Fate/Zeroで括約したウェイバー・ベルベットの10年後の姿であるロード・エルメロイⅡ世を主人公としたFate/stay nightのスピンオフ小説、または漫画、あるいはアニメ。
FGOにてコラボイベントが2019年4月に行われた。
ミステリーを気取っているがトリックに魔術が使われているので読者に推理する余地がない異色のミステリー作品である。
サーヴァントとマスターの絆や派手な戦闘描写が好きな型月ファンには向かないが、これを読むことで奈須きのこワールドをより楽しむことができるのは間違いないだろう。
詳しく知りたければ実際に買うか別のWiki見ればいいんじゃない?(丸投げ)
FGOより古い作品であるにもかかわらずFGOのアンケート内の「好きなTYPE-MOON作品」「コラボして欲しい作品」のチェック欄へ記載されていなかった悲しき作品でもある。それでもコラボ実現したんはワイが自由記入欄に書いたからやろなぁ
ストーリー
- 魔術協会の本部、ロンドンの時計塔やその周辺で起こる事件をロード・エルメロイⅡ世が持ち前の観察眼と知識と推理力で解決しつつ、内弟子に介護されたり義妹に胃を破壊されたりするお話。
キャラクター(ネタバレ注意)
ロード・エルメロイⅡ世
- この作品の主人公。第4次聖杯戦争から10年(現在29歳?)経った今では幾分落ち着きを持っているように見えるが、その実お人よしで熱くなりやすい根っこの部分は変わっていない。
良くも悪くも時計塔に多くの影響を与えており、彼を慕うものや厄介に思うものがいるなど講師としての人気と評価は高いが、「F◯ck」などの暴言は吐くわゲームに夢中だわ部屋着(大戦略Tシャツ)はダサイわと情けない面も目立つ。後述の内弟子のグレイに対して「君がいなければ困る」「(君がいなくなると)死ぬ」とプロポーズ豪語するほどに私生活はズボラで壊滅的である。
また、魔術師としての実力は10年前と変わらずへっぽこであり、魔術師でない者にさえ後れを取るレベルでさえある。
そんな彼が時計塔の講師に甘んじている理由とは果たして──
言うまでもないだろうが、FGOの諸葛孔明の依り代は彼である。
グレイ
- メインヒロイン。ロード・エルメロイⅡ世の内弟子
にして内縁の妻。
年齢は15歳程度であるとされる銀髪碧眼のおどおど根暗コミュ障美少女。
事件簿はⅡ世の謎解きはもちろん見どころではあるが、彼女のⅡ世への甘酸っぱくも複雑な思いも見どころの一つであると強く主張したい(早口)
残念ながらアニメ版…つまり「魔眼蒐集列車」編までは彼女のⅡ世好き好きっぷりは控え目だが、小説版で次章にあたる「アトラスの契約」がとんでもなくゲロ甘いので是非読んでいただきたい。
事件簿終了後の時系列であるFate/strange Fakeにおいても彼女らしき人物がⅡ世とともにいることがわかる。
早いところⅡ世…いやウェイバーと結婚して幸せになって欲しい。年の差なんて関係ないんや!
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
- サブヒロイン。ロード・エルメロイⅡ世の義妹にしてエルメロイの次期当主。
グレイより年若い(つまり14歳以下?エッッッッッッ)とされる金髪性悪ロリ美少女。
Ⅱ世に無茶振りを押し付けたり魔術の実力を煽ったりして彼の胃を破壊し喜ぶドS。
どこぞのエセ神父と同じく他人の不幸がめちゃくちゃ嬉しい人。しかし外道と言うわけではなく、彼女なりの良心や道徳を持ち合わせている。
彼女もⅡ世に気があると主張するライウェイ派と呼ばれる勢力も存在し、ウェイグレ派と激しく争うことがある。
FGOでのコラボイベントでは彼女がメインキャラであり、師匠として時に優しく時に厳しく時にデレ、多くのぐだ男/ぐだ子をガチャの沼に引きずりこんだ。そして再臨で服を着込んでいく事に泣いた。
現状の彼女はぐだに対しなかなか思わせぶりな態度ですが、実際ぐだに対してどういうアレなのかは2020年のバレンタインでわかるとワイは思います。
わかりませんでした…デリケートな話題だからしゃーない、同人やSSで好きなだけぐだとくっつけよう!くっつけろ
フラット・エスカルドス
- エルメロイ教室の生徒にして教室きっての問題児。しかし同時に天才児でもあり、とんでもない難易度とされる魔術を雑に行使しては他の魔術師を驚愕させ、Ⅱ世のコンプレックスにボディーブローをかます。
自分が問題児だと自覚しており、両親にすら疎まれ時計塔でもあちこちをたらいまわしにされて来た自らを受け入れてくれたⅡ世と教室の生徒たちに強い恩義を抱いている。(生活態度を改めるつもりはない)
スヴィン・グラシュエート
- エルメロイ教室の生徒。フラット程ではないがかなり高い実力を持っており、将来を期待されている。
フラットとよく一緒におり、フラット自身も彼によく絡むので同類扱いされるがスヴィンはこれを快く思っていない。特に「ル・シアン(犬の意)くん」と呼ばれることに大層腹を立てているが、フラットがこの呼び方を改めるつもりは皆無である。
また、グレイに淡い想いを抱き「グレイたん」と呼びストーカー行為を働いている。当然グレイには(スヴィンに嫌われてると誤解して)畏れられており、Ⅱ世に接近禁止を言い渡されている。
アトラム・ガリアスタ
- イケメン石油王。紆余曲折あってⅡ世を気に入り、研究室に入り浸ってはⅡ世に絡んだり自慢話をしている。
Fate/stay nightにおいてキャスターを召喚することになる人物。
…こう書いた時点で死ぬってわかってしまう人。あれ?コンマテではキャスターのマスターはハゲの太った冴えないおっさん魔術師だって
メルヴィン・ウェインズ
- 自称ウェイバーの親友。
ホモ枠
肌も髪も白いアルビノであり、病弱で所かまわず吐血し床を赤く染めあげる。
Ⅱ世を今でも「ウェイバー」と呼ぶ数少ない人物。Ⅱ世のためにあちこち走り回ったり無茶振りを聞いたり、Ⅱ世が自分以外の物に大けがをさせられたと聞くやブチギレることも。やっぱりホモじゃないか
なお、Ⅱ世に友情を感じているのは間違いないが彼がひどい目に合うのを見て愉悦を感じる面も。魔術師ってのはこんなんばっかなんか
化野菱理
- 時計塔法政科に籍を置く魔術師。
眼鏡と日本の着物を身に着けたミステリアスな女性。
Ⅱ世を監視するかと思えば助言を与えたりするなど謎の多い人物。
オルガマリー・アニムスフィア
- FGOの序章でよくわからんまま死んだあの人。10代前半というロリの姿で登場。
FGOとは違う世界なんでこれからも生き続けるでしょう。本当に良かった。
蒼崎橙子
- まさかの登場。傷んだ赤色と言ってはいけないあの人。
ズェピア・エルトナム・アトラシア
- 知る人なら知っているあの人。事件簿では正気を失っていないようだ。
FGOに登場しているシオンのパッパでもある。
…つまりオール信長総進撃の原因を作ったのはこいつである。
フェイカー
- 正体不明の謎のサーヴァント。
事件簿イベ復刻時に実装されるんじゃない?
奈須きのこ
- あとがきにおいて作者の三田誠先生にプレッシャーをかけ続ける人類悪。