「悪い貨車達め!少し懲らしめてやらなくっちゃ…!」
日本版タイトル | ジェームスのだっせん |
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英語版タイトル | Thomas and the Breakdown Train/Thomas Saves the Day |
脚本 | ウィルバート・オードリー |
放送日 | ・1984年10月30日(英国) ・1987年4月14日(オーストラリア) ・1989年2月19日(米国) ・1990年5月15日(日本) ・1993年12月28日(ジョージ・カーリン版米国) ・1998年2月27日(ドイツ) ・2008年1月4日(ハンガリー) |
この話の主役 | トーマス |
話数 | 7 |
登場キャラクターA | トーマス、ジェームス、いたずら貨車・いじわる貨車、石炭の貨車 (英国版のみ:ゴードン) (リメイク版のみ:エドワード、ヘンリー、ゴードン、アニーとクララベル、ジュディとジェローム) |
登場キャラクターB | アニー、クララベル、ヘンリー、ゴードン (英国版のみ:エドワード) |
登場キャラクターC | エドワード、クレーン車 (リメイク版のみ:ジュディとジェローム) |
登場人物A | トップハム・ハット卿、トーマスの機関士、ジェームスの機関士、見張り番 (リメイク版のみ:ジェームスの車掌) |
登場人物B | ジェームスの機関助手、トップハム・ハット卿の付き人 |
登場人物C | 作業員、ヘンリーの機関士、ゴードンの機関士 |
登場スポット | ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス信号所? ・ティッドマス操車場 ・小さな陸橋? ・ナップフォードのバスの車庫 ・線路の上の橋と道路と信号所 ・牛の野原 ・エルスブリッジ駅 ・ゴードンの丘(未公開シーン) |
テーマ | ・暴走 ・クレーン車 |
あらすじ | トーマスは操車場で脱線した機関車を救助するクレーン車を見つける。その数日後、トーマスは貨車達に押されて脱線転覆したジェームスをクレーン車で救助し、御褒美に自分の支線を与えられた。 |
対応原作 | ・第2巻『機関車トーマス』-4「トーマスときゅうえん列車」 |
メモ | ・ジェームスが正式に初登場。貨車達に押されて脱線する災難に見舞われる。 ・「駅にやって来ると…」というナレーションだが、このシーンでトーマスが居る場所はティッドマス機関庫である。 ・トーマス、支線を獲得。アニーとクララベルとも知り合う。 ・冒頭でトーマスが給水する映像の奥の機関庫にエドワードが居る*1。 ・ジェームスの車輪から火花が飛び散るシーンは、本物の花火を使用している。 ・今の所、ティッドマス機関庫の近くで非常ベルが鳴ったのはこの話のみ。 ・田中亮一さんのトーマスの機関士の声はこの話が最後となる。 ・ゴードンのシーンは『ヘンリーだいかつやく』の使い回し映像。 ・本編ではトーマスがジェームスの後ろに連結してバックするが、未公開シーンではトーマスがジェームスの前に連結して前を走るシーンがある。 ・他、トーマスが貨車を牽いてジェームスと並んで走るシーンや、トーマスがクレーン車を押してジェームスの事故現場に到着する別視点、トーマスがクレーン車を押してエルスブリッジ駅を通過する2シーン、ジェームスの事故現場の全景を捉えた未公開シーンも存在する*2*3。 ・イギリスの模型メーカー『ホーンビー』が、この回を基にトーマスとクレーン車をセットにした『Thomas & The Breakdown Train』と言う製品を販売している。 ・公式サイトでは写真は『きたないきかんしゃ』になっている。 |
原作との相違点 | ・トーマスが貨車の扱いを学んだ場所は原作ではウェルズワース操車場だが、TV版ではティッドマス操車場である。 ・原作ではこの時のジェームスのボディは黒で、救出された後赤に塗り替えられる。 ・この時トーマスが働いていたのはウェルズワーズ駅、即ちジェームスは前回のトーマスとは反対方向にゴードンの丘を下る時に暴走したのだが、TV版と長編第10作では平地の筈なのに暴走していた。 ・ジェームスを慰めるジェームスの機関士と助手の台詞は、原作絵本と英国版人形劇では「木のブレーキを付けた奴が悪いんだ。いつも駄目だって言っていたのに」。日本語版と米国版の人形劇では「お前のせいじゃない。馬鹿な貨車と、古いブレーキのせいだ!」と発言している。 |
リメイク版との相違点 | ・このエピソードは『きかんしゃトーマス トーマスのはじめて物語』でリメイクされ、「ジェームスのテーマ」と「暴走のテーマ」もリメイクされた。 ・原作を意識した為、ジェームスの塗装はいつもの赤いボディと金色のストライプではなく、黒いボディと赤いストライプになっている。また、トーマスがジェームスを追い掛けて暴走を止めようとするシーンが追加されている。 ・トーマスにクレーン車に関する説明を行う役が、トーマスの機関士からアニーとクララベルに変更。 ・貨車の編成が無蓋貨車と燃料タンク車の編成になっている。 ・ジェームスの脱線した向きが異なる。 ・トーマスが貨車達に「自分が悪いんだ」と怒鳴る場面が削除され、「君達は今日の事を反省しなきゃ駄目だよ」と貨車達を躾ける場面に変更されている。 ・トーマスがジェームスの脱線事故の後始末を行った際、TV版ではトーマスのみで行っていたが、途中からエドワードも手伝う。 ・ジェームスが修理を終えてトーマスとエドワードの前に現れるシーンと、ゴードンが局長に嘆くシーンが追加されている。 |
台詞 | ・ナレーター「トップハム・ハット卿は、毎日駅にやって来ると、トーマスに声を掛ける。」 ・トップハム・ハット卿「やあ、トーマス!貨車達にからかわれちゃいかんぞ。お前は操車場の特別な助手だ。大切な仕事をしているんだからな!」 ・トーマス「はい!」 ・ナレーター「操車場には、沢山の貨車が並んでいる。トーマスは、それをあちこちに移動させる。操車場にはまた、クレーンを乗せた、不思議な車両があった。」 ・トーマスの機関士「あれは、クレーン車と言うんだよ。機関車や、客車や、貨車だって持ち上げられる。凄い力持ちなんだ!」(田中亮一さんのトーマスの機関士の最後の台詞) ・ナレーター「ある日、トーマスが構内に居ると、突然、機関車の叫び声が聞こえた。」 ・ジェームス「助けてーー!」(正式な初台詞) ・ナレーター「ジェームスだ!酷く怯えている。車輪からは火花が出て、凄いスピードで駆け抜けて行く。」 ・ジェームス「貨車達がどんどん押して来るんだー!」 ・貨車A「行け行けぇ!」 ・ジェームス「助けてー、助けてくれー!」 ・ナレーター「ジェームスは叫びながら姿を消した。」 ・トーマス「悪い貨車達め!少し懲らしめてやらなくっちゃ…!」 ・ナレーター「非常ベルが鳴った。」 ・見張り番「ジェームスが脱線した!早くクレーン車を持って来ーい!」(初台詞) ・ナレーター「トーマスは急いで、クレーン車を取りに行った。トーマスは必死に押した。」 ・トーマス「急げ急げ、急げぇー!」 ・ナレーター「今日はゴードンの真似どころじゃない、もう必死だ!」 ・トーマス「貨車の奴め、なんて酷い悪戯なんだ!可哀想なジェームス…怪我をしてなきゃいいんだけど…。」 ・ナレーター「ジェームスは動けなくなっていた。機関士と助手が、怪我は無いかと見廻っている。」 ジェームスの機関士「気にするな、ジェームス。お前のせいじゃない。馬鹿な貨車と、古いブレーキの所為だ。」(初台詞) ・ナレーター「トーマスがクレーン車を押して来た。そして、脱線せずに済んだ貨車を、引っ張り始めた。」 ・貨車B「いやぁー、参った参ったぁ。」 ・ナレーター「貨車達はぶつぶつ言っている。」 ・トーマス「自分が悪いんだ。ざまぁ見ろ!」 ・ナレーター「それから、トーマスは行ったり来たり、大忙しで働いた。」 ・トーマス「貨車達め、思い知ったか!」 ・貨車A「分かったよ…もう懲りたよ!」 ・ナレーター「2台のクレーン車で、ジェームスを線路に戻す作業が始まった。ジェームスは頑張って走ろうとしたが、思うように動けない。そこで、トーマスが彼を引っ張って、機関庫に戻る事にした。駅では、ハット卿が心配そうに彼らを待っていた。」 ・トップハム・ハット卿「お前の活躍ぶりは皆に聞いたぞ。わしもとても嬉しい!お前は本当に役に立つ機関車だ!ジェームスは塗り替えてちゃんとしたブレーキを付けてやろう。トーマスには専用の支線をプレゼントするぞ!」 ・トーマス「うわはぁっ、有り難うございます!!」 ・ナレーター「今、トーマスは幸せ一杯だ。自分の支線を貰い、アニーとクララベルという名前の客車も貰った。1日中、誇らしげに走り廻っている。彼は、もう1人ぼっちじゃない。ヘンリー達が駅で止まっては、ニュースを教えてくれる。ゴードンは、相変わらず急いでいる。でも、『ボーッ、ボーッ!』(汽笛の音)と、合図するのは忘れない。トーマスも、『ピーピー!』(汽笛の音)と、返事をする。」 |
英国CV | ・ナレーター:リンゴ・スター |
米国CV | ・ナレーター:リンゴ・スター/ジョージ・カーリン |
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・ジェームス:森功至 ・貨車A:塩屋浩三 ・貨車B:里内信夫 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・トーマスの機関士/ジェームスの機関士:田中亮一 ・見張り番:掛川裕彦 |
シリーズ前回 | トーマスのさいなん |
シリーズ次回 | ジェームスのあやまち |
原作前回 | トーマスと貨車 |
原作次回 | ジェームスとぼうし |
参照画像 | ジェームスのだっせん/画像 ジェームスのだっせん/リメイク画像? |