「俺が有名だってのかい?」
日本版タイトル | ゴードンとゆうめいなきかんしゃ |
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英語版タイトル | Gordon and the Famous Visitor |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1991年11月21日(米国) ・1992年3月24日(英国) ・1992年5月5日(日本) ・1993年2月18日(オーストラリア) ・1998年5月8日(ドイツ) ・2008年5月8日(ハンガリー) |
話数 | 56 |
対応原作 | 第13巻『ダックとディーゼル機関車』 (第1話『こぶなし機関車/ドームのない機関車』) |
この話の主役 | ゴードン |
登場キャラクターA | トーマス、エドワード、ゴードン、パーシー、ダック、いたずら貨車・いじわる貨車 (原作のみ:セレブリティー) |
登場キャラクターB | セレブリティー |
登場キャラクターC | ヘンリー、ジェームス、トビー、ドナルドとダグラス、ビルとベン、ディーゼル、バーティー、トレバー |
登場人物A | ゴードンの機関士 |
登場人物B | 無し |
登場人物C | トップハム・ハット卿、トップハム・ハット卿の付き人、トーマスの機関士、トーマスの機関助手、エドワードの機関士、エドワードの機関助手、ゴードンの機関助手、ジェームスの機関士、ジェームスの機関助手、パーシーの機関士、パーシーの機関助手、トビーの機関士、トビーの機関助手、ダックの機関士、ダックの機関助手、ドナルドの機関士、ドナルドの機関助手、ダグラスの機関士、ダグラスの機関助手、ビルの機関士、ビルの機関助手、ベンの機関士、ベンの機関助手、バーティーの運転手、見学者、ジェム・コール、ジェレマイア・ジョブリング、青いオーバーオールの作業員、ティッドマス機関庫の作業員、ティッドマス機関庫の転車台の作業員 |
登場スポット | ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス機関庫の転車台 ・ティッドマス貨物駅 ・ウェルズワーズ駅 ・ウェルズワーズ操車場 ・ヘンリーの森 ・高架橋 ・ロアー・サドリー駅 ・ハーウィン・アブ ・ナップフォード駅 ・田舎の路線? ・ハーウィン・クロカ ・谷の橋 |
あらすじ | ソドー島にセレブリティーが遣って来た。歓迎式典に参加せずに焼き餅を妬いたゴードンは…。 |
メモ | ・冒頭の効果音は第2シーズン『しせんをはしったゴードン』のボコの登場シーンのアレンジ。 ・ダックとエドワード、第2シーズンの『とこやにいったダック』以来久々に会話する。 ・ゴードンがセレブリティーにドームが無い事を指摘して貶す発言は、セレブリティーが製造当時としてはかなり高圧の蒸気を使う関係で蒸気ドームが無い事を揶揄した台詞である*1*2。 ・正式登場前にヘンリーの森が初登場する。 ・ゴードンがヘンリーの森を通過する時に『レースをやってるのさ』と言っているが、彼との対戦相手はセレブリティーの事であると思われる。 ・トーマス、ダックと初めて会話する*3。 ・この話のゴードンは第2シーズンの『ディーゼルのわるだくみ』に続いて終始笑わなかった*4*5。 ・ヘンリー、第1シーズンの『ゴードンみぞにはまる』以来久々に緑の急行客車を牽引している*6。 ・セレブリティーはその後、写真?のみの登場になり、セレブリティーの模型はこの話以降、スクラップ機関車として登場。 ・ゴードンが貨車達に笑われているシーンは、貨車達の笑い声にエコーが掛けられている。 ・高戸靖広さんと塩屋浩三さんは2役。 ・未公開シーンではゴードンを別視点から撮ったシーンが存在する*7。 ・米国版ではゴードンのドームが外れた後もまだBGMが流れているが、逆に貨車達がゴードンを笑うシーンでのBGMが途中で途切れている。 ・未公開シーンではゴードンは赤い急行客車を牽引している。そして、本編ではウェルズワーズ駅の側線に居るダックとエドワードがウェルズワーズ駅の構内に居るシーンが存在する。更に、ドームの取れた状態で走っているゴードンを高架橋から捉えたシーンや、本編の方向とは逆に走るシーンも存在する。 ・この話から数年後、ゴードンの部品が負担が掛かって取れてしまう。 |
台詞 | ・ナレーター「その日は、操車場の大事な日だった。皆、ワクワクしながらメモを取ったり、写真を撮ったりしていた。特別な機関車がやって来たのだ。皆が、そのお客の機関車を憧れの目に見ている。」 ・トーマス「あれは誰だい?」 ・ダック「あれはセレブリティーさ!」 ・パーシー「セレブリティーって何さ?」 ・ダック「セレブリティーはとても有名な機関車なんだよ。直に僕達も彼とお喋り出来るよ!」 ・トーマス「出来るといいなぁ…。」 ・ナレーター「その時、ゴードンが到着した。」 ・ゴードン「ふん!大した事も無いのに、皆で馬鹿騒ぎして、全く…!」 ・ナレーター「彼はさっさと行ってしまった。その夜、機関車?達はセレブリティーと遅く迄色々なお喋りをして楽しんだ。そして、彼がちっとも気取っていないと言う事が分かった。セレブリティーは次の朝早く出発して行った。」 ・ゴードン「あーあ、清々した。一体、彼奴は何者何だ?」 ・トーマス「ダックが言ったろ?彼は有名人なんだよ。」 ・ゴードン「俺が有名だってのかい?」 ・トーマス「凄いんだよ。何せ1時間に100マイルも走るんだ。」 ・ゴードン「へっ!そんな事…。大体彼奴の姿が気に入らん。彼奴にはドームが無い!ドームの無い機関車なんて信用出来るもんか!自慢じゃないが、俺だって1時間に100マイル位簡単なこったぁ。あ~ばよ~!」 ・ナレーター「ダックは貨車を牽いて、エドワードの駅へ行った。」 ・エドワード「あの有名な機関車が今朝此処を通ってったよ。僕に汽笛を鳴らしてね!」 ・ダック「彼は世界一の機関車だよ!」 ・ナレーター「ダックはゴードンが言っていた事をエドワードに話した。」 ・エドワード「気にする事は無いさ!ゴードンはただ、焼き餅を焼いてるだけなんだよ。見て、噂をすればゴードンだ!」 ・ナレーター「ゴードンが猛スピードで走って来た。」 ・ゴードン「彼奴には負けん!彼奴には負けん!!」 ・ナレーター「ゴードンは物凄い勢いで走り過ぎて行った。」 ・ダック「フフフフ…今にゴードン、バラバラになっちゃうよ!」 ・ナレーター「機関士はゴードンを宥めた。」 ・ゴードンの機関士「落ち着くんだゴードン!レースをやってるんじゃないぞ!」 ・ゴードン「レースをやってるのさ!」 ・ナレーター「突然、ゴードンは変な気分になってきた。」 ・ゴードン「ボイラーの天辺がおかしいな!スピードを落とした方が良さそうだ!」 ・ナレーター「しかし、もう遅かった。橋の上では、ぴゅーぴゅー風が吹き回っており、悪戯な風が突然、彼に向ってきた。」 ・ゴードン「何だいこの風は!俺様を吹き飛ばそうってのかい?!そうはさせんぞ!!」 ・ナレーター「ところが、風には風の考え方が有った。風はゴードンのボイラーをがたがた緩ませ、ドームを外して、下の谷間に吹き飛ばしてしまった。ゴードンは凄く気持ちが悪かった。ドームが無くなり、冷たい風が入り込んで来る。」 ・ゴードン「うっひぃ!さぞ、間抜けに見えるだろうな…。」 ・ナレーター「大きな駅に着くと、貨車達が彼を見て笑った。」 ・貨車達「にひひひひひ…!」「にははははは…!」「にゃひひひひひ…!」「にひゃひゃひゃひゃひゃ…!」 ・ナレーター「ゴードンは貨車達を追い払おうとしたが、どの様にやっても却って集まって来るばかりだった。帰り道でゴードンは機関士に言った。」 ・ゴードン「頼む、ドームを探して来てくれよぉ!」 ・ゴードンの機関士「もう見つからんよ。新しいドームを付けて貰うしか無いな。」 ・ナレーター「ドームが外れて、少し身軽になった筈なのに、ゴードンの足取りは重かった。」 ・ゴードン「あ~あぁ…今夜は機関庫に誰も居ないと良いがなぁ…。」 ・ナレーター「しかし機関庫では全員お揃いで待っていた。」 ・トーマス「ハハハ!ドームの無い機関車なんて信用出来ないね!!」 ・パーシー「そう!尊敬出来ないね!!」 ・ナレーター「陰で、皆がクスクス笑っていた。」 |
原作との相違点 | ・このエピソードは原作絵本では『とこやへいったダック』以前の出来事だが、人形劇では『とこやにいったダック』以後の出来事である。その為、ドナルドとダグラスとビルとベンとディーゼルがセレブリティーの歓迎式典に出席している。 ・原作ではドームが外れてしまったゴードンを笑うのはいたずら貨車ではなく、駅に居たお客。 ・セレブリティーの歓迎式典に出席したのは原作では機関車のみだったが、TV版ではバスのバーティーと牽引車のトレバーも出席している*8。 |
その他 | ・ゴードンのモデルとなった機関車、LNERクラスA1(フライング・スコッツマン)は時速100マイル(約160km/h)、改良型のLNERクラスA3(パピルス)は時速108マイル(約173km/h)を叩き出している。 |
英国CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス |
米国CV | ・ナレーター:ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・エドワード/貨車A:高戸靖広 ・ゴードン:内海賢二 ・パーシー:中島千里 ・ダック/貨車B:塩屋浩三 ・ゴードンの機関士:小林俊夫 |
シリーズ前回 | ほめられなかったジェームス |
シリーズ次回 | ドナルドのあひる |
原作前回 | ふとっちょの局長の機関車たち |
原作次回 | ディーゼル機関車のディーゼル |
参照画像 | 参照はゴードンとゆうめいなきかんしゃ/画像? |