88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/04/26(金) 23:52:12.31 ID:HKGSCV4X0
>>67で自分で言ったことと前スレでよいお風呂の日と聞いたので
色んなシチュ属性まどほむ「露天風呂」を書いた結果
「はー…気持ちいいねー……」
「そうね……」
まどかと一緒に露天風呂に浸かりながらそんなことを口にする
どうして私がこんなところにいるかというと
「でも、本当に私が一緒でよかったの?せっかくの家族旅行だったのに……」
「わたしがほむらちゃんと一緒に行きたいって言ったからいいんだよ」
「まどかがそう言うのなら……」
鹿目家の家族旅行に、何故か私も一緒に連れられてとある山の温泉までやって来たわけだ
私を一緒に連れて来てくれたまどかのご両親にはとても感謝している。だけど……
「……どうしてわざわざ2部屋に分けたのかしら」
「えーと…ママは『あーしまったわー手違いで2部屋予約しちゃってたわー』なんて言ってたけど……」
「どう考えてもわかってやってるじゃない……」
どういうわけか、まどかのご両親と弟さんの部屋と、私とまどかの部屋の2部屋、予約をしていたようだ
だけど、まどか以外の人がいないというのは…まだ慣れていない私にしてみれば、ありがたい話だ
「でも、わたしはほむらちゃんと同じ部屋でよかったなって思ってるよ」
「それは…私もだけど……」
「ママがね、『折角の機会だ、ほむらちゃんをモノにしてしまえ』って言ってたんだ。おかしいよね、もう付き合ってるのに」
「あの人は何を言って……」
あの人のことだ。私たちが付き合っていることはもう、知っているのだろう
それなら、その発言はつまりそういう意味なのだろう。私たちをどうするつもりなのか……
そんなことを思い、天を仰ぐ。そこに広がる光景に、私は思わず息を飲んだ
「まどか、上を見て」
「え?……わ、すごい……」
目の前に広がったのは、空を覆い尽くさんばかりの星の光
空を見上げていると、まどかが私の肩に頭を乗せた
「まどか?」
「……ほむらちゃん、ありがとう。一緒に来てくれて」
「私の方こそ…誘ってくれてありがとう、まどか」
「今日は家族旅行ってことだったけど…いつか……」
「いつか、わたしとほむらちゃん…2人で旅行に行こうね」
「……そうね。次は2人で…ね」
天に輝く星空の下で
私は、まどかに口づけをした
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