スペンサーとふかいきり

Last-modified: 2019-02-06 (水) 21:41:15

『停車駅だって?一体何のことだい?』
スペンサーとふかいきり

日本版タイトルスペンサーとふかいきり
英語版タイトルSpencer the Grand
脚本ジェシカ・サンズ・クラーク
放送日・2011年3月16日(英国)
・2011年4月21日(米国)
・2011年11月22日(ドイツ)
・2011年12月2日(オーストラリア)
・2012年3月29日(ハンガリー)
・2012年6月12日(ノルウェー)
・2012年10月7日(日本)
・2016年4月21日(韓国:KBS)
話数362
この話の主役スペンサー
登場キャラクターAトーマスゴードンパーシースペンサーウィフメイビス
登場キャラクターB無し
登場キャラクターCエドワードヘンリーエミリー
登場キャラクターD無し
登場人物Aトップハム・ハット卿
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人
登場人物Cなし
登場人物Dボックスフォード公爵ボックスフォード公爵婦人(言及のみ)
登場スポットティッドマス機関庫
アノファ採石場
ウィフのゴミ処理場
ボックスフォード公爵夫妻の新しい別荘(言及のみ)
ボックスフォード駅(言及のみ)
あらすじ全体が深い霧に覆われた為、ティッドマス機関庫で待機する事になった機関車達。そんな中スペンサーはこんな状態でも別荘に辿り着けると言い張り、出発してしまう。
メモ・何年もソドー島に居るのに3回も場所を間違えるスペンサー
・今回のスペンサーはとてもいい奴で親切で男気がある*1
スペンサーメイビスと長編第4作『きかんしゃトーマス 伝説の英雄』以来久々に会話する。
スペンサー、初めてウィフと会話する*2
パーシー初めて、スペンサーと重連する。
・いつもより声が低いウィフ
・ゴミの臭いですぐ分かるはずなのに、来た場所がウィフのゴミ処理場だと言う事に気付かずに機械を別荘のホームと勘違いするスペンサー
ウィフのゴミ処理場の霧が晴れた時に見えたのは機械なのに建物と言うナレーター
台詞ナレーター「その日、ソドー島は霧に覆われていた。霧は海の方から流れてきて丘を覆い隠し谷に立ち込めた。霧が前がよく見えないので、機関車達は走る事が出来なかった。ティッドマス機関庫でジッとしていると其処にトップハム・ハット卿がやって来た。」
トップハム・ハット卿「霧が深すぎて走るのは危険だ。今日は皆機関庫で過ごしなさい。誰かが迷子になってしまったら困るからな。」
ナレーター「その日はスペンサーが来ていた。公爵夫ソドー島を訪れていたのだ。」
トップハム・ハット卿スペンサーパーシーが郵便配達を追われせて此処に戻るまでは彼の場所を使いといい。」
ナレータースペンサーは不満そうだった。」
スペンサーティッドマス機関庫は僕みたいに立派な機関車には相応しないよ。此れからボックスフォード公爵夫妻の別荘に戻る事にしよう。この僕が迷子になる訳ないからな。」
ナレーター「所が、辺りには霧が立ち込めスペンサーは線路の先が殆ど見えていなかった。でも、彼には別荘迄行ける自信があった。」
スペンサー「一寸位の霧なんかへっちゃっらだ。この僕はスペンサーだぞ!迷子になんかなる筈無いさ!」
ナレーター「漸く前の方に建物が見えてきた。スペンサーは喜んだ。」
スペンサー「アレが別荘だな。やっぱり思った通りだ。ちゃんと戻れたぞ。」
ナレーター「その時、何処から声が聞こえた。」
メイビス「こんにちは、スペンサーメイビスよ。石切り場で何をしているの?」
スペンサー「おぉ?ここは石切り場なんかじゃないぞ、メイビス。ボックスフォード侯爵夫妻の別荘じゃないか。」
メイビス「一体何を言ってるの、スペンサー?」
ナレータースペンサーは前に進んだ。よく見ると彼の周りは建築資材で一杯だった。」
スペンサー「あぁ!しまった!何て事だ!」
ナレーター「薄っすら見えていたのは別荘ではなかった。石切り場の岩山だったのだ。スペンサーは恥ずかしくなった。」
スペンサー「もういかないと、メイビス。あーじゃあな。」
ナレーター「そして、スペンサーは不機嫌そうに霧の中へ走り去って行った。」
スペンサー「一寸位の霧なんてへっちゃっらだ。この僕はスペンサーだぞ!迷子になんてなる筈無いさ!」
ナレーター「暫くして、駅のホームらしい物が見えてきた。スペンサーはとても嬉しかった。」
スペンサー「よーしやったぞ!別荘の停車駅だな!やっぱり思った通りだちゃんと戻れたぞ!」
ナレーター「その時、何処から声が聞こえた。」
ウィフスペンサー、此れはまた吃驚したな。ほら、ウィフだよ。僕のゴミ処理場にようこそ。」
スペンサー「フン、此処は君のゴミ処理場なんかじゃないよ、ウィフ!ボックスフォード侯爵夫妻の別荘の停車駅じゃないか!」
ウィフ「停車駅だって?一体何の事だい?」
ナレータースペンサーは前に進んだ。彼はその場所へゆっくりと違着いていく。」
スペンサー「あっ!しまった!何て事だ!」
ナレーター「其処は別荘の停車駅ではなかった。ウィフのゴミ処理場にある建物だったのだ。スペンサーは物凄く恥ずかしかった。」
スペンサー「もう行かない、ウィフ。じゃあな!」
ナレータースペンサーは霧の中へと走り去っていった。」
スペンサー「一寸位の霧何てへっちゃっらだ。この僕はスペンサーだぞ!迷子になんてなる筈無いさ!」
ナレーター「暫くして、霧の中に大きな窓が幾つも見えて来た。」
スペンサー「よーし!遂にやったぞ!アレは間違い無く別荘の大きな窓だ。滔々着いたぞ!思った通りだ!立派なスペンサーには深い霧も問題無かった。」
ナレーター「その時、何処からか声が聞こえた。」
トーマス「やあ、スペンサーティッドマス機関庫に戻って来たの?」
ナレータースペンサーはとても吃驚した。」
スペンサートーマスか!?」
トーマス「別荘に行ったんじゃなかったのかい?」
ナレータースペンサートーマスに近づいた。彼は恥ずかしかった。」
スペンサー「しまった…何て事だ…。別荘に着いたと思ったのに、ティッドマス機関庫に戻って来たなんて…霧の中だって迷子になんかならずに別荘に行けると思ったのに、立派なスペンサーなんかじゃない…僕はただのマヌケなスペンサーだ…。」
ナレーター「皆はスペンサーを可哀想に思った。」
トーマス「機関庫で休むといいよ、スペンサー。君さえ良ければね。」
スペンサー「そんなに親切に貰う事、なんて出来ない…トーマス。」
ナレーター「丁度その時、スペンサーはまだパーシーの姿が見えない事に気付いた。」
スペンサーパーシーは何処だ?」
トーマス「郵便配達からまで戻ってないんだ。」
ゴードン「皆心配してる。」
スペンサー「霧の中で迷ったかもしれない…僕みたいに。」
ナレーター「そこでスペンサーは皆の力になりたいと思った。」
スペンサー「僕がパーシーを探しに行こう!ちゃんと見つけ出して必ず一緒に帰ってくる!」
ナレータースペンサーは汽笛を鳴らし、勢いよく走りだした。」
スペンサー「一寸位の霧なんか僕にはへっちゃらだ。この僕は立派な機関車だ!絶対にパーシーを見つけてみせるぞ!」
ナレーター「でも、この深い霧の中でどうすればパーシーが見つかるか分からない。その時、微かに汽笛の音が聞こえた。」(汽笛)
スペンサー「あっ!今のはパーシーの汽笛だ!あの汽笛の音を辿って行けばきっとパーシーを見つけ出せる筈だぞ!」(汽笛)
スペンサー「汽笛の音が大きくなった。(汽笛)て事はドンドンパーシーに近付いているんだな!(汽笛)パーシー!やっと君を見つけたぞ!ずっとここに居たのかい!?」
パーシー「やあスペンサー、霧の中で迷っちゃった。」
スペンサー「もう大丈夫だパーシー、僕と一緒に機関庫に帰ろう。」
ナレータースペンサーはゆっくりとピストンを動かし、パーシーを押しながら、機関庫を目指して走った。進む方向に迷った時は汽笛を鳴らして仲間を探した。トーマスがそれに答えた。」(汽笛)
スペンサー「一寸位の霧なんて、僕はへっちゃっらだ!もうすぐ機関庫に帰れるぞ!さあ急いでこのまま先に進もう!」
ナレーター[そして、遂にスペンサーパーシーティッドマス機関庫に戻って来た。皆は汽笛を鳴らし彼らが帰ったことを喜んだ。」
パーシー「ありがとうスペンサー、霧が晴れる迄機関庫で休んで行ってよ。」
ナレーター「他の皆も汽笛を鳴らして賛成した。」
スペンサー「有り難う皆、喜んでそうさせて貰うよ。」
ナレーター「いつも頑固なスペンサーも、晴れやかな笑顔になっていた。」
英国CVナレーターマイケル・アンジェリス
トーマスベン・スモール
ゴードン/パーシー/ウィフ/トップハム・ハット卿キース・ウィッカム
スペンサーマット・ウィルキンソン
メイビステレサ・ギャラガー
米国CVナレーターマイケル・ブランドン
トーマス/パーシーマーティン・シャーマン
ゴードン/トップハム・ハット卿ケリー・シェイル
スペンサーグレン・ウレッジ
ウィフウィリアム・ホープ
メイビスジュール・デ・ヨング
日本CVナレータージョン・カビラ
トーマス比嘉久美子
ゴードン三宅健太
パーシー神代知衣
スペンサー宗矢樹頼
ウィフ河杉貴志
メイビス吉岡さくら
トップハム・ハット卿納谷六朗
シリーズ前回(英語)ステキなクリスマス・パーティーシリーズ前回(日本)ヘンリーのとくべつなせきたん
シリーズ次回トーマスとバーティー

*1 ラー達も少しは見直した模様。
*2 但し、第11シーズンエミリーとゴミあつめ』で絡んでいる。そしてを優等生として認めている。