タイトル | Thomas and his Friends |
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作者 | クリストファー・オードリー |
挿絵 | クライヴ・スポング |
発行 | 2011年7月6日 |
登場キャラクターA | トーマス、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー、トビー、ダグラス、ピップとエマ |
登場キャラクターB | ドナルド、アニーとクララベル |
登場キャラクターC | エドワード、ダック、デイジー、ボコ |
登場キャラクターD | バーティー、ピール・ゴッドレッド線の電気機関車 |
登場人物A | トップハム・ハット卿、消防隊、王子 |
登場人物B | なし |
登場人物C | なし |
登場人物D | エリザベス女王、ほっそり牧師 |
収録話 | Thomas and the Swan ・ある日、トーマスが川沿いの駅を出ようとすると、前方の橋の上に何か白いものが見えた。新聞だと思ったトーマスは、その束の中から頭と長い首が出てくるのを見る。それを見て、トーマスたちは、それが翼の折れた白鳥であることに気づく。白鳥はトーマスの機関室に乗せられて最寄りの駅に運ばれ、獣医の下で手術を受けた。数日後、怪我の治った白鳥は無事に飛び立つ。トーマスは、トップハム・ハット卿や他の機関車から、今回の功績を祝福される。 Buffer Bashing ・ジェームスと仕事をしていたドナルドとダグラス。ところが、ある朝ドナルドが凍った線路で滑り、古い緩衝器に突っ込んで壊してしまう。他の機関車は「スケート選手になったらどうか」とドナルドをからかうが、トップハム・ハット卿は彼のせいではないと分かっていたので「もっと気をつけるように」と伝えただけだった。その3日後、ドナルドの代わりに手伝いに来たダグラスが、新しく付け替えられたばかりの緩衝器にまた突っ込む事故を起こす。ダグラスの車体はフロント部分が歪んだ上、塗りたてだった赤いペンキが付着してしまっていた。緩衝器を壊された作業長はダグラスをドナルドだと勘違いし、「3日もかかったんだぞ!」と激怒してペンキの刷毛を振り回したためにダグラスの鼻にペンキがついた。トップハム・ハット卿は、側線に注意することを戒めるため、ダグラスの鼻のペンキを残しておくことにする。 Gordon's Fire Service ・本線で列車を引いていたゴードンが停車中、橋の下から赤い光が見えてきた。トラクターが積んでいた干し草の俵に火がつき、その火が草むらの土手にまで広がり始めたのだ。ゴードンの乗務員が消火活動を行うが、効果はない。そこでゴードンは、運転台の中にあるホースを使うという素晴らしいアイデアを思いつく。機関士と機関助手はすぐさま作業に取り掛かり、やがて火は消えた。消防車が到着したが、すでに火が消えていることを知った消防隊は、ゴードンの機転を称える。ゴードンは今回の功績により、女王の消防勲章を授与された。 Centenary ・機関車たちはほっそり牧師の生誕100周年を祝うための準備をしている。ジェームスはほっそり牧師の胸像を受け取るためメインランドへ向かうが、ヘンリーのトンネルを通って帰路についていたところ、トンネルが崩落し、ソドー島と本土が遮断されてしまう。トンネルを修理するためにヘンリー、ドナルド、ダグラスが派遣され、その間すべての列車はクロバンズ・ゲート駅で停車し、バーティーとその仲間たちが本土まで乗客を運ぶことになった。パーシーがトビーに「ほっそり牧師の像が壊れている」と伝えると、トーマスが胸像がどのようなものかについて説明する。やがて本土で足止めされていたピップとエマは、修理されたトンネルを通る最初の列車として認められる。ティッドマス駅に到着したピップとエマの客車から王子が登場。王子は、ほっそり牧師の胸像を披露し、「トップハム・ハット卿の鉄道のようなものは、他のどこにもないだろう」と誇らしげに宣言する。 |
説明 | ・原作第42巻であり、『The Railway Series』最終巻。 ・最終巻であるため、他の本とは異なり、最終話は「THE END」という言葉で締めくくられている。 ・この本はウィルバート・オードリーに捧げられており、序文には『In memory of the Rev. W. Awdry(1911 - 1997), without whom none of Thomas' adventures would have been told*1』と綴られている。 |
前巻 | Thomas and Victoria |