「うふっ、あはははははっ!あれはハロルドだよ!ほら、こっちへ来るよ!」
日本語版タイトル | うみをはしりたかったダック |
---|---|
英語版タイトル | All at Sea |
脚本 | ・ブリット・オールクロフト ・デヴィッド・ミットン |
放送日 | ・1992年5月19日(英国) ・1992年8月11日(日本) ・1993年3月10日(オーストラリア) ・1993年3月26日(米国) ・1998年5月27日(ドイツ) ・2008年5月15日(ハンガリー) |
話数 | 第70話 第18話(シーズン内) |
この話の主役 | ダック |
シーズン | 第3シーズン |
機関車紹介 | パーシー、ハロルド、バーティー、トーマス、ダック |
登場キャラクターA | パーシー、ダック、バーティー、ハロルド |
登場キャラクターB | 無し |
登場キャラクターC | トーマス |
登場キャラクターD | 無し |
登場人物A | ダックの機関士 |
登場人物B | バーティーの運転手、バーティーの車掌、トーマスの機関士、トーマスの機関助手、ダックの機関助手、パーシーの機関士、パーシーの機関助手、怪我をした船乗り |
登場人物C | ジェム・コール、ブレンダム港の作業員、青いオーバーオールの作業員、ロアー・サドリー操車場の作業員 |
登場キャラクターD | 無し |
登場スポット | ・ブレンダム港 ・ソドー貿易会社 ・三層橋 ・スリー・ウェイ・ロード ・ロアー・ティッドマス駅 ・ロアー・サドリー操車場 ・ダックが怪我人をバーティーに引き渡した踏切 ・ウェルスワース病院(言及のみ) |
あらすじ | ・港で働くダックは、海に憧れる。しばらくすると、怪我したヨットレースのメンバーを病院まで運ぶ事になり、そこで彼は自分が機関車である事が幸せなのかを改めて認識させる事になる。 |
メモ | ・タイトルに『ダック』と付くのは3度目になる。 ・ダック、初めてバーティーやハロルドと会話する。 ・この話から数年後、トーマスも海を走る自分を想像する。 ・ソドー島で初めて怪我人が出る。 ・ハロルドの照明を流れ星と見間違えるダック。 ・ダックが怪我をした船乗りから受け取った手紙には「Well done,Duck(よくやった、ダック)」と書かれている。 ・この話は脚本とプロデューサーのデヴィッド・ミットンのお気に入りのエピソードでもある。 ・小林俊夫さんと佐藤浩之さん、9話連続の共演となる。 ・バーティーは第5シーズン『ハットきょうふじんのたんじょうび』まで台詞無し。 ・この話のトーマスは『パーシーのマフラー』に続いて終始走行しなかった。 ・この回の機関車紹介で、トーマスが初めて最初以外に紹介される。 ・この回の機関車紹介で、ダックが一番最後に紹介されるのは最後となる。 |
台詞 | ・ナレーター「パーシーとダックは港で働くのが好きだ。良く晴れた夏の夜等は最高に素晴らしい。客船は沢山のお客を乗せ、貨物船が機械等の荷物を積んで出て行く。ダックとパーシーは、船が上げ下ろしする荷物を積んで、波止場を忙しく行ったり来たりしている。」 ・(BGM) ・ナレーター「ある朝、2人は水平線に沢山の船が浮かんでいるのを見た。船の帆がはたはたと風にはためいている。」 ・ダック「海の向こうの遠い国まで走ってみたいなぁ…。」 ・パーシー「機関車が海を走れる訳無いだろ。僕等は浮けないんだぜ。」 ・ナレーター「でも、ダックは海を走る事を夢見ていた。その時、ヘリコプターのハロルドが空から舞い降りて来て話に割り込んだ。」 ・ハロルド「何をぼーっとしてるのかな?」 ・ダック「船を見ている所だよ。」 ・ハロルド「あれはヨットレースをやってるのさ。凄く面白いぜ。僕は事故が起こった時にすぐ飛んで行ける様に見回ってるんだ。」 ・ダック「水平線まで飛んで行くのかい?」 ・ハロルド「その向こうさ!」 ・パーシー「水平線のもっと向こうが有るの?」 ・ダック「海の向こうの場所にも行くのかい?」 ・ハロルド「もちろんさ!僕は何時でもどこでも船の上にだって降りられるからね。じゃっ、またね!」 ・ダック「ハロルドはいいなぁ…。」 ・ナレーター「ダックは、その日一日中ヨットレースの事をしゃべり続けた。パーシーはうんざりした。」 ・パーシー「僕は空や海より車輪で地上を走った方がいいと思うよ?線路が有ればどこだって行けるじゃないか!」 ・(サイレン) ・ナレーター「その時、機関士が叫んだ。」 ・ダックの機関士「事故が起きたみたいだ!様子を見て来るよ!」 ・ナレーター「機関士は悪い知らせを持って帰った。」 ・ダックの機関士「ヨットレースのメンバーが怪我をした!!病院まで連れてかなきゃ!今、ハロルドが怪我人を運んで来るから迎えに行こう!」 ・(BGM) ・ハロルド「やあ!また会ったね、ダック!」 ・ナレーター「ハロルドが注意深く波止場に着陸すると、怪我人がそっと守られながら出て来た。」 ・ハロルド「本当は、僕がこの人を病院まで運んであげたいんだけど、また、どんな事故があるか分からないしね。ずっと海を見回ってなきゃいけないんだよ。だから宜しくね!」 ・ナレーター「ダックは、病院がある隣の駅へと向かった。蒸気の調子も良く、ダックは線路の上を滑る様に走った。」 ・(BGM) ・ナレーター「バスのバーティーがやって来た。怪我人はお礼を言って、バスのバーティーに乗り移った。」 ・バーティー「後は僕が引き受けたよ!君が線路を走って来る姿は格好良かったぜ!流石、大西部鉄道の機関車だね!」(クラクション) ・ダック「パーシーの言う通りだ!やっぱり機関車は、線路を走ってる時が一番幸せなんだ!」 ・ナレーター「その夜、パーシーとダックは、波止場に遅くまで残っていた。温かな夜で、海も穏やかだった。」 ・ダック「あっ!流れ星だ!」 《流れ星の効果音》 ・パーシー「うふっ、あはははははっ!あれはハロルドだよ!ほら、こっちへ来るよ!」 ・ナレーター「その時、ダックの上に何かがひらひらと落ちて来た。機関士が、それを掴んだ。」 ・ダックの機関士「ヨットの旗だ!ハロルドからのプレゼントだよ!」(小林俊夫さんのダックの機関士を演じる最後の台詞) ・ダック「ハロルドって、良い奴だね。車輪は無いけど、機関車の役目をちゃんと分かってくれてるよ!」 ・ナレーター「ダックは、今でも時々、水平線の向こうについて考える。でも、みんなとも楽しくやっている。素敵な旅は、夢で見るのが一番かも知れないと、気がついているんだと思うよ…。」 |
英国版CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス |
米国版CV | ・ナレーター:ジョージ・カーリン |
日本語版CV | ・ナレーター:森本レオ ・パーシー:中島千里 ・ダック:塩屋浩三 ・バーティー:緑川光 ・ハロルド:佐藤浩之 ・ダックの機関士:小林俊夫 |
シリーズ前回 | あかはなのジェームス |
シリーズ次回 | ビルとベンのけんか |