やっかいなかしゃたち

Last-modified: 2020-05-11 (月) 21:11:58

やっかいなかしゃたち

日本版タイトルやっかいなかしゃたち
英語版タイトルTroublesome Trucks/Foolish Freight Cars
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年11月6日(英国)
・1989年2月26日(米国)
・1990年5月29日(日本)
・1993年6月9日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年3月3日(ドイツ)
・2008年1月5日(ハンガリー)
この話の主役ジェームス
話数9
登場キャラクターAトーマスエドワードジェームスいたずら貨車・いじわる貨車
(原作のみ:小さな青いタンク機関車
登場キャラクターBなし
登場キャラクターCなし
登場人物Aトップハム・ハット卿ジェームスの機関士
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人ジェームスの機関助手ジェームスの車掌
登場人物Cエドワードの機関士エドワードの機関助手ナップフォード駅の作業員
登場人物Dジェレマイア・ジョブリング(言及のみ)
登場スポットティッドマス機関庫
ナップフォード駅
ナップフォードのバスの車庫
ゴードンの丘
マロン駅
テーマ・ジェームス
あらすじ前回の過ちを反省したジェームス貨車を牽く仕事を任されるが、言う事を聞かない貨車達に手を焼かされる。
対応原作・第3巻『赤い機関車ジェームス』-3「わからずやの貨車/いたずら貨車」
メモ遠藤武さんが機関士の声を担当する初めての回。
・冒頭で涙を流すジェームス
前回の靴紐事件トーマスにも伝わった。
・『トーマスのさいなん』の使い回し映像あり。
・初回放送版ではエドワードの声が森功至さんになっている収録ミスがあった。*1
エドワードの後押しをキッパリ断るジェームス
・この話から、ナレーターの声質が変わる。エドワードの機関車紹介の映像も変わる。
・日本語版のみ、ジェームスゴードンの丘の手前で再スタートする際に「ジェームスのテーマ」が流れるが、何故か途中で音が歪んでいる。
原作との相違点・原作ではトーマスではなく、小さな青いタンク機関車が登場する。
貨車達ジェームスへの軽蔑発言が人形劇では「赤い乱暴者」だが、原作では「赤鬼」。
・冒頭のナレーションは、原作絵本と英国版人形劇では「ロード・バリーふとっちょの局長から名前を奪われ、もはや『ロード・バリー』ではなくなった5号機関車。かわいそうに」。日本語版と米国版の人形劇ではそのような言及は無い。
トップハム・ハット卿が反省したジェームスに言う台詞は原作絵本と英国版人形劇では「これで懲りたろう。これからはましな機関車になってくれ。君は私に散々迷惑をかけたんだ。」だが、日本語版と米国版の人形劇では「随分と反省しとるようだな。役に立つ機関車になりたくなっただろう。」に変更されている。
台詞ナレータージェームスは、ここ数日、客車も貨車も押していない。この前の旅の時、彼が突っ走り過ぎて客車に穴が空き、それをお客の靴紐で修理すると言う事件があったからだ。とても、惨めな気分だ。」
ジェームス「あーあ、いつまで機関庫に居ればいいんだろう?もうこの赤いボディを誰にも見せられないのかなぁ…。」
ナレーター「やがて、トップハム・ハット卿がやって来た。」
トップハム・ハット卿「随分と反省しとるようだな。役に立つ機関車になりたくなっただろう、うん?住民はわしの鉄道を笑っとる!全く気に入らん。」
ジェームス「これからは、一生懸命頑張ります!」
トップハム・ハット卿「うん!良い子じゃ、その決意こそ大事なんだ。どうだ?わしの為に貨車を引っ張ってくれんか。」
ジェームス「はい!」
ナレータージェームスは大喜びで走り出した。」
トーマスジェームス!君の貨車を運んで来たぞ。靴紐は持ったかい?頑張れよ!ハハハ!」
ジェームストーマスめぇ…!」
ナレーター貨車達も、ジェームスを馬鹿にする。」
貨車A「ちゃんとした機関車に代えてくれー!」
貨車B「赤い乱暴者なんて真っ平だ!」
ジェームス「ふんっ!走れ、走るんだ!」
貨車A「嫌だよ、やめてくれぇ~!」
貨車B「あぁ~、嫌だぁー!」
ナレーター貨車達はキーキー悲鳴を上げて騒いだが、ジェームスは構わず無視して、を出て行った。貨車達ジェームスを諦めさせようとしたが、ジェームスは止まらなかった。貨車達の悪戯で、故障する事もあった。その度に点検し、修理した。ジェームスは何度も、スタートをし直した。決して、へこたれない。」
貨車A「お前なんかに引っ張られるもんか!」
貨車B「いい加減に諦めろ!」
ジェームス「負けるもんか!絶対にやって見せる!」
ナレータージェームスは必死だ。ゆっくりだが、確実に、彼は引っ張って行った。ゴードンの丘が、見えてきた。」
ジェームスの機関士「気を付けろよ、ジェームス*2貨車に気付かれない内に、一気に頂上まで駆け上がるんだ!」
ナレータージェームスは速度を上げて、あっと言う間に半分まで登った。」
ジェームス「よいしょ、よいしょ…いつになったら頂上に着けるんだ!」
・ナレーター「その時、突然体が軽くなった。」
ジェームス「やったぁ、やったぞー!」
ナレーター「ところが、機関士がスチームを止めた。」
ジェームスの機関士「あいつら、またやったぞ!貨車が外れちまった!」
ナレーター「外れた貨車は、をどんどん下って行く。車掌が降りて、近付いて来たエドワードに危険を知らせた。」
ジェームス「しょうがない奴らめ!事故になるところだったじゃないか!」
ナレータージェームスは、バックして再び貨車を連結した。」
エドワード「手伝おうか?」
ジェームス「大丈夫!僕1人で引っ張れるよ。」
エドワード「そうかい、気を付けてね!君はよく頑張るよ!」
ナレータージェームスはゆっくりと懸命に、またを登り始めた。」
ジェームス「僕はやれる、必ずやって見せる!」
ナレーター「彼は、ありったけの力を振り絞って、を登って行った。遂に、を登り切った!」
ジェームス「やったぁ!遂にやったぞー!」
ジェームスの機関士「良くやった、ジェームス!」
ナレーター「無事にに着くと、ジェームスは構内で休憩した。そこへ、エドワードがやって来た。」
エドワード「良かったね、ジェームス!」
ナレーター「ところが何と、ハット卿が降りて来た。」
ジェームス「参ったなぁ、お小言を貰うぞ…。」
ナレーター「しかし、ハット卿はニコニコ笑っている。」
トップハム・ハット卿「わしはエドワードの列車に乗っていて、何から何まで見ておった。お前は一番骨の折れる仕事を、まことに立派にやってのけた!これからも、その赤いボディに恥じぬよう、頑張ってくれ!」
英国CVナレーターリンゴ・スター
米国CVナレーターリンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
ジェームス森功至
トーマス戸田恵子
エドワード高戸靖広/森功至(初回放送版)
貨車A塩屋浩三
貨車B里内信夫
トップハム・ハット卿宮内幸平
ジェームスの機関士遠藤武
シリーズ前回ジェームスのあやまち
シリーズ次回ジェームスのうれしいひ
原作前回ジェームスとブーツのかわひも
原作次回急行をひいたジェームス
参照画像・参照はやっかいなかしゃたち/画像?

*1 後に修正された。
*2 この時、ナレーターの『一方…』と言う声が聞こえる。