彩雲 の変更点


|CENTER:218|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|CENTER:80|c
|>|>|>|>|~No.054|
|&attachref(装備カード一覧/weapon054-b.png,nolink);|>|彩雲|>|艦上偵察機|
|~|>|>|>|~装備ステータス|
|~|~火力||~雷装||
|~|~爆装||~対空||
|~|~対潜||~索敵|+9|
|~|~命中|+2|~回避||
|~|~[[戦闘行動半径>基地航空隊]]|8|>|BGCOLOR(#ccc):|
|~|>|>|>|~装備可能艦種|
|~|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):駆逐艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):軽巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):重巡洋艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):戦艦|
|~|軽空母|正規空母|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):水上機母艦|BGCOLOR(#ccc):COLOR(#ddd):航空戦艦|
|~|>|>|>|~備考|
|~|>|>|>|開発実装日:2013年5月15日、改修不可&br;改装航空戦艦([[伊勢型>伊勢改二]][[改二>日向改二]])も装備可能&br;[[春日丸]]/[[大鷹]]/[[改>大鷹改]]、[[神鷹]]/[[改>神鷹改]]は装備不可&br;T字不利状態を高確率で回避(反航戦に置き換える)&br;[[雲龍改]]の初期装備|
|>|>|>|>|LEFT:「我ニ追イツク敵機ナシ」有名な無電を発した俊足の艦上偵察機「彩雲」。&br;敵戦闘機の追随を許さない高速性能を誇る、高性能な艦上偵察機です。&br;悪化した戦況の中、敵情偵察に海上へと飛び立ちました。&br;ぜひ、提督の機動部隊の正規空母、その第4航空隊に配備してみてくださいね。|
*ゲームにおいて [#y8c7c139]
-索敵+9という優秀な偵察機であり、1艦隊に1スロットは欲しい''艦隊の目''である。
-そして彩雲の最も大きな魅力は「T字不利」を発生させなくする((有意な報告におけるT字不利の発生事例は存在しない。''実用上''0%と考えられる。※検証では0%は証明不可能。))効果である。
--味方の攻撃力が大幅に下がるこの交戦形態が出なければ、ボス戦で「火力が出なくてボス倒せねー!」という事態を防げる。特にボス戦での火力が大幅に落ち込む全4戦の海域や、ボスの撃破が推奨・必須となるイベント海域においてはほぼ必須と言っても過言ではない。
---「T字不利さえ引かなければ何とかなる」と言う状況が多発するなら、彩雲の採用によって劇的な改善が見込める。
---「昼戦でS勝利」を狙っていく場合にも有効。
即席のキラ付け(反撃を許さず先制撃破)、対潜水艦隊戦(夜戦戦果が絶望的)、戦艦と空母を含む演習(戦艦の早期撃沈判定)で優位性がある。
--逆に「同航戦以上を引かなければ勝てない」と言う状況では''殆ど意味が無い''ので注意。
特に道中での被害を抑えたい場合、「T字不利なら直撃でも小破だったのに!」という事もあり、一長一短である。
---T字不利回避能力は無い方がよいと考えられる状況は敵が弱い海域を中心に数多く存在する。
主にボスのB勝利までで十分な任務で出撃する場合である。
---逆に難所で出現する強敵はT字不利でもキャップ付近ということが多く、T字不利はこちらだけが不利な状況であり回避できるのであれば回避した方が良い。
---弱い敵艦隊が中心の海域においても、T字不利の場合敵の撃沈率が大きく低下する為((連撃の出なかった重巡の砲撃で駆逐flagship、戦艦の連撃でリ級flagshipあたりから過半数が撃沈できなくなる。ル級flagshipはクリティカルでもなければほぼ撃沈できない。))割合ダメージが蓄積しやすい。
特に大型艦の多い編成においては必ずしも回避しない方が被害を抑えられるわけではない為、積載にさほど神経質になる必要は無い。
--注意したいのは、あくまでも「''T字不利が反航戦になる''」のであって、彩雲を装備したからといって「''同航戦やT字有利の確率は増えない''」。
-'''第4航空隊に配備してね!'''とあるがどのスロットに配備しても効果は同じである。
--これは、彩雲には戦闘能力がないため、機数の少ないスロットに入れよう、ということである。
そしてそれは大体どの空母でも4スロット目((改造前の雲龍型は3スロット目が最小となるなど例外あり))である。
--ボーキサイトを節約したいときは、逆に最大スロットに配備する戦法もある。
偵察機は航空戦で撃墜される心配が無いからだ。
---主に敵に航空戦力が皆無(または小スロットの艦戦で優勢を取れるほど少ない)の際に採用される。
この場合のライバルは[[熟練艦載機整備員]]や副砲、電探、または[[対潜用の機体>カ号観測機]]あたりになるだろう。
--ただしT字不利を回避する効果に加え、彩雲に[[触接判定>航空戦#s1d9a838]]を期待する場合においては配備するスロットの搭載数を考慮する必要がある。
-かつてはローテーション時の予備も含めて2~3個あれば問題なかったため、他の航空機のように大量に所持する必要もなかった。
--そのため''「他の航空機は出るが彩雲と[[二式艦上偵察機]]は出ない」と言う[[開発レシピ>開発レシピ#no_saiun]]''も編み出されている(2014年7月現在)。
--ただし、[[弾着観測射撃>戦闘について#Observation]]の発動には艦隊の索敵値の合計も絡んでいるため、底上げ要員として多めに持つのもアリ。
---上のレシピとは逆に''[[彩雲]]と[[二式艦上偵察機]]をピンポイントで狙ったレシピ''(''[[開発レシピ>開発レシピ#kantei]]'')も存在するためこれで集めるのも良いだろう。
-有無が海域攻略に影響する状況が増えている。
--[[2-5>南西諸島海域#area5]]に代表される''(ボスマスへの)分岐条件に高い索敵値を要するマップ''が現れるようになり、
この場合彩雲の索敵値は''+9''という開発可能な偵察機としては最大で偵察機の索敵値の補正倍率も高いため大きく海域での分岐に寄与する。
そのため、機動部隊が主体のような場合によっては複数装備も検討する必要がある。
万全を期するなら、ある程度の数は生産・保持しておきたいところ。
---上記のような特殊な状況を除けば、空母に偵察機を含む場合、索敵値調整を気にする必要は特に無い。
相対的に電探の重要性が減じたため、「うずしお」は空母機動艦隊最大の脅威となった。
--[[2014/4/23のアップデート>情報倉庫/運営鎮守府からのお知らせ/2014#up140423]]以後、[[弾着観測射撃>戦闘について#Observation]]の都合で、制空権の重要性と「[[触接>航空戦#s1d9a838]]」の要素が上乗せされた。
要するに連合艦隊空母機動部隊の場合は索敵機が「あれば良い」から「無いと困る」に変わってしまった。
---結果、プレイヤーがきちんと制空値調整を行った最適な艦載機の配置ができるかどうかで攻撃力に以前よりも大きな差が出やすくなった。
---彩雲もこの対象の1つであるため、[[触接>航空戦#s1d9a838]]を使うことが可能。
ただT字不利が出ないメリット&デメリットと、スロット1個消費することもあり、また戦艦や重巡等と違って連撃等の特殊砲撃はないので、このシステムのためだけに搭載するのは微妙なところ。
[[触接>航空戦#s1d9a838]]補正は[[零観>零式水上観測機]]と同一、ただし成功率は彩雲のほうが上。
[[二式艦上偵察機]]はさらに高い補正を持つため、索敵値やT字不利回避効果が必要かどうかで使い分けたい。
--ピーキーな調整が必要な限定[[海域ボス撃沈>俗称・スラング集/ら#lastdance]]にあたり、持ち込むかどうかは関心の高いテーマである。
-基地航空隊での「防空」における誘導機として、[[基地制空値に係数倍する効果>基地航空隊#sccf3a4c]]があり、効果倍率は最も高い。
この倍率は戦闘機の対空値で置き換えると、[[震電改]]1小隊に相当し、事実上、代替不可能である。
--[[2016年秋季限定海域E3>発令!「艦隊作戦第三法」#area3]]の攻略難易度低減ギミックに「防空戦における制空権確保」が条件設定され、特定難易度における達成条件が、''局地戦闘機3小隊、彩雲1小隊の一個中隊×2中隊に相当''という形で顕在化、続く[[E5>発令!「艦隊作戦第三法」#area5]]でも''防空に3個中隊''が要求され、4個同時使用が望ましい状況が出現した。
--その他、基地航空隊の「出撃」時にも彩雲を配備することで、所属している中隊の他の機体の戦闘行動半径を延長することができる。ただし、彩雲自体の戦闘行動半径は8しかないので、飛行艇に比べると延長能力は低く、完全な代用とはならない。[[二式大艇]]に比べると配置コストが安いので、「若干半径が足りないけど、大艇だとオーバースペック」といった場合には彩雲による延長も選択肢に入る。この辺りのシステムはやや複雑なので、詳細は[[基地航空隊]]を参照。
--試製景雲は彩雲より索敵値が高く、彩雲と同じく基地航空隊での防空補正もある装備だが、装備できる空母が[[装>翔鶴改二甲]][[甲>瑞鶴改二甲]][[空>大鳳]][[母>大鳳改]]のみに限られている上にT字不利回避の効果はない。
また、ランキング報酬で複数所持している提督以外は、[[噴式景雲改]]へ改修更新すると手元に残らないため、試製景雲(艦偵型)が彩雲にとって代わる艦上偵察機とは成り得ないだろう。
-2017年2月2日の運営Twitterで「冬イベント2017:期間限定海域【偵察戦力緊急展開!「光」作戦】で、【乙】作戦、または【甲】作戦に挑戦される提督の皆さんへ。同作戦の後半では、複数の艦上偵察機「彩雲」が必要です。作戦に投入する艦隊戦力の装備の他に、二つ以上の「彩雲」の準備をお願いできますと幸いです。」と告知された。
期間限定イベントで必要な装備が名指しで事前告知されるのは珍しいケース(光作戦と彩雲の関係については小ネタを参照)で、ついに彩雲の存在そのものがイベントのモチーフに深く関わることに。
艦上偵察機の特殊性ゆえ、多くの提督を悩ませてきたゲームにおける彩雲の歴史にまた新たな1ページが加わることとなった。
--そして告知通り、2017年冬イベントE-3の甲及び乙作戦((丙作戦は、九七式艦攻で代用可能。))において、最低2機の彩雲が必須となった。詳細は[[偵察戦力緊急展開!「光」作戦>偵察戦力緊急展開!「光」作戦#area3]]及び[[彩雲(輸送用分解済)]]を参照。
--また、この2017冬イベントE3甲及び乙の突破報酬として、本機の上位版(火力+1・索敵+1)となる[[彩雲(東カロリン空)]]が実装された。


**装備ボーナスについて [#qb0f2f77]
-特定艦に装備した時、パラメータが更に上昇する[[''%%%装備ボーナス%%%''>装備#bonus]]がある。
--対象艦は表中の通り。[[二式艦上偵察機]]と同様に''%%%本装備の&color(Teal){改修値};に応じてボーナスが変動する。%%%''
---改修値変動の法則性は改修実装待ち。表中の改修段は%%%&color(Red){''暫定のもの''};%%%です。
//--搭載一基ごとの''単体ボーナス''は、装備数を増やせば累積する。
//--他装備との組み合わせで''相互シナジーボーナス''も発生し、単体ボーナスとは別に加算される。これは装備の数を増やしても累積しない。
--他装備とのボーナスを持つ場合、それもまた別に加算される。
--各ボーナス値は下表の通り。
|CENTER:100|CENTER:|CENTER:BGCOLOR(#fdd):|CENTER:BGCOLOR(#cfc):|CENTER:BGCOLOR(#dff):|CENTER:BGCOLOR(#fec):|CENTER:BGCOLOR(White):|CENTER:BGCOLOR(Silver):|CENTER:|c
|~装備1|~対象艦|>|>|>|>|>|BGCOLOR(#eee):~加算値|~累積可|
|~|~|~火力|~対空|~回避|~装甲|~索敵|~射程|~|
|彩雲&br;(基本値)|-| ||||9||-|
|>|~単体ボーナス↓||||||||
|彩雲&color(Teal){★2};|空母| | | | |+1|||
//|彩雲&color(Teal){★2~3};|空母| | | | |+1||×|
//|&color(Teal){★4~5};|~|+1| | | |+1|~|~|
//|&color(Teal){★6~9};|~|+1| | | |+2|~|~|
//|&color(Teal){★max};|~|+2| | | |+3|~|~|
//|>|~単体ボーナス↑||||||||
//|~装備1|~対象艦|~火力|~対空|~回避|~装甲|~索敵|~射程|~累積可|
※装備ボーナスのある他装備の一覧は[[こちら>装備#bonus]]
*小ネタ [#dc9ea94e]
-元ネタは、日本海軍の艦上偵察機「彩雲(さいうん)」である。開発記号はC6N、米軍でのコードネームは「Myrt」(マート)。
--第二次世界大戦中、空母搭載の偵察専用機を開発運用したのは、[[二式艦上偵察機]]や本機を開発した日本くらいである。普通は他の艦載機が偵察機を兼用していた(例えば[[SBD]]。SBDのSはScout…すなわち偵察のSである)。
---偵察しかできない機体よりも、偵察も爆撃もできる機体を乗せようとするのが普通の発想である。
というよりも、それまでの日本機動部隊の索敵は、攻撃力温存のために空母艦載機自体をあまり使わず、索敵の主力は[[水偵>零式水上偵察機]]に依存していた。
その状況から一変して海外でも例のない空母用偵察専用機を開発する発想は、ある意味斜め上の発想、または時代を先取りしたとも言えなくもない。((近現代では、空母に専門の哨戒機や早期警戒機を搭載するのも普通になっている))
---実際のところ、制空権を取れなければ水偵どころか艦爆、艦攻ですら戦闘機に追いつかれて撃墜されかねない。それを考えると合理的な発想ではある。
---日本海軍では主に偵察には艦攻が、米軍では艦爆が用いられている。
---なお、大正時代には一〇式艦上偵察機(C1M)を運用 → 一三式艦上攻撃機が偵察するから引退、
昭和に入って新しく九七式艦上偵察機(C3M)を作って正式採用 → [[九七式艦上攻撃機>九七式艦攻]]の方が性能良かったから量産されずじまい、
といったことをやっており、どうも日本海軍としては常々空母専用偵察機が欲しかった((水上機を発進・回収するためには空母機と比べて多大な労力が必要なため、『肝心な艦隊決戦のときに索敵できないんじゃね?』という危惧があったとも言われる))ようなのだが、性能不足から実現できていなかっただけらしい。
--とは言え、量産開始が1944年6月であり、その頃の日本には満足に運用できる空母が少なく搭乗員も不足していたことから、艦上偵察機として運用されることはなかった。
--そのかわり、[[陸上基地>基地航空隊]]から離陸する偵察機として活躍している。
--説明文に第4航空隊と書いてあるのは、本土防衛目的で設立された「剣部隊」こと第343海軍航空隊の[[第4飛行隊>彩雲(偵四)]]配備である彩雲の活躍と、艦これ内空母の第四スロットにひっかけたものだろう。
--最高速度609km/hという俊足によって、説明文にあるように米軍の主力戦闘機として有名な[[F6F>F6F-3]]グラマン・ヘルキャット(612km/h)を振り切り、「我ニ追イツク敵機無シ」の無電を発した。
---彩雲に乗っている妖精さんが「アッカンベー」をしているのはこれが由来である。
---ちなみに基地に帰投後、上官に「余計な電文を打つな」と叱られたというオチがある。
---それまで偵察機というのは、鈍足で敵戦闘機に見つかったらまず助からないという状況だった。
敵戦闘機との遭遇を意味する無電「セ連送((「ワレ敵戦闘機ノ追撃ヲ受ク」の意で、追撃されている間モールス信号の「セ」(・---・)を連送する。連送が途切れた時間が偵察機が撃墜された時間であり、そこから計算して敵の位置が推測できる))」は、ほぼ別れの意味を込めた無電でもあった。そんななかで敵機を振りきったのだから、搭乗員達が歓喜するのもよくわかるというもの。
---一般には「我ニ追イツクグラマン無シ」と発したとする説の方が有力である。
あえて異説である「敵機無シ」を採用したのは、実在した米軍機の名前は出さないほうがいいと思ったのか、単に語呂がいいからか。
---一説には、P-38(米陸軍の戦闘機で、最高速度630km/h~667km/hという俊足が知られていた)を振りきった際にこの電文を発したという。
//---公のスペック609km/hは意図的に下方修正されていたもの。実際は緩下降で最高速度655km/hを出すことができた。
//公式スペックに対してなんでわざわざ緩降下速度を並べるのか意味不明なのでとりあえず非表示に
---ちなみにこの無電の発信者は[[九九式艦爆]]のテストパイロットを務めたベテラン''広瀬正吾''(ひろせ しょうご)飛曹長とされる。
超絶技巧の習得者で知られ、隊伍の合わない[[零式艦戦21型]]の失速ギリギリの飛行速度で誘導したり、碇泊発艦((碇を下して泊まった艦からの発進。通常、艦載機は海上を走る艦のもたらす向かい風を利用して飛び立つため、止まったままだと離陸距離の短縮が難しい。))をこなしたりとエース級の活躍をしている。
ちなみに撃墜された折りに乗艦だった[[瑞鶴]]へ''31km泳いで帰還した''という、無茶苦茶な身体能力の持ち主だったとか……(海での泳ぎ、まして戦闘海域の水泳で要求される体力はプールとは比較にならない)。
--また、増槽(オプションの燃料タンク)込みで航続距離およそ5300キロという、艦上単発機にしては大変優秀な性能も持つ。
-後方機銃は海軍おなじみの[[九二式七粍七機銃>7.7mm機銃]]……かと思いきや、実はドイツのMG15機関銃のライセンス生産品である一式旋回機銃。
弾薬もドイツでは定番だが日本では割と珍しい7.92mm×57を使用。発射速度は毎分850発と、600発の九二式より向上している。
--元々彩雲にはこの最低限の武装(後方機銃1門)しかないが、高高度飛行ができるためB-29撃墜用に20mm二挺ないし30mm機銃一挺をつけたものも存在する。もっとも、それを活用する前に終戦を迎えているが。
ちなみにこの機銃、海軍で言うところの「斜め銃」という取り付け方がされた。
3つならんでいる座席のうち真ん中の偵察員席を取り払い、斜め上前方にむけて機銃を固定。死角である後下方から射撃するものだった。ちなみに陸軍では「上向き砲」と呼ばれた。
なお陸軍の戦略偵察機、百式司偵においても同様に37mm機関砲を背部に背負わせた形式のものが存在している。
--改造された彩雲は第302海軍航空隊で使用され、速度や高高度性能は評価されたが、機体強度の関係で激しい機動が困難な所が欠点とされた。
また30mm機銃を試射したところ、数発撃ったところで機体が反動に耐えられず外板にシワが寄りはじめたとのことで、やはりかなり無理があったようである。
&color(Silver){ちなみに先述の司偵の方も困難であるという事で結局外されている。};
-上記のように優秀な性能を持った航空機だったため、総生産数の半分に当たる数の彩雲が本土に残存していた。どこの[[超々弩>大和]][[級戦艦>武蔵]]だお前は。
--大戦末期のエース部隊である海軍第343航空隊をはじめ、敵機発見のための偵察機として利用されたりと活躍している。
-大戦末期、「潜水空母」こと[[潜特型>伊401]]の[[晴嵐>試製晴嵐]]で、米機動部隊の拠点となっていたウルシー環礁を奇襲する「嵐作戦」が立案された。
その際に問題となったのが、攻撃開始時のウルシー環礁に米機動部隊が確実に在泊しているかどうかを確認するための偵察だった。
ウルシー環礁を偵察圏内に収める航空基地があったのはトラック島だったが、当時トラック島はすでに相次ぐ空襲で基地機能の大半を失っており、偵察に飛ばせる航空機はなかった。
--そこで嵐作戦に先立ち、偵察用の彩雲を潜水艦で送り届けようとする計画が発案される。
運搬役に起用された潜水艦は、潜特型に準じた晴嵐搭載機能を持つ巡潜甲型改2の[[伊13]]と[[伊14]]で、[[分解梱包した彩雲>彩雲(輸送用分解済)]]を2機ずつ搭載してトラック島に急派、陸揚げして組み立てた彩雲でウルシー環礁の偵察を行うこの計画は''「光作戦」''と呼称された。
--彩雲を載せた伊13は1945年7月11日、伊14は7月17日にそれぞれ大湊を出撃したが、先発の伊13は消息を絶ち、後発の伊14だけが8月4日にトラックに入港した。
しかし肝心の嵐作戦は、攻撃開始前に8月15日の玉音放送とその後の戦闘停止命令によって未遂に終わり、彩雲最後の作戦もまた幻に終わった。
-戦後、米軍に接収され米軍仕様で彩雲を飛ばすテストをしている。その時の最高速度はなんと''694.5km/h''で、日本海軍最速の航空機となった。
--もちろんオクタン価の高い良質の燃料を用い、徹底的な整備をした上での話。
--参考として米陸軍の傑作戦闘機P-51の最高速度は703km/h、日本軍最速機のキ83は762km/hである。
※実際の整備状況や飛行高度、測定方法によって最高速度は多少変動します。ご了承ください。
---ただし、よく言われる「米軍試験による日本機の性能」は実際に試験されたものではない予想値や日本資料の引き書きが多々混じっていることには留意が必要。
--米軍と日本軍の、特に速度のカタログスペックを単純に見比べるのは好ましくない。上記の通り両者で性能試験の内容が違うからである。
---平たく言えば米軍は最高性能を引き出しやすい良好なコンディションでの計測、日本軍は実戦で使う状態を念頭に置いた計測で、これだけでも米軍のほうが成績が良好になる傾向がある。
前記の彩雲にカタログスペックでは速度に勝るF6Fが追いつけなかった例もこれが関係している。
また実戦で、カタログスペックでは最高速度600km/hを超える戦闘機P-39に、最高速500km/hちょっとの零戦が追いついてしまったなんて話もあったり。
---ちなみに戦時中の米軍機の試験は基本的に「全備状態」、なんでか日本では「米軍試験は軽荷」という伝説があるが・・・
---さらにスピット14に[[隼>一式戦 隼II型]]が追いついたり、なんて例もある。つまり隼はグリフォンスピットより速かった!・・・わけはない。高度次第じゃいくらでもそんなことはあり得る。
--とは言え艦上機でしかも単発の彩雲の速度がいつまでも通用したかと言うとそこはお察し。量産型では『誉』エンジンの不調もあって公称速度がさらに下がったこともあり、「空の通り魔」と呼ばれ、戦後米軍によるテストでは''第二次世界大戦中に実用化された日本軍全機種最速''となった陸軍 一〇〇式司令部偵察機ほど連合軍には印象的ではなかった様子。しかも一〇〇式司偵のエンジンはハ112(海軍名『金星』)なのである……

-偵察機として開発された筈の彩雲だが、恐ろしい事に1945年初頭から天山、彗星、流星を中止し彩雲単一の生産として攻・爆・偵を兼務させる、という構想すら生まれている(ただし急降下爆撃は不可で緩降下爆撃と水平爆撃のみ)。

-エンジンを排気タービン(ターボチャージャー)付きに換装し、高高度性能の向上を図った「彩雲改(仮称)」も試作されている。通常の彩雲のプロペラが3枚なのにたいし、4枚のプロペラを持つのが特徴で、写真も残っている。試験中に終戦を迎えたため、実戦投入は叶わなかった。もし正式採用に至れば「彩雲12型」と命名されていたと思われ、この名前でプラモデルがリリースされてもいるなど、コアな人気を誇る。

-ちなみに読み方は上にもあるように「さいうん」である。
--彩雲とは、太陽の近くを通りかかった雲が、緑や赤に彩られる現象。[[瑞雲]]、[[紫雲]]、[[景雲>試製景雲(艦偵型)]]、慶雲とも。
---これは、日光が雲に含まれる水滴で回折し、その度合いが光の波長によって違うために生ずるもので、大気光象の1つである。巻積雲や高積雲、風で千切られた積雲などに見えることが多い。
---非常に珍しい現象なので吉兆の証とも言われており、飛鳥・奈良時代には彩雲が現れたことを記念して年号を変えたこともある(慶雲、神護景雲など)。
-マーキングは"762-??" 第七六二海軍航空隊所属機。
*この装備についてのコメント [#l715ff71]
#region(過去ログ)
#ls2(彩雲/コメント)
#endregion
#pcomment(./コメント2,reply,15)