101 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/24(土) 04:07:40.70 ID:s6B7XXO10 布団の中でまどほむの百合ゲーがあればこういうシーンと聞いて
どうしよう……眠れないのだけど。 まどかは抱き癖があるのか、しっかりホールドされてしまっている。 ベッドにあったある大きなヌイグルミを見て――二人で寝るには邪魔なので、椅子に移動させてある――気がつくべきだった。 後悔先に立たずとはこのことだ。もし分っていたのなら、別々に寝ていたのに……。 こっそりため息を吐くが、時すでに遅しだし……正直な話、嬉しかったりもする。私はまどかのことが好きなのだもの。 不意に訪れた幸せを享受すべきなのだろうけれど、ドキドキと高鳴る心臓で起こしてしまわないか心配になる。 まどかと私は友達であり、それ以上の関係ではないのだし、想いを告げるつもりもないのだから。 性別の壁もある、それに一般人と魔法少女の壁。どちらにしても、まどかを不幸に陥れる一因にしかならない。 だから、私は友達としてあるべきだし、そうだと思っている――だけど……。
「……まどか、好き――好きよ」
溢れ出る想いに耐え切れず、ぽつりと言葉に出してしまっていた。 寝ているから聞こえない、伝わらない、独り言みたいなもの――のはずだった。 でも、実際はぎゅぅと抱きしめられ、聞こえていた寝息も消え去り……ただ心臓の音だけが耳に飛び込んでくる。ドキドキと五月蠅いくらいに。
「………ほんとに?」
ドキッと心臓が跳ねる。微かな声で問いただしてきたのは、寝ていたはずのまどかの声で……寝ていないはずなのに、夢を見ている錯覚に陥ってしまう。 だけれど、目が慣れた薄暗い闇の中で、胸元に埋めていたまどかの瞳が私に向けられているのを見てしまった。 聞かれていた! という焦りで言葉を失い、パニックに陥る私の頭を落ち着かせるように撫でられ
「もう一度聞かせて?」
優しく問いかけられる。正直、落ち着くなんて事もなく心臓もバクバクで、頭が真っ白な状態だった。 それでもまどかの瞳を見ていると、自然と言葉を発していた。嘘偽り無い本心を。告げたくて告げたくて溜まらなかった、言えなかった想いを。
「……まどかが好きなの……友達同士ではなくて、性別に関係無く――貴女のことが好きなの」
107 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/24(土) 04:39:34.99 ID:s6B7XXO10 ①「……ほむらちゃん――好きだよ。イケナイことかもしれないけど……私も好き」 潤んだ瞳が私を射抜き、自然と身体が動き――私もまどかをぎゅぅっと抱きしめていた。愛しくて、言葉に出来ない想いを伝えたくて。 ②「そう、だったんだ……どうして、なの?」 抱きしめられた腕から微かな震えと不安げな瞳で言葉を促す。察しの悪い私だが何となくその理由がわかった。なぜなら私が過去の……。 ③「ほむらちゃん――もっと言って……」 上目遣いに見つめてくる幼いまどかの表情に、小悪魔で妖艶な笑みが浮かんでいた。今まで知らなかったもので、私はお願いされるままに――。
続きは皆さんの心の中に! まどほむいいよ、まどほむ。ほむまどもいいよ!
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