ジェームスのだっせん

Last-modified: 2019-01-28 (月) 20:49:33

「悪い貨車達め!少し懲らしめてやらなくっちゃ…!」
ジェームスのだっせん

日本版タイトルジェームスのだっせん
英語版タイトルThomas and the Breakdown Train/Thomas Saves the Day
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1984年10月30日(英国)
・1987年4月14日(オーストラリア)
・1989年2月19日(米国)
・1990年5月15日(日本)
・1993年12月28日(ジョージ・カーリン版米国)
・1998年2月27日(ドイツ)
・2008年1月4日(ハンガリー)
この話の主役トーマス
話数7
登場キャラクターAトーマスジェームスいたずら貨車・いじわる貨車石炭の貨車
(英国版のみ:ゴードン
(リメイク版のみ:エドワードヘンリーゴードンアニークララベルジュディジェローム
登場キャラクターBアニークララベルヘンリーゴードン
(英国版のみ:エドワード
登場キャラクターCエドワードクレーン車
(リメイク版のみ:ジュディジェローム
登場人物Aトップハム・ハット卿トーマスの機関士ジェームスの機関士見張り番
(リメイク版のみ:ジェームスの車掌
登場人物Bジェームスの機関助手トップハム・ハット卿の付き人
登場人物C作業員ヘンリーの機関士ゴードンの機関士
登場スポットティッドマス機関庫
ティッドマス信号所?
ティッドマス操車場
小さな陸橋?
ナップフォードのバスの車庫
線路の上の橋と道路と信号所
牛の野原
エルスブリッジ駅
ゴードンの丘(未公開シーン)
テーマ・暴走
・クレーン車
あらすじトーマス操車場で脱線した機関車を救助するクレーン車を見つける。その数日後、トーマス貨車達に押されて脱線転覆したジェームスクレーン車で救助し、御褒美に自分の支線を与えられた。
対応原作・第2巻『機関車トーマス』-4「トーマスときゅうえん列車」
メモジェームスが正式に初登場。貨車達に押されて脱線する災難に見舞われる。
・「駅にやって来ると…」というナレーションだが、このシーンでトーマスが居る場所はティッドマス機関庫である。
トーマス支線を獲得。アニークララベルとも知り合う。
・冒頭でトーマスが給水する映像の奥の機関庫にエドワードが居る*1
ジェームスの車輪から火花が飛び散るシーンは、本物の花火を使用している。
・今の所、ティッドマス機関庫の近くで非常ベルが鳴ったのはこの話のみ。
田中亮一さんのトーマスの機関士の声はこの話が最後となる。
ゴードンのシーンは『ヘンリーだいかつやく』の使い回し映像。
・本編ではトーマスジェームスの後ろに連結してバックするが、未公開シーンではトーマスジェームスの前に連結して前を走るシーンがある。
・他、トーマス貨車を牽いてジェームスと並んで走るシーンや、トーマスクレーン車を押してジェームスの事故現場に到着する別視点、トーマスクレーン車を押してエルスブリッジ駅を通過する2シーン、ジェームスの事故現場の全景を捉えた未公開シーンも存在する*2*3
・イギリスの模型メーカー『ホーンビー』が、この回を基にトーマスクレーン車をセットにした『Thomas & The Breakdown Train』と言う製品を販売している。
・公式サイトでは写真は『きたないきかんしゃ』になっている。
原作との相違点トーマス貨車の扱いを学んだ場所は原作ではウェルズワース操車場だが、TV版ではティッドマス操車場である。
・原作ではこの時のジェームスのボディはで、救出された後に塗り替えられる。
・この時トーマスが働いていたのはウェルズワーズ駅、即ちジェームス前回トーマスとは反対方向にゴードンの丘を下る時に暴走したのだが、TV版と長編第10作では平地の筈なのに暴走していた。
ジェームスを慰めるジェームスの機関士助手の台詞は、原作絵本と英国版人形劇では「木のブレーキを付けた奴が悪いんだ。いつも駄目だって言っていたのに」。日本語版と米国版の人形劇では「お前のせいじゃない。馬鹿な貨車と、古いブレーキのせいだ!」と発言している。
リメイク版との相違点・このエピソードは『きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語』でリメイクされ、「ジェームスのテーマ」と「暴走のテーマ」もリメイクされた。
・原作を意識した為、ジェームスの塗装はいつもの赤いボディと金色のストライプではなく、黒いボディと赤いストライプになっている。また、トーマスジェームスを追い掛けて暴走を止めようとするシーンが追加されている。
トーマスクレーン車に関する説明を行う役が、トーマスの機関士からアニークララベルに変更。
・貨車の編成が無蓋貨車燃料タンク車の編成になっている。
ジェームスの脱線した向きが異なる。
トーマス貨車達に「自分が悪いんだ」と怒鳴る場面が削除され、「君達は今日の事を反省しなきゃ駄目だよ」と貨車達を躾ける場面に変更されている。
トーマスジェームスの脱線事故の後始末を行った際、TV版ではトーマスのみで行っていたが、途中からエドワードも手伝う。
ジェームスが修理を終えてトーマスエドワードの前に現れるシーンと、ゴードン局長に嘆くシーンが追加されている。
台詞ナレータートップハム・ハット卿は、毎日駅にやって来ると、トーマスに声を掛ける。」
トップハム・ハット卿「やあ、トーマス貨車達にからかわれちゃいかんぞ。お前は操車場の特別な助手だ。大切な仕事をしているんだからな!」
トーマス「はい!」
ナレーター操車場には、沢山の貨車が並んでいる。トーマスは、それをあちこちに移動させる。操車場にはまた、クレーンを乗せた、不思議な車両があった。」
トーマスの機関士「あれは、クレーン車と言うんだよ。機関車や、客車や、貨車だって持ち上げられる。凄い力持ちなんだ!」(田中亮一さんのトーマスの機関士の最後の台詞)
ナレーター「ある日、トーマスが構内に居ると、突然、機関車の叫び声が聞こえた。」
ジェームス「助けてーー!」(正式な初台詞)
ナレータージェームスだ!酷く怯えている。車輪からは火花が出て、凄いスピードで駆け抜けて行く。」
ジェームス貨車達がどんどん押して来るんだー!」
貨車A「行け行けぇ!」
ジェームス「助けてー、助けてくれー!」
ナレータージェームスは叫びながら姿を消した。」
トーマス「悪い貨車達め!少し懲らしめてやらなくっちゃ…!」
ナレーター「非常ベルが鳴った。」
見張り番ジェームスが脱線した!早くクレーン車を持って来ーい!」(初台詞)
ナレータートーマスは急いで、クレーン車を取りに行った。トーマスは必死に押した。」
トーマス「急げ急げ、急げぇー!」
ナレーター「今日はゴードンの真似どころじゃない、もう必死だ!」
トーマス貨車の奴め、なんて酷い悪戯なんだ!可哀想なジェームス…怪我をしてなきゃいいんだけど…。」
ナレータージェームスは動けなくなっていた。機関士助手が、怪我は無いかと見廻っている。」
ジェームスの機関士「気にするな、ジェームスお前のせいじゃない。馬鹿な貨車と、古いブレーキの所為だ。」(初台詞)
ナレータートーマスクレーン車を押して来た。そして、脱線せずに済んだ貨車を、引っ張り始めた。」
貨車B「いやぁー、参った参ったぁ。」
ナレーター貨車達はぶつぶつ言っている。」
トーマス「自分が悪いんだ。ざまぁ見ろ!」
ナレーター「それから、トーマスは行ったり来たり、大忙しで働いた。」
トーマス貨車達め、思い知ったか!」
貨車A「分かったよ…もう懲りたよ!」
ナレーター「2台のクレーン車で、ジェームスを線路に戻す作業が始まった。ジェームスは頑張って走ろうとしたが、思うように動けない。そこで、トーマスが彼を引っ張って、機関庫に戻る事にした。駅では、ハット卿が心配そうに彼らを待っていた。」
トップハム・ハット卿お前の活躍ぶりは皆に聞いたぞ。わしもとても嬉しい!お前は本当に役に立つ機関車だ!ジェームスは塗り替えてちゃんとしたブレーキを付けてやろう。トーマスには専用の支線をプレゼントするぞ!」
トーマス「うわはぁっ、有り難うございます!!」
ナレーター「今、トーマスは幸せ一杯だ。自分の支線を貰い、アニークララベルという名前の客車も貰った。1日中、誇らしげに走り廻っている。彼は、もう1人ぼっちじゃない。ヘンリー達が駅で止まっては、ニュースを教えてくれる。ゴードンは、相変わらず急いでいる。でも、『ボーッ、ボーッ!』(汽笛の音)と、合図するのは忘れない。トーマスも、『ピーピー!』(汽笛の音)と、返事をする。」
英国CVナレーターリンゴ・スター
米国CVナレーターリンゴ・スター/ジョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
トーマス戸田恵子
ジェームス森功至
貨車A塩屋浩三
貨車B里内信夫
トップハム・ハット卿宮内幸平
トーマスの機関士/ジェームスの機関士田中亮一
見張り番掛川裕彦
シリーズ前回トーマスのさいなん
シリーズ次回ジェームスのあやまち
原作前回トーマスと貨車
原作次回ジェームスとぼうし
参照画像ジェームスのだっせん/画像
ジェームスのだっせん/リメイク画像?

*1 顔が切れている為、分かりづらいが、視野が広がったデジタルリマスター版では顔がはっきりと映っている。
*2 一部のシーンは楽曲『やくにたつきかんしゃ』で使われている。
*3 事故の全景を捉えたシーンでは、クレーン車の緩衝器が外されている。