「可哀想な爺さん、しっかりしろよ!」
日本版タイトル | かちめなし |
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英語版タイトル | You Can't Win |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
対応原作 | 第25巻『きえた機関車』 (第3話『デュークとスチュアート』) |
放送日 | ・1994年7月20日(英国) ・1996年4月25日(オーストラリア) ・1996年11月4日(米国) ・1998年1月19日(ドイツ) ・2009年7月25日(ハンガリー) |
話数 | 90 |
この話の主役 | デュークとスチュアート |
登場キャラクターA | デューク、ファルコン、スチュアート |
登場キャラクターB | スカーロイ鉄道の青い客車?、スカーロイ鉄道の緑の客車? |
登場キャラクターC | トーマス |
登場人物A | デュークの機関士、デュークの車掌、スカーロイ鉄道の少年、少年の父親 |
登場人物B | デュークの機関助手、売店のおばさん、サー・ハンデルの機関士、ピーター・サムの機関士、トーマスの機関士 |
登場人物C | レニアス駅長、スカーロイ鉄道の乗客、クロバンズ・ゲート駅長、クロバンズ・ゲート駅の駅員 |
あらすじ | ・スチュアートに年寄り扱いされて悔しがったデュークはある事を思いつきました。 |
登場スポット | ・ティッドマス機関庫 ・グレンノック駅 ・ハーウィン・ドーレイ ・クロス-ニー-クーン駅 ・ソドー城 ・森林の線路? ・スカーロイ湖 ・レニアス駅 ・スカーロイ駅 ・崖淵の線路? ・クロバンズ・ゲート駅 |
メモ | ・デュークをメインにした話で唯一トーマスの語り形式になっていない話。 ・スカーロイ鉄道とノース・ウェスタン鉄道の合流駅、(クロバンズ・ゲート駅)初登場。 ・初めて体調不良になるデューク。 ・あの時のゴードンとヘンリーとジェームスとディーゼルとパーシーとダックとドナルドとオリバーに続いて、恐ろしい仕返しを決行するデューク。 ・あの時のジェームスに続いて蒸気で全身を隠そうとするピーター・サム。 ・佐藤正治さんのデュークの声はこの話で最後となり*1、デュークはこの回以降台詞なし。 ・年寄り扱いされて悔しがるデューク。 ・ファルコンがレニアス駅でデュークとの連結を切り離すシーンからスチュアートがデュークと共にレニアス駅を発車するシーンまで、デュークの顔がファルコンの怒り顔になっている。 ・未公開シーンではピーター・サムとデュークが重連で客車を牽引してトーマスと並走してクロバンズ・ゲート駅に入線するシーンも有る*2。 ・デュークが先頭でスチュアートが次位と言う重連の未公開シーンも存在する。 |
原作との相違点 | ・原作では、デュークが後ろ向きでミッド・ソドー鉄道の客車達を牽引しているが、TV版ではデュークがスカーロイ鉄道の青い客車?を牽引している。 |
台詞 | ・ナレーター「デュークは機関車仲間のヒーローだ。これから彼のお話をしよう…。その事件はピーター・サムが『スチュアート』、サー・ハンデルが『ファルコン』と呼ばれている頃に起きた。毎年、山や湖は観光客で賑わう。そして、一番の人気者は勿論デュークだ。彼は具合が悪い時も休まずに、列車を引っ張っていた。」 ・デューク「折角来てくれるんだ。お客さんをガッカリさせちゃいかん。」 ・ナレーター「デュークは毎朝お客を乗せて線路を登り、お客の希望通りに停車した。」 ・デューク「ピクニック広場です。またお迎えに来ますから遅れないように!本土に帰る船に乗り遅れたら大変ですからね!」 ・ナレーター「ある日、デュークは気分が優れなかった。蒸気足りないので、休憩になるとホッとした。機関士と助手が掃除を終えた時、スチュアートが勢い良く滑り込んで来た。」 ・スチュアート「やあ爺さん。どうしたの?息が切れた?」 ・デューク「そうじゃない、こいつは毎日の手入れだ。」 ・スチュアート「まっ、精々しっかりやっといてよ!もう爺さんなんだから、若し、ブッ壊れたら僕らが面倒を見なきゃなんないだからね!」 ・デューク「ふん!何を馬鹿な…。そんな事は有りっこ無い!」 ・ナレーター「でも、素敵な夕暮れのおかげでデュークの怒りはすぐに収まった。」 ・デューク「こりゃあ素晴らしい!気分は上々。」 ・ナレーター「線路は登りになったが彼は気にも留めない。」 ・デューク「蒸気は十分あるぞ。この調子で行けばあっと言う間に頂上だ。」 ・ナレーター「ところが『シュッポシュッポ』と言う音が『ゼーゼー』と言う喘ぎ声に変わった。バルブから蒸気が漏れている。」 ・デューク「よっこらしょ、よっこらしょ。こりゃあしんどいぞ…!ふぅ…もう一踏ん張り…!」 ・ナレーター「やっと駅に辿り着いた。機関士が慎重に点検している。乗客が心配そうに報告を待っていた。」 ・デュークの車掌「デュークはこのまま走りますが、機関車が2台応援に来ます。船には間に合いますから、ご心配無く。」(最初で最後の台詞) ・ナレーター「ファルコンが先頭に連結された。」 ・ファルコン「故障するなんて可哀想な爺さん。」 ・スチュアート「爺さん、とうとうやらかしたね。」 ・ナレーター「スチュアートが後ろに回った。」 ・ファルコン「用意はいいかい、スチュアート?」 ・スチュアート「準備完了!」 ・ナレーター「スチュアートが答えると三台は出発した。次の駅に着いた時、連結が解かれた。ファルコンがデュークの乗客を船に運ぶ。そしてスチュアートがデュークと列車を引っ張る事になった。」 ・スチュアート「爺さんを助けるなんて、僕も大したもんだ。遂にやったぜ!さあ、行くぞ!…可哀想な爺さん、しっかりしろよ!」 ・ナレーター「デュークのバルブの音は増々大きくなって行く。でも、蒸気はたっぷり有った。そこで彼と機関士は悪戯を思いついた。彼等は丘に着くまでじっと我慢した。」 ・デュークの機関士「今だ!」(最初で最後の台詞) ・ナレーター「機関士が怒鳴ると、ここぞとばかりにデュークは思いっきり蒸気を吐き出した。まるで、デュークがスチュアートを押している様に見える。喧しい音がそこら中に、響き渡る。終着駅に着くと、皆がわいわいと出迎えた。」 ・スカーロイ鉄道の少年「何が有ったのパパ?普通、機関車は2台も要らないでしょう?」(初台詞) ・少年の父親「ああ、本当はそうだが、故障したスチュアートをデュークが押したんだよ。あの音からすると、大分苦労したね。」(初台詞) ・ナレーター「悪戯は、成功した。」 ・スチュアート「バッカみたい!!」 ・ナレーター「スチュアートは怒って、蒸気の影に隠れてしまった。デュークが傍に来た。」 ・デューク「お若いの、まだまだ考えが甘いぞ。お前に勝ち目は無いね!」(佐藤正治さんのデュークの最後の台詞) |
英国CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス |
米国CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・デューク:佐藤正治 ・サー・ハンデル:龍田直樹 ・ピーター・サム:里内信夫 ・スカーロイ鉄道の少年:米本千珠 ・少年の父親:田中亮一 ・デュークの機関士/デュークの車掌:塩屋浩三 |
シリーズ前回 | ブルドッグ |
シリーズ次回 | がんばりやのスカーロイ |
原作前回 | デュークとファルコン |
原作次回 | ねむれる森の機関車 |
ギャラリー | ・かちめなし/画像? |