このページでは、Graceの世界観や設定、ストーリーについてまとめています。
そのため、ゲームの攻略要素はほとんどありません。
又、ストーリー的にはネタバレ注意です。
概要
前提として、「Grace」というゲームはとても宗教的、その中でもキリスト教寄りのテイストのゲームである。
それもそのはず、開発代表であるSimon氏が実際にカトリック信者であるからだ。
また、神や愛といった概念的な要素も登場する。
ゲームモードと「魂」の循環の関係
各ゲームモードと「魂」の循環の関係を表した図だ。
すべては同時ではなく、同じ期間でもない。そして左側から右側に行くにつれて時間が経過するという見方をしてほしい。
それぞれのゲームモードや概念の詳細はそれぞれの項目を参照。
魂(Soul)
概要
魂は神から与えられた贈り物であり、その殻である肉体は罪を濾過し内部の魂は裏側で調和を保つ。各ゲームモードは、魂の中で起きる循環の一部を表している。
このサイクルは、外側と裏側で同時に行われる。
外側(Outside)
概要
外側はほとんどが肉体と結びついており、罪が入り込む場所でもある。
以下は、外側で行われるゲームモードとその説明である。
Grace
- 背景
- Graceでは、恵みや調和を保ち、エンティティという誘惑を避ける段階である。又、Grace内ではプレイヤーが実際に生きている状態で描かれる。
Graceの部屋や道は神がプレイヤーのために用意した道であるとされている。
エンティティに殺害されることは、罪が裏側に入ることを許すことを表している。
GraceとZenは同時に起こり、エンティティに殺害されることは、Zenで赤い亀裂に触れることと同じである。つまり、Graceでエンティティに殺害されるたびにZenにSinが出現することとなる。
rOT
- 背景
- rOTでは、罪が魂の殻に及ぼす影響を表している。
このときすでに裏側には罪が侵入していることとなる。rOTではプレイヤーとGodの間に断絶が起きているような状況であり、そこにはDISGRACEとLapseしか存在しない。*1
プレイヤーから伸びている赤い蔓は罪を象徴しており、Lapseにぶつかるたびに赤い蔓が増えていく。
「空」に光り輝く神の星を見つめ神の嘆願を聞くことで、神へと戻る道が見つかるということだ。
そうしなければ、ひたすら歩くことしかできない。
又、rOTは崩壊したZenと同時に起こる。
MUTTER
裏側(Flipside)
概要
裏側は魂と深く結びついており、罪が最終的に行き着く先である。
以下は裏側で行われるゲームモードとその説明である。
Zen
- 背景
- Zenでは魂が神と共にあり、内なる平和であることを表している。
それは告白していない罪や犯した罪がない状態で実現し、そこにはエンティティはいない。*3
又、聖書に登場するエデンの園とも共通点があり、神が人間のために作った楽園であること、そして「赤い亀裂」はリンゴの実、「善悪の知識の木の実」を象徴しているとされる。
聖書では「それを食べたアダムとエバが恥を感じ、原罪を得る」という内容も、「赤い亀裂に触れてSin(罪)が現れる」というZenの内容に酷似している。
Sin出現後は、その罪を告白するまでずっとSinから逃げ続けることになる。
REPRIEVE
- 背景
- REPRIEVEでは司祭やセラピストに罪を告白して魂を浄化し、自らの罪を向き合うことを表している。そのため、REPRIEVEの舞台はいわゆる「告解室」とされている。
罪達をパリィしていくことで罪を魂と肉体から追い出し、恩寵は再建される。*4
REPRIEVEはZenでSinに死亡する、又はGraceでエンティティに死亡した後に辿り着く場所とされており、ZenでSinに死亡した後のGodのメッセージと、REPRIEVEに入った際のGodからのメッセージが同じ理由もこれと思われる。
触媒(Catalyst)
概要
WOEDとMayhemはどちらも愛を広める人となり、他者を助けるような事を象徴している。
WOED
- 背景
- WOEDでは、神の慈愛を示し、愛を広める者となる。
ここでは主の鷲となり、引き起こされた罪に陥ろうとしている他者に介入し助けることを象徴している。
自分の罪を癒す前に他者の罪を癒すことはできないため、これは告白していない罪がない状態で実現する。
Mayhem
- 背景
- Mayhemでは、プレイヤーは「司祭」となり、他人の罪の告白を聞くこととなる。
又、視界がモノクロなのは他人の恩寵を見ているからであり、神の赦しを得られるよう導く働きをする。
又、聖霊であるH.Skelもクリスタルという道具を使って手助けしてくれる。
VIOLATIONを起こすことは他人を罪で穢すことであり、その人を自分と共に罪に陥れ、神の使命を失敗させる事を指す。
誰かがVIOLATIONを起こして死亡した場合、ステージ全体に赤い蔓が広がり始める。この赤い蔓は罪を象徴しており、罪が魂を蝕んでいる事を表している。
プレイヤーの手によってその蔓を消して清める試みもできるが、完全に消えることはない。なぜなら、罪を完全に清められるのは神だけだからだ。
Domain
The Garden Of「Nede」
「Nede」は欺瞞や嘘を表しており、偽りのエデンの園を象徴している。
中央にある黄色い木はエデンの園に登場する「生命の樹」の偽りであり、枯れ木なのもそれを表していると思われる。
又、Nedeを反対にするとEdenとなる。
又、PIHSROWの台詞やDISGRACEのドキュメントの文章内には「TRUE NEDE」*5という単語が使われており、もしかしたらこの「Nede」すら偽りなのかもしれない。 やかましい…。
The Second Station「Sinrow」
「Sinrow」は大量のヒステリーを象徴している。
又、神の言葉ではなく自分たちの言葉に従わせようとする社会的圧力も表している。*6
「空」に佇む巨大なLitanyは権力者を象徴している可能性がある。
The Deep Sea「Clot」
「Clot」はプレイヤー自身の心、そして自己嫌悪を象徴している。
又、使用されているOST「BLOODY DEVASTATION」のMVにはプレイヤーの恋人らしき人物がおり、そしてMV後半ではその恋人は消えている。また、「Clot」の背景には手が浮かんでおり、これは海に溺れていく恋人が助けを求めて上げた手である可能性がある。
自己嫌悪というのは、恋人を失ったプレイヤーが絶望や自己嫌悪のあまり自傷・自死してしまうことを意味している可能性があり、「SANITY」ゲージもそれと同じである。
聖三位一体
Graceに登場する「愛」の権化である3体のエンティティは、聖書に登場する聖三位一体から深く影響を受けている。
God
父なる神
Godは聖三位一体で言う「父なる神」を象徴している。
Godは世界を創造し、プレイヤーが何度も罪を犯した時も、プレイヤーを支えてくれる。
常にプレイヤーを愛し、愛を広めるよう励ましてくれる。
Good Light
神の子
Good Lightは聖三位一体で言う「イエス・キリスト」、つまり「神の子」を象徴している。
天から福音を広め、神の光を体現する働きをしている。
その光のおかげで道を照らすことができ、エンティティから遠ざけてくれる。
H.Skel
精霊
H.Skelは聖三位一体で言う「聖霊」であり、神の書記として働き、プレイヤーが愛を広める事を願って、すべてのドキュメントを執筆している。
また、メインロビーのショップを経営しており、Mayhemではクリスタルやショップで手助けをしてくれる。
罪
Sin
原罪
Sinはこのゲームのメインヴィランである。
父なる神に最も近い対極と称されるそれは「エンティティ」というものに化け、人々の心を蝕み弱者を奴隷化する。
「Grace」を初めとした様々なゲームモードにおいてエンティティに殺害されることは、そのエンティティが表す罪を犯すのと同時にSinに餐まれることも意味している。これを阻止する唯一の方法は「REPRIEVE」のように、自らの罪を告白することのみである。
エンティティ
概要
エンティティは「Grace」における敵対的な存在であり、エンティティごとにそれぞれの罪を象徴している。
又、このエンティティたちはSinが化けた姿である。
以下はドキュメントで使われているエンティティの分類である。
Sin
概要
「Sin」に分類されているエンティティは、直接的な罪を表す。エンティティの方のSinでは無い為注意。
Goatman
Slugfish
- 強欲
- Slugfishは強欲を象徴している。プレイヤーが強欲になり先に進もうとする前に、Slugfishを先に通してあげることで強欲になる事を防いでおり、そうしなければ自分の強欲さに飲み込まれてしまう。また、強欲の他にも暴食を象徴しているとも言える。
Innego
- 窃盗
- Innegoは窃盗を象徴している。
貪欲さからパーツを集めて全体を組み立ててしまわないよう、慎重に行動する必要がある。
Mime
Elkman
Sundial
Sorrow
- 自己嫌悪
- Sorrowは自己嫌悪、絶望の思考を象徴している。悲しみや苦しみに打ちひしがれないために、悲しみの雨粒から自らを守りそして愛する必要がある。
Drain
Kookoo
- 逃避
- Kookooは現実逃避や逃避行を象徴している。
タイマーが達したら、夢中になっていたすべてのことを手放す必要がある。
又、ジャンプスケア時の「FORGETTINGSOMETHING?*7」というテキストは、逃避をしすぎて向き合うべきものを忘れているという考察も可能かも知れない。
Fool
- 強制の衝動
- Foolは他者への同調圧力、衝動、そして強制や抑圧の被害者を象徴している。
それを視界に入れ続けることは圧力を与えることになり、やがて圧力に耐えきれずに崩壊してしまう。
慈愛の光で愛を示すことで、抑圧の束縛から解放することができる。
Ire
- 憤怒
- Ireは強い怒り、憤怒の感情を象徴している。
復讐心を持つことは禁忌であり、他人を傷つけることとなる。
又、Rueとも深く関係している。Rueは過去に自分を傷つけた他人を象徴しており、Ireによる怒りの感情を象徴しているため、Ireに殺害されることは、怒りに任せて他人を傷つけることを示している可能性がある。
Stem
- 嘘
- Stemは嘘を象徴している。
スライディングしたりその場で止まったり欺瞞によって自らを蝕む行動をとるのではなく、真実に向かってただ前進することを要求する。
SHAME
- 恥
- SHAMEは自分が犯した罪に対する恥の感情を象徴している。
それは自分が犯した罪のせいで人々が自分を憎むだろうと欺き、恐怖と罪悪感を感じさせ、罪を隠そうとさせる。
Mayhemでは、助けている相手のSHAMEと戦っている。
Taint
概要
「Taint」に分類されているエンティティは、直接的な罪でなくてもそこから罪につながることを表す。
Slight
- 依存
- Slightは依存症や中毒を象徴している。
依存症に溺れないために、目を離して遠ざけないといけない。
Dozer
Carnation
Heed
PIHSROW
- 悪魔の崇拝
- PIHSROWは悪魔を崇拝すること、悪魔を神より上位に置くことを象徴している。
それによって、慈愛の光は届かなくなり、神が用意した道から外れる、堕ちることとなる。又、象徴的な台詞の「それでも尚道を誤る。」というのは、本当の善がわかっていても道を誤る*9ことを意味しているようにも考えられるかも知れない。
PIHSROWそのものは悪魔ではなく、象徴するのは「悪魔を崇拝」することなので注意。
Seesay
- 悪口
- Seesayや他人に対しての陰口や悪い噂、誹謗中傷を象徴している。
それはプレイヤーに悪い噂や中傷をさせようとするため、慈愛の光で照らすことで、失言を防ぐことができる。
又、Seesayのジャンプスケアではプレイヤーの頭の上半分がなくなり、笑っているような口になっているアニメーションが再生される。*10
これはプレイヤーも噂や誹謗中傷を広めてしまったことを表している可能性がある。
Flowerhead
- 嘘の利用と傷
- Flowerheadは嘘つき、またはStemの犠牲者を象徴している。
欺瞞によってプレイヤーの「conviction」*11を失わせ、魂を傷つけようとする。
その嘘を避けるか、Love Blossom?で愛を示すほかに対処法はない。
Guille
- 抑圧の利用
- Guilleは他人に圧力をかける加害者集団を象徴している。
Guille達には頭がなく、聞く耳や思考を持っていないこと*12を表している可能性がある。
プレイヤーを罪に誘い込み、自分たちの一員に加えようとする。
Litany
- 抑圧
- Litanyは仲間からの同調圧力、強制や抑圧を象徴している。
しゃがむことで頭を下げさせ、Litanyの言葉に耳を傾けないよう要求する。
ジャンプスケア時のテキストが「why did you listen」*13なのもそれを表していると思われる。
ちなみにLitanyの被害者がFool、加害者がGuilleである。
Zomber
- 冒涜
- Zomberは神の名を冒涜したり、みだりに唱えたりすることを象徴している。
神の栄光の弾丸でそれを止めないといけない。
又、表す罪が冒涜なのは神を冒涜する人はゾンビに例えられることが多いからである。
DUK
S.N.A.P.
Covet
- 貪欲
- Covetは嫉妬や羨望を象徴している。その道筋に嫉妬してはならず、自分の道を歩み続ける必要がある。
Tragedy
- 自己破壊
- Tragedyは大きな苦しみや絶望による自傷・自死などの自己破壊的な行為を象徴している。
「Clot」にて出現するということは、「恋人を失ったプレイヤーが絶望のあまり自傷する」ことを表している可能性もある。
また、Tragedyの体が縄に見えることから、首◯りを表している可能性もある。
Scar
概要
「Scar」に分類されているエンティティは、自分自身の過ちや自分自身に大きく関係している。
Rue
- 加害と葛藤
- Rueは過去に自分を傷つけた人、そして赦すことを葛藤することを象徴している。
それは背後に残り、慈愛の光を浴びせる必要がある。
RueをフラッシュすることはRueを赦すことであり、Rueに死亡することはその逆で赦さないこととなる。
なお、Rueに接触した時にプレイヤーを殺しているのはRueではなくIreである可能性があり、Rueにやられることは、憤怒と復讐心によってRueを赦さないことを表しているという考察もできる。
Tar
- 道の過ち
- Tarは、歩む道を構成する過ちを象徴している。
Tarの上をジャンプすることでスピードブーストが得られ、これは自分自身の過ちや欠点を活用することを表していると思われる。
ただし、Tarの上に留まりすぎると、過ちに飲み込まれてしまう。
Doppel
Catalyst
概要
「Catalyst」に分類されているエンティティは他者への罪、そしてそれへの怠慢を表す。
Craven
- 依存の傷
- Cravenは、他人が自分自身に犯している罪を無視すること、または依存症に苦しむSlightの犠牲者を象徴している。
無視し続ければ、徐々に危険性が増して最終的には崩壊してしまう。
Cravenの苦しみを無視せず、慈愛の光を当て続ければ、苦しみから解放される。
Doombringer
- 傍観
- Doombringerは罪に対する怠慢を象徴している。
怠慢にならず撫でたり、手に持って黙らせたりして世話をしなければ自分自身の怠慢さによって破滅を招くこととなる。
Soul
概要
「Soul」に分類されているエンティティ等は魂や自分自身と関連する存在、味方を表している。
Shepherd
Goobers
- 聖人
- Goobersは聖人、そして聖人へのイメージを象徴している。
又、プレイヤーの恋人である可能性があり、またそれはすでに天国へ旅立った人がGoobersの姿で戻ってきている。
Goobersはプレイヤーの先導者としてプレイヤーを導き、正しい決断を下し、神の道から外れないよう励ましてくれる。
いつでもプレイヤーのそばにいて、愛を広めていくことを願っている。
Body(肉体)
- 器
- 肉体は魂の器であり、罪が入り込む入り口となり、数多の欠陥を持つ。
魂と違い肉体は有限であり、肉体が滅びると、魂は神の裁きにかけられる。
You(あなた)
- 貴方
- Youは魂のリーダーであり、監督であり、その目であり、導き手である。
愛を広めるか、憎しみを広めるか、選択権を持っている。
Eyes(目)
- 眼
- Eyesには魂の眼と肉体の目という2種類のセットがあり、世界を認識するのに使う。
肉体の目は罪と罪の偽装に騙されるが、魂の目は騙されない。
その他
セーフルーム
タイマー
- 祝時
- タイマーは神の光、慈愛の光を祝う時間を象徴している。
しかし、セーフルームに到達する前にタイマーが切れてしまうと霊的な無関心に陥ってしまうため、セーフルームからセーフルームまで入り続け神の恵みを保たなければいけない。
Greedroom
- 求愛
- Greedroomは神の恩寵や愛、臨在を貪り求めることを象徴している。
恵みを保つために必要ではないが、参加することはできる。ただし、貪欲になりすぎると押しつぶされて死んでしまう。
考察についてはこちらへ
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プレイヤー「神父さま、私は罪を犯してしまったんです…」
心の中(S T U N N I N G S T Y L E!!!!)
ってこと?いや草 -- 2026-05-09 (土) 13:59:24