三巻 の変更点


---ふむ そうか……
いたしかたあるまい「呉越同舟」という訳だな
&ruby(13課){おまえたち};には苦労をかける…
これとて50年前の尻拭いだ……
汚い仕事ばかり押し付けてな……

猊下 どうかそのようなお顔をなさらずに…
どうか&ruby(イスカリオテ){我々};を存分にお使い潰しください それに……
罪人の始末は罪人同士でやりあって頂きましょう
出来る事なら墓穴から葬儀の準備まで

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「聞いたかね?」
ああ聞いた

「まさかナチスがらみとはな……
半世紀も前の亡霊の名が出てくるとは…」

ハン そうかね 私は ''なんとは''なしに そんな''感じ''がしていたよ
''あの感じ'' あの''薄暗さ''は 前にも感じたことがある

「ほう 何故だ?」

何故? おまえが何故と? 「&ruby(ウォルター){死神};」?
「&ruby(アンデッド){死にぞこない};」を実戦に投入しようなどと考えたのは
後にも先にも三ツだけ

''一ツはきみら''

''一ツはかれら''

''一ツはわたし''

そして''彼らの''アンデッド研究機関は50年前に完全に粉砕された
この私とおまえとで皆殺しにしたんじゃないか

「…そうだ そうだったな 思い出したよ アーカード」
「老い」とは恐ろしい これだから
「ふん…… 「老い」すら楽しむものさ 我々 &ruby(ジョンブル){英国人};は」
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しかしここまであからさまにケンカを売られて
黙ってやられているほど我々はお人好しではない

はン
これだから&ruby(ジョンブル){英国人};は
そんなだから衰退するのだ

意地も張れぬ繁栄など こちらから願い下げだ

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はいはいッ そこ
何やってんの─────ッ

ダメダメダメ
そんなんじゃ
ダメダメダメ
ダメダメダメ

なんで4、500メートルが当てられないのようッ!?
バカ───ッ

「無茶言ーな──ッ!!」

なッなッ なんで!?
あなたたち戦争の犬なんでしょ!?
パインナップルアーミィーでしょ!?

「違うわ!!
通常の小銃で500なんて当たるものか
当てられる奴がいるとすりゃそりゃ化物だよ
バカじゃないのバカじゃないのバカ…」

ちょっとどいてください

はぁ

ギリッ ヒュオッ

「!!」 「!!」

うおりゃーーーーーーーッ
ボガ ボガ ボガガ ボガンボガン
キュキュキュキュアアァァァァァ
ガコパ ドド ドゴ ガコ バキュ ドム
バム!! ゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴ

YES!!
ムホホホホホホ いかが?

良く見ろバカ

!!?

『人 質 全 滅』

あ゛────ッ
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「そういえば 一度聞きたかったのだが」

なんだ

「何故彼女を&ruby(バンパイア){吸血鬼};に? アーカードともあろう男が 何故に そんな柄にもない事を?」

さあな 何故なのだろうな
気まぐれ? 否 違うね
奴は自らの道程を自分の意思で取捨決定をした

あいつはどんな扱いになっている?

「「チェダース村」事件で行方不明になったという事になっている」

家族は何もいってこないのかね?

「家族は……いない 孤児だ。」

ふふ…  そうだろう まあ そんな所だろうさ
あいつは 見かけや表面上なんぞより ずいぶんと''おもしろい''女だ

最初期出動から上官や同僚が続々と&ruby(グール){喰屍鬼};と化し 全滅していく死の村落
自分を&ruby(レイプ){強姦};して殺そうとする吸血鬼達
まるで魔女の釜の底の様な地獄だ

そこであの女は 何をし 何を選択したのか?

「あきらめ」が人を殺す
あきらめを拒絶した時 人間は人道を踏破する権利人となるのだ
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&ruby(オーダー){命令};は&ruby(オンリーワン){唯ひとつ}; 「&ruby(サーチアンドデストロイ){見敵必殺};」 &ruby(オーバー){以上};

認識した 我が主
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セラスや…おきなさい! セラスや…
!

…………あんた… ……誰?
わたしはあなたの&ruby(ガン){銃}; 「ハルコンネン」の精です

いやああああ
ああッ逃げないで逃げないでッ 逃げないでッ っていうか引かないでッ

今日はガンバル&ruby(セラス){君};に このワタクシ応援をしにまいりました
さあこの精霊様になんでもいってみなさい

そ それじゃ精霊さま 一ッコだけ聞きたい事があります!!
私 もう不幸続きでヒドイ有様です この先もずっと不幸にまみれる人生なのでしょうか……

…………… ………まーね

うわああああんん
まッ まちなさいッ セラスッ
今のナシッ! ウソ! ノーカン! ノーカン!

そんな事 セラス よくお聞き ねている場合じゃないのよ
今君たちにはゴイスーなデンジャーがせまっているのだよ

え!?

さ はやく起きなさい アーカード君も待っていますよ
はあ
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踊れ踊れ &ruby(フリークス){化物共};
地獄を見せろ この私に
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突入!!
突入開始!!
最上階の両名は凶悪な火器にて武装している!!
一刻の猶予もなく突入を開始し即刻射殺せよ!!
くり返す!!
拘束無用!!
即刻射殺!!

これで…これでよろしいのですな?
Mr.トバルカイン

GOOD GOOOD VEEERRYY GOOOD
せいぜいきばる事だ諸君
老いも病いも無い国へ行きたいのなら
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「動くなといっただろうが変態野郎」        
「元より射殺命令が出ていますが撃ちすぎです。&ruby(オーバーキル){殺しすぎ};でしょう」
「知るか。念入りに殺せといわれたろ しかしこいつ一体なんなんだ ただのバカか?」
「知るか。お偉方の事情じゃねえか なにしろ仕事は半分すんだ」
「もう一人かたわれの女がいたはずです」
「よし!!すぐさがし出せ!! 発見次第即刻こいつの様に射殺しろ!!」
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「ばッば……化物ッ!!」
「よく言われる
 ''それ''と対峙したお前は何だ
 人か狗か化物か」
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準備しろ 脱出するぞ

…あの…その…

どうした ぐずぐずするな

いやあの… マ…マッ マ…マスター…
あの…かッ 彼ら…人間です…

………だからなんだ

にッ 人間なんですよ!!

だからなんだ

!!

だからなんだ!! &ruby(ドラキュリーナ){吸血鬼};!!

鉄火を以って
闘争を始める者に
人間も非人間もあるものか

彼らは来た!
殺し 打ち倒し
朽ち果てさせるために
殺されに 打ち倒されに
朽ち果たされるために
それが全て!! 全てだ!!

闘争の契約だ!!
彼らは自らの
弱いカードに
自らの全てをかけた!!
そういう事だ!!

殺さなければならない!!

それを違える
事はできない
誰にもできない
唯一ツの理だ 

神も
悪魔も
私も
お前も
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私は殺せる 微塵の躊躇も無く 一片の後悔も無く 鏖殺できる

この私は化物だからだ では おまえは
&ruby(インテグラ){お嬢さん};

銃は私が構えよう 照準も私が定めよう
&ruby(アモ){弾};を&ruby(マガジン){弾装};に入れ &ruby(スライド){遊底};を引き &ruby(セーフティー){安全装置};も私が外そう

だが

殺すのはおまえの殺意だ さあどうする 命令を!!
&ruby(HELLSING){王立国教騎士団};局長 インテグラル ファンブルケ ウィンゲーツ ヘルシング!!
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私をなめるな従僕!!
私は命令を下したぞ 何も変わらない!!
「&ruby(サーチアンドデストロイ){見敵必殺};」!!「&ruby(サーチアンドデストロイ){見敵必殺};」だ!!
我々の邪魔をするあらゆる勢力は叩いて潰せ!!
逃げも隠れもせず正面玄関から打って出ろ!!
全ての障害はただ進み 押し潰し 粉砕しろ!!
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…はッ ははッ ははは はは ははははッ
&ruby(ラージャ){了解};
そうだ それが最後のいちじくの葉 だ
なんとも素晴らしい! ''股ぐら''がいきり立つ!インテグラ!!
ならば私は打って出るぞ
とっくりとごらんあれ ヘルシング卿
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糞ッ
クソ!!
糞ッ
クソッ
冗談じゃねえや
モーッ
あ―――ッ も―――ッ
畜生め
ええぃ
金もらっちゃったもんなァ!!
やっぱなあ!!
やるっきゃねえッよなァ!!
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パンッパン パンパンパンパン

なんとも素敵な宣戦布告 うれしいね
戦争だ これでまた戦争ができるぞ
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見ろ あの''ありさま''
身ぶるいする程 まがまがしくておぞましい
あれが我らの望むべきものだ
死と生の上でダンスを刻む者
狂気と正気を橋渡しする存在だ

あいもかわらずの元気そうで何より
暗闇から来訪した 我らと同類の「人でなし」
死にぞこないの&ruby(カメラード){戦友}; 吸血鬼殿

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さあ 出て来いよ
前菜を喰い散らかすのにはもう飽きた
それとも皆んな死んで真ッ平らになるのか

カッカッカッカッ…………

いやはや 全くもってお見事な食事ぶり
さすがは さすがは かのご高名な
アーカード氏でありますなァ!!

私の名前は トバルカイン・アルハンブラ
近しい者からは「伊達男」と呼ばれております

おまえがあの哀れな連中を差し向けたのか?

ああ あのかわいそうな連中か
馬鹿な上官を持ったが故に あのザマだ
連中 部下が皆殺しになっても欲しいのだ
永遠の命ってものがね

救えぬ馬鹿共だ 永遠なぞというものは
''この世''には存在しない

そんな哀れな連中でも 私のわずかに役に立った
御自慢の特製弾丸は あと何発かな アーカード君

のうがきはいい で どうする「伊達男」

君の命は我々が「もらう」
君は我々の取るに足らない&ruby(サンプル){資料};の一ツとして
列挙される時が来た
「&ruby(ミレニアム){我々};」によって
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成程 成程
そうか 全く以ってどうしようもない連中だ おまえ達だったのか
ならばこの私が相手してやらねばいけないのは全く当然だ
一度亡ぼされた位では 何もわからんか
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