山口線

Last-modified: 2017-02-10 (金) 00:29:26

路線概要

山陽本線・山陽新幹線の拠点である新山口駅から山口市の中心部を通り中国山地西部を抜け、島根県西端までの地域を南西から北東へ向かう陰陽連絡路線であり、沿線には湯田温泉や津和野(山陰の小京都)などがあり、日本ならではの風景がみられる。

運行形態

全線を通して運転される列車もあるが、おおむね山口駅を境に運転系統が分かれている。
新山口方面へ向かえば向かうほど列車本数は多くなり、高校・大学なども多いことから乗車率は高く、終日混雑している。1時間当たり新山口駅 - 山口駅間で2 - 3本で約30往復(そのうち一部は宮野駅まで直通)運行されている。山口駅 - 津和野駅 - 益田駅間ではこの区間を直通する列車と山口駅 - 宮野駅間の区間運転系統、津和野駅を始発・終着とする列車が運行されており、宮野駅 - 津和野駅 - 益田駅間では3 - 4時間ほど運行されない時間帯がある。
夜間滞泊は山口駅および津和野駅で行っており、全線でワンマン運転を実施している。しかし、宮野駅 - 新山口駅間は大半の列車に車掌が乗務しており、複数人乗務の時もあるため全線ワンマン運転を実施んしているといい難い。

使用されている車両

キハ187系?(山口線のみ振り子装置の使用は停止)
キハ40・47系

過去の名残

貨物列車

2013年度までは日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車も全線で運行されていたものの、山口線の駅を発着するものはなかった。美祢線美祢駅と山口線を経由し山陰本線岡見駅を結ぶ専用貨物列車が、1日1往復岡見駅基準の平日に運行されていた。牽引機は全区間DD51形の重連で、貨車はタキ1100形のみである。なお、岡見駅に機関車留置線がないため、岡見駅 - 益田駅間で機関車の回送が行われていた。
しかし、2013年7月の水害に伴う山口線の運休によりトラックによる代替輸送に切り替えていたが宇部興産が2013年度末に更新時期を迎える輸送契約の更新を行わないことによりJR貨物の第二種鉄道事業は2014年4月一日付で廃止となった。
また、1997年までは、山陽本線新南陽駅と山陰本線江津駅・益田駅を結ぶ化学薬品輸送列車が運行されていた。

快速やまぐちライナー

新山口駅での新幹線乗り継ぎ客へのニーズにこたえて普通列車と同様にキハ40系が1両または2両編成で運転されていた。新山口駅での山陽新幹線乗り継ぎをターゲットにしたものであり、地域輸送は特に考慮されていなかった。新山口駅 - 山口駅間を途中湯田温泉駅のみ停車し13分で結んでいたが、2009年に全列車が各駅停車に格下げされたため、事実上の廃止となった。

情報追加