586 名前:将来の夢 1/4[sage] 投稿日:2014/03/08(土) 22:26:00.75 ID:4Jxag1FAO
「ほむらママはちいさいころ、なにになりたかったの?」
「また突然ね……
小学校の頃の将来の夢はお医者さんだったかしら。心臓の病気でずっと入院していたから。
ママみたいに病気と闘っている人を助けたくてね」
「じゃあ、ほむらせんせいだね」
「その呼び方はダメよ」
「え~、なんで? かっこいいよ、ほむらせんせい」
「ダメよ。恥ずかしいから」
「むぅ……じゃあ、ちゅうがくせいとか、こうこうせいのときは?」
「中学生ねぇ。懐かしいわ。色々とあったけれど、将来の夢は決まっていたわ。」
「なになに?」
「中学生のときはまどかの恋人さん、高校生のときはまどかのお嫁さんが将来の夢だったわ」
「ということはそのころかららぶらぶだったんだね」
「ふふふ、もちろんよ。あ、このことはまどかママには内緒よ」
「はーい」
587 名前:将来の夢 2/4[sage] 投稿日:2014/03/08(土) 22:27:08.17 ID:4Jxag1FAO
「まどかママのしょうらいのゆめって、なんだったの?」
「将来の夢?」
「そう。しょうがっこうのころとか」
「小学校の頃かぁ……格好いい人になる、だったなぁ。
ママのママはすっごくお仕事ができる人だったから、私もママみたいになりたいなって」
「なにかやりたいおしごとはあったの?」
「これ、って職業はなかったかな……
あえてあげるなら、小学校が楽しかったから、学校の先生とか。あとはコックさん?」
「まどかママもせんせいかぁ」
「ママも、ってどういうこと?」
「ほむらママにもちいさいころのしょうらいのゆめをきいたんだけどね。
ほむらママはおいしゃさんになりたかったんだって」
「それでかぁ。お医者さんも先生ってよばれるもんね」
「まどかママ~、“ほむらせんせい”ってかっこいいよね?」
「カッコいいと思うよ」
「ほむらせんせいってよんだら、そのよびかたはダメっていわれちゃった…」
「じゃあ、しかたがないね。ほむらママ、恥ずかしがりやさんだからね」
「コックさんはどうして?」
「ママのパパはお料理がすごく上手だから、パパみたいになりたいな~って」
「ママのごはんもおいしいよ。まいにちたべれて、しあわせだよ?」
「ふふっ、ありがとう」
589 名前:将来の夢 3/4[sage] 投稿日:2014/03/08(土) 22:28:17.15 ID:4Jxag1FAO
「ちゅうがくせいとか、こうこうせいのころは?」
「ほむらママは何て言ってた?」
「おしえてくれたけど、まどかママにはないしょだって」
「あらら。またほむらちゃんに聞いてみよっと。
あ、ママが中学生の頃の将来の夢はほむらちゃんの恋人さんで、
高校生の頃はほむらちゃんのお嫁さんだったよ」
「まどかママとほむらママって、にたものふうふなんだね」
~~~~~~~~~~
「ほむら先生ってカッコいいと思うんだけどな…」
「何か恥ずかしいのよ…」
「私のこと、まどかせんせいとか、まどかシェフって呼んでいいから」
「まどかの将来の夢は学校の先生か、コックさんだったわね」
「そうだよ~」
「まどかシェフのおいしいご飯を毎日食べられるなんて幸せ者ね、わたし」
「あっ、ほのかと同じこと言ってる~」
「この親にして、あの子ありってことね」
「……確かに、ちょびっと恥ずかしいね」
「今晩だけの特別よ」
590 名前:将来の夢 4/4[sage] 投稿日:2014/03/08(土) 22:29:27.76 ID:4Jxag1FAO
おまけ
「ほむら先生、先生といるとドキドキがとまらないんです……//」
「ドキドキするのは、ここかしら」さわさわもみもみ
「んっ//」
「これではよく分からないわね……ベッドに行って、詳しく診てみましょう」
「はい…///」
……このあと滅茶苦茶お医者さんごっこした
おしまい
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