7スレ/328

Last-modified: 2014-04-06 (日) 03:26:35
328 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/10/02(日) 01:29:15.67
2周目も1周目と同じ感じでワルプル戦ではメガほむを庇い続けたんじゃないかな、まどっち
早々にマミを失い、二人でワルプルに挑むことになったまどかとメガほむ
しかし相手は空高くから一方的にビルを投げつけてくるような化け物である
飛ぶ事も出来ず、手製の爆弾しか攻撃手段のないメガほむでは、文字通り手も足も出なかった
「あとは私に任せて。ほむらちゃんは避難してるみんなのところへ行ってあげて?」
「だ、駄目よ鹿目さん!・・・巴さんも死んじゃったし、あんなの勝てるわけない・・・一緒に逃げよう?」
「大丈夫、きっとなんとかするから」
そう言って笑うと、弓を放ちワルプルと交戦状態に入るまどか
俊敏に飛んでくるビルを避けながら奮戦するものの、その背後には気付かないうちにワルプルの使い魔が迫っていた
「危ない鹿目さん!」
「ほむらちゃん!?」
突如現れたほむらに突き飛ばされ、なんとか使い魔の攻撃を避ける
「ありがとうほむらちゃん、助かったよ。あとは任せて?」
「駄目っ!鹿目さんが逃げてくれないなら、私も戦って・・・せめて鹿目さんの盾になるわ」
「気持ちは嬉しいけど・・・」
地面に突っ伏した状態でそんなやりとりをする二人に、背後から複数の使い魔と上空からまたしても投げつけられた巨大なビルが同時に襲い掛かる
「!?」
(そうだ、時間を止めて私が鹿目さんを動かせば・・・)
抱きついたまま、盾の仕掛けを起動して時間を止めると、まどかを抱えて逃げようとするメガほむ
「あれ?なにこれ・・・みんな止まってる」
「え?鹿目さん動けるの?」
「そっか、これがほむらちゃんの力なんだね。すごい!これなら・・・」
止まった時間の中で迫り来る使い魔に弓を放つと、ほむらを抱きかかえて飛び立ち、ビルを回避するまどか
「これなら私も鹿目さんの力になれるかな?」
「うん、すごいよほむらちゃん!・・・それじゃあいくよ、しっかり捕まってて」
メガほむに抱きつかれたまま飛び立ち、ワルプルに改めて挑みかかる
「なるべく飛んでかわすけど・・・危なくなったらさっきのやつ、お願いね」
「わ、わかったわ鹿目さん!」
こうして攻撃を避け続け奮闘する二人であったが、いくら弓を放ってもワルプルは沈む様子も無く、どんどん疲弊していくまどか
「鹿目さん、このままじゃ・・・」
「大丈夫、次で・・・この渾身の一撃で決める!」
確実に命中させるために止まった時間の中でありったけの魔力を矢に込めて放つまどか
頭上に浮かぶ弩級の魔女を覆い尽くす、激しい煙と爆音
渾身の一撃を放ったまどかは、魔力を使い果たして魔法少女姿も維持できなくなり、地面に仰向けに倒れこむ
「鹿目さん!しっかりして!」
「・・・ほむらちゃん。どう?やったかな・・・?」
「・・・うん、やったよ鹿目さん。だからもう立たないで・・・」
弱弱しくまどかの手を握るメガほむが目にしたのは、半身を吹き飛ばされつつも笑い声をあげながら避難所の方角へ向かうワルプルの姿であった・・・

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