きかんしゃ やえもん

Last-modified: 2021-04-11 (日) 02:40:42
注意
この作品は「きかんしゃトーマス」との作品上の関連はありませんが、よく「和製トーマス」として誤解されることが多いため、例外としてこのWikiで扱います。


日本語版タイトルきかんしゃやえもん(D51の大冒険)
出版社・岩波書店
制作・劇団かかし座(影絵)
・東映(D51の大冒険)
・東映アニメーション(東映アニメまつり)
初版刊行1959年12月5日
公開(影絵劇)1970年*1
公開(D51の大冒険)1974年3月16日
公開(東映アニメまつり)2009年10月3日
あらすじ(絵本/影絵)長いあいだ働いて年をとってしまい、「貧乏機関車」と煙たがられている蒸気機関車のやえもん。仕事をしようとしても問題を起こしてばかりで、とうとう新しいレールバスに取って代わられてしまう。
このままスクラップにされるのかと思いきや、「交通博物館*2からのお招きがかかる。
あらすじ(D51の大冒険)D51型蒸気機関車の「やえもん」は最近問題続きだった。ある日、彼は踏切で立ち往生する大失態をして、田舎のローカル線に転属させられてしまう。
彼は田舎で友人の少年「正」と再会して街に戻ることにするが、帰途にディーゼル機関車の「ハイハイ」に火の粉をかけてしまい、怒ったハイハイはとうとうやえもんの解体を決めてしまう。
そんな時、やえもんの前に現れたのは・・・!?
あらすじ(東映アニメまつり)大都会・東京にある小さな機関庫にやえもんという名前の蒸気機関車がいた。彼は自走できず、機関庫でネズミやカラス達と一緒に暮らしているが、電車や機関車達に邪魔者扱いされていた。
そんなある日、機関庫に意地悪猫のサマが侵入してネズミ達を襲う。やえもんはなんとかサマを追い払うが、サマは近くにいたディーゼル機関車の「ディム」と組んでやえもんをスクラップにしようとする。果たしてやえもんの運命は・・・!?
説明・「きかんしゃ やえもん』は、日本の絵本及び古い蒸気機関車の主人公。1959年の出版以来、教科書に掲載されたり、2回にわたってアニメ映画化されたりと、根強い人気がある。
・1950年代当時、岩波書店は外国の児童文学作品を多く刊行していたため、「岩波の児童書は翻訳ばかり」というイメージがあった。
・それを払拭しようと日本の絵本が企画され、本作の誕生となった*3
・しかし、当時の岩波の児童書は他の出版社と比べて高価だった為、多色刷りと二色刷を交互に使用したり、見返しまで本文を記載したりと価格低減の工夫がなされたが、第56刷から、通常の造本に修整された。
・1970年に劇団かかし座によって影絵劇が制作されたが、設定はそのままである。
・1974年、東映により映画化。ただしその際、大幅に設定が変更されている*4
・さらに2009年、「東映 とびだす!3Dアニメまつり」にて東映アニメーション初の3DCG作品として「デジモンアドベンチャー」などとの同時上映で再度映画化された*5
きかんしゃ やえもんときかんしゃトーマス・『きかんしゃ やえもん』は、日本で60年近く読み継がれている名作なだけあって、「元祖トーマス」と思われることがある。
・誤解の原因としては、下表の様に『きかんしゃ やえもん』が出版されてから、『汽車のえほん』並びに『きかんしゃトーマス』が日本に上陸するまでにタイムラグがあることだろう。
タイトル英国出版年日本出版年
きかんしゃ やえもん現時点では翻訳なし1959年
汽車のえほん
第1巻「三だいの機関車
1945年1973年
きかんしゃトーマス
第1話「トーマスとゴードン
1982年1990年(ひらけ!ポンキッキ内)

*1 その後もテレビで再放送された。
*2 当時は東京神田、現在はさいたま市大宮区の「鉄道博物館」
*3 したがって、汽車のえほんとの関連はない。
*4 やえもんをD51型蒸気機関車にするなど。
*5 やはり設定が大幅に書き換えられている。