96スレ/私の鹿目さん

Last-modified: 2014-07-08 (火) 00:26:58
661 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2014/03/21(金) 00:47:49.88 ID:j5JyBQDp0
私の三歩後ろくらいを、困った顔をして、メガネで三つ編みのとっても可愛い女の子がついてきます。
私は思わず微笑んでしまいそうで、頑張って怒った顔をつくります。
「私なんて、鹿目さんにはふさわしくないです……」
ほむらちゃんの良くないところ。自分のことを否定すること。
「か、鹿目さぁん……」
私はその言葉を聞いて、とっても怒りました。ほむらちゃんのことが大好きだから。
「……」
「あの、怒らせてしまったなら、謝りますから……」
「怒ってるよ」
「ごめんなさい……」
「ごめん、なんていらないの。悪いって思ってるなら、ほむらちゃんがするのはそんなことじゃない」
「……うぅ」
「分かる?」
「……分かります」
私は振り返って、ほむらちゃんに向き直ります。大きな瞳に涙を一杯ためたほむらちゃんがいました。
私もちょっと泣きそうになりながら、ほむらちゃんを見つめます。
「鹿目さん」
「はい」
「わ、私、あの……」
とってももどかしいです!
「私の、鹿目さんなんだから! 私と一緒にいなさい!」
真っ赤な顔のほむらちゃんに、私は思いっきり抱きつきました。

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