九巻 の変更点


アンデルセン
お前に倒されても良かった
''あの日なら''
あの日暮れの荒野なら
523年前の あの日なら あの日なら
お前に心臓を くれてやっても良かった
でも もう ''もはやだめだ''
''おまえにわたしは たおせない''
化物を倒すのは いつだって人間だ
人間でなくては いけないのだ!!
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「インテグラ 世界にはあまたの不死の化者達がいる
彼らを見ると私は思うのだ 彼らは本当に不死を望んで存在するのか
~
彼らの多くは闘争を望む 血みどろの戦いを
それはもはや嗚咽や渇望に近い
それは彼らが戦闘戦斗を望むのではなく 死を望む絶叫なのだ
~
 (ヴァンパイア)  (ノスフェラトウ) (ノーライフキング)
吸血鬼ドラキュラ   不死者   死なずの君伯爵
あの男は幾年月を超えてきたのだろう
幾千幾万の人々の絶望を食ってきたのだろう
~
だが 最早彼には何もない
城も領地も領民も 思い人の心も 彼自身の心も
闘争から闘争へ 何から何まで消えてなくなり
真っ平らになるまで歩き歩き歩き続ける幽鬼
~
私にはね インテグラ
吸血鬼が あの恐ろしい 夜の世界を統べる不死身の化け物が
ひどく哀れな 哀れな弱々しく泣き伏せる童に見える」
~
--------
「''おまえはおれだ''!!」
「''お ま え は お れ だ'' !!」
「おれもこの通りの有様だった ''俺もこの通りの''様だったんだ!!」
~
「カッ カハ… カハッ… カハ…ッ カハハ…ッ カハッ」
「鬼が泣くなよ 童に追われたか」
----
鬼が泣くな ''泣きたくないから''鬼になったのだろう
~
人は泣いて涙が枯れて果てるから
鬼になり化け物に成り果て ''成''って''果てる''のだ
~
ならば笑え 傲岸に不遜に笑え いつもの様に
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俺はいく お前はいつまで生きるのだ
哀れなお前はいつまで''生きねばならぬ''?
~
膨大な私の過去を 膨大な私の未来が粉砕するまでだ
''なに 直ぐだ'' 宿敵よ いずれ地獄で
~
(ニィ)
声が 聞こえる ああ あれは 童たちの声なのか
皆が 遊ぶ声が する
子…供…ら…が 行か…な…きゃ…
みんな…が ま…っ…て マク…ス…ウェ…ルが
みん…な 泣い…て…は いけ…ま…せ
ねる…まえ…に おい…の…り…を
~
AMEN
AMEN
AMEN
----
ウ…ウォルター!!
ウォルターなのか!?
~
ゴミです
人は死ねば ゴミになる
ゴミに弔いは必要ありません
''そ う だ ろ う イ ン テ グ ラ''
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ウォルター
ウォルターさん!! ''奴らに''…奴らに一体何を…!
~
「''奴らに何を?''」
~
捕らえ''られ''吸血鬼にさせ''られ''
洗脳させ''られて''哀れにも元の主と無理矢理に戦わせ''られて''いるのですよ
~
とでも私が答えれば
満足かねセラス
~
私は何者にも命を受けずにここに立っている
私は私として立っている
ウォルター・C・ドルネーズとしてここに立っている
~
私は私の殺意を以って
この夜明け(DAWN)に貴方方を切断しようと思う
~
ウォルター
~
何故だ!! ウォルター!!
~
私を!! 名で呼ぶな!!
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そうかウォルター ''そう''なのだな
お前はお前の意思をもって
反逆の徒と成り果てて私の前に立ったのだな
お前はもう私の執事ではなくなったのだな
私はもうお前の主ではなくなったのだな
ウォルター・C・ドルネーズ
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くくくくく
くはははははは
よう「''死神''」
老いるのは英国人の楽しみだと言ったじゃないか
意地も張れぬ繁栄など断ると言うたじゃないか
老いた姿のお前は
その様の何兆倍も何京倍も美しかったというのに
なんて醜い様だ
身も心も死神になったか
~
そうだ!!
所詮この世は修羅の巷の一夜の夢だ
一睡!!
一酔!!
私は死神の一夢の残骸だ
俺はこの夜明けの刹那に遂に死神となった!!
----
ロンドンの状況は?
~
相も変わらず状況も通信も混乱の極みだ
ペンウッドの最後の通信が最後の公式通信だ
~
ペンウッドか
~
そうだペンウッドだ
~
あのバカ者。ガラにもなく格好をつけおって
~
バカだバカだと皆にバカにされてきたが
あそこまで大バカ者だとは
~
許せん
俺達の大事な友達をよくも
俺達の大事な仲間をよくも!
~
ああ許せん
ナチの''くそ''外道ども うじ虫ども
必ず敵は取ってやらねばならん
----
立て!! 立てい! 立って戦え!!
~
お前も俺も今や狗だ 走狗だ 犬は自らは吼えぬ
命令(オーダー)を 命令(オーダー)をよこせ 我が主!!
~
私は殺せる 微塵の躊躇も無く 一片の後悔も無く 鏖殺できる
この私は化物だからだ では おまえは
お嬢さん(インテグラ)
~
銃は私が構えよう 照準も私が定めよう
弾を弾装に入れ 遊底を引き 安全装置も私が外そう
だが
殺すのはおまえの殺意だ さあどうする命令を!!
王立国教騎士団(HELLSING)局長!!
インテグラ ファルブルケ ウィンゲーツ ヘルシング!!
~
言え!
~
言え!! 言え!! 言え!! 言うんだお嬢さん(フロイライン)
言え!! 言え 言え 言え 言え
言っちゃえ!! 言っちゃいなよ!!
~
言え!! 言うんだ!!
言いなさい!! 言うのです!! お嬢様!!
~
見 敵 必 殺!!
~
見敵必殺(サーチデストロイ)だ!! 従僕!!
私は命令を下したぞ!! 何も変わらない!!
~
我々の邪魔をするあらゆる勢力は叩いて潰せ!!
全ての障害はただ進み 押し潰し 粉砕しろ!!
----
見敵必殺(サーチアンドデストロイ)!!
~
ああ!! 言った!! 遂に言った!! 言っちゃった 言っちゃった 言っちゃった
~
私は命令を下したぞ!! 従僕!! 
我々に敵対するあらゆる勢力は叩け!! 叩 い て 潰 せ
全ての障害はただ進み 押し潰し 前進しろ!!
それがたとえ誰であっても!!
それがたとえ何であっても!!
それが たとえ 誰であっても
~
素晴らしい 貴方はやはり私が仕えるに価''した''主君だった
~
了解(ヤー) 我が主(マイマスター)

「 ''何があっ''た ''どうしてだ'' 」
などとはもはや聞かぬ!!
今やお前は私の敵になった!!
HELLSING(王立国教騎士団)の敵になった!!
英国(ブリトン)の敵になった!!
''なってしまった!!''
~
倒さねばならない!! 滅ぼさなければならない!!
~
良く言った インテグラル ファルブルケ ウインゲーツ ヘルシング
戦争処女(アマチュア)などと言って悪かった 二度と言うまい
貴方は 今 ようやく私の敵になった
倒すべき強大な勢力の 私の大事な素敵な宿敵となった
~
運命がカードをまぜた
来たまえ 勝負(コール)だ
----
いい女達だろう
''もう''私の物だ ''私だけの''
''私だけの''愛しい''あるじ''と ''私だけの''恋しい下僕(しもべ)だ
もう ''おまえのじゃあない!!''
~
怒ったか!! ''死神!!'' 怒れ!! 怒れ!!
お前との ''ばか踊り''も 今日で仕舞いだ 噛み締めろ!!

貴様は言ったな!! かつて!!
不死身の化物(フリークス)など ''存在しない''!!
その言葉の通りだ ''今や存在しない''
くたばるまで 殺してやる
~
( ド ド ド ド ド 
ガン ガン ガギンッ ギ ギ ギ ギ ギ)
効かん!!
~
黒犬獣(ブラックドック) バスカヴィル!! 
吠えるな 駄犬!!
~
さあ次は何だ 何をして''くれるんだ''?
吸血鬼アーカード!! ''ただ''の吸血鬼め
~
(ズ… ドカッ) !!
ぐ… お… お
~
その銃を作ったのは誰だ 忘れたのか
''それは''アンデルセンを倒すための物だろう?
私はアンデルセンじゃあないよ
~
(クッ ニヒッ)
ずる… ずる…
~
ぶはッ ゲホッ ゲボ ゴボッ
~
な…… なんだよこりゃあ…
----
な 何だよ こりゃあ…!!
何が''起きたんだ'' 何が''起きてるんだ''
何なんだこりゃあ!!
~
~
あっ ''あいつ''だ ええと誰だっけ あのあれだ 兄弟の。
~
ルークです ルークバレンタイン准尉
犬に喰われて取り込まれていた様ですな
犬が死んで''支配率''が変わり 奴が顕現を
~
~
(チィッ… ギッ ビッ)
!?
(ギギギギギギギ ドスッ ドス ドス ドス …)
ぎ…… があ…… が…
ぎゃ… あ あ ぎぃ い゛ い゛い  い゛  い゛い゛っ
(ぎ ぎ ぎ ぎ ぎ …)
ぐ… げ…  ぎ… お
~
まさかお前が出てくるとはな!! ルーク バレンタイン!!
貴様も軍人(ナチ)の端くれならば 戦わせてやろう
(ビキッ ビキビキッ ビキ… ピキ… ベキ…)
もたん!! 体が…!! ''もう''か!?
否!! ''納得したはずだ'' ''納得''して反逆したはずだ
''納得''して''このざま''になったはずだ!!
~
(ぞるっ)
!! お前は!!
(ボッ ギャギャン)
''消化の悪い''男だな お前も
''糞になりかけ''の 未消化の''できそこない''
面白いマリオネットを手に入れたな ウォルター
~
(ギ ギ ギ ギ ギ ギ …)
ハア ハア ハア ハア ハア
ハア ハア ハア ハア ハア ハアッ ハア ハッ ハア
(ドクン… ドクン…ッ!)
だめだ!! まだだめだ まだ死ねん!!
まだだ!! まだアーカードを倒してない!!
~
~
''やはり''
なにぶん時間がありませんでしたからなぁ
かなり無茶な施術でしたしね
~
否 我々の与える物は全て''あのもの''に与えた
我々が奪える物は''かのもの''から全て奪った
自分の人生 自分の主君 自分の信義 自分の忠義
全て賭けてもまだたりない
~
だから''やくざ''な我々からも 賭け金を借り出した
たとえそれが 一晩明けて鶏が鳴けば身を滅す 法外な利息だとしても
50年かけてあの男は あのアーカードと勝負するために全てを賭けた
~
我々と同じ様にな 
一夜の勝負に全てを賭けた
運命がカードをまぜ 賭場は一度!! 勝負は一度きり!!
相手は鬼札(ジョーカー)!! 
さてお前は何だ!! ウォルター・C・ドルネーズ!!
~
~
(ガガガガ!! ギギギギギ!! ボッ グバッ!!)
(ジャカッ! バキバキバキッ!! パンッ パン パン パンッ)
(バシッ バシッ バシッ バシッ)
~
やるじゃあないか!! ルーク・バレンタイン!!
犬に喰わせておくには もったいなかったな!!
~
王手詰み(チェックメイト) だ
(ドンッ)
~
人形が敗れたか だが…!!
追いつめたぞ アーカード!!
--------
終わりだ アーカード
~
応 ''ばか踊り''も終いにするかい
~
~
ブツッ
ハア ハア ハア ハア…
はっは はっ はあっ 早く… ハッ は ''こいつの 心臓を!!''
心臓を 心 臓 を!!
~
(グンッ ギチチチッ ず…ッ)
……!! 違う! こいつは……!! 違うッ!!
~
(めりめりめり めりめりめりめり)
な… に…!?
~
はいハズレー。
残念でした
もう空っぽだと思ってたんだがな
''犬の食いかけの''エサも意外とウマいもんだよ
(ポンッ)
~
(ゴキャッ)
シイッ
(ぐしゃッ)
どうした''黒いの'' 立てよ
~
一発殴られてハイお終いって訳にはいかないんだよ 小僧
~
ろくでもない外法で吸血鬼になんぞなってしまうから
再生にも回復にもおっつかなくて体を磨り潰している
さあてどうなるのかな?
もう その姿を保ってもいられんのだろう
全盛の頃にはな!!
じゃあどうなる?
元のジィさんかな いや それとも…
ガキに戻る
ようウォルター 60年振りだな
~
貴様…… 何のつもりだ 何のつもりだそれは!!
ふざけるな!!
~
ふざけていなどいない ふざけているのは お前だ
私はお前の余興につきあっているだけだ ''児戯''のな
~
姿形(すがたかたち)など私にとっては何の意味もない
60年前にも言ったはずだ
それに何故お前が裏切ったのかもな
物おぼえの悪い小僧だ
~
何の事はない
結局の所 突き詰めて行けばこんな物は ガキの喧嘩なんだよ
だからガキになったのさ 俺も! お前も!!
~
闘争の本質だ
「''それを'' 打ち倒さねば 己(おのれ)になれない」
そのために''何もかも''を引っくり返して叩き売りだ
そうだ 500年前の俺も! 今のお前も! アンデルセンも!! あの少佐も!!
~
私と闘いたかったんだろう?
でなけりゃ一歩も前に歩めなくなったんだろう?
進む術も知らんのだろう?
無用者になるのが怖いか!! 老いが怖いか!!
忘れ去られるのが怖いか!!
ジョンブル? ふざけるな!! ふざけているのはお前だ!!
~
お 前 は 餓 鬼 だ
60年前から何一つ変わっていない 痩せっぽちの餓鬼だ
(ニッ)
さ あ お い で 糞 餓 鬼 !!
--------
(ドカッ!!)
~
!!
~
派手にやっているなぁ!!
我が主人(あるじ)!! 我が下僕(しもべ)!!
''あっちゃ''も''こっちゃ''もみいんな御破算(ごわさん)!!
さぁて 願いましては!!
~
~
さぁてそろそろクライマックスだよ
俺達(HELLSING)の番(ターン)だ
~
長かったぞ!! お前が俺の死か!!
俺達の死か!!
(ビシャッ!!)
~
皆笑って死んでいく
そうだ 奴らは死ぬためにやって来たのだからな
~
そんなに死にたきゃ……ッ
そんなに死にたけりゃッ!!
勝 手 に 首 '' く く れ ''!!
50年前に首を括れ!!
~
そう言う訳にはいかんのだよお嬢さん(フロイライン)がた
''ただ''死ぬのは真っ平御免なんだ
それ程までに度し難いのだ 我々は
~
世界中の全ての人間が 我々を必要となどしていない
世界中の全ての人間が 我々を忘れ去ろうとしている
~
それでも''我々は 我々のために'' 必要なのだ
''ただただ''死ぬのなんかいやだ それだけじゃいやだ!
私達が死ぬには もっと何かが必要なのだ 
もっと!! もっと!! と
~
そうやってここまでやって来た 来て''しまった''!!
~
!!
~
もっと''何かを''!!
まだあるはずだ!!
まだどこかに戦える場所が!!
まだどこかに戦える敵が!!
世界は広く!! 驚異と脅威に満ち!!
闘争も鉄火も肥えて溢れ!!
~
きっとこの世界には 我々を養うのに足るだけの戦場(いくさば)が
確実に存在するに違いないと!!!
-------------
我々が死ぬには''何か''が もっと''何か''が必要なのだ
でなければ 我々は無限に長く歩き続けなければならない!!
死ぬためだけに!!
~
だから君達が愛おしい!!
君達は''それ''に価する!!
君達は素晴らしい!!
「王立国教騎士団(HELLSING)」!!
~
君達は私達が死ぬ甲斐のある存在であり
君達は私達が殺す甲斐のある存在なのだから
----
インテグラ様 先に向かって下さい!!
~
!! セラス…!!
~
大丈夫です! 早くあの少佐の元へ!!
あの男に… あんな男にもうこれ以上
もう 一言だって喋らせちゃいけないんです!!
~
………!!
死ぬなよ 許さんぞセラス 絶対に許さんぞ
~
(ズッ………)
!!
……ッ ………フン
律儀な犬だ
御苦労!!
----
随分と分の悪い賭けにBETしたな
ウォルター''君''
~
もうすぐお前の「札(カード)」も燃えて墜ちる
''お前''の主(あるじ)は''私の''主が
''お前''の輩(ともがら)は''私の''輩が
そして''お前''は''私''が殺すからだ
~
酷い末路だ
お前の人生を賭けた勝負に付き合う気など 私には無い!!
~
お前など ただの裏切り者だ
''ただ''の!!
~
私は生まれてこのかた裏切り者は
一人だって許したことはありはしないんだ
いつまでも私が''そんなもの''に
行儀良く一対一で戦うと思うか
~
''お前は雑作もなく死ぬ''
それに 腹がへった
~
(クイッ)
(ズズズズスズ)
~
はははは さすがの私でも
これは食い切れるかわからんな!!
----
全ては貴方の望む通りになりましたな 少佐
~
そうだ 全て私の思うが''まま''だ
彼はまた''城壁を築き始めた 私の勝ち''だ
彼はまた''城壁を築きはじめた 私の勝ち''だ
~
私は彼を''はな''から人だなどと思っていない
いやむしろ吸血鬼とすら思っていない
彼は城であり 運動する''領地''だ
暴君の意志が率いる 死の河という領民たちだ
~
倒すには どうすればいい
屠るには どうすればいい
屠るには 何をすればいい
私は寝ても覚めてもそればかり考える
それが私のたった一つの戦争のやり方だからだ
戦争 戦争だ
彼と私の
~
全身全霊で戦わねばならん
私には何がある?
彼には何がある?
~
体を変化(へんげ)させ 使い魔を使役させ
力をふるい 心を操り
体を再生させ 他者の血をすすり
己の命の糧とする それが吸血鬼(かれ)だ
~
私には何もない なぜなら私は人間だからだ
~
きっと吸血鬼になれば素晴らしいのだろう
無限永久に生きて 無限永久に戦い続けられれば
無限永久に生きて 無限永久戦い続けられれば
それはきっと歓喜なのだろう
だが私はそれはできない ''それだけは''けっして
----
(ぞるッ)
不死は素晴らしい 能力(ちから)は眩しい
血液を通貨とした魂の命の同化
~
''失 せ ろ !!''
~
俺の心も魂も命も ''俺だけのものだ''
~
(ズズズズズズ)
(グシャッ)
~
他者との命の共合 生命(いのち)の融合
精神(こころ)の統合 吸血鬼の本質
何と素晴らしい
それはきっと素晴らしいのだろう
きっとそれは歓喜に違いない
~
だが冗談じゃない
真 っ 平 御 免 だ ね
''俺のもの''は''俺のもの''だ
毛筋一本 血液一滴
~
''私は私だ''
私は私だ
私は私だ!!
~
うらやましいね
眩しい 美しい
だからこそ愛しく だからこそ憎む
だからこそお前は私の敵だ 敵に値する
~
遂に私は宿敵を見つけたぞ
私の戦争の
そして我々はそのための準備を営々とはじめた
50年かけて
----
全ては準備だ この瞬間のために
最後の大隊も
第九次十字軍も
アンデルセンも
ヴェアヴォルフも
ウォルターも
何もかもが私達の50年が この時のためにあったのだ
~
アーカードがゼロ号開放し全ての命を放出し
彼が「彼の城にただ一人」となった時に
アンデルセン(神父)が倒すだろうか
執事(ウォルター)が倒すだろうか?
~
私は「否」だと思う
彼は彼一人でも恐ろしい吸血鬼だ
100年前にたった一人でロンドンに攻め込んだ男だ
500年前にたった一人でオスマン帝国と戦った男だ
そして再び彼が''血''を吸い始めれば それでもう全て台無しだ
~
何という''ずる''だ 生も死も全てペテン
今がまさに その最中
~
そんな狂王を殺すにはどうしたらいい
戦場(いくさば)で十重二十重の陣を踏み破り
無限に近い敵陣を滅ぼして首級を上げるか?
「否」
~
彼は再び血を吸うだろう 大飯ぐらいの王様だ
''その''彼の最大の武器が彼の弱点でもある
古今暴君は己の倣岸さ故に 毒酒をあおる
古今暴君は己の倣岸(ごうがん)さ故に 毒酒をあおる
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