ざっくり近現代史-0.はじめに

Last-modified: 2019-06-02 (日) 18:19:41

このシリーズは、いずれyoutubeで動画にしようとしている企画の
原稿のつもりで書いていくものです。

 

日本の近現代史を「ざっくり」解説するのがこのシリーズの趣旨です。
あくまで「ざっくり」ですから、歴史が苦手な人や、歴史の知識に自信がない人向けになります。

 

歴史というのは、既にある程度知識がある人は、いくらでも本などを活用して深められるものですので
市販の本はハードルが高い、中学レベルの知識すら怪しい…という人に初歩的な部分から伝えていくことが目的です。
大学受験を意識とか、まったくしてないので、無理して色んな用語を出したりもしません。

 

よって、歴史が好きな人から見たら、物足りない、端折りすぎ、ざっくりすぎて不正確…
みたいな印象を受ける可能性が高いので、ご注意ください。
ちなみにざっくりではあっても、たとえば「幕府って何?」みたいな初歩の初歩も含めて
一から書こうとしている関係で、文量は少なくはありませんので、そこも予めご了承ください。

 

なんで近現代史をテーマにしたかというとやはり、歴史の中でも最も現代に直結する領域なので、
大人の中にも学び直したいと思う方が多いだろう、というのが1つ。
さらに、多くの高校生にとって、「日本史A」という近現代史の授業は必修なので
授業についていけないなーという人が、参考にしてくれたらな、という思いもあります。
そういった意味で、近現代史が一番需要があるのかな、と考えました。

 

ただ、近現代史というのは最も、事実や解釈をめぐって対立が起こりやすい分野でもあります。
そこで、基本的には、山川出版社の教科書「現代の日本史A」に書かれている事実・解釈を元に展開していきます。
要は、教科書に書いてありますから文句はそちらに…という責任転嫁ができるようにしようと思います(笑)
ちなみに私は、バランスがとれており、初学者への教育的配慮にも富んだ、とても良い教科書だと思っています。

 

ただもちろん、私独自の解釈も入ってはきてしまうとは思いますので、
不正確な部分等はご指摘頂けると嬉しいです。

 

それではさっそく始めていきましょう。
このシリーズは大きく分けて8回に分かれており、
それぞれの回が、10分の動画4~5本分ほどで完結するようになっています。