プロローグ

Last-modified: 2017-04-26 (水) 20:30:40

物語は、イーストヘイヴンの静かな漁村から始まる。そこは、アイスウィンド・デイルのいわゆる"テンタウンズ"と呼ばれる町のひとつだ。だが、町と呼ぶにはあまりに小さく、むしろ、ラック・ディネシア湖の氷で覆われた湖岸に集まる掘っ建て小屋の集落という方がふさわしい。そこにある薄暗い安酒場で、旅行者の一団がテーブルを囲んで座り、噂話を交換したり将来の大きな夢を語りあっていた。彼らは、これから起きる出来事に自分たちが関わるようになることなど、知るよしもなかった…