作で「訛り」などを持つキャラクター
 の個性が埋もれてしまっている。
・個々のキャラクターの同一性といった最も重要な点に無神経である。
 (個性、口調、一人称が一貫していない。)
・作中の人間関係には合っていない、台詞・呼び方が目に付く。

【氏名の発音】
・ラテン語だったり、アメリカ的だったり、まるで統一性がない。
  (同じvでも「ブ」と「ヴ」、同じusでも「アス」と「ウス」が混在)
  (ローマ字読みみたいなのも多い)。
・英国が舞台なんだからシリウスなど日本で定着してる発音や
 明確な意味がないかぎりはイギリス式発音で統一してもらいた。


(nevi注:テーブル形式のままうつせなかったので抜粋)

■ホグワーツ教職員

Albus Dumbledore アルバス・ダンブルドア
・邦訳版での一人称「わし」を「私」に変更してほしいという声が少々有り

・原作では頭脳明晰でそこはかとない威厳をいつも漂わせているが実はユーモアをいつも忘れないお茶目さも兼ね備えているというイメージだが邦訳版ではただの陽気なおじいちゃんである。


Rubeus Hagrid ルビウス・ハグリッド
訛りが嫌悪されがちなイギリスにおいて「牧歌的でステキ…」などと好意的に受け止められるハグリットの農村地区(とくに南西部やスコットランドハイランドの農民)訛り。だが日本におけるハグリットは牧歌的というよりただの下品なおっさんである。

1巻P82、P389では「わし」だった。


Severus Snape セブルス・スネイプ
一人称「我輩」。
1巻P329では「私」。
映画1~2作では「私」だったが三作目以降「我輩」(邦訳に合わせたと思われる)に変更。

誤訳・珍訳でもふれたがたびたびでてくる「唇をめくりあげて」という表現のせいで、そういう癖を持っていると誤解している読者がいる。
「低い濁声で・・・」と某ガイドブックでには書かれていたらしい。

スネイプの瞳の表現「dark eyes」。
邦訳では「暗い目」。間違ってはないが「黒い瞳」の意味の時もあるのではないだろうか?

日本語版スネイプとは
ハリーに「やあ、こんにちは」といやに愛想よく挨拶をしたり(1巻P393)、「教えてくれ、ポッター」と猫撫で声を出したり(5巻上P370) 、怪我もしてないのにヒョコヒョコ歩いたり(1巻P328)、唇をめくり上がらせて怒ったり(3巻P223)、命の掛かったクイズのヒントを間違えて出したり(1巻)、「たまたま信用されてる」なんて訳のわからないことを言ってみたり(5巻)、ビーカーに薬を飲ませたり、「恐れ入ります、大臣閣下」なんてファッジに謙っちゃう(3巻)そんな人。

とうとう唇が意思まで持ちました。すげぇ!


Sybill Trelawney シビル・トレローニー

原書では言っている内容こそ浮世離れしているけど、言い方がすごく奇妙とかいうわけではない。


Remus J. Lupin リーマス・ルーピン

声(hoarse voice)が邦訳では「しわがれ声」になってた。間違いじゃないけど、30代なんだから「かすれた声」くらいにしてほしい。

髪の色(light brown)が「鳶色」になってた(3巻5章)。
鳶色は赤みを帯びた褐色。
まんま「ライトブラウン」か「明るい茶色の髪」にしてほしい。

文字から読み手がイメージを作り上げていく上で、外見の誤訳はきつすぎる。
冬の日差しがルーピンの髪に当たって白髪が光るって描写があるんだが、 原書では「明るい髪色の中でさほど目立たない白髪が、日に当たって光る」というイメージだった。
濃い茶色の髪の中の白髪だったら、まったく情景が違う。

Remus=狼に育てられた古代ローマの創始者


Armando Dippet ?・ディペット
「アーマンド」(2巻17章P457)
「アルマンド」(5巻下22章P87)
「アーマンド」(5巻下37章P625)
リドル学生時代の校長


■生徒

Hermione Granger ハーマイオニー・グレンジャー
中の人(フライCDも)いわく「ハマイオニー(her-My-oh-nee)」
日本語で無理やり表現するなら「ハァイオニー」といったところか?(「マ」にアクセント)


Draco Malfoy ドラコ・マルフォイ

星座の竜座、ドラゴンを意味するラテン語からマルフォイ夫妻が名づけたと思うが、そのまま息子をラテン語風にドラコと呼んでいるとは思えない。
ここは人名らしくドレイコ(ドレイコゥ)がよかった気がする。
フライCDではドレイコ。

目の色はルシウスパパと同じ灰色(gray)なのに、pale(色が薄い)が出てくるとルシウスは薄灰、ドラコは薄青いになる。
【参考】


Fred Weasley フレッド・ウィーズリー

一人称「俺」。3巻P83では「僕」だった。


Lee Jordan リー・ジョーダン
髪型(dreadlocks)が「細かい三つ編みを縮らせた」と表現されていた。むしろそのままドレッドヘアのが分かりやすい。
※A boy with dreadlocks was surrounded by a small crowd. (UK版1巻6章P71)


Oliver Wood オリバー・ウッド

3巻で「バンカラ声」と表現されていた。バンカラはなんとなくイメージできるが「バンカラ声」と言われるとなにが言いたいのか分からない。


Angelina Johnson アンジェリーナ・ジョンソン

4巻までは語尾に「~わ」をつける女性的な話し方をいていたが、5巻でクディッチキャプテンになってからは前キャプテン・ウッドが乗り移ったかのような男性的な話し方、キャラクターに変貌。
原作では口調の変更はなかったらしい。


Luna Lovegood ルーナ・ラブグッド

原作では俗世離れした柔らか系不思議ちゃん(でも知能は正常、しゃべり方も普通)だが、邦訳版の語尾「もン」のせいで日本では頭の弱いぶっきらぼう電波系になってしまった。


Parvati Patil パーバティ・パチル

日本じゃパールバティ(インド神話の女神) で通ってるのだからパールバティでいいのでは?


Adrian Pucey エイドリアン・ピューシー

2巻携帯版では一箇所だけ「ピュシー」に変更。P255ではピューシーのまま。


Pansy Parkinson パンジー・パーキンソン

「パンジィ」(1巻P218)


Nott セオドール・ノット

セオドア・ルーズベルトの「セオドア」では?
ハリーと同学年で一匹狼のスリザリン生でセストラルが見える。親がデスイーター。


Susan Bones スーザン・ボーンズ

「ボーン家(1巻4章P86)」出身。
ボーン家→ボーンズ家の間違いと思われる。


Hannah Abbott ハンナ・アボット

ハナ・アボットではないか。
アボットというのは古くからあるすごくイギリスらしい姓だから、Hannahはイギリス式発音にしてほしい。
Nが二つ重なったからって「ン」の音が入るのってヨーロッパの主要言語じゃイタリア語だけ。


Eloise Midgen エロイーズ・?

「ミジェン」(4巻上P303)
「ミジョン」(4巻下P54)
「ミジョン」(5巻上P557)


Roger Davies ?

「デイビス」(3巻13章P336)
「デイビース」(4巻・5巻)
フライCDでは「デイビィス」

Daviesの発音は出身地による。

普通はDaviesはデイヴィーズだけど、ウェールズ(もともとはウェールズ系の名前)では、DaviesはDavisのスペル違いという扱いで、どちらもデイヴィス。

Roger君の場合、出身地が不明だから可能性としてデイヴィス、デイヴィーズと両方あり。


Stebbins ?

「ステビンス」(5巻下P348)
「ステビンズ」(4巻下P104)

「こら、君もだよ、ステビンス!」(5巻下28章P348)
‘That means you too, Stebbins!’(UK版P566)
「さらに、レイブンクローも十点減点だ、ステビンズ!」(4巻下23章P104)
‘And ten points from Ravenclaw, too, Stebbins!’(UK版P371)


Fleur Delacour フラー・デラクール

フランス発音では『フルール・ドラクール』。

フランス人なのに英語発音?
フライCDではフラー・デラクール


Olympe Maxime オリンプ・マクシーム

オラーンプ(フランス発音)


ヴィクトール・クラム

フライCDではヴィクター・クラム


■保護者

Sirius Black シリウス・ブラック

一人称は「私(学生時代なんて「僕」だ)」が使われているが、多くの読者の印象では「俺」のタイプ。
5巻下23章P138ではハリー相手に「僕」だった。

ハリーからは「おじさん」、「シリウスおじさん」などと呼ばれているが、原作の表現は「Sirius」で、Mr.などおじさんにあたる単語は使われていない。文化的背景を考えてのことだとは思うが、原作よりシリウスとの距離が遠く感じる。(ちなみにハーマイオニーは「シリウス」と呼び捨てで呼んでいる)
【参考】


Molly Weasley (モリー)ウィーズリー婦人

1巻の口調が「…ですわ」なんて奥様風だった。


Fabian Prewett
「フェービアン」(5巻上9章P279)
「ファビアン・プルウェット」(5巻下25章P196)


Bill Weasley ビル・ウィーズリー

「ポニーテイル」じゃなくて「後ろで一つに束ねた髪型」なんじゃないのかな?


Charlie Weasley チャーリー・ウィーズリー

5巻下人物紹介では「ドラゴン使い」とされてるが「ドラゴン研究者」のほうが適切だと思われる。


Lily Evans Potter リリー・ポッター

1巻では妹だったが姉に変更。


マージ

1巻では姉だったが妹に変更


Mr.Ollivander オリバンダー

竹取物語じゃないんだから「翁」って呼ぶのやめて欲しい。


Stan(Stanley) Shunpike スタン(スタンレー)・シャンパイク

「スタンレー」(3巻P51)
「スタンリー」(3巻携帯版P55)


■その他

Lord. Voldemort ヴォルデモート卿

邦訳版での一人称「俺様」のせいで、冷酷で残忍な闇の帝王のイメージが台無しになっている。
ちなみに1巻での一人称は「わし」(携帯版では「俺様」に変更)。

ちょっと関係ないけどバジリスクの台詞。
「来るんだ……。俺様のところへ……」(2巻P178)(‘Come...come to me...’(UK版P92) )
俺様つながり。


Tom Marvolo Riddle トム・マールヴォロ・リドル

一人称「僕」

2巻P461の戦慄の名シーン「I AM LORD  VOLDEMORT(私はヴォルデモート卿だ)」が携帯版では「(俺様はヴォルデモート卿だ)」に変更になり読者の涙を誘った。  ( ゚д゚)ポカーン


Cornelius Fudge コーネリウス・ファッジ

1巻P99「コーネリアス」


Regulus Black レギュラス・ブラック

シリウスなど他のブラック家の人間と同じように天体名でレグルスが適切だと思われる。


Bellatrix Black Lestrange ベラトリックス・レストレンジ

4巻での語尾が「ぞよ」だった。5巻では普通。

The Dark Lord will rise again, Crouch! (UK版P517)
「クラウチ、闇の帝王は再びたちあがるぞよ!」(4巻下P370、ペンシーブの裁判のシーン


Nymphadora Tonks ニンファドーラ・トンクス

heart-shaped face=丸顔でわりとしっかりしたおでこにほっぺたプクプク、でもあごはほっそりって感じの可愛い顔立ち。実在の人物で例えるとヘレナ・クリステンセン。邦訳の「ハート型の顔」ではベジータなんのことかわからない。


Ted Tonks テッド・トンクス

5巻上人物紹介ではマグルとなっているがマグル生まれ(マグル出身の魔法使い)の間違い。
純血、混血の出自はこれから重要なポイントになると思うので気をつけてもらいたい。


リータ

語尾の「ざんす」は止めてほしいという声多数。
これもこの調子で統一していればまだマシなのだが、「すてきざんすわ」(4巻上P741)といった直後「……どうして決心したのかな」(同)と急に男性的な言葉遣いになり、「代表選手が死んだことがあるわよね」(同P742)と普通に女性的な話し方になったりしている。
この不徹底によって「ざんす」という珍奇な語尾がさらに浮いた印象になっている。

「クィディッチ今昔」P7では「リタ・スキーター」になってた。


Rufus Scrimgeour ?・スクリムジョール

普通に読むとスクリムジャー。スクリムジョールはフランス発音。

イギリス人なのに何故かいきなりフランス語風発音。
フライCDでの発音はスクリムジャー(これが正しい?)
ちなみに「クイディッチ今昔」で推薦の言葉を書いてる「ビーターのバイブル」の著者Brutus Scrimgeourはブルータス・スクリムガー。
せめて同じ綴りの発音くらい統一してほしい。


Ladislaw Samojski ラディスロフ・ザモフスキー

ポーランドの選手。
ポーランド発音では『ワディスワフ・サモイスキ』。

原作ではチェイサーなのに邦訳ではキーパーになっている。(詳しくは誤訳、5巻を参照)


Borgin ボージン

ボージン・アンド・バークス店主。
フライCDでは「ボーギン」。


Snivellus なきみそ/スニベルス(スニベリー)

某地方の方言で「泣き虫」の意味らしいが、メジャーな言葉とはいいがたく意味が伝わらない。鼻にひっかけて「ハナタレ」ではどうかとの意見あり。
なきみそとつけたんなら統一してほしい。

忍びの地図の製作者たちはカタカナ化しただけなのに。スニベルスじゃ駄目なの?


Poppy

マダム・ポンフリーの愛称。
「ポッピー」(3巻5章P119)
「ポピー」(3巻21章P511)


Rowena Ravenclaw ロウェナ・レイブンクロー
「レイブンクロウ」(1巻P445)



Animal*Ghost

■■ゴースト・魔法生物・ペット等■■

・ユニコーンなどカタカタにするだけでも理解できるものをわざわざ一角獣と日本語化するのに
 ピッポグリフなど馴染みのない単語は単純なカタカナ化するだけになっている。
・カタカナ化もラテン語発音だったり英語発音だったりと統一性がない。
・屋敷しもべ妖精、屋敷しもべ、しもべ妖精と表記が安定していないため混乱する。
・ヴィーラもたまに妖精になっているが他にも妖精や妖精っぽい生物がたくさんいるのでわかりにくい。


■ゴースト

Nearly Headless Nick ほとんど首無しニック
ほかのゴーストはスッパリ首無しポドモア卿など日本語敬称だがニックだけサー・ニコラス。
Sir. Nicholas de Mimsy Porpington.


Lady. Fat 太ったレディの肖像画

せめてふくよかな貴婦人くらい遠まわしに呼んであげればいいのに。子供って残酷。


グレイレディ(灰色の貴婦人?)

ニックがサー・ニコラスならレディ・グレイでは?


■魔法生物

Unicorn ユニコーン/一角獣
「ユニコーン」(1巻)
「一角獣(ルビ:ユニコーン)」(1巻携帯版)


Bicorn バイコーン/二角獣
ルビが「バイコーン」から「にかくじゅう」に変更


House-elf 屋敷しもべ妖精/屋敷しもべ/しもべ妖精/屋敷妖精

呼び方多すぎ。
そもそも原語に「しもべ」要素は無い。


Goblins 小鬼/ゴブリン

「グリンゴッツの子鬼」(1巻)
「ゴブリン」(4巻)


Hinkypunk おいでおいで妖精/ヒンキーパンク

ルビが「ピンキーパンク」(3巻P241)


Kappa 河童

スネイプ曰く蒙古でよく見られるらしい。モンゴルじゃ駄目なんだろうか?


Grim 死神犬/グリム

「死神犬」になってるけど「黒妖犬(こくようけん)」のほうが日本語としては一般的(らしい)。
「死神犬」でもいいけど、シリウス・ブラックに関連づけるなら「黒妖犬」のほうがより良かったと思う。


Kelpie 水魔

グリンデローも水魔だけどいいのか?


Blast-Ended Skrewt 尻尾爆発スクリュート

「殻をむかれた奇形の伊勢エビのような姿(4巻13章P304)」と表現されていた。ロブスターでも分かる。


■ペット他

Hermes  エルメス

「ヘルメス」(3巻5章P93)


Tibbles ?

「ティブルス」(1巻2章P37)
「チブルス」(5巻上2章P36)

フィッグばあさんの猫




Hogwaets


■■学校関連用語(役職・授業・教科書・施設名)■■

Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry ホグワーツ魔法魔術学校

ホグウォーツでは?


Staff room 職員室

読んでいくと、教師が着替えなどを置いているロッカールームみたいな部屋のこととわかるが、これを職員室と訳したら「大勢の教師が机を並べている、教師の控え室」という日本のイメージで読んでしまう。ルーピンがそこで授業をするというのが変に感じられる。 (3巻)


Office 事務室

マクゴが「私の事務室で話がある云々」と言ってる箇所があるが、普通に「私の部屋」の方がスムーズ。
おまけにdeskがわざわざ「事務机」となっているのも不思議だ。(3巻)


Dormitory 寮

なぜか日本語版だけ「ハッフルパフが劣等生の寮」が公式設定。


dungeon 地下牢

dungeon=地下牢、城の主館・本丸・天守閣
牢ではなく、城の主館・本丸の意味の方では?
映画では普通に日光が入ってたけど…


北塔
(占い学の教室?)

・ふかふかした小さな丸椅子(3巻P134)
 fat little pouffes(UK版P79)
・長椅子(3巻P136)
 pouffe(UK版P80)

両方トレローニーの部屋にあるpouffe。形状も同じだと思われる。
pouffeはいろんな形やデザインがあるので説明するのは難しいが、勝手に「丸」とするのはどうかと思うし、長椅子も違うのではないだろうか?

「ほくとう(3巻P131)」
 →「きたとう(3巻携帯版P141)」


図書室

「図書館」(2巻P220他)


Hospital Wing 医務室

「病棟」(3巻携帯版P129)


厨房

「キッチン」(2巻P485)


Room of Requirement あったりなかったり部屋/必要の部屋


Vanishing Cabinet 姿をくらます飾り棚

6巻で例の人達登場に使われる重要アイテム。シリアスで衝撃的なシーンなのにちょっと名前に迫力が無いというか…

【参考】
2巻・8章 ピーブスがフィルチの部屋の上階で墜落させた時に登場
5巻・28章 フレ&ジョがモンタギューを突っ込ませた時に登場
「飾り棚」の一般的(?)概念:絵皿やカップなどを見せながら収納する棚
2巻・4章 ボージン&バークスでハリーが身を隠したのは「large black cabinet」→邦訳「大きな黒いキャビネット棚」


Quidditch pitch(stadium) 競技場/グランド/ピッチ(競技場/グランド)

携帯版以降ではピッチに統一させようとしてるらしい


Stone gargoyle ガーゴイル像

「怪獣像(かいじゅうぞう)」(2巻P303)
 →「怪獣像(ガーゴイル)」(2巻携帯版)
「ガーゴイル飾り」(2巻P363)
 →「怪獣像(ガーゴイル)」(2巻携帯版)
「怪獣像(カーゴイル)」(3巻P168)
 →携帯版の訂正無し


Prefect 監督生

【参考】


Head Boy(Head girl) 首席

日本人の首席のイメージは成績トップの生徒。
イギリスのHead boy・Head girlは、監督生たちのまとめ役・学校の代表。共学の場合、男女1人ずつ選ぶことが多い。

この単語のおかげで「ジェームズ優秀だったんだね。スネイプより成績良かったんだね」と日本では思われている。

日本とは学校のシステムが違うため仕方ないかもしれないが、「代表監督生」など言葉を作るか、「生徒会長」「男子総代・女子総代」などのほうがまだイメージが近いのではないだろうか?

広辞苑によると首席=第一位の席次。首位の人。一番。またその人。 「-指揮者」「-で卒業する」 )

「おちゃめなふたご」シリーズでは「生徒会長」になってた。


caretaker(?) 管理人

「用務員」だったが職業差別語ということで「管理人」に変更(らしい)


class クラス/授業

「魔法薬学の授業が最悪のクラスになってしまった」「このクラスでは杖をふりまわすような~」と、授業とクラスの二つの訳し方が混在している。
日本語としてなんとなくたどたどしいというか違和感を覚える。
またus(授業に参加している生徒達)をクラスと訳していることもある。


O.W.Ls ふくろう

「標準魔法レベル」(3巻P308)→
「普通魔法レベル」(3巻携帯版P341)に変更


■授業

Defence against the Dark Arts 闇の魔術に対する防衛術

1巻P321「闇の魔術に対抗する防衛術」
 →1巻P362「闇の魔術の防衛術」

スネイプがずっと拘ってる教科なんだから暗黒魔術防衛学術くらいカッコよくしてもらいたかった。


Potions 魔法薬学

「魔法」にあたる言葉なんか入ってないんだから「薬学」「薬化学」でいいと思う。
「魔法」が入るとなんか適当に魔法掛けて薬作る感じがして嫌。


Charms 妖精の魔法/妖精の呪文/呪文学

「妖精の魔法」(1,2巻ハードカバー)
「妖精の呪文」(1,2巻携帯版)
「呪文学」(3巻以降)

意地でも「妖精」は残したいらしい。
担当しているフリットウィック先生は原作者いわくゴブリンの血をひいているただの小柄な老人だが、翻訳者は妖精でとても小さい人だと思っているらしい。その思い込みが「妖精の」と不要な言葉をつけたすに至った原因ではないだろうか?


Astronomy 天文学

「天文学科」(2巻P303)


Care of Magical Creatures 魔法生物飼育学

「魔法生物の世話」(2巻P194)


■本

Numerology and Grammatica 数秘学と文法学

ハーマイオニーの持っていた本。
Grammaticaは文法学ではなく古代文献学(文法研究を含む)。
古い文献を解読しながら数秘学を学ぶための本だと思われる。

小さなミスではあるけれど、こんな大層な本を持ち歩いてるところに彼女らしさが出てると思うので、文法学ごときに変えないで欲しい。


■教科書

The Standard Book of Spells 基本呪文集

「標準呪文集」(2巻P237)


One Thousand Magical Herbs and Fungi 薬草ときのこ1000種

1巻P102「薬草ときのこ一〇〇〇種」
1巻P204「魔法の薬草ときのこ千種」
1巻P335「薬草ときのこ百種」
1巻携帯版「薬草ときのこ千種」

原文の方でも千種になってたり百種になっていたりする。


■ロックハート著

Gilderoy Lockhart's Guide to Household Pests ギルデロイ・ロックハートのガイドブック・一般家庭の害虫


Magical Me 私はマジックだ


Wanderings with Werewolves 狼男との大いなる山歩き


Gadding with Ghouls グールお化けとのクールな散策

「グールお化けとのクールな旅」(2巻P400)


Travels with Trolls トロールとのとろい旅


Break with a Banshee 泣き妖怪バンシーとのナウな休日


Voyages with Vampires バンパイアとバッチリ船旅


Year with the Yeti 雪男とゆっくり一年


Holidays with Hags 鬼婆とのオツな休暇