装甲の効果(砲)
装甲がどの程度ダメージを軽減するかを検証しました。
11/28時点での検証
装甲減衰がサイレント修正されました
新しい装甲減衰のグラフは下記の通りです。破線がVer.1.0.8の値で実線が11/28時点の値です。
横軸は装甲の厚さに装甲板の性能をかけたもので、例えば装甲100mmに装甲板Ⅲを装備した場合の値は100×195%=195mmとなり、このページではこれを換算装甲厚という独自の用語で記載します。縦軸は実際のダメージを性能表上の威力で割ったもので、例えば威力744の砲を一発命中させて250のダメージが入れば250÷744≒0.33になります。
Ver.1.0.8と比べると全体的にダメージが入りやすくなったようですが、相対的に大口径砲が強化されたような内容です。
閾値は以前から変更がなく、急落していない状態でのダメージが増やされています。
変更があったのは11/16から11/28の間のどこかだと思いますが具体的にいつ修正されたのかは不明です。
11/28時点での装甲の効果まとめ
- 装甲は基本的に砲の直径に関係なくダメージを軽減するが、砲の威力ごとに異なる一定の厚さを超えると大幅にダメージが軽減される(Ver.1.0.8以前と同じ)
「非装甲」の設備に被弾すると100%のダメージが入る(14cm砲なら744ダメージになる)一部変わったかもしれない?- バーベット(砲の高さを上げた時に現れる台座)も砲本体と同じ厚さの装甲を持つ扱いになる
- 14cm砲への防御を想定した場合、最低でも50mm、できれば100mm以上の装甲を貼るとよい
- 14cm砲は400mm以上の装甲に対してはほとんどダメージを与えられない
- 15.5cm砲も400mm以上の装甲に対しては効果が薄いため、非装甲部位を狙うかAP弾で貫通を狙う運用が望ましい
- 入手性やコスパと重装甲へのダメージを考えると50口径30.5cm砲が結構優秀かもしれない
薄い装甲の効果
換算装甲厚30mmくらいまでの装甲は効果が非常に低いです。換算装甲厚0mmとの比較では10mmで1.5%、30mmで4%しかダメージが軽減されません(性能表の威力との比較ではなく0mmの時との比較なので前章の比率とは異なります)。
一方で逆の考え方をすると、どれだけ薄くても無駄になることはなく僅かであってもダメージを軽減するとも言えます。
この辺は各自のプレイスタイルによりますが、重量的に薄い装甲しか張れない場合は思い切って0mmにして火力や速力を優先するか、数mmでも装甲を張るかはどちらでもいいと思います。
また、このページでは火災発生率などは検証しておりませんので、薄い装甲でもその辺に効果がある可能性もあります。
検証方法
自艦と味方艦の2艦で任務などに出撃して味方艦のみに1発だけ砲撃を命中させます。この状態で味方艦が任務を達成してくれるのを待ってリザルトの戦闘詳細を見ると自艦の与ダメージから実際に与えたダメージが分かります。この味方艦の装甲厚を変えて何度も出撃すれば上記のデータを取れます。
なお甲板装甲を0mmにしておけば誤って甲板に当ててしまった時に明らかに高すぎる値が出るのでミスに気付きやすいかもしれないです。
ちなみに金策にも記載がありますがこの方法で精密射撃と王の海戦の実績を同時に取れます。
Ver.1.0.8での検証
予告通りVer.1.0.8で14cm砲の装甲減衰が大幅に大きくなりました。換算装甲厚400mmでの実ダメージは62、同じく987mmでの実ダメージはわずか11です。45口径30.5cm砲は以前と変わっていないようです。
横軸は装甲の厚さに装甲板の性能をかけたもので、例えば装甲100mmに装甲板Ⅲを装備した場合の値は100×195%=195mmとなり、このページではこれを換算装甲厚という独自の用語で記載します。縦軸は実際のダメージを性能表上の威力で割ったもので、例えば威力744の砲を一発命中させて250のダメージが入れば250÷744≒0.33になります。
14cm砲は25mm程度までは威力を維持できていますが、その先から急落し50mmで63%、100mmで35%のダメージしか与えることができません。400mmでは8%のダメージとなり実際の与ダメージはわずか62です。
15.5cm砲も100mmを少し超えたあたりで急落が始まるようで、200mmで43%、400mmで21%程度のダメージになります。
20cm砲は後述の20.3cm砲とかなり近い特性です。しかし元の威力が約5%低く、それに加えて装甲減衰も5%程度悪くなっているので400mm以上の装甲に対しては合わせて10%以上の与ダメージ減となります。0.3cmしか砲弾直径が違わないのに意外と大きな差があります。
20.3cm砲は400mmを超えるあたりまでは威力を維持できそうですが、500mm手前で急落が始まり、800mmでは33%のダメージとなります。
30.5cm砲はVer.1.0.7から変更がなく、1100mm程度からダメージが下がり始めます。ただしその下がり方はゆるやかなようです。2000mm程度(装甲610mm×装甲板Ⅶ)では23%のダメージとなり、実際の数値では1発あたり423の与ダメージとなります。扶桑以降の重装甲な戦艦の舷側にHE弾を撃ち込む場合は注意が必要かもしれません。
35.6cm砲(毘式)は1200mmを超えたところに変化点がありそうですが、30.5cm砲と同様に下がり方の傾きはゆるやかですのであまり気にしなくても大丈夫かと思います。こちらもおそらく2000mm程度の装甲に対する与ダメージは小さい可能性が高いです。ちなみに装甲減衰は砲弾の威力で決まっていると思われるため、毘式35.6cm砲と四一式35.6cm砲ではごく僅かに傾向が異なる可能性がありますが、実用上は誤差程度の差にしにかならないはずですので無視して大丈夫です。
41cm砲はおそらく1300mmあたりからダメージ減衰率の傾きが変わると思われます。元のダメージが大きいとは言え2000mmだと32%しかダメージが入らないため、遠距離から射撃して甲板に当てるのが理想かもしれません。
Ver.1.0.7以前
※今後のアップデート(ver1.0.8)でダメージに関する大規模な仕様変更が告知されています。14cm砲などの小中口径砲が戦艦級装甲に対して弱くなると予想されますのでご注意ください。アップデート内容についてはコチラ→Ver1.0.8予定内容?
忙しい人向けまとめ
- 装甲は基本的に砲に関係なくダメージを軽減するが、砲ごとに異なる一定の厚さを超えると大幅にダメージが軽減される。
- 舷側30mmくらいまでの薄い装甲は効果が低いので無くても構わない(あっても無駄にはならない)。
- 7.62cm連装高角砲及び7.62cm単装高角砲への防御を想定した場合、舷側100mm程度あると大きな効果がある。
- 14cm単装砲は相手に装甲があっても十分強い。
もう少し詳しい説明
実際にどのくらいのダメージが入るかを戦艦の装甲の厚さを変えながら検証した結果のグラフが下図です。
File not found: "艦つく装甲板比較11.png" at page "検証"[添付]
※Ver.1.0.6で測定した値です。Ver.1.0.7では7.62cm単装高角砲の実ダメージが急落する装甲厚が少し厚くなりました。
横軸は装甲の厚さに装甲板の性能をかけたもので、例えば装甲100mmに装甲板Ⅲを装備した場合の値は100×195%=195mmとなり、このページではこれを換算装甲厚という独自の用語で記載します。縦軸は実際のダメージを性能表上の威力で割ったもので、例えば威力744の砲を一発命中させて250のダメージが入れば250÷744≒0.33になります。
換算装甲厚30mmまでは3つの砲のどれでも同程度のダメージ減衰率ですが、換算装甲厚40mmから7.62cm単装高角砲が急落し始めます。7.62cm単装高角砲は換算装甲厚700mmで95%のダメージ減(実ダメージはわずか14)となりその後も下がり続けます。Ver.1.0.7で76.2mm弾の威力が276から338に修正され、それに伴い急落し始める換算装甲厚が厚くなっています。おそらく50mm程度ではないかと思いますが詳細な検証はまだできておりません。
みんな大好き14cm単装砲はここでも優秀なようで、換算装甲厚580mm程度までは大口径砲と同じダメージ減衰率を維持できています。その後は減衰率が大きくなっていますが急落という程ではなく、敷島型の最大装甲厚458mm×装甲板Ⅴ253%でもダメージ減は72%です。14cm単装砲の重量あたりのDPSが相当に優秀であることを考えると装甲が厚い艦に対しても他の砲より有効な可能性が高いです。
30.5cm連装砲は換算装甲厚1100mm程度まではゆるやかにダメージが減っていき、その後落ち始めるようです。
以上を踏まえた現時点での結論は下記2つです。
- 装甲は基本的に砲に関係なくダメージを軽減するが、砲ごとに異なる一定の厚さを超えると大幅にダメージが軽減される。
- 7.62cm連装高角砲及び7.62cm単装高角砲への防御を想定した場合、舷側換算装甲厚が100mm程度あると大きな効果がある。
未検証事項
まだまだ調査中ですので分からない事がいっぱいあります。検証して頂いた方がいらっしゃいましたらTwitterやDiscordやその他何かなどでお知らせいただけると助かります。もちろんこのページを直接編集して頂いても大丈夫です。
現状で思いつく重要そうな未検証事項は下記です。
- 甲板装甲の効果
- 艦種による違いはあるか
(この検証は戦艦で行っています。駆逐艦に7.62cm連装高角砲を当てる実験を2回やった限りでは戦艦と同じ値でしたがすべての測定点で同じかは分かりません) - ダメージ減衰率は砲弾の直径のみに依存するのか、砲身長によっても変わるのか
(スペックの威力が同じ値の砲は同じ減衰率になる可能性が高い。砲弾直径が同じでも威力が異なると違う傾向になっている) - 12.7cm砲や20.3cm砲などでの閾値
(12.7cm高角砲では換算装甲厚350mmくらいが閾値)
魚雷の装甲減衰
魚雷のダメージも僅かですが装甲で減衰します。53cm三連装魚雷で試した時は換算装甲厚0mmで96%、換算装甲厚1201mmで85%の与ダメージになっていました。
砲のようにダメージが急落する厚さが設定されているかどうか、魚雷の種類によって減衰の傾向が異なるかどうか等は不明です。情報募集中です。
測定点が3点しかありませんが一応グラフを掲載しておきます。
また、大和型船体は装甲非装甲関係なく他艦とくらべて魚雷によるダメージが約50%減衰されるようです。仕様かバグかは不明です。 薩摩や長門で試した限りは同じ減衰率なので、バグでない場合は大和型船体だけの特殊仕様の可能性が高いです。 ''
→大和型、改大和型、超大和型、ビスマルク型は魚雷ダメージを50%カットするという運営の発表がありました。
演習で対戦する時は注意してください。
総合戦力の値(仮)
艦隊編成の画面に表示されている「総合戦力」についての検討です。分からないことだらけですのであくまで参考程度にお考え下さい。艦隊の総合戦力は演習時に表示されるため高い値にしておくと挑戦されにくくなる……かもしれません。それ以外の意味は今のところ特にありません。戦力の値は速力、兵装、装甲、耐久値などによって決定されているようで、どれか一つだけの条件を変えるという事が難しいためあまり検証できておりません。
詳細な検証ではなくメモ書き程度なので折りたたんでおきます。
現時点で試したことをメモしておきます。
- タービンの増減のみで戦艦の速力を21.2kt→27.5ktに変更:1365上昇
- 空母に6.5mm単装機銃1基を追加:12上昇
- 戦艦に30.5cm連装砲1基を追加:133上昇
- 軽巡洋艦に14cm単装砲1基を追加:263上昇
- 軽巡洋艦に53cm連装魚雷発射管1基を追加:365上昇
- 戦艦に敷島型後艦橋を設置:2減少(重くなって速力が低下したため?)
- 戦艦に球磨型マストを設置:変化なし
- 軽巡洋艦に射出機と水上偵察機を搭載:15減少(重くなって速力が低下したため?)
- 発射できない兵装も数値に反映される(周りを他兵装に囲まれた魚雷発射管で試した)
- 空母の艦載機は数値に反映されない(艦載機を積むと重くなって速力が下がるのでむしろ戦力値が低下する)
- 訓練数値は影響しない
以上のことから、速力がとにかく大事、14cm単装砲をいっぱい積むと自然に戦力の値も上がる、魚雷が高コスパ、後艦橋などは影響無し、という予想となります。
しかし詳細は正直謎です。軽巡洋艦に14cm砲を積んだ時と戦艦に積んだ時で戦力値の上昇が大きく違うので艦種毎に評価基準が違うようです。戦力値を高くすることだけを考えるなら軽巡が楽です。逆に戦艦で2万を超える戦力値にしようと思ったらかなりの努力が必要になります。
12.7cm連装高角砲は戦艦でもかなりの戦力値上昇になるようですので演習の威嚇目的にはいいかもしれません。しかしVer.1.0.8のアップデートで小中口径砲の弱体化があることやそもそもコスパが悪いことを考えると戦力値のためだけに購入するのはあまりオススメはできません。
戦役の報酬計算
収入計算は海戦に移動しました。(Ver.1.5.0対応の収入計算を掲載)
9/23生放送で明らかになった情報
9/23に行われた生放送(軍票ありがとうございます)で艦つくの弾道計算用エクセルが公開されました。それを見る限りではこのゲームの弾道は空気抵抗や弾頭重量を考慮してかなりリアルに計算されているようです。そのためゲーム内で明記されている初速だけでは弾道が判断できません。例えば15.5cm砲と45口径30.5cm砲では後者の方が初速が1割程度遅いですが、実際に試してみると同じ距離では同じくらいの弾着時間になります。他にも45口径12cm砲はかなり初速が速いですが、山なりの弾道で飛ぶため弾着時間は遅いです。12cm砲は弾頭重量が軽いことが考慮されているためこのようになっていると思われます。よく使われる砲の弾着時間はgoogleスプレッドシートに記載しましたのでそちらをご覧ください。
また、落着時の速度や角度も計算されていたようなので、もしかするとAP弾の貫通判定もかなり細かく計算されている可能性があります。
艦船の耐久値
艦船の耐久値は以下の式で求められる。
- 耐久値 = 250 × ROUNDDOWN(SQRT(船体重量)) + 125 × ROUNDDOWN(SQRT(兵装重量+設備重量))
重量の二乗根を取ったあと小数点以下切り捨て。
また、装甲の重量や機関の重量は耐久値には影響しない。
敵体力の推定値
「敵体力」ページより移植。
敵の体力の推定値です
多少の誤差があることをご了承ください
F24MⅢ-α(5-1駆逐) 5538
C35Ⅱ-α 64000
16-3
駆逐艦 48500
巡洋艦 64000
戦艦 39000
空母 100507
艦船の速力
艦船の速力は以下の式で求められる
- 速力 = 船体による固有値 × (出力 / 排水量)^(1/3)
出力重量比の立方根に比例する。
よって出力重量比が小さい時、より大きく変化する。
※マスクデータ。逆算により算出
船体 | 固有値 |
---|---|
磯風 | 12.13128 |
峰風 | 12.74918 |
睦月 | 12.47201 |
初春 | 12.48282 |
吹雪 | 12.95235 |
陽炎 | 12.72597 |
天龍 | 13.50433 |
球磨 | 14.17613 |
長良 | 15.50554 |
川内 | 13.96565 |
夕張 | 13.68240 |
古鷹 | 15.37457 |
青葉 | 15.71597 |
妙高 | 16.08221 |
高雄 | 16.51876 |
敷島 | 18.14542 |
薩摩 | 18.85444 |
河内 | 18.80745 |
金剛 | 19.32169 |
扶桑 | 19.89305 |
長門 | 20.25021 |
大和 | 20.84249 |
超大和 | 22.70479 |
ビスマルク | 21.35116 |
B65 | 17.?? |
金剛代艦 | 20.35816 |
コロラド | (23.22420)? |
アイオワ | 約 21.04 |
鳳翔 | 17.62037 |
大鷹 | 19.44319 |
祥鳳 | 17.68401 |
龍驤 | 17.44127 |
加賀 | 19.78864 |
赤城 | 21.12718 |
大鳳 | 20.02044 |