賃貸の壁をフル活用!

Last-modified: 2012-07-08 (日) 00:20:44

目的

自由な使用ができない賃貸住宅の壁を有効利用するため、非破壊的な手法で自分専用の柱と梁を壁際に立て、賃貸の壁を自由に利用できるようにする。

サマリー

  • 作業時間
    • 3時間くらい
  • 予算
    • 3000円(柱2本、梁1本)
  • 工具
    • 丸ノコか鋸
    • 電動インパクトレンチ

動機

  • 実家では、鴨居を使って額縁やタペストリーを飾ったり、ギターハンガーを儲けてギターをつり下げることで床面積を確保していたが、賃貸では壁に穴を開けたりできないのでこれができない。
  • 結果的に、床には物が溢れる一方で壁はつるぺた。壁を全く有効利用できてない!
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    壁を有効利用できていない現状
  • 壁をもっと自由に使いたい!
    • ベースを吊したい!
    • 浅い棚をかけて文庫本やフィギュアを並べたい!
    • 抱き枕カバーを掛け軸よろしく飾りたい!
    • 掛け時計を設置したい!
    • デジタルフォトフレームを設置したい!
    • 自転車引っ掛けて室内保管したい!
  • そんな中色々調べていると、大好き2X4を突っ張り棒化して、家の任意の場所に柱が立てられるようにするパーツ「ディアウォール」

が売られてる事が判明。2X4の両端に滑り止め付・バネ付きの箱をはめて突っ張り棒と同じような構造にできるものだ。

  • そのパーツを作っている会社のウェブサイトでは、作例コンテストみたいなのを開催していて、これを見てみるとアイディア次第でかなり色々できるようで心ときめく。基本は柱2本以上を立てて、そこに梁を渡し、拡張していく人が多いようだ。
  • この「ディアウォール」を使うと壁の拡張どころか、部屋の至る所に柱を立て、もはや部屋をどうとでもできてしまうすばらしさ。
  • てなわけで、ディアウォールを使っての我が部屋の自由化の足掛かりとして、まずは壁付近にギターハンガーを設けてベースを吊ってみたいと思う。

設置

ディアウォールの購入

  • まずいずれにおいても言えることだが、ホームセンターに並ぶような商品は、通販では非常に割高(1.5倍以上、送料込み)となるのが普通である。ディアウォールも例に漏れないっぽいので、なるべく取り扱っているホームセンターを探すのがお勧め。
  • とはいえ、地方都市にある中型チェーン店をさがして見るも見つからず(´・ω・`)ショボーンしてたが、ジョイフルホンダの木材コーナーで堂々と売られてて(`・ω・´)シャキーン
  • ホームセンターなら1セット(柱1本分)1000円でした。こいつを柱の本数分購入する。
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    パッケージ

採寸

  • 床と天井の距離を測る(超音波メジャーがあると便利。もしくは巻き尺と脚立と錘。ディアウォールにはバネが入っているので、厳密な精度は要らない)
  • その他、梁なども含めて構想を練る。
  • 柱はディアウォールを装着するため、床と天井の距離から45mm短く設計する(ディアウォールの説明書に書いてあります)

材木の購入とカット

  • 2X4を買ってきて、丸ノコか何かで切る。直角がでてないと、ディアウォールの座面の片面が浮いたりするので(実際した)ちょっと意識した方がいいかも。
  • やたら長い木材を室内に搬入する。-45mmとはこれくらいの長さ。
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    長い!取り回し悪すぎw

柱を立てる

  • ディアウォールはこんな構造。
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    • 2X4がすっぽり入るゴム足(上側のみバネが内蔵)
    • 2枚のプラ板は切断誤差を補正するためのスペーサー。
  • 柱を立てる
    • ディアウォールの説明書に従い、規定の長さにカットした木材の上下にディアウォールをはめる。
    • 取り付けたい天井の位置を狙って、木材を押し上げ、バネを圧縮する。。
    • 床側を滑り込ませて、位置が決まったら力を抜いて完了。作業20秒、超簡単。
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    • 裏の説明書。まぁたいした作業で無い事が分かります。
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  • こんなので強度あるのか?って思うかもしれないけど、座面が広くゴム張りなので結構嵌め合いがよく、揺すったりしても不安を感じることはなさげ。

梁を渡す

  • 梁となる2X4をコーススレッド(65mm)とインパクトレンチで取り付ける。
    • コーススレッドなら1本0.5円くらい。
    • 長い木材を一人で取り扱うため、まずは梁を仮保持してくれるコーススレッドを軽くうち、この上に梁を渡す。
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  • 先ほどの逆側をコーススレッドで2点、締結、仮止め側もネジ締めする。チップ部品の手ハンダの要領で。
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バンバン装備を増やす

  • ギターハンガーをネジ締めする
    • いやっほーぅ!壁に向かってインパクトぶちかましておkなのがここまで爽快だとは。
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完成

  • おおおー!
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  • ちょっとベースのピッチが広いかも。でもコーススレッドで締めてあるので調整可能。
  • 今度は逆にちょっと壁面積足りないかもしれないけどw 抱き枕カバーとか吊してみたい。

まとめ

  • 容易に部屋の任意の位置に柱を立てることができた。柱を立て、梁を渡すことで自由に壁を使う事ができた。
  • 少ない工具で一人の作業であっても充分作業できることが分かった。
  • コストもそれほどかからないし、安い木材なので再調整も気兼ねなく行えるところが利点。どこでも自由に柱を立てられることを生かして、部屋の真ん中にカウンターテーブルを突然立てて見たり、玄関に自転車ハンガー設置したりと非常に応用性が高いツールであると感じた。お勧め!

参考文献

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