ちょっとちがうよオリバー

Last-modified: 2019-01-28 (月) 21:13:10

は僕が貨車を扱えないと思ってるみたいだけど、ゴードンは僕の事を「賢明」だと言ってくれたぜ!」
ちょっとちがうよオリバー

日本版タイトルちょっとちがうよオリバー
英語版タイトルOliver Owns Up
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1992年6月16日(英国)
・1992年9月8日(日本)
・1993年3月16日(オーストラリア)
・1993年7月9日(米国)
・1998年1月7日(ドイツ)
・2008年5月17日(ハンガリー)
対応原作・第24巻『機関車オリバー
(第2話『オリバーの大しっぱい』
話数74
この話の主役オリバー
登場キャラクターAトーマスヘンリーゴードンジェームスパーシーダックドナルドオリバーいたずら貨車・いじわる貨車/石炭の貨車
(原作のみ:イザベルダルシー
登場キャラクターBダグラス
登場キャラクターCビルトードLBSCのいたずら貨車の顔の有蓋貨車?多目的有蓋貨車(ボギー軸)
(原作のみ:マイクレックスバートミラベルアリス
削除シーンのみのキャラクターアニークララベルバーティー
登場人物Aトップハム・ハット卿
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人オリバーの機関士オリバーの機関助手ダックの機関士ダックの機関助手
登場人物Cナップフォード港の作業員ティッドマス操車場の作業員
(模型の都合により、ビルの機関士機関助手が登場しない。)
登場スポットティッドマストンネル
ナップフォード港
ティッドマス機関庫
三層橋
ティッドマス駅
ファークァー機関庫
石炭ホッパー?
ティッドマス操車場
ティッドマス操車場の転車台
スリー・ウェイ・ロード
あらすじオリバーは皆からチヤホヤされてすっかり自惚れてしまい、貨車をいい加減に扱って転車台の下に落ちてしまいます。
メモビルがカメオ出演しているのに、ベンが登場しない*1
・やたらとわがままな貨車達
川津泰彦さんの貨車の声がトビーの声に近い。
・賢明の意味を知らないパーシー
オリバーが貨車を牽引してゴードンの横を通過するシーンが有るが、尺の都合上カットされている*2
・このエピソードのトップハム・ハット卿はかなり寛大である。
トップハム・ハット卿に自虐的な発言をするオリバー
・この回から出っ歯の顔の貨車が登場するようになる。
・この話は第4シーズンの『トードのめいあん』に続く。
・後に登場するフィリップも転車台の溝付近でハプニングを起こす*3
数年後、今度はオリバー貨車を転車台の下に落とす事になる。
ファークァー機関庫、この話以降登場なし*4
・この回から『ぼうけんいっぱいのクリスマス』までは、ティッドマス機関庫のセットが、通常の物と異なっている。*5
台詞ナレーター「青い空にふんわりした雲が浮かび微風が吹き抜けてゆく、そんな日に丘の上に立って下を見下ろすと海辺の支線ダックオリバーが忙しいそうに働いているのが見える。2台の機関車はピカピカに塗られたボディが自慢だった。オリバーは今でもダグラスに助けられた事をよく話す。」
オリバー「もしダグラスが助けてくれなかったら僕はスクラップにされていただろうねぇ。そしたらこのトップハム・ハット卿鉄道で働く事も出来なかったよ…。」
ナレーター「皆もオリバーの冒険談を聞きたかった。」
ヘンリー「本当に凄いよな!」
ジェームスオリバーは勇気が有るんだね!」
ゴードン「それに賢明なんだな!」
パーシー「『賢明』ってどんな意味?」
トーマス「多分、頭が良くて知恵があるって意味じゃない?」
ゴードン「そう!俺達も見習わなくちゃあなあ!!」
ナレーター「それを聞いてオリバーは酷く自惚れてしまった。」
オリバーヘンリーは僕を「凄い」と言った!彼は正しいよ!!」
ナレーターオリバーは汽笛を鳴らしながら突っ走った。ある日トップハム・ハット卿が会いに来た。」
トップハム・ハット卿「君はよくやっている。だが貨車達についても勉強した方が良いな。」
ナレーター「賢い機関車なら誰でも貨車を扱う大変さをよく知っている。皆はオリバーに気を付けるように注意したが、オリバーは耳を貸さなかった。」
オリバーは僕が貨車を扱えないと思ってるみたいだけど、ゴードンは僕の事を「賢明」だと言ってくれたぜ!」
ダックは賢明かもしれないけど、貨車達が厄介だって事だけは覚えておいた方がよ…。」
ドナルド「止めときなさいダック、自分で痛い目に遭わなきゃ解りませんよ。*6
ナレーターオリバーは荷物を積んだ貨車を引っ張って待避線に入れ、空の貨車をシュートの下に押していった。そして戻って来て、荷物を積んだ貨車を動かそうした。ところが貨車達が動こうとしなかった。」
貨車A「オリバーなんかと仕事したくないね!」
貨車B「ダックに来て欲しいよ!」
貨車A「それともドナルドダグラスか。」
オリバー「気を付けろよ!!それが機関車に言う言葉か!!」
貨車A「ふん!今に仕返ししてやるからな!」
ナレーター「だが、オリバーには何も聞こえなかった。*7貨車達は最初は素直に働いているように見せておいて、いきなりオリバーを押し始めた。オリバーの機関士は慌ててブレーキを掛けたが、役に立たなかった。」
貨車A/貨車B「「押せ!押せ!押せ!押せ!押せぇ!!」」
ナレーター貨車達が口々に叫んだ。オリバーは必死になって止まろうとしたが、貨車達がしつこく押し続けた。だが、仕舞いには貨車達も疲れて来た。」
オリバー「やったぁ!僕の勝ちだな!!」
ナレーター「ところがどっこい、そうはいかなかった。オリバーは転車台の下に落ちてしまった。ダックが様子を見ていた。」
ダック「大丈夫かいオリバー?これでもまだ賢明な機関車と呼ばれたい?こんな事故はもう二度と起こして欲しくないね!ドナルドダグラスは当分この転車台が使えなくて困るだろうなぁ…」
ナレーター「その晩、オリバーは助け出され、トップハム・ハット卿に謝った。」
オリバー「どうもすみません。ダックの話を聞くべきでした。僕はただの自惚れやでした…」
トップハム・ハット卿「…まあいい。起こってしまった事は仕方が無い。これで君も貨車達がどんな悪さをするか解ったろう。」
オリバー「ええ、よく解りました。僕はまるで屑鉄ですね…。」
トップハム・ハット卿「ハハハ!そうでもないさ。だが工場で修理して貰う必要が有るようだな。」
ナレーターダックオリバーに声をかけた。」
ダック「あの支線はがいないと困るんだ!早く戻っておいでよー!」
ナレーター「数日後、オリバーが戻って来た。前よりずっと綺麗に塗り直されている。彼自身も前よりずっと賢い機関車になっていた。」
原作との相違点・原作では、パーシートーマスは登場しない。
・原作では事故を起こしたオリバードナルドダグラスに散々皮肉を浴びせられた上に、トップハム・ハット卿から叱責を受けた事が言及されている。
英国CVナレーター/他:マイケル・アンジェリス
米国CVナレーター/他:ジョージ・カーリン
日本CVナレーター:森本レオ
トーマス:戸田恵子
ヘンリー:堀川亮
ゴードン:内海賢二
ジェームス:森功至
パーシー:中島千里
ダック:塩屋浩三
ドナルド:佐藤浩之
オリバー:緑川光
貨車達石炭の貨車):川津泰彦
貨車達小林俊夫
トップハム・ハット卿:宮内幸平
シリーズ前回オリバーのだっしゅつ
シリーズ次回2かいだてバスのバルジー
原作前回ドナルドのあひる
原作次回トードの手だすけ
参照画像ちょっとちがうよオリバー/画像?

*1 なお、第9シーズン第12シーズンベン単独出演が見られる。
*2 このシーンはきかんしゃトーマスのテーマで確認できる。
*3 詳細は『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』を参照。
*4 次期からビルベンの機関車紹介のみ登場。
*5 よく見ると線路が10本程あり、当時のティッドマス機関庫の台数より遥かに多くなっている。
*6 この台詞は、かつて同様の失敗を経験したドナルドだからこそ言える台詞である。
*7 この時、一瞬だけ「はぁ・・・。」と溜め息の様な声が聞こえている。