ディーゼルとぼうし

Last-modified: 2020-04-13 (月) 08:16:58

「今度ディーゼルが来るが、頼むから避けてくれたまえ?その…揉め事をな。」
ディーゼルとぼうし

日本版タイトルディーゼルとぼうし
英米版タイトルBowled Out
脚本ウィルバート・オードリー
放送日・1995年11月7日(英国)
・1996年5月14日(オーストラリア)
・1996年10月28日(米国)
・1998年2月6日(ドイツ)
・2009年8月1日(ハンガリー)
話数103
この話の主役ダックステップニー
対応原作・第18巻『がんばりやの機関車』-4「ディーゼル機関車とやまたかぼう」
登場キャラクターAトーマスヘンリーゴードンジェームスダックドナルドダグラスステップニーディーゼル261
(英国版のみ:エドワードパーシー
登場キャラクターBエドワード
登場キャラクターCパーシースカーロイサー・ハンデルラスティーアニークララベルバーティー
原作のみ:トビー
登場人物Aトップハム・ハット卿トレンチコートの監督官?
登場人物Bトップハム・ハット卿の付き人作業員青いオーバーオールの作業員ゴードンの機関士ゴードンの機関助手ヘンリーの機関士ヘンリーの機関助手ダグラスの機関士ダグラスの機関助手ダックの機関士ダックの機関助手ステップニーの機関士ジェームスの機関士ジェームスの機関助手トーマスの機関士トーマスの機関助手エドワードの機関士エドワードの機関助手ウェルズワーズ駅長
登場人物Cドナルドの機関士ドナルドの機関助手スカーロイの機関士サー・ハンデルの機関士クロバンズ・ゲート駅長クロバンズ・ゲート駅の駅員クロバンズ・ゲート駅のポータークロバンズ・ゲート駅の作業員乗客スティーブン・ハット子供達
登場スポットティッドマス機関庫
ティッドマス機関庫の転車台
ティッドマス貨物小屋
ウェルズワーズ駅
ゴードンの丘
クロバンズ・ゲート駅
クロバンズ・ゲート修理工場
スカーロイ鉄道の機関庫
ブルーベル鉄道(言及のみ)
ヘンリーのトンネル(未公開シーン)
クロンク駅(原作絵本のみ)
あらすじステップニーが自分の支線に帰る日が近づいたある日、トップハム・ハット卿の鉄道を手伝いにディーゼル機関車ディーゼル261がやって来た。だが、彼はかなりの自惚れ屋で、機関車達の顰蹙(ひんしゅく)を買う。
メモ・正式にはこの話が第4シーズンの最終話となっている。
遠藤武さんと島田敏さんは3連続共演している。*1
ディーゼル261、最初で最後の登場。*2
ディーゼル仕返しされて酷い目に遭わされた事が有るのにトップハム・ハット卿が言った事の意味を理解出来ず、ジェームスに説明させるダック
・この話のタイトルの「ディーゼル」は、黒い車体の方のディーゼルではなく、ディーゼル261の事である。
・遠回しにディーゼル261を「嫌な奴」と言うトップハム・ハット卿
宮内幸平さんのトップハム・ハット卿の声はこの話で最後となる。
ステップニー、初めて怒り顔を見せる。
ステップニー、初めてゴードントップハム・ハット卿と会話する。
ステップニーダック客車を牽いて出発した際、その後ろをよく見ると、ディーゼル261が怒り顔を見せている。
・この話に登場するトレンチコートの監督官?の声は、トビーの声にかなり近い。
クロバンズ・ゲート駅でのシーンで、ジェームスの汽笛音がスマジャーの物になっている*3。また、ゴードンの汽笛がダックの物になっている。
ゴードンクロバンズ・ゲート駅を出発するシーンで、彼の左側のバッファーが傾いている。
・この話以降、ドナルドダグラス第6シーズンの『ふたごのけんか』まで台詞無し。
トビーは原作のみの登場。TV版にはレギュラー機関車の中で唯一、登場していない。
トレンチコートの監督官?に対して冷たい態度を取るトップハム・ハット卿
・未公開シーンではティッドマス機関庫ゴードンの機関士が倒れてしまっているシーンが有る。
・原作ではこの話で、クロンク駅が初登場する*4
台詞ナレータートップハム・ハット卿の鉄道ステップニーが居られる日も、もう僅かになった。」
トップハム・ハット卿「寂しくなるな…。」
ナレータートップハム・ハット卿はそう言うと、他の機関車に注意した。」
トップハム・ハット卿「此処は非常に忙しい。君らには満足してるが、助けも必要だ。今度ディーゼルが来るが、頼むから避けてくれたまえ?その…揉め事をな。」
ダック「ねえ、今のどう言う意味だい?」
ジェームス「そのディーゼルが『嫌な奴』って事さ!」
ナレーター「その通りだった。ディーゼルが、偉そうに見回す。」
ディーゼル261「まあまあ、か。もっと酷い奴もいるからな…少なくとも、君らは清潔だ。」(初台詞)
ナレーター「皆が一斉に睨んだ。」
ディーゼルトップハム・ハット卿も、君らをスクラップにして、僕の様なディーゼル車をもっと使えば良いのに。燃料は満タン、ボタンを押せばスタートだ。面倒な事は一切無い。準備にバタバタする必要も無いしね。」
ナレーター「皆は怒り狂った。翌朝、彼等は転車台の傍で抗議集会を開いた。」
ゴードン「全く、面目丸潰れだ!」
ジェームス「本当、ムカつくよ!」
ヘンリー「見下げ果てた奴だ!」
ドナルド「もう!我々に向かって、あんな失礼な事を言うなんて…!」
ダグラス「何とか、鼻を明かしてやりたいぜ!…で、どうする?」
ナレーター「そのチャンスは、思ったより早くやって来た。ディーゼルが、快適な音を立てている。整備員が最後の調整をしていると、突風が、監督官?の帽子を吹き飛ばした。ディーゼルは準備完了だ。」
ディーゼル「見ててごらん、ダックステップニー。僕の腕前を披露しよう。」(最後の台詞)
ナレーターは得意げに、客車に向かった。そして…ハプニングが起きた。ディーゼルは、パチパチと言う音を立てて、止まってしまった。一方、監督官?は帽子を探している。怒りに震えるディーゼルダックステップニーが、機関庫に戻した。」
トレンチコートの監督官?「ああっ、私の帽子だ!大事な帽子が、通気口の中に吸い込まれてる…。」(最初で最後の台詞)
トップハム・ハット卿?の帽子は…まあ良い。それより、出発の時間が迫ってる。ダック、お前が行ってくれ。ステップニー、手伝ってくれるな?」
ステップニー「ありがとうございます。最後の日に長距離を走りたかったんです!」
ナレーター「すぐに、準備ができた。」
トップハム・ハット卿ゴードンが中間地点で引き継ぐ、そこまで頼むぞ。成功を祈る!」(宮内幸平さんのトップハム・ハット卿の最後の台詞)
ステップニー「ご心配無く!無事に到着しますから。それも早くね!」
ナレーター「行列は慎重にレールを進むと、本線に滑り込んで行った。」
ステップニー「さあ、全速力で走るぞ!」
ダック「此方はOK、何時でもどうぞ!」
ナレーター「あっと言う間に、エドワードの駅を通過した。次は、ゴードンの丘だ。頂上に向かって、突進する。重い客車が、足手まといになった。かなりの重労働だ。…やがて、列車は大きな駅に向かって快適に飛ばした。」
ゴードン「よぉ、早いじゃないか!あのディーゼルの鼻を明かしたな!」
ステップニーディーゼルは吐き気がして、機関庫で不貞寝してるって!」
ゴードン「ヘッ、いい気味だ!もう俺達を、『時代遅れ』だなんて言わせんぞ!」
ナレーター「翌日、全員が集合してステップニーに別れを告げた。」
トーマス「又おいでよ、僕達の顔を見にさ!」
ステップニー「僕のブルーベル鉄道にも遊びに来てよ。いつでも大歓迎するからさ!」
ナレーター「そして、は去って行った。一方、ディーゼルは、人目を盗んで、さよならも言わずにこっそりと逃げ出して行った。後には、二つの置き土産が残された。オイルの悪臭と、くしゃくしゃの帽子だ。」
原作との相違点・原作ではトーマスは登場せず、ステップニーのお別れ会にはトビーが出席している。また、その時にはドナルドダグラスは一緒に並んでいるが、TV版ではドナルドが映っていない。
・機関車達がディーゼル261を糾弾する際、原作では第13巻*5同様にゴードン「恥ずかしい事だ」ジェームス「はしたない事だ」ヘンリー「恥知らずな事さ」と言うが、TV版ではゴードンの台詞は「面目丸潰れだ」ジェームス「ムカつく」ヘンリー「見下げ果てた奴だ」と言っている。
・原作ではハット卿はディーゼル261の代走にダックを指名し、直後にステップニーも名乗り出たが、TV版では最初から2台を指名している。
・原作では「ディーゼル261ステップニーのお別れ会の前日の夜にこっそり出ていった」と言及されているが、TV版では明るいうちに逃げ出している。
・原作でディーゼル261が残していった置き土産は「ムカムカするような行儀の悪さ」と「ぺしゃんこになった山高帽」。
英国CVナレーターマイケル・アンジェリス
米国CVナレータージョージ・カーリン
日本CVナレーター森本レオ
トーマス戸田恵子
ヘンリー堀川亮
ゴードン内海賢二
ジェームス森功至
ダック塩屋浩三
ドナルド佐藤浩之
ダグラス遠藤武
ステップニー島田敏
ディーゼル261中尾みち雄
トップハム・ハット卿宮内幸平
トレンチコートの監督官?川津泰彦
シリーズ前回(英国)しあいちゅうだんシリーズ前回(日本)トーマスとステップニー
シリーズ次回(英国)トンネルのなかのかいぶつシリーズ次回(日本)しあいちゅうだん(正式にはクレーンのクランキー
原作前回ステップニーとクリケットのしあい
原作次回登山鉄道の機関車
参照画像・参照はディーゼルとぼうし/画像?

*1 遠藤武さんは4話連続出演している。
*2 但し、名前が言及されず、『ディーゼル』と呼ばれるだけである。
*3 後に登場するハーヴィーライアンの汽笛の音にも似ている。
*4 人形劇では第6シーズン
*5 TV版では第2シーズンの『ディーゼルのわるだくみ』。