きかんしゃトーマス 魔法の線路

Last-modified: 2021-05-04 (火) 14:03:57

日本版タイトルきかんしゃトーマス 魔法の線路
英語版タイトルThomas and the Magic Railroad
監督/脚本ブリット・オールクロフト
プロデューサーブリット・オールクロフト
フィル・フェルリ
音楽ハミー・マン
公開・2000年7月14日(英国/アイルランド)
・2000年7月26日(米国)
・2000年9月9日(日本)
・2000年10月26日(ドイツ)
・2000年12月14日(オーストラリア)
・2001年4月7日(ニュージーランド)
・2020年10月24日(米国 : 再上映)
上映時間84分 (当初の予定では110分)
配給デスティネーション・フィルムズ
日本版制作フジクリエイティブコーポレーション
東北新社
登場キャラクターAトーマスヘンリーゴードンジェームスパーシートビーレディーディーゼル10スプラッタードッヂアニークララベルバーティーハロルド転がり草
(当初の予定 : ジョージ)
登場キャラクターB無し
登場キャラクターCヘンリエッタクランキーブッチローリー3(顔無し)、スモーキー
登場人物Aミスター・コンダクターバーネット・ストーンリリージュニアステイシー・ジョーンズパッチビリー・トゥーフェザーズターシャリリーのお母さんP.T.ブーマーアムトラック駅長
(電話の声のみ : トップハム・ハット卿
登場人物Bシャイニング・タイムの子供達ジャグラーの男性
(写真のみ:ハット卿夫人
登場人物Cバーティーの運転手
登場人物Dリリーのお父さん(言及のみ)、ステイシー・ジョーンズのお母さん(言及のみ)、パッチの両親(言及のみ)、ミスター・コンダクターのご先祖様(言及のみ)
登場スポットナップフォード駅
ナップフォード操車場の小さな機関庫
キラバン駅
ディーゼル10の山
ティッドマス機関庫
ティッドマス機関庫の転車台
ティッドマス第3貨物用機関庫
精錬所
ビッグ・ディッパー高架橋
陸橋
ブレンダム倉庫
カーク・ローナン線
魔法の車止め
登場スポット(実写)シャイニング・タイム
シャイニング・タイム駅
マッフル・マウンテン
バーネット・ストーンの工房
魔法の線路
バーネット・ストーンの家
ハリスバーグ
アムトラック駅
あらすじトップハム・ハット卿が休暇で暫くの間ソドー島を離れる事になり、『シャイニング・タイム駅』で働く小人の車掌『ミスター・コンダクター』が、局長代理として島へ来る事になった。トーマス達機関車は彼を歓迎する物の、極悪非道なディーゼル機関車、ディーゼル10もまた、過去に痛め付けた謎の機関車『レディー』を捕まるべく、ソドー島に帰って来ていた。そのレディーは、マッフル・マウンテンに住むバーネット・ストーンと言う老人が洞窟の中に隠していた。彼は以前、この機関車を守るようコンダクター家に頼まれていたが、数年前、レディーを酷い目に遭わせてしまい、それ以来、山に閉じ籠ってしまう。ソドー島では、誰もがディーゼル10に脅える中、やっとミスター・コンダクターソドー島に到着する。しかし、ソドー島シャイニング・タイムを行き来するのに必要な『魔法の粉』が底を尽きてしまい、ピンチを迎えてしまう。魔法が消えた事で、シャイニング・タイムソドー島が崩壊する事を恐れるミスター・コンダクター。大急ぎで魔法の粉を探し回るが、従弟のジュニアを呼ぶのが精一杯であった。しかし、マッフル・マウンテンに住むバーネット・ストーンの家に来ていた大都会に住む孫娘リリーが、ジュニアと共にソドー島へ来た事で状況が変わり始める……。
挿入歌やくにたつきかんしゃ
シャイニング・タイム
お月様は知っている
Some Things Never Leave You
真夏の太陽
ロコモーション
オイラはディーゼル
The World is New(予告編のみ)
メモ・きかんしゃトーマスの記念すべき長編映画第1作目であり、クラシック・シリーズ時代に制作された唯一の長編作品。
・米国の番組『Shining Time Station』とのクロスオーバー要素がかなり強い。
・1994年の企画発案から公開まで実に6年間と言う期間に掛けて制作された本作だが、イギリスアメリカでは不発に終わった*1が、日本では公開期間を延長する程の大ヒットとなった。
・当初、本編はおよそ110分あったが、試写段階での批判により公開直前にプロデューサー等の判断で脚本が変更され、悪役のP.T.ブーマーの削除や声優の変更など大がかりな編集が加えられた*2*3
・日本語版では渡辺満里奈さんがゲスト声優としてレディーの声を担当し、歌手の尾崎紀世彦さんがゲスト声優としてビリー・トゥーフェザーズの声を担当した。
・フジテレビ版の日本語版声優が担当する長編映画作品はこの作品のみ。
松尾銀三さん*4坂東尚樹さん、岩崎ひろしさん、江原正士さん、桑島法子さん、平田広明さん、保志総一朗さん、白鳥由里さん、安達忍さん、浅野まゆみさん、小川真司さんがボイスキャストに参加。但し、江原さん以外は最初で最後の参加となる。
戸田恵子さん、森功至さん、中島千里さん、中友子さんは2役担当。ちなみに、戸田恵子さんがトーマス以外のキャラクターを演じたのもこの作品のみ。
・英米で各キャラクターを個々の声優が演じた最初の作品*5
トップハム・ハット卿は『トップハム・ハットきょうのきゅうか』以来休暇を取っている。
・レギュラー機関車は登場するが、エドワードダックドナルドダグラスオリバービルベントードは登場しない。
ディーゼル10の名前が呼ばれたのはゴードンとナレーションのみで、その後は殆どディーゼルと呼ばれている。
・2000年2月頃の日本での発表当初は『きかんしゃトーマス 魔法の鉄道』という仮称で2000年夏頃公開予定だった。
・今作では実際の人間が登場しているからか、その為、人形である機関士や駅長や乗客等は殆ど居ない。*6
・当初ジョージの出番もある予定だったが、早い段階で台本からキャンセルされた。
・2007年にブリット・オールクロフトがインタビューで、公開前に一部シーンがカットされた事を認め、その後未公開映像の流出や脚本の発見により全容が少しずつ公となっており、ファンからはノーカット版の公開を求める動きも出ていた。
・2020年5月7日頃、未公開シーンが入ったワークプリント版*7の映像がインターネット上に流出した。
・2020年9月29日に公開20周年を記念したDVD/Blu-rayが発売され、カットされて未公開となっていたストーリーライン映像が特典映像として公開された。
・米国では2020年10月24日、公開20周年を記念して一日限りの再上映が行われた。
トーマスの撮影用モデルがTV版とは異なる点がある*8
・また、本作を基にした一部のメディア展開では『© THE MAGIC RAILROAD COMPANY』と言う著作権表示が出る事が有る。
ゴードンはこの映画内で、トーマスで待っているシーン以外一貫して赤い急行客車を牽引している*9
第3シーズンたんすいしゃがほしい』で登場した古い炭水車が貨車に紛れて登場している。
・今回のパーシーミスター・コンダクター魔法の線路との関係性を見抜くなど、普段よりも勘が鋭く冴えている*10
あの時のゴードンに続いてジェームスを「君」付けで呼ぶジュニア
・コントのような会話をするスプラッタードッヂ
アニー第8シーズントーマス、きゅうばをすくう』、クララベル第7シーズンあたらしいなかまエミリー』まで台詞無し。
・「てめぇ」と言う乱暴な二人称を使うディーゼル10*11
台詞ナレーター「やあ、みんな元気? これから機関車と、遠く離れた2つの世界を結ぶ魔法の線路の話をしよう....。 どんな物語にも必ずヒーローがいる。 彼はトーマス、僕らの一番のヒーローだ。」
トーマス「こんにちは!」
ナレーター「でも、今日はちょっと遅刻している。 此処はトーマスやその仲間達が暮らしているソドー島。 2つある世界の1つの方だ。」
ジェームス「やあゴードン!」
ゴードン「よっ! どこだ?」
トビー「調子はどう?」
ナレーター「皆、仕事を楽しんでいる。 でも今、トップハム・ハット卿が休暇中でいないんだ。 ちょっと心配だよね。」
ゴードン「5、6、7、8…!」
トーマス「へぇえ、ビックリ! ゴードン、数のお勉強!? 尊敬しちゃうなぁあ! 」
ゴードン「お前が何秒遅刻するか数えてたのさ!! へっ! その看板に何て書いてある!?」
トーマス「ええっと、『ソドー鉄道は、時間に正確な鉄道です』。」
ゴードン「ヘッヘッヘッ…」
トーマス「サインがある、『ソドー鉄道局長トップハム・ハット卿』」
ゴードン「だか、トーマス。 お前は遅刻したじゃないか。」
トーマス「へっ、偉そうにするなよぉ。(ゴードン「ホッホッホッホッ」)悪いけど、これからミスター・コンダクターを迎えに行くんだ! トップハム・ハット卿が休暇の間、僕らの面倒を見てくれるんだって!」
ゴードン「ヘッ、自分の面倒くらい自分で見られるさ!」
ディーゼル10「邪魔だあ、どけどけぇえ!!(ゴードン「うわぁぁあああ!!」)ここにはやり残した仕事があるんだ、今度こそ片付けてやるぜ、覚悟しろおお!!」(初台詞)
ゴードンディーゼル10が帰って来た…!」
トーマス「ああっ! 間違いなくあいつだよ、血も涙もないディーゼルだ! (ゴードン「ああああ…」)僕ら蒸気機関車の天敵が戻ってきたんだよ…!」
ゴードン「こりゃやっぱりミスター・コンダクターの助けがいるなぁ、時間通りに来てくれるといいが…。」
ナレーター「さて、2つある世界のもう一つはソドー島から遥かに離れた所にある。 草原を抜けマッフル・マウンテンを越え、渓谷の奥に隠れたシャイニング・タイムという町だ。 
<<>>
・この人がトップハム・ハット卿から2つある世界の留守を任されているミスター・コンダクター。 ちょっと、頼りなさそうだって? じゃあ、君達もトーマスミスター・コンダクターに力を貸してよ。」
トーマス「ううん…、ディーゼルは『やり残した事がある』って言ってたけど、どうせまた悪巧みに決まってるよ!」
ジェームス「うるさいハエだ! ブンブン言っちゃってもう! あっち行けぇえ!! うっとおしいなあ、うせろぉ!!」
トーマス「おっと! ぶつかっちゃった!」
ジェームス「お前って本当に不注意なんだから! 車止めがあったから良かったけど!!」
トーマス「もともと衝突しないように車止めがあるんだよ。 ジェームスここで何やってるの?」
ジェームス「ちょっとブルーな気分なんだ…、ボディは赤いけど。 (トーマス「何で?」)トップハム・ハット卿に叱られたんだ。どうしたら役に立つ機関車になれるか、ここで考えろって。」
トーマス「それは親心さ、僕達が本当に役に立つ機関車になればディーゼルの助けが無くたって…」
ディーゼル10「やってけんのか!?(笑い)(トーマス「えぇっ?」)てめぇらいつも助けが居るだろう!てめぇら蒸気機関車は意気地無しでへそ曲がりのクズ鉄の塊だからなぁ。へっ!自分の頭の蝿1つ追っ払えねぇ癖に!!」
ジェームス「うっ!そんなの嘘っぱちだ!」
ディーゼル10「いや、本当だね!!」
ジェームス「嘘だっ!!」
ディーゼル10「まあ良い。 俺が戻って来たのはなぁ、消えた蒸気機関車を探すためよ! (ジェームス「何だって!?」)そいつを即ぶっ壊してお前らもバラバラしてやる! 覚悟しろよ! お前らを役立たずのスクラップの山にしてやるから!」
ジェームス「イジメっ子、最低だぞ!」(ディーゼル10「(笑い)」)
トーマス「僕らは役に立つ機関車だ!消えた機関車だってバラバラになんかさせるもんか!ミスター・コンダクターも居るんだぞ!さぁ、彼を迎えに行こう!」
ジェームス「消えた機関車って何だ!?」
パッチ「ほらマット!看板が出来たよ!この辺じゃ『シャイニング・タイム』の看板が一番かっこいいと思うけどな。」(初台詞)
マット「ワン!!ワン!!」
パッチ「賛成かい?ビリー?の地図が役に立ったよ。」
マット「ワン!! ワン!!」
パッチ「そろそろ、ビリーが帰って来るぞ。お前の耳なら、もう汽笛が聞こえて来るだろ。」
ビリー・トゥーフェザーズパッチ!上手に出来たなぁ。」(初台詞)
パッチ「有り難う。ねえビリー、この古い地図にはボンヤリした不思議な線が有るよね?鉄道の線みたいだけど。この辺りにはビリーが通る線路しか無いよね。」
ビリー・トゥーフェッチャーズ?「不思議な事が一杯有るからな。この土地には。」
パッチ「素敵なの?そろそろマッフル・マウンテンに行かないと…。バーネットさんの庭を掃除するって、約束したんだ。」
ビリー・トゥーフェザーズ「ああ…、そのバーネットは君に笑顔を見せるかい?」
パッチ「うぅん、でも僕の馬は懐いている。…って事は悪い人じゃないと思う。きっと悲しい事があったんだ。」
ナレーターマッフル・マウンテンには誰も知らない秘密が有った。其れを知っているのはバーネットと幼馴染のターシャだけだった。」
・<<回想シーン>>
バーネット・ストーン(少年時代)「ターシャ!いつかこの機関車を走らせて見せる!その時は乗せてあげるね。」
ターシャ・ストーン(少女時代)「きっとよ、バーネット。 約束して。」
バーネット・ストーン「うん、約束する。」
ナレーター「この機関車はシャイニング・タイムソドー島を結ぶ魔法の機関車。 それを知っているのは、今はバーネットしか居ない。」
ステイシー・ジョーンズ「はい、シャイニング・タイム駅・駅長のステイシー・ジョーンズです。ええ、そうです。 ベリカン・フォールズ発シャイニング・タイム行きは予定通り到着致しまあす。如何致しまして。10時発ルーシーズ・リープ行きが発車します!あら、ビリー!古いロッカーを整理してたら子供の描いたスケッチが出て来たの!ここにあるサインを見て!バーネット・ストーン。フフフッ!こんな幸せそうな顔したバーネット見た事が無いわ。」(初台詞)
ビリー・トゥーフェザーズ「あぁバーネットの笑顔、それは素晴らしかったよ。 心から鉄道を愛してた。」
バーネット・ストーン「どうしてここが分かった?」(初台詞)
パッチ「ここの入り口はもうずっと前に見つけてました。 でも誰にも言ってません。」
バーネット・ストーン「壁にスイッチが有るだろう。点けてごらん。」
パッチ「前からこの山には秘密があるかと思ってたんです。」
バーネット・ストーン「あぁ、どんな山にも秘密は有る物さ。君は利口だから驚かないだろうが。」
パッチ「お手伝いしてもいいですか?」
バーネット・ストーン「勿論。ホコリをはらってくれ。この機関車の名前はレディーだ。」
パッチ「閉じ込められてるの?」
バーネット・ストーン「違うよ。安全な所にいるだけだ。昔、私はレディーは危ない目に遭わせてしまった。意地の悪いディーゼルレディーを壊そうとしたんだ。レディーは…猛スピードで逃げた。ところが石炭が無くなり、ディーゼルに捕まって痛めつけられた。 私はレディーをここに運び何とか修理をしようとした。 だが私の力ではもう動かす事は出来なかった…。 それ以来ずっとここにいる。 だが、二度と蒸気は上がらない。 あんなに…素晴らしい機関車だったのに…。」
ディーゼル10「まさに、俺の姿を捉えてる芸術作品だ!! 涙が出そうだぜ!!」
ドッヂ「あの…ボス、何のご用事で…。」(初台詞)
ディーゼル10「おっ…ゴッホン! よく聞けスプロッヂ! お前らに仕事がある!!」
スプラッター「おいら、スプラッターですが。」(初台詞)
ドッヂ「おいらはドッヂ…。」(初台詞)
ディーゼル10「二つも名前呼んでる暇はねぇんだ!」
・スプロッヂ「そんなぁあ!」
ディーゼル10「俺は蒸気機関車を探しに来た!!」
スプラッター「ちょろいもんでっせ!」
ドッヂ「うじゃうじゃいまっせ!」
ディーゼル10「俺が探してるのは、昔、俺から逃げた機関車だ! あいつさえバラバラにすれば、他の機関車だって!」
スプラッター「バラバラ!?」
ドッヂ「て事は..ぶっ壊しちまうと?」
ディーゼル10「ああ、バラバラにな!」
スプラッター「ちょっと問題が!」
ドッヂミスター・コンダクターが来たら、それは出来ませんぜ…」
スプラッター「無理でサァ!」
ディーゼル10「誰にも邪魔はさせねぇ! やつもやっつけてやらぁ!! この、ピンチーで! (笑い)…よ、よ、止せ!い、い、痛てぇよぉお!!」
・スプロッヂ「(笑い)」
ビリー・トゥーフェッチャーズ?「やあ、ミスター・コンダクター。」
ミスター・コンダクター「こんにちは、ビリー?。」(初台詞)
ミスター・コンダクター「.....工具セット、チェック!切符切り…チェック、チェック!アア、アア、アア、出発進行!予行練習だよ。カンが鈍っちゃいますからね。」
ビリー・トゥーフェザーズ「今日は何か大事な日かい?」
ミスター・コンダクター「ああ! (笑い)大事も大事! これからソドー島へ行くんだよ。あそこだけだからね。僕のサイズがピッタリ合うのは。 トップハム・ハット卿から大きな仕事を任されてね。ディーゼルが戻って来たから、彼を監視に行くんだ! .....ちょっと失礼。」
ビリー「仕事が上手く行く様、祈ってるよ。」
ミスター・コンダクター「有り難う。私は、あ皆の頼りになる…えっと…ああ…言わないで! アウッ! 役に立つ鉄道マンになります!やあ。えっ、今何で言ったの?僕の金色のスパークルが大好きだって?あぁ、そう言えば、君も金色だね。このスケッチ、どこで見つけたの?」
ステイシー・ジョーンズ「古いロッカーよ。バーネット・ストーンが子供の頃に書いたスケッチなの。そう言えば、バーネットこの鉄道で働いていたんですって。でも、今は山に閉じこもったまま…どうしたの?不思議そうな顔して..?」
ミスター・コンダクター「そりゃ不思議だよ!これはどう見たって『ソドー島』の絵だ!でも、魔法の粉が無いのに、何故バーネットは行けたんだろう? レディーが消えてからは、スパークルしか方法が無いのに...おっと、そろそろ行かなくっちゃ。ステイシー、またね。」
ステイシー・ジョーンズ「もう行っちゃうの?」
ミスター・コンダクター「ああ、出発の時間だ。 この町と同じように、ソドー島の安全も守らなきゃ。」
ナレーターステイシーもそうだが、犬のマットも嫌な予感がしたようだ。ビリーミスター・コンダクターシャイニング・タイムから離れるのを嫌がっている。」
ミスター・コンダクター「スモーキー、帰るまで大人しくしてるんだぞ! …ああ、マットじゃないか! ..マット…どうかしたのかい?あっははは。一体何が言いたいんだい?…あぁ、遅刻しそうだ! なるべく早く帰るからね。 じゃっ、神経を集中するぞ! 魔法のスパークルが上手くかかるように! …マット? ....じゃあね。 スパークル、スパークル、スパークル!!!」
トーマスミスター・コンダクターどこにいるの? 遠くに住んでるのはわかってるけど、今まで遅刻した事なんて無かったのに....あっ、ミスター・コンダクター!! 大丈夫ですか?」
ミスター・コンダクター「ああ、兎に角一度に色んな事が起こってね。すぐにトップハム・ハット卿の指示を受けないと! ....シャイニング・タイムからの旅は、随分揺れるようになったよ。」
トーマス「ほんと? イジメっ子のディーゼルが戻って来てるんです。気をつけて下さい!」
ミスター・コンダクタートップハム・ハット卿から聞いてるよ。だから心配するな。魔法のスパークルで、あいつの行く先々に現れて、言う事を聞かせるようにするさ!」
ディーゼル10「♪オイラはディーゼル♪いひひひひ!♪これ、ピンピンピン!やらピン、ピン、ピンチー!♪あいつも、こいつもバラバラだ! (笑い)」
バーネット・ストーン(少年時代)「ターシャ、コンダクター家が機関車を持ってるんだ。 二つの世界を繋ぐ魔法の線路まであるんだよ。 でも、ディーゼル機関車を壊してしまったら、魔法に満ちた世界が消えてしまうんだ。 それで僕が頼まれたんだよ。 いつかコンダクター家が戻って来るまで、この機関車を守ってくれって。」
バーネット・ストーン「だが、ちゃんと守れなかった…。 私には魔法がどんな物だったか…もう分からなくなってる。」
ナレーター「ここで、バーネットの孫娘、リリーを紹介しよう。 リリーシャイニング・タイムから汽車で数時間の大都会にお父さん、お母さんと一緒に住んでいる。 リリーは色んな物が魔法に見えるんだ。 例えば雨にキラキラ反射する光もね。 リリーはこれから、マッフル・マウンテンお爺ちゃんの所に遊びに行く予定だ。」
リリーターシャお婆ちゃんが死んでから、お爺ちゃんすっかり元気を無くしちゃったわね…。」(初台詞)
リリーのお母さん「あなたが遊びに行けば、きっと元気になるわ。…で、プレゼントは?」(初台詞)
リリー「此れよ。 友情の証のブレスレット。」
リリーのお母さん「まあ、とっても綺麗。」
リリー「ママも行けたら良かったのにね。」
リリーのお母さん「ええ、そうね。」
リリー「じゃあ、あれを登るから。」
リリーのお母さん「オーケー。気を付けて。」
リリー「何時もそればっかり。」
リリーのお母さん「フフフフ…。じゃあね。」(最後の台詞)
リリー「青い鳥さんは一緒に来るわよね?だって、旅行が大好きでしょ?」
ナレーター「遥か彼方のソドー島では機関車達が今日も元気に働いている。ディーゼル10のイジメにも負けない。ジェームスは今ではすっかり自信を取り戻している。」
ジェームス「おんぼろ車輪!」
トーマス「おんぼろピストン!」
ジェームス「僕がミスター・コンダクターを迎えに行けば良かった!!」
ゴードンジェームスの言う通りだトーマス。 ふん! ミスター・コンダクターのお出迎えは大事な仕事だ。 『大事』イコール『大きい』! ジェームスは大きい機関車だろう?」
ジェームス「もちろん!」
ゴードン「だが、トーマスは小さい。 チビでちっぽけだ。 そして俺は物知りな大きな機関車さ。 (笑い)」
トーマス「ふん、威張りやゴードン! 自惚れるのもいい加減にしろ!!」
スプラッター「バックは苦手だ…」
ドッヂ「おいらも…」
トビー「大事なのは、僕らの力でディーゼルに立ち向かう事だよ。」
ヘンリー「その通りだ。 ディーゼルは消えた機関車がただの伝説じゃないと知っている。」
ジェームス「消えた機関車?」
パーシー「伝説?」
ヘンリー「その機関車は魔法の力でディーゼルよりも強くなれるんだ。 だからやつも必死で探してるんだよ。」
パーシー「じゃあ、僕らが先に見つけるよ。」
ジェームス「それは大きな機関車に任せとけって。」
トーマス「小さくても大きな事が出来るさ! 特に僕みたいに青いボディーだとね。」
スプラッター「おいおい、あの青いタンポポ頭をよく見てみろ。」
ドッヂ「丁度ハロルドがやってきたぜ。」
スプラッタードッヂ「ニヒヒヒヒィ!」
ハロルド「定期パトロールですよお、みなさあん!」
スプラッター「フフフフ、ボスがクシャミの出る粉をあちこちばら撒いたぜ!」
ドッヂ「きっと笑えるぜぇ.....」
スプラッタードッヂ「グフフフフフ!!」
ハロルド「おっとごめん! (トーマス「ハックシュン!!」) 掃除してる時間が無いんだ! またねえ!」
スプラッタードッヂ「(笑い)」
スプラッター「こんなに酷かったっけ!?」
ドッヂ「いやまさか....」
スプラッター「だよなあ…」
トーマス「きっとディーゼルの仕業だ....ヘックシュ!!ヘックシュン!!」
ミスター・コンダクター「『親愛なるミスター・コンダクター、一体何処に居た?家内がせき立てるので、一先ず休暇に出るが…。君は着いたかどうかは確認の電話を入れる。それでは。 トップハム・ハット卿』……トップハム・ハット卿。うはっ…『一体何処に居た!?』 わっ! (電話音)あっ! どうもトップハム・ハット卿、あっ…誠に身に余る光栄です。 先祖代々感謝しております。 あっそれと奥様のご機嫌は、いかがですか? …あっはい、ディーゼルはちゃんと監視します! もちろんヘンリーの調子には気を付けます。 ハイ、分かってます。 『読み書き算数』ですね。 …あぁ、つまり....皆の頼りになる、役に立つ、鉄道マンになります。 イエッサー…皆をぐっすり寝かせます。 明日もきちんと仕事をする事を楽しみにして....失礼します! ........ハァ。」
ナレーターミスター・コンダクターが来てくれたので機関車達は安心して眠りについた。」
ミスター・コンダクター「(欠伸)、フハハハハハ、誰がボールを投げるんだ? おぅ! 大きなボールだ! これから熱いココアを入れるけど、一緒に飲むかい? えっ? 何がしたいの? 野球がしたいって? あぁそれもいいね! 君は? おい! 友達をぶっちゃ駄目だよ! しばらく、反省なさい。」
ディーゼル10「(ひどく笑う)」
ミスター・コンダクター「もうちょっと甘い方がいいな。」
ディーゼル10「よおし、ピンチー、俺のいけないお爪ちゃん! 飯の時間だぞ!」
ミスター・コンダクター「ああ…美味くなった。 うわあぁ!」
ディーゼル10「やれぇえええ、ヘヘヘヘヘ!!」
ミスター・コンダクター「だはぁ!!」
トーマス「大変だ!! ディーゼルだよ!!」
ジェームス「臭いオイルの臭いだぁ!!」
ディーゼル10「(笑い)よお、キンキラ野郎! 俺には計画がある。 おめぇに勝ち目はねぇよ!」
ミスター・コンダクター「お前になんか捕まるもんか!」(スパークル音)
ディーゼル10「(笑い)如何した!? スパークルしねぇのか!? こりゃグッド・タイミング! あの消えた機関車はどこだ!」
ミスター・コンダクター「ここにはいない!」
ディーゼル10「俺を止めようたってそうはいかねぇぞ!」
ミスター・コンダクター「いや、止めてやる!!」
ディーゼル10「へっ無理だね! …うおっ、そいつは!!」
ミスター・コンダクター「そうだ! 砂糖だ、ディーゼル!!こいつをお前のタンクに入れたらお前は動かない!!」
ディーゼル10「(うめき声)そう意気がるのは今晩限りだぞ!明日はコテンパンにぶちのめしてやるから!お前らも覚悟してろよ、このブリキのやかん共!」
トーマスミスター・コンダクター! スパークルに一体何があったんですか!?」
ミスター・コンダクター「さぁ…寝ながら考えてみるさ。」
トーマス「寝ちゃうんですか?」
ミスター・コンダクター「あぁ、もう寝るよ。しかし…一体どうしたんだろう…。」
パーシー「あの、ミスター・コンダクター。 消えた機関車か魔法のスパークルが無いともう此処には来れなくなるんでしょ…?」
ミスター・コンダクター「ああ、何とかするよ。 とにかくもう寝なさい。」
パーシー「そう言われてもね…。」
ミスター・コンダクター「クウ…スパークル! 魔法の粉! 車止め! それに、消えた機関車! ご先祖様が言ってた! 線路があればハーモニーが生まれる! 魔法の粉があればパワーが生まれる! (笑)心配する事ないさ! (笑い)あぁそうとも!」
<<ミスター・コンダクターの夢>>
ステイシー・ジョーンズミスター・コンダクター! ミスター・コンダクター…どうしてここにいないの? …どうして貴方はソドー島へ行けなくなってしまったの…? もうシャイニング・タイムには戻って来ることもできないの…? 魔法が消えてしまった。 あぁ…」
ミスター・コンダクター「……一体、僕らの鉄道に何があったんだ? 僕の世界が危ないぞ! 早く魔法の粉を探さないと!!」
ナレーター「翌朝、マットは大都会の駅に居た。 マットリリーにしかお爺ちゃんやミスター・コンダクターを救えないと思っているのだ。 それには、リリーをまずシャイニング・タイムに行かせ、ある青年と会わせなければいけない。」
アムトラック駅長駅アナウンス)「お客様にご案内申し上げます、マッフル・マウンテン行きは3番ホームから、シャイニング・タイム行きは4番ホームから発車致します。」
マット「ワンワン! ワンワン!」
リリーマッフル・マウンテン行きのホームは何処かな? 知ってるの? そこがそう?」
マット「ワンワン!」
リリー「凄いじゃん。 此れでいいのね?」
マット「ワンワン!」
ナレーターマットは上機嫌だった。 リリーをわざとシャイニング・タイム行きに乗せたのだ。 もちろんそれには理由がある。 (バーネットは、リリーを待っていた。 彼女がシャイニング・タイムに向かっているとも知らずに。」
ジェームス「あっあ! もうちょっと左、ああ! もっと右! …もっと上! もっと下…うっ、ぐっふふふ…(笑い)」
ミスター・コンダクター「どう? ジェームス。 かゆいのは治まった?」
ジェームス「まだムズムズするよ。 …何か疲れた顔してるね…僕が赤いから? 『疲れる色』だって、ディーゼルが言うんだ! でも、真っ白な雪にはが凄く似合うよね? 僕のせいで疲れたの…?」
ミスター・コンダクター「君のせいじゃないさ、『赤は陽気で元気の出る色』なんだ。」
ジェームス「良かったぁ。」
ミスター・コンダクター「僕のスパークルみたいにね。 でも、今は駄目なんだ。 何とか復活させないと…。 おっと、いけない。 これから大事な物を探しに風車まで行かなきゃいけないんだ。 さあ、仕事に行ってくれ。」
ジェームス「了解! そっちも元気出してね。」
ミスター・コンダクター「うっ…! よっと! うっあっ! あっあぁ、あれれ? 風車はどこだ?ここに会った筈なのに? 嫌だなぁ! すっかり方向感覚をなくしちまった。 はぁ…。 (スパークル音) ハァ……これで魔法の粉がすっかり無くなった…。もし、魔法の粉の素を発見出来なきゃ、とんでもない事になっちまう。夕べの怖い夢の様に。どうすれば見つかるかなんてご先祖様は教えてくれなかった。もし、何か手掛かりが欲しい時に風車だ。 ヒントを与えてくれるって言ってたけど、風車は一体、何処に有るんだ!....手掛かりって何だ?」
バーティー「ニコニコしろよ!良い天気だぜ!」
ジェームス「笑ってられるか!風車の所にミスター・コンダクターが居なかったんだ!」
トーマス「きっと魔法の粉が無くなったんだ!」
ヘンリー「良い天気なもんか!煙突が詰まってる気分だよぉ…」
ゴードンディーゼルが吐き出す真っ黒な煙のせいだ。」
ヘンリーディーゼル消えた機関車を探している。」
トビー「その機関車が見つかったら僕ら全滅だよぉ!」
ゴードン「俺の様にデカい機関車もか?」
トビー「嗚呼…君もだゴードン…。」
トーマス「はあ、はっハックション!」
ジェームストーマス、埃を撒き散らすなよ!!」
トーマス「煙突の中からまだクシャミの粉が残ってるんだ!! ミスター・コンダクターを探して来る!!」
トビー「僕らも、兎に角仕事に戻ろう…。」
バーティートーマス、競走しようぜ!」
トーマス「今日は駄目なんだバーティー! 謎を解いて、本当に役に立つ機関車にならなきゃならないんだ!」
バーティー「と言う事は、今日は僕の勝ちだね!」
ミスター・コンダクター「……何の音だ? …何だろう? .....『いくら考えても答えが出ないようですね。これを食べて下さい。頭に良い食べ物です。兎より』。 ....これはこれは...何て親切なんだろう。 ........蜜柑、薬缶?……..テッキョウ、辣韭!こりゃ調子良いぞ!セロリも食べてみよう。……ズボン!シャボン?....ピーチ、ビーチ…待てよ…ビーチ? ビーチ! そうだよ! それだよ! (笑い) .....ベルフラワーを見つけないと…あいつに電話するんだ!ヒック!」
・(
ナレーター「ビーチで呑気に昼寝なんかしちゃってるのはジュニアミスター・コンダクターの従兄弟だ。」
ミスター・コンダクター「何処だ、何処だ、何処だ?…有った…!」
ジュニア「…んんっ…!? うっ…。 シェルフォンはどこだ? …もしもし?」(初台詞)
ミスター・コンダクタージュニア? ジュニア聞こえるか?」
ジュニア「おぉ…やぁ従兄弟、今トンネルの中?何かガーガー言ってるけど。」
ミスター・コンダクター「今、何処に居るんだ?」
ジュニア「あぁ、何処ってパラダイスだよ。凄く良い所でさぁ、めちゃハッピー。」
ミスター・コンダクタージュニア、よく聞け! 大急ぎでソドー島へ来るんだ、今すぐ!」
ジュニア「今すぐ? 良い波が来んの待ってんのに…。」
ミスター・コンダクター「諦めろ! とにかく来るんだ! 魔法の粉の素を探すんだ!お前も手伝ってくれ。」
ジュニア「素って何だよ?」
ミスター・コンダクター「問題はそこだ! 手掛かり、まるで無し!」
ジュニア「僕も魔法の粉もあとちょっとしか無いんだよ。」
ミスター・コンダクター「何だって!?」
ジュニア「うっ…」
ミスター・コンダクター「じゃあまず、シャイニング・タイムの駅に行け! 信号灯の階段の下に箱が隠してあるから、その中に緊急用の最後の魔法の粉が入ってる! くれぐれも用心するんだぞ! ....それと、車止めの事は誰にも喋るな!」
ジュニア「車止めって?」
ミスター・コンダクター「シーッ!」
ジュニア「くうっ、本当に接続悪いなぁ…。もしもし!!僕のシェルフォン、ちゃんと繋がってないみたあい!!」
ミスター・コンダクター「兎に角、大急ぎでこっちへ来てくれ!!お前が頼りなんだ!」
ジュニア「もしもし!!」
ミスター・コンダクター「あぁ…。」
ジュニア「ハア…つっかえないなあ。」
リリーシャイニング・タイム?如何言う事?」
マット「ワン!! ワン!!」
リリー「此処で降りろって言うの?」
マット「ワン!」
リリー「誰も居ないの? ねぇ、どうしてここに連れて来たの?」
ジュニア「わおお!思いっ切りぶつけちゃった…!おお、エドナおばさん。(笑い)多分此処だ。おぉケーキだ…うえっ!?何だこれ!?(笑い)可愛い硝子のお人形…(硝子が割れる音。 ノック。)あっごめんごめん!あっ!ハイハイ!(笑い)参ったなぁ、やり過ぎたよ。でも、ソドー島に行って従兄弟に会わないと…。やぁどうも。…君は誰?」
リリーリリーよ。貴方は?」
ジュニアジュニアです。…あれ? 途中でサングラス落としちゃったかな?」
リリー「知らないわ。」
ジュニア「しょうが無いや。これ、もう少しだけ使っちゃおっと。…じゃあね。」
リリー「このキラキラは何?」
ミスター・コンダクター「魔法が消えてしまう……何故、もっと魔法の粉を大切にしなかったんだ……? あれが無きゃお手上げだよ……どうしても魔法の粉が欲しい…だけど、魔法の粉の素って一体何だろう? ……そこに誰かいる? トーマス、君かい?」
トーマスミスター・コンダクターミスター・コンダクター。」
ミスター・コンダクタートーマス!」
トーマス「あぁ、ミスター・コンダクター、一体何処に居るの?」
ミスター・コンダクタートーマス…。こんなになっちゃって…僕はもう役立たずの鉄道マンだ……」
ステイシー・ジョーンズ「ちょっと失礼、貴方がリリー?」
リリー「えぇ。」
ステイシー・ジョーンズ「良かった。駅長のステイシー・ジョーンズよ、宜しく。」
リリー「どうも。」
ステイシー・ジョーンズお爺様がそれは心配して……列車を間違えたのね。マッフル・マウンテンまで送って行くわ。」
リリー「ありがとう。 私のお婆ちゃんを知ってた?」
ステイシー・ジョーンズ「えぇ、うちのが知ってたわ。 ターシャはそれはダンスが上手だったんですって。」
リリーお爺ちゃんは、お婆ちゃんレディーって呼んでたわ。」
ステイシー・ジョーンズレディー?」
リリー「えぇ、お爺ちゃんがそう言うのを聞いたもの。」
ステイシー・ジョーンズ「若しかしたら…良いの。気にしないで。」
P.T.ブーマー「ここを右?」(初台詞)
バーネット・ストーン「ああ、まっすぐだ。」
リリー「何だかちょっと緊張しちゃうわ。」
ステイシー・ジョーンズお爺様だってきっと緊張してるわよ。 だって会うのは久し振りなんでしょう。」
P.T.ブーマー「ありがとう。」(最後の台詞)
ステイシー・ジョーンズ「こんにちはバーネット。」
バーネット・ストーン「やぁ、ステイシー。 リリー、良く来たね。」
リリー「こんにちは!」
ステイシー・ジョーンズ「じゃぁ、御機嫌ようバーネット。」
バーネット・ストーン「色々、有り難う。」
リリーステイシー。」
ステイシー・ジョーンズ「ん?」
リリー「『もしかしたら』って?」
ステイシー・ジョーンズ「『もしかしたら』? あっ…ああ、あれね。若しかしたら、明日も貴方に会えるかしらって思ったの。 お爺様が許してくれたらだけど。」
リリー「はい、お爺ちゃん。友情の証のブレスレットよ。お婆ちゃんが作り方を教えてくれたの。だからお爺ちゃんに。」
バーネット・ストーン「有り難うリリー。」
(ラジオの音楽)
(汽笛)
(ラジオの音楽)
ナレーターレディーの魔法の音が、夜のマッフル・マウンテンにこだました。ソドー島の機関車達もレディーの事を考えていた。」
ディーゼル10「(笑い)」
パーシー「ねぇトーマス。 考えたんだけどさぁ。 ミスター・コンダクターはどうやってここに来てたの?」
トーマス「魔法の粉だよ。」
パーシー「もし、消えた機関車が有るならさぁ。 消えた線路だってあるんじゃない? ミスター・コンダクターの…。」
トーマス「そう言えば『旅が随分揺れるようになった』ってミスター・コンダクターが言ってたな。」
パーシー「寝言で車止めの事を喋ってたよ。 車止めは線路の最後にあるもんだろう? 彼はきっと秘密の線路で来るんだよ。」
トーマス「消えた機関車の線路だ。パーシー頭がいいな。.....ウッ!僕の車輪が揺れてる…!きっと近くにディーゼルがいるんだ!」
トビー「もう遅いよ。今の話ディーゼルに聞かれちゃったよ。」
トーマスパーシー「えぇ....!」
トビーあいつが何してるか僕が見張ってるから、早く郵便を運んだ方がいい。」
パーシートビーって勇気が有るね。」
トビーディーゼルは僕みたいなおんぼろには目もくれない。僕なんかクズ扱いだよ…。」
ディーゼル10「♪せんろは、続くよ、どこまでも♪(悪の笑い)どこまでも続く線路なんてあるかい!!」
トビー「あそこにいた!」
ディーゼル10「おい、スプロッヂ、こっちだこっち。一緒にパーティーやろうぜ!!」
ドッヂ「やったぁ! パーティーだ!!」
スプラッター「わぁお! パーティー大好き!」
ドッヂ「風船も飾る? ごちそうは何かなぁ。」
トビー「…パーティーって?」
ディーゼル10「今のは取り消し。楽しいパーティーは止めだ。ケケケケ、キンキラ野郎の魔法の線路ももう直無くなる! 無くなるんだ!消えた機関車も、目印も!」
スプラッター「じゃあこれから何を!?」
ドッヂ「それを聞きたいっす!」
ディーゼル10「あのキンキラ野郎のスイッチを今こそパチンと切る時だ!!」
スプラッタードッヂ「ワオ…!」
ディーゼル10「これぞ、まさにボスの役目だ!!!」
・スプロッヂ「いいぞ、ボス!やれやれえ!!」
トビー「何とか邪魔して止めさせないと!…ええっと..んんっ!!」(鐘の音)
ディーゼル10「んっ!?ありゃティーポットだ!!叩き潰せ!!」
スプラッタートビーだよ!!」
ドッヂ「あっ、屋根潰れる…!!」
スプラッタードッヂ「(悲鳴)」
ディーゼル10「こら、ピンチー!! こっち戻って来い!! 背伸びすんなぁあ!!」
トビー「(笑い)…ああ、面白かった!」
スプラッター「....あの、ボス..? 屋根を壊したのは何か訳があるんですかあい?」
ドッヂ「それも全部.....」
ディーゼル10「.....あったりめぇだ!!! わけがあるからやったんだこの間抜けが!!!!」
ナレーターディーゼル達は瓦礫の中、でも機関車達は快調に飛ばしている。」
・(
トーマス「おはようヘンリー!どうしたの?」
ヘンリーボイラーが調子悪くて…。」
トーマス「じゃあ、ソドー島石炭貨車で6台程運んで来るよ。」
ヘンリー「あぁ、助かるよトーマス。特産の石炭が有れば…ギャックシュン!…調子が良くなるよ。」
トーマスミスター・コンダクターが見つかれば、彼の気分だって良くしてあげられるのに。」
ナレーター「貨車のひとつが外れて……車止めの向こうに消えた。でも、トーマスは気付かない。」
バーティー「おはようトーマス! 今日は貨車が5台なの?」
トーマス「5台? 確か6台繋いだのに。…やあパーシー!」
パーシー「あっトーマス。 心配してたんだよ。 バーティーが言ってたけど、貨車を失くしたんだって?」
トーマス「そうなんだ。 洞窟のそばの車止めの近くで消えたんだよ。」
パーシー「その車止めが秘密の線路の入り口じゃ?」
トーマス「そして、あの洞窟は消えた機関車の駅なのかも!」
パーシー「やっぱり!」
トーマスパーシー! 君はあの車止めディーゼルから守れ…」
パーシー「ええっ!?」
トーマス「…僕はミスター・コンダクターを捜すから!」
パーシー「何で僕が守るの!?」
トーマス「だって、君は勇敢な機関車だろ!」
パーシー「そうか…忘れてたよ!」
ディーゼル10「よお、金キラ野郎! 俺を覚えているか? へっ! そんな恰好を見たら、トップハム・ハット卿もガッカリするぜ! (笑い)」
ミスター・コンダクター「うわっ…!!」
ディーゼル10「今日は砂糖を持って来るのを忘れたようだな!随分ドジじゃねぇか!ピンチーにご挨拶は!?(笑い)」
ミスター・コンダクター「うわぁぁぁ!! あぁぁ!! うぅっ! くあっ!」
ディーゼル10「(笑い)いいかぁ、キンキラ野郎! 俺は車止めの事を知ってる!」
ミスター・コンダクター『……夢の中の出来事が本当になった……僕の世界がガラガラ崩れて行く………!』
ディーゼル10「それに魔法の線路の事を知ってるぜ! 俺が消えた機関車を見つけたら最後、お前もあのタンポポ共も、地獄へ真っ逆さまだ! 車止めの場所を教えろ!! さあ吐け!」
ミスター・コンダクター「おっ、おっ、おっ……! (笑い)」
ディーゼル10「10秒やる!」
ミスター・コンダクター「うおあぁ…!」
ディーゼル10「10、9、8、7、6、5、4、3、2…! (悲鳴)」
ミスター・コンダクター「さあ、これでどうだ! (悲鳴)…君がこれを敷いて置いてくれたのかい? 力を貸してくれて…本当に助かったよ。 おぉっと、風車も見つかった。 まさに100点満点の着地! さぁ魔法の粉の素を探す手掛かりを教えてくれ! 『…山に眠る、魔法の火を掻き立てよ、そうすればレディーが微笑む。』 『そして美しい渦巻きがクルクル舞い上がる………』……あぁ消えちゃった。」
スプラッター「ねぇねぇボス?」
ドッヂ「何で金キラ野郎を逃がしちゃったんですか?!」
スプラッタードッヂ「そうっすよ! 全く…。」
ディーゼル10「ああ、あれね。 ………ワザとやったに決まってるじゃん! あの野郎を! 試してみたんだよ。 逃げられるかどうか!」
スプラッター「うそ、うそ」
ドッヂ「パンツに火が点いたあ」
スプラッター「パンツ履いてる?」
ドッヂ「トレパンだよ」
スプラッター「そっか」
ディーゼル10「それまで! お遊びの時間はもう、お終い!!」
スプラッタードッヂ「ああ…」
ディーゼル10「さあ次のレッスン始めるぞ! テーマはどうやったら『バカ』を卒業出来るかだ。 (あえぎとうめき声)」
ジェームス「(笑い)」
ヘンリー「(笑い)」
ディーゼル10「せっかくの美形が台無しだ!!」
スプラッタードッヂ「ハァ? 」
パッチ「木登りなんて出来ないだろ?」
リリー「うん。 どう?」
パッチ「どこで練習したの?」
リリー「非常階段よ。」
パッチ「宜しく。 僕パッチ。」
リリーリリーよ。 近くに住んでるの?」
パッチ「うん。 両親が厩舎をやってるんだ。」
バーネット・ストーン「おはようパッチ。」
パッチ「おはようございます。 此れからシャイニング・タイムに行くんだけど、リリーも来ないかと思って。」
リリー「行っていい?」
バーネット・ストーン「あぁ…。行っといで。暗くなる前に戻るんだぞ。」
リリー「お爺ちゃんも来る?」
バーネット・ストーン「彼処へは…、彼処へは行かないんだ。」
リリー「じゃあ、行ってきます。」
パッチ「ねぇ、馬に乗った事ある?」
リリー「無いわ!」
パッチ「ずっと、この道を走りたかったんだ。 此処は古い地図に載って居た線路の上だよ。 幻の線路を走っているんだ。」
バーネット・ストーン「なぁレディー、これから如何したらいい? 子供の頃に戻りたいよ。 あの頃は何でも簡単に出来た…。」
ジュニア「(鼻歌)」
リリージュニア!」
ジュニア「又会えたね。 君にクイズが有るんだよ。 赤と青と緑でこう鳴く物は?ポッポー!」
リリー「オウムでしょ? ポッポーじゃないわ。」
ジュニア「はずれ。喋る機関車だよ。これからソドー島に行って、機関車や従兄弟に会うんだ。 寝坊しちゃるたんで急がないと....あ、一緒に来る?」
リリー「暗くなる前に戻れる?」
ジュニア「だといいけど。 僕もビーチに帰りたいし。」
リリーマットはどう思う。」
マット「ワンワン!」
リリー「行くわ。」
ジュニア「よし、それじゃあ…あっちだ!近道よ。」
リリー「そこから?」
ジュニア「うん、でも、2人となると…仕方無い。従兄弟用の予備の魔法の粉を使わないと、また手に入るからいいけど。」
リリー「これ、お爺ちゃんのお土産にしていい?」
ジュニア「いいよ。僕が預かっとくよ。いい?じゃあ行くぞ。」
リリー「貴方大きくなったわ。」
ジュニア「君が小さくなったんだ。 早くこの状態に慣れないと。ウワァア!こんなの初めてだよ。うほぉおおお!!ボンボン弾むよ!」
リリー「ここは何処?」
ジュニア「ハァ。 コンダクターの鉄道さ!」
リリー「魔法の線路…?」
ジュニア「まあね。 に向かって何マイルも旅をしているんだ。ハァアでも、この線路も直に消えちゃうかも。あの機関車みたいに…。」
リリー「機関車って?」
ジュニアこの線路を走ってた機関車だよ。 僕も従兄弟も見た事無いけど、僕らは何も知らないんだ。リリー、あれ見て!用意はいいかい?ほら、車止めだ!それええええええ!!!!」
リリー「ここは何処?」
ジュニア「あぁ…えっと…ソドー島に決まってるだろう。 えっと…あっちだ! へぇ…ヘッション!! もう嫌になっちゃう。」
リリー「如何したの?」
ジュニア「牧草アレルギーなんだ。 ハァ…ハックシュン!!」
リリー「待って! 私、登るの得意なの。」
ジュニア「ふぅう。 参ったなぁ!」
リリー「あの話し声は?」
ジュニア「機関車だよ! 喋るって言ったろ? 離れてるから良く聞こえないけど。」
パーシー「遅刻しちゃうよう!」
ゴードン「おらああ! 走れ! 走れぇ!」
ジェームス「頑張れ!」
バーティー「おはよう。」
トーマス「元気?」
トビー「ほら頑張って!」
トーマスアニー! クララベル! ミスター・コンダクターだ! とうとう見つけたぞ!」
アニークララベル「あそこにいるわ!」
トーマス「あっ違った。 ジュニアだ!」
ジュニア「僕の方が詳しいんだって!」
リリー「見て! 機関車よ!」
ジュニアトーマスだ!」
トーマス「ああ…。」
ジュニアトーマス、そんなに嫌な顔するなよ。 お前と最後に会ったのは…。」
トーマス「僕の煙突にパーティー・クラッカーを詰め込んだ時!!」
ジュニア「ああ………大笑いしたな。」
トーマス「君がね!」
リリー「本当にお喋りするのね!」
ジュニア「あぁ、かっこ良いだろう。 リリートーマスだ。 トーマス、こちらはリリー。 ………そうだ。 従兄弟を探さないと。」
リリー「こんにちは!」
トーマス「こんにちは、リリーソドー島へようこそ!」
ジュニア「さあ、君も乗って! やっぱりここはいいな。」
トーマスアニー! クララベル! 君達は後でパーシーとおいで!」
アニークララベル「また私達を置いてけぼり!?」
ジュニア「うぇぇ....」
リリー「どうしたの?」
ジュニア「乗り物酔い…。」
リリー「風車の所で何か光ってる。」
ジュニア「ありゃりゃ、本当だ。 きっと僕の従兄弟だよ。」
トーマスミスター・コンダクターミスター・コンダクター!」
ミスター・コンダクタートーマス!」
トーマス「良かった、無事だったんですね!」
ジュニア「おいでリリー! やあ! 従兄弟元気? ここで日光浴?」
ミスター・コンダクター「何、呑気な事を言ってるんだ! ヘビメタの怪物から命からがら逃れて此処に着地したんだ! ジュニア、何処に行ってた!?」
トーマス「あのお、スパークルが出来るようになりました?」
ミスター・コンダクター「いいや、まだだ。 然し、手ががりを見つけた! 『山に眠る魔法の火を掻き立てると…』おっえっ…かぁ!」
トーマス「忘れたの?」
ジュニア「なぁ従兄弟。 悪いけど…魔法の粉の予備はもう無いんだ。 何とかして手に入れよう。 そうすれば、あんたは家に帰れるし。 僕もビーチに戻れる。」
ミスター・コンダクタージュニア、黙って俺の話をよく聞くんだ。」
(ベルフラワーの音。)
トーマス「電話だ。」
ミスター・コンダクター「誰だ!?」
ジュニア「僕が出る。 もしもし? ……ちゃいます。僕は従兄弟。 (ミスター・コンダクター「ほら貸せ。 早く変わるんだ!」) で、どなた? ああ、ハットちゃん! いやいや生憎ここには、どっかでさぼってるみたいでえ。」
ミスター・コンダクター「どうも、トップハム・ハット卿、いえ、あれで親しげなつもりでして。 いえ、犬じゃありません。 躾が必要な仔犬みたいな物でして……ワンッ! (ジュニア「オッ!」)ああ、御心配無く。 失礼します。」
ジュニア「あっ、忘れてた。 あの子はリリー。 バーネット爺ちゃんに遊びに来てる。」
ミスター・コンダクター「こんにちは、リリー。」
リリー「こんにちは。」
ミスター・コンダクタージュニア。 ジュニア?」
ジュニア「おおおおおおおおい!!(笑い)」
(BGM)
リリージュニア!?」
ミスター・コンダクター「そんなとこで何やってるんだ? 早く降りて来い! 風が強過ぎるぞ!」
ジュニア「凄いやあ、遊園地に居るみたい!もうちょっと遊ばせてよう!ホッホウウ!!」
ミスター・コンダクター「その『もうちょっと』が命取りになるんだ!!分かってるのか!?」
ジュニア「(笑い)(悲鳴)」
トーマス「(あえぎ)」
ミスター・コンダクタージュニア!!」
ジュニア「(悲鳴)イテッ!」
ディーゼル10「あっはぁ! 金キラ野郎のとこのジュニアじゃねぇか!!」
ジュニア「あっ僕のビーチ・バッグが!」
ディーゼル10「俺の屋根の上ではサーフィンも出来ねぇだろう!!ミスター・ハワイ?」
ジュニア「よく言うぜ。見てろ!」
ディーゼル10「しっかり掴まってろよ、ワン公!」
ジュニア「ヒィィイイイハァアアア!!」
トーマスジュニアディーゼルにさらわれた!」
リリー「ねえ、ジュニアはどうなるの?」
ミスター・コンダクター「うちの家系は災難に強いから、きっと逃げ出せるさ。 ……最後にはね。」
トーマス「最後っていつになるのか知らないけど、何だか凄く時間が掛かりそう…。」
バーネット・ストーンリリーは?」
パッチ「それがいないんです…。ごめんなさいバーネットさんに迎えに戻ったら、もう居なくて…。」
バーネット・ストーン「大丈夫だよパッチ。きっと見つかるさ、心配無い。」
パーシー「僕は勇敢だ。僕は勇敢だ。トーマスが言ってたんだから、僕は勇敢だ。ハァ、勇敢なのも大変だ。ハァ!如何しよう?スプラッタードッヂがいる。ふぅ!車止めを見つけたんだ…。ハァ…これから何が起こるんだろう? (烏の鳴き声)ひゃあ!」
転がり草「よお、相棒。悪いね、通らしておくれ。」(初台詞)
パーシー「何だ、転がり草か…。 《バタン!!!》 はっ!!今のは何だ!?」
スプラッター「あれがボスの探してた車止めに違いねぇ!」
ドッヂ「おいら達があそこを通るの?」
スプラッター「タチじゃなくてお前だ!」
ドッヂ「じゃなくてアンタ!」
スプラッター「大事な仕事だぞ!」
ドッヂ「そんじゃ2台で…。」(フクロウの鳴き声)
スプラッタードッヂ「うひゃあああ!!」
スプラッター「あああ....明日、ボスに報告しよう!」
ドッヂ「あ…明日だ!」
パーシー「早く戻ってトーマスに報告しなきゃ…!」
ナレーターミスター・コンダクターは一生懸命リリーの相手をしていた。リリーは帰りが遅くなって、さびしがっているのだ。」
リリー「暗くなる迄に戻るって約束したの。」
ミスター・コンダクター「いいかいリリー? お爺ちゃんは君が何処に居るか見当がついてる。」
リリー「本当?」
ミスター・コンダクター「多分ね。 お爺ちゃんも、ずっと前に此処に来た時が有るんだよ。 お爺ちゃんが助けに来てくれるといいんだけど…、ジュニアには黙っていたけど、僕らは段々弱くなって来てる。」
リリー「昔、魔法の線路を走ってた機関車が有ったんでしょう? その機関車を探せば、シャイニング・タイムに戻れるわ。」
ミスター・コンダクター「だが、その機関車は消えちまったんだ。 ハァ…あれから誰も見てない…。」
リリー「今だから言っちゃうけど…。 私汽笛を聞いたの。 山の中から聞こえたわ。」
ミスター・コンダクター「あっ…、山の中?あの謎の言葉を全部思い出したぞ。 『山に眠る魔法の火を掻き立てよ、さすればレディーが微笑む。』あっ…だけど、此れだけじゃあ分からないなぁ。お爺ちゃんなら出来る事が有る筈だ。出来るって信じれば必ず…。」
リリーレディー?」
パッチ「汽笛を鳴らせると思うよ。聞いたんだ!」
バーネット・ストーン「あぁ、私もだ。魔法の機関車だからなぁ。」
パッチ「これが魔法の線路の地図でしょう?でも、魔法の力が弱くなってるみたい馬で走ってみて感じたよ。リリーとこの線路の上を走ったんだ。」
バーネット・ストーン「この線路にレディーが必要なんだよ。 だが、私にはレディーを動かせない。 何とかして走らせたいんだが…。」
パッチリリーの為に?」
バーネット・ストーン「あぁ、リリーの為に…。」
パーシートーマスディーゼルが魔法の線路を破壊する前に、早くリリーをお爺ちゃんの所へ帰さないと…!」
トーマス「でも、魔法の粉が無いのにどうやって帰るんだよ?」
ミスター・コンダクター「消えた機関車しか無い。でなきゃ…!」
トーマス「でなきゃ?」
ミスター・コンダクタートーマスリリーを連れて行ってくれないか?」
トーマス「車止めを抜けて?でも、もし車輪が動かなかったら?」
ミスター・コンダクター「きっと動くよ。」
トーマス「でも、もし…もし…」
ミスター・コンダクター「何だ?」
トーマス「もし真っ暗だったら?」
ミスター・コンダクター「ちょっとの間のだけさ。」
トーマス「寒いかも!」
ミスター・コンダクター「多分ね。」
トーマス「其れにどうやってここに戻るの?」
ミスター・コンダクター「君は役に立つ機関車だ。 きっと帰り道を見つけられる。」
トーマス「よし! やってみるよ! (BGM) リリー!必ずお爺ちゃんの所へ帰してあげるよ。」
転がり草「さあ、後についておいで!」
トーマス「うわぁ!」
転がり草「こっちが車止めの入り口だ!それっ!はいどう、はいどう!」
トーマス「行くぞリリー!」
転がり草「もうすぐ入口だぞ!行け、青いお兄ちゃん!イャッホー!!」(最後の台詞)
トーマス「小さい機関車だってでっかい事だって出来るんだ!<魔法の線路に突入する> 真っ暗だ! 其れに寒いし、ガタガタ揺れる! でも、僕は怖くないぞ! あれ? 消えた石炭の貨車がある!」
リリー石炭の貨車? 『魔法の火を掻き立てる』、ミスター・コンダクターが言ってた手掛かりのひとつよ。」
トーマス「そうだ! その石炭を使えばいいんだ! 火を掻き立てて蒸気を作るんだよ! この調子で行けば、ミスター・コンダクターの力になれるぞ! 石炭の貨車の所まで戻ろう! 車止め! 石炭の貨車! だんだん謎が解けてきたよリリー!」
リリー「貴方って本当に役に立つ機関車ね!」
トーマス「うぅ…!小さい機関車だって負けないぞ…!!リリー!此処は何処だい?」
リリーマッフル・マウンテンのてっぺんよ!」
トーマス「何だかクラクラする。これ以上走れないよ!車輪が動かないんだ!」
リリー「必ず戻って来るから、そこで待ってて! お爺ちゃんを捜して来る!」
トーマス「風が強くなって来た!…うわっ! 助けてくれえ!! 貨車を置いて来ちゃった!!」
リリーお爺ちゃんは何処!?連れてってくれる?」
パッチ「乗って!」
リリー「やっぱり頼りになるわね。」
トーマス「車輪! 停まれえええ!!!! ううう…、うぅ..!! うわぁあ!!!!」
リリーお爺ちゃん!」
バーネット・ストーン「あぁリリー。 無事で良かった。」
リリー「喋る機関車のに行ったの! お爺ちゃんも行った事有るんでしょう? でも、ミスター・コンダクターは病気だし、ジュニアは誘拐されちゃったし、トーマスまで置いて来ちゃったの! お願い助けて!」
バーネット・ストーン「何とかしたいが、どうしようも無いんだ…。」
リリー「これが消えた機関車ね。 これでソドー島に戻って2人(ミスター・コンダクタージュニア)を連れて帰りましょう!」
バーネット・ストーン「蒸気が出せないんだよ.....ここに有る石炭を全部試したんだが…。」
リリーレディー? レディーって言うの?」
バーネット・ストーン「ああ。」
リリー石炭よ! ソドー島石炭を燃やすの! そうすればきっとレディーは動く。 パッチ、山の頂上に石炭の貨車が有るわ。 少し取って来てくれる?」
パッチ「ああ、良いとも!」
ジュニア「ごめんなさい! 僕はみんなの頼りになる有能な鉄道マンじゃありませんでした! 心を入れ換えます、だから助けて!!!!」
ジェームス「(悲鳴)」
ジュニア「(悲鳴)ジェームス!」
ディーゼル10「(笑い)お前もスパークルが出来なくなったらしいなぁ!! (笑い)あばよ金キラ野郎のジュニア。」
ジュニア「どうしよう…。 空ッポだ…!」
ディーゼル10「それ行くぞぉお!」
ジェームスジュニアどうしたらいいの!?」
ジュニア「何とかしないと…。」
ディーゼル10「(笑い)ほれほれ! (笑い)」
ジュニアリリー、きっと探すから....約束する! 今ここから逃げ出さないと…命が無いんだ! この魔法の粉を使わせてくれ!」
ディーゼル10「覚悟は出来たか!?」
ジェームス「出来てないよおっ!!」
ジュニア「秀才のジェームス君。さぁ、逃げ出すぞ!」
ジェームス「うおお!? じゃあね! バイバイ!!」
ディーゼル10「おいっ、待ちやがれぇ!」
ジュニア「イヤッホー!!」
ジェームス「やったぁあ!!」
ジュニア「じゃあねジェームス。」
ジェームス「バイバイ!」
ジュニア「ヘックシュン!! あぁ…! 心配かけてゴメン…。 でも帰って来られたよ。」
ミスター・コンダクタージュニア、魔法の粉はもう1つ粒も残ってないだろう?」
ジュニア「あぁ、からっ欠だ。」
ジュニア「....ねぇ!すっごく良い天気じゃん! 僕達ダウンしたけど、アウトにはなってないよ!」
ミスター・コンダクター「....そう。ダウンしたけど.....アウトにはなってないんだ!!」
リリーお婆ちゃんも、このレディーを愛してたの?レディーに乗った事有る?」
バーネット・ストーンお婆ちゃんレディーを愛してたよ。しかし、レディーに乗った事は無い。修理が間に合わなかったんだ…。」
ナレーターレディーの罐に火が入った。蒸気が勢い良く吹き上がる、遂にレディーが動き出した。 バーネットの顔にもやっと笑顔が甦った。」
パッチリリー、見てごらん!」
リリー「わぁあ!」
パッチ「魔法の力が蘇って来てる。」
バーネット・ストーン「私のレディー。 君の為に信号はみんな青だ。 栄光の青だよ…。」
リリーお婆ちゃんにも見せてあげたかったわ。」
バーネット・ストーン「あぁ、そうだね。 でも、代わりに、お前が乗ってる。」
レディーバーネット、貴方は魔法を忘れてないわ。 ただ、心の中に閉まっていただけ。」(初台詞)
リリートーマス!」
トーマス「君がレディーだね! 何て綺麗なんだ!」
リリーソドー島に着いたわ!お爺ちゃん! レディー! 一寸止まって! ジュニア大丈夫? ミスター・コンダクターも。 ミスター・コンダクター! お爺ちゃんよ。」
ミスター・コンダクター「又、此処に来られて良かったですね。 ジュニア、彼処に有るのは何だか解るかい?」
ジュニア「あぁ、凄く綺麗な機関車だけど…。 ひょっとして消えた機関車!? よく帰って来たね! 此れでシャイニング・タイムに戻れるよ!」
ミスター・コンダクタージュニアシャイニング・タイムには…、魔法の粉が無ければ戻れないんだ。あれが無いと、魔法の世界は存在しない。」
ディーゼル10「あはあ!? おおい、青いタンポポ頭だぞ! それに一緒に居る奴を見てみろ! スプロッヂ、ついて来い! コイツらぶっ壊すぞ!」
スプラッター「ご自分でどうぞお。」
ドッヂ「愛想尽きた。」
スプラッター「言うじゃぁん。」(最後の台詞)
ドッヂ「カッコいいじゃん!」(最後の台詞)
トーマスレディー!! 逃げるんだ!! 僕が守るから!!」
バーネット・ストーン「私も力を貸すよ。 二度と酷い目は遭わせない。」
ディーゼル10「ヘン!! 誰がお前等なんか頼りにするもんか!!」
ミスター・コンダクター「橋に気を付けて! あそこは危険です!!」
ディーゼル10「(笑い)」
ミスター・コンダクター「橋に気をつけて、あそこは危険です! (悲鳴)」
ジュニア「どうしたの?」
ミスター・コンダクターレディーだよ! あの機関車の名前はレディーだ! あの謎の言葉にレディーって名があった…!」
ミスター・コンダクタージュニア「魔法の粉が見つかる!! (悲鳴)」
ディーゼル10バーネットめ! 今度こそ捕まえてやるぞ!!」
バーネット・ストーン「そうは簡単に行くもんか!! お前が信じなかった魔法の力を今こそを思い知るがいい!!」
ディーゼル10「幾等逃げても隠れる場所は無いぞ!!! そうだろ? ピンチー!!? (笑い)ピンチーは腹ペコだぁ!!」
トーマス「うわっ!!! あっち行け!!」
バーネット・ストーン「頑張れレディー!」
ディーゼル10「どうしたタンポポ頭!? (笑い)ケツに噛みつくぜぇぇ!! ホラ突っ込むぞ!! ピンチー伏せろぉ!! (笑い)昼飯は温かい方がいいなぁ! (笑い)うおらぁあああ!! ちびすけにしちゃやけに速えな!!」
バーネット・ストーン「素敵なレディー! 君は今輝いているよ!」
レディー「そうだといいけど!」
トーマス「行くぞレディー!! 小さな機関車だって大きな事が出来る!!」
バーネット・ストーン「よくやったトーマス! よくやったぞ!」
・(レディーの汽笛&トーマスの汽笛)
ディーゼル10「おおおおぉぉぉ…!!! ガシッと!! あぁ…タンポポ頭....! ティーポット....これになんやかあ!!!!! 《ザボン!》 あぁ…ま、いいさ。クルーズには持って来いの季節だ…。(笑い)」(松尾銀三さん演じるディーゼル10の最後の台詞)
トーマス「でも、ミスター・コンダクターはまだ魔法の粉を見つけてないんだよね?」
レディー「もうすぐ見つかる筈よ。」
ミスター・コンダクター「一寸待てよ…! 『そして、美しい渦巻きがクルクル舞い上がる…。』」
パッチ「渦巻き? レディーの周りに削り屑がクルクル渦を巻いていたよ。」
リリー「他に手掛かりは?」
ジュニア「勿論有るさ!渦巻きだろう。渦巻きなら水の中だって!」
ミスター・コンダクターリリー。削り屑を水に撒いてくれ。」
バーネット・ストーン「さあやってごらん。空にばら撒くんだ。」
ジュニア「神様、お願い…!」
トーマスレディー「さあリリー!!」
リリー魔法の粉!」
バーネット・ストーン魔法の粉だ!」
パッチ魔法の粉だ!」
ミスター・コンダクター「やったあ!! (笑い)」
ジュニア魔法の粉だ! (笑い)」
トーマスレディー、君も役に立つ機関車だね。」
レディー「皆が協力したからよ。 皆が持ってる魔法の力が発揮されたの。」(渡辺満里奈さん演じるレディーの最後の台詞)
パッチ「おいで、マット。 見て来よう。」(最後の台詞)
ジュニアリリー、君との約束を守らないと。 あげるよ。 それで従兄弟、他に手伝う事有る?」
ミスター・コンダクター「そんな事言って…、戻りたいんだろう? ビーチに。」
ジュニア「まさか! そりゃ休みには行くけど…、今は働くよ。 何か仕事有る?」
ミスター・コンダクター「実は良い鉄道が有る。」
ジュニア「椰子の木は?」
ミスター・コンダクター「1、2本」
ジュニア「太陽は?」
ミスター・コンダクター「輝いてる!」
ジュニア「行くよ! 場所はどこ!?」(最後の台詞)
ミスター・コンダクター「お前のだ。 (BGM、ジュニアの笛の音、ベルフラワー) もしもし、はい、トップハム・ハット卿。 今直ぐ戻って来られるんですか? それは良かった。 機関庫でお待ちしております。 もちろんです。 全て順調にいってます。 ではまた。 では! シャイニング・タイムで会いましょう!」
・(ミスター・コンダクターの笛。)
リリー「お爺ちゃんこれ。 お爺ちゃんに持ってて欲しいの。」(最後の台詞)
バーネット・ストーン「お前は優しい子だな。 その青い鳥を貸して。 こうして二人で持ってよう。 これで、いつまでもこの日の事を覚えていられる。」(最後の台詞)
ステイシー・ジョーンズ「楽しい旅を!」(最後の台詞)
ミスター・コンダクター「あぁ…。」(最後の台詞)
ナレーター「こうして、物語はハッピー・エンドを迎えた。 皆、お家に帰る時間だよ。 ほら、トーマスも…。」トーマスの汽笛。)
英米版CVナレーターミスター・コンダクター(演):アレック・ボールドウィン
トーマスエドワード・グレン
ヘンリードッヂバーティーハロルドアムトラック駅長ケヴィン・フランク
ゴードンディーゼル10スプラッター転がり草ニール・クローン
ジェームススーザン・ローマン
パーシーリンダ・バランタイン
トビーコルム・フィオール
レディーブリット・オールクロフト
アニークララベルシェリー・エリザベス・スキナー
出演者ジュニアマイケル・E・ロジャース
バーネット・ストーンピーター・フォンダ(少年時代:ジャレッド・ウォール
リリーマーラ・ウィルソン
パッチコディ・マクマインズ
ステイシー・ジョーンズディディ・コン
ビリー・トゥーフェザーズラッセル・ミーンズ
ターシャローラ・バウアー
リリーのお母さんロリ・ハリアー
P.T.ブーマータグ・レノックス*12
英米版CV(当時の予定)トーマスジョン・ベリズ
ディーゼル10キース・スコット
ジェームスパーシーマイケル・アンジェリス
スプラッタードッヂパトリック・ブリーン
日本版CVナレーター森本レオ
トーマスリリーのお母さん*13戸田恵子
ヘンリー堀川りょう
ゴードン内海賢二
ジェームスアムトラック駅長*14森功至
パーシークララベル中島千里
トビー川津泰彦
ディーゼル10松尾銀三
スプラッター坂東尚樹
ドッヂ岩崎ひろし
アニー転がり草中友子
バーティー緑川光
ハロルド佐藤浩之
ミスター・コンダクター江原正士
ジュニア平田広明
リリー桑島法子
ステイシー・ジョーンズ安達忍
バーネット・ストーン小川真司(少年時代:浅野まゆみ
パッチ保志総一朗
ターシャ白鳥由里
ゲストCVレディー渡辺満里奈
ビリー・トゥーフェザーズ尾崎紀世彦
参照画像参照はきかんしゃトーマス 魔法の線路/画像
次作きかんしゃトーマス みんなあつまれ!しゅっぱつしんこう

*1 この事がブリット・オールクロフト退任の要因の一つになった。
*2 日本では、公開前のトーマスのイベントでのプロモーションビデオや小学館から発売されたビデオに挿入された予告編で、P.T.ブーマーのカットシーンが少し使われている。
*3 小説版の魔法の線路を執筆する為に、まだらめ三保氏が変更前のビデオを観ていたが、翻訳作業の途中で変更後のビデオが届き、「全く違うお話になっている」「(既存の映像を)麻雀の牌みたいにガラガラガラとかき混ぜて、積み直しただけ」と語っている。
*4 この映画の公開から約1年後の2001年8月25日に急性蜘蛛膜下出血で逝去。
*5 人形劇ではこの作品が唯一。
*6 但し、バーティーの運転手は僅かながら映っている。
*7 モニター試写用に作られる仮編集版。
*8 機関室の扉が付いていない等。
*9 削除シーンでは
*10 トーマス自身も頭が良いと言って感心していた。
*11 尚、このアニメで「てめぇ」と言う二人称を使ったのはディーゼル10のみ。また下品な二人称を使うのはあの時ディーゼル以来となる。
*12 ノンクレジット。
*13 ノンクレジット。
*14 ノンクレジット。