謎のプリンス の変更点

TITLE:謎のプリンス ‘Harry Potter and the Half-Blood Prince’

|400|c
|#contents|
&br;

*6巻における代表的な誤訳 [#sfa7fbfb]

**『先生』なんて敬語をつけていただく必要はありません [#bfdff24e]

>■日本語版 上巻9章 p.272
&color(Blue){「はい」ハリーは突っぱった。};
&color(Blue){「はい、''先生''」};
&color(Blue){「僕に『先生』なんて敬語をつけていただく必要はありません。先生」};&br;
■UK版 p.
■UK版 p.171
&color(Purple){“Yes,” said Harry stiffly.};
&color(Purple){“Yes, sir.”};
&color(Purple){“There is no need to call me ‘sir' Professor.”};
<

■試訳
&color(Maroon){「はい」ハリーは突っぱった。};
&color(Maroon){「先生!」};
&color(Maroon){「僕を『先生』って呼ばなくてもいいんですよ、先生」};
&br;

■備考
-スネイプの無言呪文の授業で、ハリーがプロテゴを唱えてスネイプを飛ばしてしまったシーン。
-2つ目のセリフはスネイプのセリフである。
すべてハリーのセリフに見えて3つ目のセリフで混乱する読者が出た。
-スネ「おめー無言呪文の意味わかっとんのか」
ハリ「はい」
スネ「『はい、先生』(だろ)」
ハリ「ぼくを先生なんて呼ばなくていいですよw教授w」
という感じのやりとり。
-先生は「敬語」ではなく「敬称」では。
-原文ではびしっと切り返す端的なセリフなのに、日本語版ではとても歯切れの悪いもたついたセリフになっている。

-[[*notes>謎のプリンス/HBP-notes#xb45812e]]


&br;
**キャラの口調ミス [#h168bcb9]

>■日本語版 上巻15章 p.466
(略)&color(Blue){愛の妙薬は闇の物でもないし、危険でも――」};
&color(Blue){「君は簡単にそういうけど――」};
&color(Blue){ハリーはロミルダ・ベインのことを考えながらいった。 };
&color(Blue){「それじゃ、それが咳止め薬じゃないと見破るかどうかはフィルチしだいってわけだ。};
&color(Blue){だけどあいつはあんまり優秀な魔法使いじゃないし、薬の見分けがつくかどうか、怪しい――」};
&color(Blue){ハーマイオニーはハッと身を固くした。};
&br;
■UK版 p.288
(略)&color(Purple){love potions are't Dark or dangerous―’};
&color(Purple){‘Easy for you to say,' muttered Harry, thinking of Romilda Vane.};
&color(Purple){‘―so it would be down to Filch to realise it was't a cough potion,};
&color(Purple){and he's not a very good wizard, I doubt he can tell one potion from―’};
&color(Purple){Hermione stopped dead:};
<

■試訳
(略)&color(Maroon){愛の妙薬は闇のものでもないし、危険でもないし――」};
&color(Maroon){「簡単に言ってくれるよ」ハリーはロミルダ・ベインのことを考えながらつぶやいた。};
&color(Maroon){「――だからそれが咳止め薬じゃないと見破るのはフィルチの役目というわけよ。};
&color(Maroon){だけどあの人あんまり優秀な魔法使いじゃないでしょう。薬を見分けられるかどうかさえ怪し――」};
&color(Maroon){ハーマイオニーはぴたりとしゃべるのをやめた。};
&br;

■備考
-ハリーがボソッとつぶやいてハーマイオニーの話をさえぎっているが、続けて話しているのは明らかにハーマイオニー。
なにより最後にHermione stopped deadって書いてある。
-stop deadは急にやめる(止まる)という意味だと思うんだが
なぜ「ハッと身を固くした」という苦しい訳にしてまでハリーのセリフにしたのだろう。 

-携帯版・電子版では以下のように修正されている。

 (略)
 「――だから、それが咳止め薬ではないと見破るかどうかは、フィルチしだいっていうことになるわ。
 でも、あの人はあんまり優秀な魔法使いではないし、薬の見分けがつくかどうか、怪しい――」
  突然ハーマイオニーは話を打ち切った。


&br;
**博識ですね [#i6641455]

>■日本語版 下巻20章 p.187
&color(Blue){「あいかわらず博識ですね、ダンブルドア」};&br;
■UK版 p.416
&color(Purple){‘You are omniscient as ever, Dumbledore.’};
<

■試訳
+++&color(Maroon){「あいかわらずお見通しですね、ダンブルドア」};
+++&color(Maroon){「あいかわらず千里眼ですね、ダンブルドア」};

■備考
-これは、ヴォルデモートは他意がなさそうな様子で職をもとめにきたが、実は近くの村の宿屋ホッグズ・ヘッドに手下たちを待機させていたことをダンブルドアに指摘され、居直って返した台詞である。
-人から怪しい行動を指摘されて返す言葉が「博識ですね」というのはずれている。omniscientには「博識の」というような意味もあるが、この状況では「お見通しですね」「千里眼ですね」などが正しい。
-携帯版・文庫版では「相変わらずなんでもご存知ですね、ダンブルドア」に修正されている。

RIGHT:[['''Wikipediaより'''>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA#%E5%8E%9F%E6%96%87%E3%81%AE%E5%8D%98%E7%B4%94%E3%81%AA%E8%AA%A4%E8%A8%B3]]

&br;
*章ごとのまとめ [#of2ce3c8]
【上巻】
-[[1~5章>謎のプリンス/1~5章]]
-[[6~10章>謎のプリンス/6~10章]]
-[[11~15章>謎のプリンス/11~15章]]

【下巻】
-[[16~20章>謎のプリンス/16~20章]]
-[[21~25章>謎のプリンス/21~25章]]
-[[26~30章>謎のプリンス/26~30章]]


&br;
*notes [#bd1109c8]
[[HBP-notes>謎のプリンス/HBP-notes]]


&br;

*訳BBS [#h24791d8]
1章 [[「たり」「すっぽり」の使い方に疑問が>【訳・日本語】BBS/20]]
3章 [[蠱惑的な女性を追求?>【訳・日本語】BBS/40]]
6章 [[秘術名人さま!>【訳・日本語】BBS/41]]
22章 [[哀れな仏>【訳・日本語】BBS/37]]


//Wiki編集者さんへ
//コメント欄の注意事項は precautionページ に記載し
//#include で表示させてあります

&br;
*コメント欄 [#n11831f2]
#include(precaution,notitle)
#pcomment(,10,reply)