戦闘について > 攻撃対象の選択
目次 
概要 
1つの攻撃に対して1つの攻撃対象が選択される。
どの攻撃対象が選択されるかはランダムで、プレイヤーが選定に干渉することはほぼできない。
- 攻撃対象を決めた後攻撃するので、対象によっては特定の攻撃手段が出なくなることがある(夜戦カットインや空母カットイン)
- 原則として完全ランダムであるが、偏る事例がいくつか確認されている。
- 偏りがない場合でも乱数生成の都合か完全ランダムになっていない可能性はあるが、詳細な検証には至っていない。
随伴艦(僚艦)が旗艦の攻撃の盾となる(かばう)挙動 
旗艦に攻撃が向かった際、確率で僚艦が代わりに攻撃対象となるもの。
2013年8月25日に実装された(運営Twitter)。公式の表現は「随伴艦が稀に旗艦への攻撃の盾となる挙動」。俗に「かばう」と呼ばれる。
- 自艦隊・敵艦隊ともに発生する。
- 発生すると旗艦の前に盾エフェクトが出現し、かばった僚艦が前に出て代わりにターゲットとなる。
- 実装時にはエフェクトはなかったが、2013年9月11日に実装された(運営Twitter
)
- 雷撃戦でもかばうは発生するが
この場合は現在でもエフェクトは出ない。→ 2018年8月17日の【第二期】Block-1移行に伴い、エフェクトが出るようになった。
- 実装時にはエフェクトはなかったが、2013年9月11日に実装された(運営Twitter
- 砲撃・雷撃・航空攻撃・対潜攻撃、開幕戦・昼戦・夜戦いずれでもかばうは発生する。
- かばった上で、攻撃を回避することもある。
- 旗艦が大破していても発動する。
- 従って被害が拡大することもある。
- 潜水艦は水上艦をかばわない。水上艦は潜水艦をかばわない。
- 陸上型深海棲艦は他艦にかばわれない。他艦をかばうこともない。陸上型深海棲艦が2隻以上同時に登場する敵の編成は無かったが、6-4にてようやく実装された
- 連合艦隊の第二旗艦は昼砲撃戦の間かばわれない。
- かばう行動が発生する条件は、艦隊に小破未満の僚艦が一隻以上いること。ただし旗艦が水上艦なら水上艦の僚艦、潜水艦なら潜水艦の僚艦が必要となる。
- かばうかどうかはランダムであり、発生率は輪形陣が一番高く、続いて複縦、梯形、単横陣と続き、単縦陣が最も低い。
- 詳細な被ターゲット率計算については攻撃対象の選択と被ターゲット率の計算例を参照。
攻撃対象の選択と被ターゲット率の計算例 
攻撃対象艦に選ばれる確率(被ターゲット率、以下被タゲ率)は次のように求められる。
以下の記述は全て通常艦隊や遊撃部隊等、1つの艦隊が攻撃対象になる場面を想定している。2つの艦隊が攻撃対象になる場面(例:連合艦隊vs連合艦隊の昼砲撃2巡目など)については要検証。
また、特記しない限り攻撃対象は全て水上艦で、確率は完全ランダム、「かばう」が発動しないものとして話を進める。
何もない場合の被タゲ率 
各艦の被タゲ率は以下の確率になる(例:6隻編成なら1/6 ≒ 16.7%)。
被タゲ率 = 1 / n
※n:艦数(以下同様)
探照灯発動時 
探照灯・大型探照灯発動時の被タゲ率はそれぞれ以下の通り。なお不発時は何もない場合の被タゲ率と同じ被タゲ率になる。
探照灯発動時
被タゲ率(探照灯発動艦) = (1 / n) + {1 - (1 / n)} * (1 / n)
被タゲ率(探照灯非発動艦) = {1 - (1 / n)} * (1 / n)
※n:艦数(以下同様)
発動艦の式の第一項は「最初の選択で発動艦が選ばれた場合(そこで処理終了)」、第二項は「非発動艦が選ばれた場合の再選択処理」に対応する。
例:6隻編成の場合
発動艦: (1 / 6) + (5 / 6) * (1 / 6) ≒ 30.6%
非発動艦: (5 / 6) * (1 / 6) ≒ 13.9%
大型探照灯発動時
被タゲ率(大型探照灯発動艦) = (1 / n) + {1 - (1 / n)} * (1 / n) + {1 - (1 / n)} ^ 2 * (1 / n)
被タゲ率(大型探照灯非発動艦) ={1 - (1 / n)} ^ 2 * (1 / n)
発動艦の式の第一項は「最初の選択で発動艦が選ばれた場合(そこで処理終了)」、第二項は「非発動艦が選ばれた場合の再選択処理」、第三項は「非発動艦が選ばれた場合の再選択処理(2回目)」にそれぞれ対応する。
例:6隻編成の場合
発動艦: (1 / 6) + (5 / 6) * (1 / 6) + (5 / 6) ^ 2 * (1 / 6) ≒ 42.1%
非発動艦: (5 / 6) ^ 2 * (1 / 6) ≒ 11.6%
警戒陣 
警戒陣の被タゲ率は以下の通り。式自体は上述の探照灯発動時の場合と近い形。
被タゲ率(主力艦) = {1 - (v / n)} * (1 / n)
被タゲ率(警戒艦) = (1 / n) + {1 - (v / n)} * (1 / n)
※n:艦数、v:警戒艦数(以下同様)
警戒艦の式の第一項は「最初の選択で警戒艦が選ばれた場合(そこで処理終了)」、第二項は「主力艦が選ばれた場合の再選択処理」にそれぞれ対応。
例:6隻編成の場合
主力艦: (3 / 6) + (1 / 6) ≒ 8.3%
警戒艦: (1 / 6) + (3 / 6) * (1 / 6) = 25.0%
探照灯+警戒陣の場合 
- 警戒陣かつ探照灯の場合は、警戒陣の判定で選ばれた艦が探照灯・大型探照灯非搭載艦だった場合のみ、探照灯・大型探照灯の判定を追加して攻撃対象を決定する。
- 探照灯発動艦が主力艦か警戒艦かによって式が異なり、以下の4パターンが存在する*2。
- 主力艦が探照灯発動
- 警戒艦が探照灯発動
- 主力艦が大型探照灯発動
- 警戒艦が大型探照灯発動
主力艦が探照灯発動
簡略化のため、主力艦の被タゲ率の式を次のように表記(以下同様)。
A = {1 - (v / n)} * (1 / n)
※ n:艦数、v:警戒艦数
被タゲ率(探照灯発動) = A + (1 - A) * (1 / n)
被タゲ率(探照灯非発動) = (1 - A) * (1 / n)
探照灯発動率の式における最初のターゲット選択処理を警戒陣による処理に置き換えた式になる。
非発動艦は主力・警戒に関わらず同じ被タゲ率になる(以降の場合も同様)。
例:6隻編成の場合
A ≒ 0.083
発動艦: 0.0833 + (1 - 0.0833) * (1 / 6) ≒ 23.6%
非発動艦: (1 - 0.0833) * (1 / 6) = 15.3%
警戒艦が探照灯発動
簡略化のため、警戒艦の被タゲ率の式を次のように表記(以下同様)。
B = (1 / n) + {1- (v / n)} * (1 / n)
被タゲ率(探照灯発動) = B + (1 - B) * (1 / n)
被タゲ率(探照灯非発動) = (1 - B) * (1 / n)
例:6隻編成の場合
B = 0.250
発動艦: 0.25 + (1 - 0.25) * (1 / 6) ≒ 37.5%
非発動艦: (1 - 0.25) * (1 / 6) = 12.5%
主力艦が大型探照灯発動
大型探照灯の場合も同様に考えるとそれぞれ以下の通り。
被タゲ率(発動艦) = A + (1 - A) * (1 / n) + (1 - A) * {1 - (1 / n)} * (1 / n)
被タゲ率(非発動艦) = (1 - A) * {1 - (1 / n)} * (1 / n)
例:6隻編成の場合
A ≒ 0.083
発動艦: 0.0833 + (1 - 0.0833) * (1 / 6) + (1 - 0.0833) * (5 / 6) * (1 / 6) ≒ 36.3%
非発動艦: (1 - 0.0833) * (5 / 6) * (1 / 6) = 12.7%
警戒艦が大型探照灯発動
被タゲ率(発動艦) = B + (1 - B) * (1 / n) + (1 - B) * {1 - (1 / n)} * (1 / n)
被タゲ率(非発動艦) = (1 - B) * {1 - (1 / n)} * (1 / n)
例:6隻編成の場合
B = 0.250
発動艦: 0.25 + (1 - 0.25) * (1 / 6) + (1 - 0.25) * (5 / 6) * (1 / 6) ≒ 47.9%
非発動艦: (1 - 0.25) * (5 / 6) * (1 / 6) = 10.4%
6隻編成の場合まとめ 
- 6隻編成時の探照灯・警戒陣による被タゲ率変化をまとめると下記の通りになる。
配置 補正無し 探照灯 大型探照灯 警戒陣 探照灯(主力艦) 探照灯(警戒艦) 大型探照灯(主力艦) 大型探照灯(警戒艦) 1 16.7% 30.6% 42.1% 8.3% 23.6% 12.5% 36.3% 10.4% 2 16.7% 13.9% 11.6% 8.3% 15.3% 12.5% 12.7% 10.4% 3 16.7% 13.9% 11.6% 8.3% 15.3% 12.5% 12.7% 10.4% 4 16.7% 13.9% 11.6% 25.0% 15.3% 37.5% 12.7% 47.9% 5 16.7% 13.9% 11.6% 25.0% 15.3% 12.5% 12.7% 10.4% 6 16.7% 13.9% 11.6% 25.0% 15.3% 12.5% 12.7% 10.4% ※端数処理の関係(小数2位四捨五入)で6隻の確率合計は100%ではありません。厳密な確率を求めたい場合は各自計算推奨。
※探照灯発動艦を太字で表示。
「かばう」発動を考慮する場合の最終被タゲ率 
- 旗艦がターゲットに選ばれた場合、まず「かばう」の発動判定を行い、発動判定に成功した場合にかばう艦の判定を行う(旗艦以外からランダムで1隻選択)。
- かばうを考慮した場合の、最終的な被タゲ率の計算式は以下の通り*3。
- なお探照灯発動時や警戒陣時は先にそれらを考慮した被タゲ率(かばう判定前の被タゲ率)を計算後、下記式に代入して計算を行う。
- なお探照灯発動時や警戒陣時は先にそれらを考慮した被タゲ率(かばう判定前の被タゲ率)を計算後、下記式に代入して計算を行う。
最終被タゲ率(旗艦) = R * (1 - Y)
最終被タゲ率(随伴、小破未満) = (その艦のかばう判定前の被タゲ率) + (R * Y / C)
最終被タゲ率(随伴、小破以上) = その艦のかばう判定前の被タゲ率
※Y = かばう率(単縦 = 0.45、複縦/梯形/単横 = 0.6、輪形/警戒 = 0.75)
※C = 小破未満の随伴艦数
※R = 旗艦のかばう判定前の被タゲ率
例1:6隻編成、小破未満の随伴2隻、単縦陣、探照灯非発動の場合
かばう判定前の被タゲ率(旗艦) = 1 / 6
かばう判定前の被タゲ率(随伴) = 1 / 6
最終被タゲ率(旗艦) = (1 / 6) * (1 - 0.45) ≒ 9.2%
最終被タゲ率(随伴、小破未満) = (1 / 6) + {(1 / 6) * 0.45 / 2} ≒ 20.4%
最終被タゲ率(随伴、小破以上) = 1 / 6 ≒ 16.7%
例2:6隻編成、小破未満の随伴1隻、警戒陣、旗艦探照灯発動の場合
かばう判定前の被タゲ率(旗艦) = A + (1 - A) * (1 / n) ≒ 0.2361
かばう判定前の被タゲ率(随伴) = (1 - A) * (1 / n) ≒ 0.1528
最終被タゲ率(旗艦) = 0.2361 * (1 - 0.75) ≒ 5.9%
最終被タゲ率(随伴、小破未満) = 0.1528 + (0.2361 * 0.75 / 1) ≒ 33.0%
最終被タゲ率(随伴、小破以上) = 0.1528 ≒ 15.3%
攻撃対象の選択が偏る事例 
当然だが、既に撃沈した艦は攻撃対象にならない。
タイプの異なる艦種の混成 
潜水艦
- 潜水艦は航空戦と雷撃で攻撃対象にならない。
- 砲撃戦・夜戦で潜水艦を攻撃対象にするかどうかについては対潜攻撃を参照。
陸上型
- 陸上型は雷撃(先制雷撃・閉幕雷撃)の攻撃対象にならない。
- 陸上型はかばうが発生しない。
- 特二式内火艇を装備した潜水艦は昼砲撃戦で陸上型にのみ砲撃を行う。
- 夜戦攻撃は雷撃ではないので潜水艦でも陸上型を狙う。
天霧改二/丁 
第百一号輸送艦 
- 第百一号輸送艦は陸上型を真っ先に狙う。
警戒陣 
- 警戒艦(下に配置された艦)が狙われやすくなる。
- 選定ロジックについては警戒陣参照。
探照灯 
- 夜戦において探照灯発動艦が狙われやすくなる。
- 選定ロジックについては探照灯参照。
連合艦隊の第一と第二 
- 連合艦隊で第一艦隊と第二艦隊の両方が対象選択可能な場合にどちらを狙うかについて
- 「第一選択率」「第二選択率」に値が設定されている場合は、まずその値に依存して第一艦隊を狙うか第二艦隊を狙うかが確定される。
- 第一艦隊を狙うことになり、第一艦隊旗艦が生存している場合は「かばう」の発生により実際の選択率は変動する、
- 「全体から選択」は生存艦それぞれが均等な確率で攻撃対象として選ばれる。
- 第一艦隊旗艦が生存の場合には第一艦隊旗艦が攻撃対象となったときには「かばう」が発生する。その結果、第一艦隊側の実際の選択率は変動する。
- 「第一選択率」「第二選択率」に値が設定されている場合は、まずその値に依存して第一艦隊を狙うか第二艦隊を狙うかが確定される。
その他 
- 警戒陣の非タゲ率変動は砲撃支援に対しては無効*12。
- 警戒陣の回避率上昇効果は適用される。
コメント 
- 戦闘についてのページ容量対策のため分離。 -- 2022-08-07 (日) 18:15:41
- 中破艦、夜戦火力が高い艦は狙われやすい -- 2023-04-02 (日) 13:38:01
- 主観ではなくソースを提示して、どうぞ -- 2023-04-18 (火) 19:28:02
- 長年の経験。検証したければ勝手にやれ -- 2023-09-18 (月) 09:38:09
- それは誰もが思ってるし、経験的にも知ってるし、何度も歯がみしただろう。その上でソースが有って初めて確証になるんだが -- 2023-09-18 (月) 14:46:37
- 主観ではなくソースを提示して、どうぞ -- 2023-04-18 (火) 19:28:02