Sand Wraith/Public用Build-ゴリ

グラディエーターのビルドを雛形に勝手に作成しました。問題があるようでしたら削除していただいて構いません。グラディエーターのビルドの作成者に感謝

Sand Wraithってどんなヒーロー？

2011年1月現在、全ゲームの統計で勝率1位を誇るヒーローで、現在最強のAgiCarryと言っても過言ではないでしょう。スキルはどれも使い勝手の良いものが粒ぞろいで終盤の集団戦では無類の強さを発揮します。
しかしながら育つまでの貧弱さは致命的で序盤、特にレーン管理においてかなり相方に依存し、相方にも負担がかかります。
着実にFarmingを行い、できるだけ早くチームに貢献できるよう努力しなければ勝率1位の強さを実感することはできないでしょう。
また、育つまで戦力にはならないのでEarly Gameになりがちなクラン戦などではあまり活躍することはできないかもしれません。よってこのBuildではPublic GameでのSand Wraithの使い方を解説していきます。

役割

以上の役割がスキルから考えられるが、どの役割をするにしても装備が必要なHardCarryであり、序盤はひたすらFarmingに励むことになる。
戦闘への積極的な介入は基本的に中盤以降であり、それまでは仲間になんとか持ちこたえてもらうしかない。
Pubで味方が先にHard CarryをPickしているならPickしないのは当然のことだが、育つまで持ちこたえられなさそうな場合もPickしないほうがいいだろう。

SKILLS & DISSCUSSION

スキル全体の考察
アクティブスキルは2つと少なめだが両方とも汎用性が高く、使い勝手が非常に良い。
ただし二つともコストパフォーマンスが非常に悪く、育つ前に考えなしに使うとあっという間にマナが枯渇してしまう。
後述するが育つ過程でマナを増強するようなアイテムは基本的に買わないので無駄遣いはできないことを覚えておこう。

パッシブは二つとも優秀で殴り合いにめっぽう強い反面、序盤はさほど役に立たない。

Desert's Curse

射程2000の距離の砂の道を作り、当たった相手にダメージとスローを与えるAoE。砂の道の上でSandwraithは崖や木をすり抜ける能力を得、移動速度も上昇する。砂の道から離れた場合も数秒間Buffは持続する。
敵を指定することも出来、その場合は敵が透明の場合でも移動した場所を砂の道が出現し居場所がわかる。（ただし透明は看破されない）
Blinkで森の中に逃げた場合でも分かるので非常に強力な追撃スキルだが、Nukeとして見た場合威力が低い上、マナの消費が多く、クールダウンも長いのでFarmingに使うのは辞めたほうがいい。

逃げスキルとしても優秀で崖や森に向かって撃ちこみそのまま崖に逃げこんでしまえば大抵の場合は逃げることができる。
逃げ込んだ後更に分かりにくい方向に動けばBlink持ちの相手からも逃げきることができる。
砂の道から離れても数秒間Buffは続くので状況によっては敵にスローを当てて逃げるという方法もある。
ただしこの場合、Buffが切れた後しばらく崖や森から動けないのでBlink持ちの追撃で倒される可能性があるので注意。
Farmingの時は最低限160マナはこの為に残しておこう。
崖や森の側でFarmingするようにすればなお安全だ。

マナに余裕が出てくる後半は視界が取れることを活かして偵察代わりに使うこともできる。
まさに万能スキル、もっとも優先して取りたいところだが、レベルが上がっても射程と効果時間は増えないし、マナコストも増えるので１だけ振って他に回すのもありかもしれない。

Deserted

範囲400に味方ユニットがいない敵Heroに最大45のTrueダメージを追加で与えるパッシブスキル。
非常に強力な効果だが敵が密集していると威力が発揮できないので集団戦では後述のUltで敵の陣形の崩れたところに乱入して後ろのRangedヒーローを狙おう。
ちなみのこの効果はIllusionにも乗るのでSand Wraithのイリュージョンの攻撃は何気に痛い。
効果は敵ヒーローにしか乗らないので、積極的に戦闘に参加する中盤以降に習得しよう。

Dissipation

Sand WraithをSemiTankたらしめるパッシブスキル。
範囲は意外と広く、1000の範囲内にいる敵全てに、うけたダメージの最大20％分を叩き込む。
タワーの範囲内に逃げこまれても死亡ギリギリのHPならタワーの攻撃の反射ダメージで倒せることもある。
森のクリープ狩りでも活躍するので習得は基本的に早めになる。
ちなみにIllusionにこいつの効果は乗らない。残念。

Mirage

Sand Wraithを象徴する凶悪なスキル。敵ヒーローがどこにいようと隣にIllusionを出現させ、攻撃させる。
効果時間中にもう一度スキルを使用することで指定した地点と一番近いIllusionのところに本体を呼ぶことができる。
汎用性が高く、追撃、集団戦への乱入、敵の位置確認、逃げ、Gankと様々な用途に使える。

序盤は味方のGankに合わせて使うことでGankのサポートとアシストでの小遣い稼ぎができる。
場合によっては運良く逃げ延びたHPギリギリの敵のところに本体で飛んでキルを取ったりする。
しかし、アシストでの収入が増えたので美味しい狩場を放棄してまで狙うべきかどうかは微妙なところである。
状況を見て判断してほしい。

中盤以降は集団戦で戦闘を優位に進めるために使おう。敵の位置がミニマップに表示されるので仲間は戦い易くなるし、相手は混乱するだろう。（チームワークがないPubなら尚更）
強力なInitiaterがいるのならInitiaterが突っ込んだ後に使うと効果的だ。
2ndのパッシブを活かすため集団から離れたRangedのところに飛んで攻撃しよう。
Mock of BrillianceやNullfire BladeのパッシブもIllusionに乗るので装備が揃えばHPの低いヒーローはIllusionだけでも脅威になる。

もし多くのの敵HeroがMiniMapから消えてしまっていたらとりあえず使ってみるのも手だ。
敵の居場所がわかるし、一人はぐれた奴がいるなら（ある程度育ったことが前提だが）Gankすることもできる。

1stがクールダウンの時、最終手段として逃亡に使うこともあるが、クールダウンが長いため出来れば使いたくない。

SKILL BUILD

基本的に序盤はFarmingが重要なので逃げスキルの1番とFarmingに使える3番を上げていく。
早めにGankなど戦闘に介入していくBuildの場合は固定ダメージで威力が上がる2番を3番より優先して習得する。
しかし、Farmingが苦手なヒーローなのであんまりGankにかまけていると終盤になっても育たず役立たず、ということもあるのでオススメはしない。
汎用性の高いUltはレベル6に必ず習得するが、レベルが上がっても効果時間が増えるだけなのでレベル2以降は後回しにして2ndを優先して上げていこう。


SkillBuild-1

基本ビルド。レーンでの敵のハラスがキツイなら3番を先に上げてもいいかもしれない。


SkillBuild-2

Gankerよりビルド。アイテムもNullfire BladeなどよりGank向けのものを先に作っていくため育つのが遅い。

ITEMS

Sand WraithはHardCarryのため活躍するには強力な装備が必要だが、御世辞にもファーム性能は高いとは言えない。そのため基本的にはファーム力強化のため、Mock of Brillianceを目指していく。
Mock of BrillianceのDoTはIllusionにも乗るため、Ultと相性がいい。
皮算用だがUltの効果時間が最大7秒なのでUlt一回に付き最大420のDoTを敵ヒーローすべてに与えられることになる。

最序盤

Blight Stones
Health Potion
Iron Buckler
Logger's Hatchet
Minor Totem

AttackTypeがMeleeなので、相手からのハラスされることを前提に、回復を多めに持っていく。
盾を買ったのは、ハラス対策と後のHelm of the Black Legionへの合成を見込んで。
基本攻撃力が低いのでLogger's Hatchetも持っておいたほうがいいだろう。

序盤～中盤

Lifetube
Marchers
Helm of the Black Legion

基本Build
Mock of Brilliance
Steamboots

キツイ時 or Ganker寄りBuild
Steamboots
Nullfire Blade

Tank Build or 敵のNukerがキツイ
Mock of Brilliance
Steamboots
Shamans Headdress

余裕があるなら一直線にMock of Brillianceに行きたいところだが、なかなか難しいので森狩りとHPの底上げのためHelm of the Black Legionを選択。反射ダメージの特性を考えるとHPの底上げができるHelm of the Black Legionが一番相性がいい。
そのあとは延々とFarmし続け、靴の強化は後回しにしてMock of Brillianceを目指す。30分までに完成させるのが目安だ。
完成後は靴の強化をする。移動速度は1番スキルで補えるのでSteambootsがオススメだ。
味方が劣勢で完成までにRaxが割られてしまいそう or Gankされて稼げていない なら、Mock of Brillianceは諦めてSteambootsNullfire Bladeを作り即戦力化を図る。
Farm能力は劣るがNullfire BladeのパッシブはUltのIllusionにも乗る上、強力なスローも使える。
Mock of BrillianceはSword of High?購入まで我慢しなくてはならないがこちらは部品を少しずつ買えるのも大きな魅力だ。
Ganker寄りBiuldの場合もこちらをつくろう。
あとでGeometer's Baneを作るのならMock of Brillianceの完成後にNullfire Bladeを狙うのもいいだろう。（理由は後述）

最終

状況を考えて最も必要な装備を選ぼう。

ステータス底上げ+移動速度上昇に加え、召喚したIllusionにが乗るため凄まじい火力をたたき出す。（単純計算で45*2=90の追加ダメージ）
さらにNullfire Bladeのパッシブ効果もIllusionに乗ることも覚えておこう。
Carry-BuildであってもTank Buildであってもつくっておいて損はない。



この武器の効果はAttack ModifierなのでIllusionにも乗る。集団戦でUltを使うことでチーム全体の火力の上昇に貢献できる。武器としての性能も高い。



Agi Heroの最終兵器。Sand WraithもAgi Heroなので当然相性がいい。3番スキルと相まって相当殴り合いに強くなる。Savage Maceを持った敵がいるときは他のアイテムをつくろう。



Wingbowのアンチ装備。Illusionにパッシブが乗らなくなってしまったがそれでも十分優秀な装備。



体力の大幅な上昇が見込める強力な装備。Tankを目指すならば必須。
味方に強力なTankがいるのなら他の装備を目指そう。

GAMEPLAY

Early Game/Laning

推奨レーンは Legion/Bot Hellbourne/Top。
コスパの悪いNukeくらいしか使えるスキルがなく、MeleeなSand Wraithはレーンにおいては最弱であり、Sitterの世話を受けながらひたすらLastHitを取るのが仕事だ。
Pubだと容赦なくLHを奪う輩もいるが負けじとLHをとり続ける。そのための斧だ。
ここで重要なのは絶対に死なないことであり、無茶は絶対にしないこと。逃げるための1番スキルに必要なマナは確実に確保しておこう。

Mid Game

相手も味方もUltを覚え活発に動き始める時間帯である。
引き続き慎重にFarmを進め、空いたレーンにTPで移動しクリープを狩り続ける。
味方がGankをしていたらUltを使いアシストで小金を稼ぐ。
アップデートでアシストによる収入が増えたためおいしいレーンを放棄してまで、敵の所に飛んでキルスティールする必要はない。
狩場へ帰るまでの時間とTPが無駄だ。
タワーが攻撃されているときにもUltを使ってあげよう。時間稼ぎにはなるはずだ。

Helm of the Black Legionの完成後は森でFarmすることも可能になる。Wardを置いてもらい警戒を怠らずMock of Brillianceの早期完成を目指しファームし続ける。

Mock of Brillianceの完成までにRaxが守れそうにないときや、Gankを受けてGoldのたまりが悪い場合、Mock of Brillianceは諦めて靴を強化しNullfire Bladeを狙う。
この場合、ある程度部品が揃ってきたらUltからGankをしたり、集団戦に参加していく。
2番スキルがあればなかなかの攻撃力を持っているので多少は力になるはずだ。

Late Game

Mock of Brillianceの完成後も空きレーンでFarmを続け、迅速に上級装備を手に入れる。
Mock of Brillianceの効果でFarmingも飛躍的に早くなるので比較的楽に作れるはずだ。

集団戦が始まったらUltを使って敵の様子をチェック。
Mock of BrillianceのDotと2番のパッシブのおかげでUltを使うだけで相当のダメージを敵全体に与えられる。
ある程度Illusionが削ったあとは隙を見て離れ気味の敵後衛の側に出現し、1番スキルでスロウを掛け確実に仕留めよう。
仕留めた後は既に戦っている前衛のところに向かい、ボコろう。

ここで大事なのはMock of BrillianceができただけではSand Wraith本体の戦闘能力はそこまで高くない、ということである。
敵の後衛に袋叩きにされないよう慎重に集団戦に乱入し、必ず生きて帰ろう。
とにかく上級装備がそろうまでは空きレーンでFarm→集団戦でUltを使用→生きて帰る、このサイクルをを繰り返す。

Mock of Brillianceを諦めた場合であってもこれは同じでFarmしつつ集団戦に乱入するという手順を繰り返す。
装備が完成してもやることは基本的に同じだが、装備が揃うにつれてどんどん楽になるだろう。
装備が揃えばSoloGankも可能になる。やり方は簡単、Ultを使い仲間から離れたHeroの側に飛べばいい。
装備がNullfire Bladeだけでもできないことはないが、装備が揃い瞬間火力が出るようになるまでは倒すのに時間がかかり、駆けつけた仲間に袋叩きにされる危険性があるためオススメしない。

VS Sand Wraith

Sand Wraithは育ってしまうと手に負えない反面、育つまでに手間がかかるヒーローだ。
逃げるスキルは持っているがBlinkとは違いすぐに攻撃射程外に逃げられるわけではないし、Helm of the Black Legionが完成するまでは非常に脆い。
複数のDisable持ちでFarmするSand Wraithを序盤からGankしまくり、徹底的に嫌がらせしよう。
レーンにいないのなら森にWardをおいて積極的に仲間に声を掛けてGankする。
森の入り口にWardを置かれて察知されてしまうのならばWard of Revelationを置いて破壊してしまおう。
またUltはNullstoneで自分に対する効果のみ無効化することができる。
HPが低いInt系ヒーローはUltのダメージだけで結構痛いので一考する価値はある。
育ってしまった場合はかなり厄介なヒーローだがBashは持たないためBrutalizerやパッシブのBashを持ったCarryなら殴り勝つことはできる。

AT THE END

このページはグラディエーターの常勝理論氏のBiuldを元に書かれました。氏に感謝！
初めての編集なのでおかしなところがあったら修正してください。

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