119スレ/戯曲「まどほむ」

Last-modified: 2015-07-12 (日) 06:24:49
879 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2015/03/25(水) 13:45:54.23 ID:XPOwEN+v0
夜風をついて、誰がこんな夜更けに馬を走らせているのか。
それは、ほむらとまどかだった。
ほむらはまどかを腕に抱え、まどかを暖かくしながらしっかりとつかんでいる。
ねえまどか、あなたは何におびえ隠れているの。
見てよ!!ほむらちゃん。ほむらちゃんには、悪魔が見えないの?
羽を生やして、黒いドレスを着た悪魔が見えないの?
まどか、それはたなびく雲よ。
愛らしい、まどな。おいで私のもとへ。
すごく楽しい遊びをしましょうね。
岸辺には色とりどりの花が咲き乱れ、
私は金色の服をたくさん持っているのよ。
「ほむらちゃん!ほむらちゃん!」聞こえない?
悪魔がわたしに低い声でささいているよ!
静かに!!落ち着きなさい!まどか。
枯葉に風がざわめいているのよ。
かわいいまどか。私と一緒に行きましょう。
私の使い魔たちは夜通し輪になって踊り、あなたを寝かしてくれるでしょう。
彼女たちは、あなたをゆすり、踊り、歌いながら.....
ほむらちゃん、ほむらちゃん!
そこの暗く薄気味悪い場所に悪魔の使い魔たちが立っているのが見えないの?
まどか!私にはそれが見えているわ。
それは、古い柳の木が灰色のように見えているだけよ。
私は、あなたが好きよ。あなたの愛らしい姿は、私の心をゆさぶる。
素直にいうことを聞かないのなら、無理矢理にでも連れて行くわ!!
ほむらちゃん!!ほむらちゃん!!
捕まっちゃった!
悪魔がわたしにルミナスする!
ほむらは、その恐ろしい光景に身の毛がよだちながらも馬を急がせた。
喘ぎ声を上げているまどかを抱きかかえ。やっとの思いで家にたどり着いた。
しかし、まどかは彼女の腕のなかで既にできあがっていた。
このあと仕込みもばれて滅茶苦茶まどほむされた。

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