233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:07:59.79 ID:ME0f57T/0
ある日のまどほむデートの帰り路
今日のデートのメインである映画について話していた時だった。
まどか「ほむらちゃん、ちょっとごめん!」
突然まどかが走りだしてしまった。
何かあったのだろうか。すぐにまどかの後を追う。
ほむら「まどか、突然走りだしてどうしたの…ってその子は?」
追いつくと、まどかのそばに幼い少女がいた。
泣きじゃくっていて、まどかが一生懸命あやしている。
まどか「さっきこの子の泣いてる声が聞こえてきて、一人で立ってたから心配で…」
たまに、まどかの行動力には驚かされる。
いままで何度もそういう姿は見ているけれど。
まどか「この子お母さんとはぐれちゃったみたいで…」
まどか「お母さんが来るまで、一緒に待っててもらっていいかな?」
ほむら「…ええ、もちろん」
でもその行動力は、まどかのやさしさから来ていて。
まどか「ありがとう、ほむらちゃん。…大丈夫、お姉ちゃん達も一緒に待っててあげるね」
まどかのやさしさにふれるたびに私は思う。
あぁ…やっぱり私…
234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:08:37.77 ID:ME0f57T/0
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まどか「お母さん、すぐ来てくれてよかったね」
ほむら「そうね」
まどかのおかげで少女が泣き止み、
いろいろな話をしていると思いの他早くに母親がやってきた。
母親は私達に何度もあやまって、少女の手を引きながら帰っていった。
手を引かれながら私達に手を振る少女を笑顔で見送るまどか。
その横顔はとっても素敵で、ずっと見ていたくて。
ずっとずっと、まどかのそばにいられたらどんなに幸せなんだろうか。
そう思い出していると自然と笑みがこぼれていた。
まどか「ほむらちゃんどうしたの?なんだかとっても嬉しそう」
ほむら「…内緒」
まどか「えー?気になるよー」
まどかが、顔をのぞきこんでくる。
私を魅了してやまない素敵な笑顔は、
夕陽に照らされ、魅力が増していた。
…うん、かわいい。
ほむら「ただ、あなたのそばにずっと居たいなって、思っただけよ…///」
まどか「ふぇ?ど、どうしたの突然///」
ほむら「///」
揃って顔を赤くしてしまう。
恥ずかしい。
まどか「わ、私も、ほむらちゃんのそばにずっと居れたらなぁって…思うよ///」ゴニョゴニョ
最後のほうはかろうじで聞き取れるほどに小さな声だったけれど、
その言葉は本当に嬉しくて。
ほむら「ありがとう、まどか」
まどか「あはは/// どういたしまして、なのかな?」
235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:09:56.39 ID:ME0f57T/0
まどか「そうだ、ほむらちゃん、今日はお夕飯家で食べていくよね?」
ほむら「嬉しいけれど、いいのかしら?」
まどか「いいのいいの、ほむらちゃんなら大歓迎だよ!」
まどか「パパやママも、タツヤだって喜ぶし!」
ほむら「…なら、お邪魔させてもらうわね」
まどか「うん!」
夕暮れの中、手を繋ぐ。
隣にいてくれるのは、誰よりもやさしくて、素敵な、最愛の人。
…やっぱり、私はまどかが大好きだ
ほむらちゃんがまどっちへの好意を再確認するお話でした
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1358343058/233-235