増幅原理
増幅原理についてちょこっと説明します。
アンプ回路において電源に混入するノイズが多いことは致命的です。
さてこれはなぜでしょうか?
chumoyの回路図で見れば電源回路と信号回路は繋がっていないように見えます。(GNDを除く)
初めての方、また日の浅い方はオペアンプが入力信号そのものを
直接増幅すると考えているかもしれません。
しかし、そうではないのです。オペアンプは入力された信号の強度に比例して
電源から新しい信号を作りだして出力しています。
だから電源回路にノイズがあると出力信号に直接、ノイズがのることになります。
さらにこれがオペアンプが正負電源を必要とする訳なのです。
音声信号は交流のため、基準(GND)に対して+、-の両方にふれます。
よってそのような信号を作り出すにはオペアンプにも基準(GND)に対して+と-の電圧がかかっている必要があるのです。