45スレ/優しさ

Last-modified: 2014-05-08 (木) 23:34:16
233 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:07:59.79 ID:ME0f57T/0
ある日のまどほむデートの帰り路


今日のデートのメインである映画について話していた時だった。

まどか「ほむらちゃん、ちょっとごめん!」

突然まどかが走りだしてしまった。
何かあったのだろうか。すぐにまどかの後を追う。


ほむら「まどか、突然走りだしてどうしたの…ってその子は?」

追いつくと、まどかのそばに幼い少女がいた。
泣きじゃくっていて、まどかが一生懸命あやしている。

まどか「さっきこの子の泣いてる声が聞こえてきて、一人で立ってたから心配で…」

たまに、まどかの行動力には驚かされる。
いままで何度もそういう姿は見ているけれど。

まどか「この子お母さんとはぐれちゃったみたいで…」

まどか「お母さんが来るまで、一緒に待っててもらっていいかな?」

ほむら「…ええ、もちろん」

でもその行動力は、まどかのやさしさから来ていて。

まどか「ありがとう、ほむらちゃん。…大丈夫、お姉ちゃん達も一緒に待っててあげるね」


まどかのやさしさにふれるたびに私は思う。

あぁ…やっぱり私…


234 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:08:37.77 ID:ME0f57T/0
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まどか「お母さん、すぐ来てくれてよかったね」

ほむら「そうね」

まどかのおかげで少女が泣き止み、
いろいろな話をしていると思いの他早くに母親がやってきた。
母親は私達に何度もあやまって、少女の手を引きながら帰っていった。


手を引かれながら私達に手を振る少女を笑顔で見送るまどか。
その横顔はとっても素敵で、ずっと見ていたくて。
ずっとずっと、まどかのそばにいられたらどんなに幸せなんだろうか。

そう思い出していると自然と笑みがこぼれていた。


まどか「ほむらちゃんどうしたの?なんだかとっても嬉しそう」

ほむら「…内緒」

まどか「えー?気になるよー」

まどかが、顔をのぞきこんでくる。

私を魅了してやまない素敵な笑顔は、
夕陽に照らされ、魅力が増していた。

…うん、かわいい。


ほむら「ただ、あなたのそばにずっと居たいなって、思っただけよ…///」

まどか「ふぇ?ど、どうしたの突然///」

ほむら「///」

揃って顔を赤くしてしまう。

恥ずかしい。


まどか「わ、私も、ほむらちゃんのそばにずっと居れたらなぁって…思うよ///」ゴニョゴニョ

最後のほうはかろうじで聞き取れるほどに小さな声だったけれど、
その言葉は本当に嬉しくて。

ほむら「ありがとう、まどか」

まどか「あはは/// どういたしまして、なのかな?」


235 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/01/18(金) 14:09:56.39 ID:ME0f57T/0
まどか「そうだ、ほむらちゃん、今日はお夕飯家で食べていくよね?」

ほむら「嬉しいけれど、いいのかしら?」

まどか「いいのいいの、ほむらちゃんなら大歓迎だよ!」

まどか「パパやママも、タツヤだって喜ぶし!」

ほむら「…なら、お邪魔させてもらうわね」

まどか「うん!」

夕暮れの中、手を繋ぐ。

隣にいてくれるのは、誰よりもやさしくて、素敵な、最愛の人。



…やっぱり、私はまどかが大好きだ




ほむらちゃんがまどっちへの好意を再確認するお話でした

http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1358343058/233-235