65スレ/名前-mdhmください

Last-modified: 2014-05-21 (水) 21:57:32
 739 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2013/09/01(日) 03:07:17.55 ID:kFrv2y1Y0
オチをつける能力の低下が著しい…。mdhmください。


「あの子見た目通りさ、ぽやーんてしてるところあるんだよね。ごめんねほむらちゃん」
「いえ、そんな…」
「すぐ帰ってくると思うから、ゆっくりしててね」
「いえ、どうかお気遣いなく」
 約束通りの時間にまどかの家に訪れたのだけれど、まどかは近所のスーパーに買い物に出掛けていた。
 一緒にお菓子作りでもしようか、なんて言っていたから、何か材料が足りないことに気づいたのかもしれない。言ってくれれば、来る途中で買ってきたのに。
 今日は珍しくおじさまだけでなくおばさまも居て、タツヤくんはお昼寝中らしく、この場に居ない。
 紅茶とおじさまお手製のスコーンが置かれたテーブルを挟んで、ニコニコと微笑んでいる二人の視線にさらされていると何だか非常に居づらいものを感じる。まどか早く帰ってきて。
「でもほむらちゃんは随分しっかりしてるみたいだし、ウチのがあんな感じでも安心して任せられるわ」
 非常に重いものを感じるお言葉。いや、友達として、よね。しっかりした友達がいるから安心って言われたのよね。
「いえ、そんなことは…」
 さっきから発言の前に必ず「いえ」と付けているのが自分で変にきまりが悪く感じられて、言葉を濁すように紅茶を口に含んだ。いい香り。
「でも孫の顔が見られないのがちょっとネックだね」
「ッ!?」
 すんでのところで、紅茶を飲み下す。ぐびりと嫌な音を立てながら、液体が喉を通っていく。今のは聞き間違いかしら。聞き間違いよね。
「医学も進歩してるし結構期待できるんじゃない?」
 ああ聞き間違いじゃなかった。
「そういえば、ラットでは成功したってニュースでやってたね。…ほむらちゃん」
「ナンッ、なんでしょうか」
 思わず声が裏返ってしまった。え、何? 何なのこの会話。
「『ほのか』ちゃんでどうだろう」

 ――何が。

「男の子だったらどうするんだい」
「女の子同士だと男の子は産まれないはずだよ」
「へえ。でも1人じゃさみしいね」
「あの…」
「やっぱり2人は居たほうがいいね」
「ちょっと…」
「じゃあ妹は――」
 まどか早く帰ってきて。

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 私って、やっぱりどんくさい。
 せっかく、ほむらちゃんと一緒にお菓子作りする約束だったのに、材料の確認もして無かった自分が情けない。
 慌てて駆け込んだ玄関には、見覚えのある靴が綺麗に揃えられていました。リビングから声も聞こえるし、ちゃんと待っててくれてるみたい。良かった。
「た、ただいま、ごめんねほむらちゃ」
「じっくり考えてみると、ほのかって凄くいい名前ですね…」
「いやあ、実は結構前から色々考えててね。2人から一文字ずつ取って…」
「そうすると2人目もそうしたいねぇ」
 何だか皆とても楽しそうです。ほのかって誰でしょうか。
「何の話?」
「オウフ!? まどか!? いやそのこれは!」
「いやね、アンタらの子ど」
「ああああああ違うの! 私が考えたんじゃなくて! お邪魔しました!」
「ちょっ、ほむらちゃん!? 待ってよぉー!!」
 ほむらちゃんは、何かが書かれた紙を握りしめて走り去って行きました。
 私が居ない間に何があったんでしょうか。わけがわからないです…。


ネタの出が悪いです…血中mdhm濃度が低すぎるんだと思います…。もっとmdhmください…。

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