英語版タイトル | The Sad Story of Henry/The Three Railway Engines |
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監督 | ダグラス・メア |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | 1953年6月14日 |
この話の主役 | ヘンリー |
登場キャラクターA | ヘンリー、ジェームス |
登場キャラクターB | なし |
登場キャラクターC | なし |
あらすじ | ヘンリーは雨にぬれるのを嫌がり、トンネルの中に引きこもってしまう。皆が何をしても彼は動こうとしないので、諦めたトップハム・ハット卿はトンネルにレンガを積み上げ、ヘンリーを閉じ込めてしまう。 |
対応原作 | ・第1巻『三だいの機関車』第3話『なさけないヘンリー』 |
メモ | ・1953年5月、英国営放送局「BBC」から『汽車のえほん』の出版社に一通の手紙が届く。 ・手紙には、「3だいの機関車から2話を抜粋して、6月14日と28日にテレビ放映したいと検討している。」、「1分あたり1.00ポンドの放映権料を支払う。」、「10分の放送時間に収まるよう脚色するかもしれない。」と書かれていた。 ・また、「撮影にはHornbyのOOゲージを改造したものを使用する。」、「イラストに出来るだけ似せるが、完全に同じわけではない。」とも書かれており、当時の編集長であったエリック・マリオットは、完璧主義者のオードリー牧師が「出来るだけ似せる」という事に反発すると思い、BBCに「模型は出版社で改造するので模型を送ってほしい。」と依頼。 ・BBC側は6月10日のリハーサルまでに制作して、スタジオに持参するようマリオット氏に告げる。 ・オードリー牧師と共にソドー島の立体模型地図を作ったP.R.ウィックハム氏を中心に模型の制作が行われ、 6月10日、マリオット氏は改造した鉄道模型と鉄道音が入ったレコードをスタジオに持ち込んだ。 ・6月14日、『The Sad Story of Henry』を生放送。 ・しかし、スタッフのミスで機関車が脱線、ストーリーに無関係なジェームスを間違って登場させるなどの放送事故が続いた為、オードリー牧師が抗議。結局、番組はたった一話で打ち切られてしまった。 ・オードリー牧師はその時の様子を「ナレーションが始まり、機関車が画面に向かって走ってきた。すると、スタッフがポイントを切り替えるのを間違えて、機関車は見事に脱線してしまったんだ。その時、なんと巨大な手が画面に現れ、機関車を線路に戻したんだよ。」と語っていた。 ・生放送であった事や当時の一般家庭による映像記録の難しさ、BBCが過去の映像アーカイブを削減したこともあり、本作の映像は一切現存していない可能性が高い。しかし、BBCの文書記録センターは、ジェームスの模型の写真を含む、この放送の制作に関する詳細なドキュメントを複数所蔵している。 |
英国版CV | ・ナレーター:ジュリア・ラング |
参照画像 | |
参考ページ | Broadcast - BBC Programme Index |