「それよりお前のアホらしさ、まるでピエロだよ!サーカスにでも入ったら?」
日本版タイトル | トンネルのなかのかいぶつ | ||
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英語版タイトル | Henry and the Elephant | ||
脚本 | ウィルバート・オードリー | ||
放送日 | ・1994年8月10日(英国) ・1996年5月16日(オーストラリア) ・1996年11月11日(米国) ・1998年2月9日(ドイツ) ・2009年8月2日(ハンガリー) | ||
話数 | 79 | ||
この話の主役 | ヘンリー | ||
登場キャラクターA | トーマス、ヘンリー、ゴードン、ジェームス、パーシー、アニーとクララベル | ||
登場キャラクターB | 無し | ||
登場キャラクターC | ダック | ||
登場人物A | トップハム・ハット卿、ヘンリーの機関士、作業長、深緑色のベストの男性 | ||
登場人物B | トップハム・ハット卿の付き人、トーマスの機関士、ヘンリーの機関助手、パーシーの機関士、エルスブリッジ駅長、エルスブリッジ駅の駅員 | ||
登場人物C | ゴードンの機関士、ゴードンの機関助手、ジェームスの機関士、ティッドマス貨物小屋の作業員、青いオーバーオールの作業員、ティッドマス機関庫の転車台の作業員、スティーブン・ハット | ||
登場スポット | ・エルスブリッジ駅 ・ティッドマス機関庫 ・ティッドマス貨物小屋 ・ナップフォード・ハーバー駅 ・ナップフォード港 ・南ティッドマストンネル | ||
あらすじ | サーカス列車を牽く仕事を任されなかったヘンリーは臍を曲げてしまうが、得体の知れない「何か」のせいで不通になったトンネルの様子を見に行くよう命じられる。 | ||
対応原作 | ・第5巻『やっかいな機関車』-1「ヘンリーとサーカスのぞう」 | ||
メモ | ・第4シーズン第1話。 ・あの時のトーマスに続いてジェームスを「お前」呼ばわりするヘンリー。 ・ヘンリーと貨車が象に押し戻される場面でジョージのBGMが流れる*1。 ・森功至さんと中島千里さん、二役ずつ担当。 ・クララベル、第2シーズン『こわれたブレーキ』以来久々に喋る。 ・雨を怖がってから、今回は象を怖がるヘンリー。 ・里内信夫さん、第1シーズン『ヘンリーのせきたん』以来、ヘンリーの機関士の声を担当している。 ・この回は、インドで起きた実際の事件がモデルとなっている*2。 ・富士急ハイランドの中にあるトーマスランドの『トーマスとパーシーのわくわくライド』では、この回のワンシーンが再現がされた場所を通っていた*3。 ・機関車達がサーカスの貨車を牽くシーンでは、ヘンリーの出番もあったが、尺の都合上カットされている。 ・未公開シーンでは、ゴードンの丘を作業員と救援用の道具を乗せた貨車を押して進むヘンリーのシーン、トンネルから出て来た象が何故が座っているシーンが存在する。 | ||
原作との相違点 | ・原作ではこの話は第1シーズン『おおきなきかんしゃとてんしゃだい』の一つ前のエピソード。その為、パーシーはまだ登場しておらず、ヘンリーも改造前の姿。 ・そして、これらのトラブルが原因で不機嫌になったヘンリー達がストライキを起こす展開になるのだが、象の撮影が困難なため後回しにされ、ストライキの理由も象とは無関係になった*4。 ・原作だと象は冒頭のサーカス列車のシーンで姿を見せており、「イギリスのトンネルに象が居た」という超展開の伏線になっていたのだが、TV版だとサーカスの話題が出るだけで特に出てこない。 ・原作ではゴードンは「それはかわいそうに」と同情するだけ。 | ||
台詞 | ・ナレーター「タンク機関車のトーマスが、楽しそうに支線を走っている。アニーとクララベルも一緒だ。トップハム・ハット卿がホームで待っていた。腕時計を見ている。」 ・トップハム・ハット卿「よし、時間きっかりだ。お前は頼りになるな。」 ・トーマス「有り難うございます!」 ・アニーとクララベル「ワーオ!『時間きっかりで頼りになる』ですって!」 ・ナレーター「しかしヘンリーとジェームスは、ご機嫌斜めだ。」 ・ヘンリー「おい、パーシーはまだか?あいつは客車を運んで来る筈なのに…。」 ・ジェームス「全く嫌になるよ。これじゃあ休憩も取れないよ!」 ・ナレーター「ジェームスはぷりぷり怒りながら転車台に乗ると、ヘンリーに八つ当たりした。」 ・ジェームス「どうしたんだいヘンリー、今日は雨じゃないぜ?ぐずぐずしてないで仕事やれよぉ。」 ・ヘンリー「ふん!雨なんかもう怖くないね。それよりお前のアホらしさ、まるでピエロだよ!サーカスにでも入ったら?」 ・パーシー「なーんだ、皆もうニュースを聞いたんだね!」 ・ゴードン「ニュースって何だ?」 ・パーシー「サーカスだよ、サーカス!」 ・ジェームス「パーシー、一体何の事だよ?」 ・パーシー「この島にサーカスが来たんだよ、その為の貨車の入れ替えをやってるんだ。トップハム・ハット卿が、『君達にも手伝ってほしい』って!」 ・ナレーター「忽ち疲れは吹き飛び、皆は上機嫌になった。だが、それもつかの間、ゴードンとヘンリーはまた、むくれてしまった。サーカスの貨車はジェームスが引っ張って行ってしまったからだ。暫くして、トップハム・ハット卿が戻って来た。」 ・トップハム・ハット卿「仕事だヘンリー、トンネルが不通になった。作業員を乗せて様子を見に行ってくれ。」 ・ヘンリー「どっこいしょ、どっこいしょと。全く嫌んなるぜぇ…。」 ・ナレーター「彼等は、トンネルの入り口に止まった。作業員達が、中に入っていく。トンネルの中は真っ暗で、物音一つしない。すると、突然…。」 ・深緑色のベストの男性「うわあっ、助けてくれー!」 ・ナレーター「作業員は悲鳴を上げて、外に逃げ出して来た。」 ・深緑色のベストの男性「中に変な物がいます。唸り声を上げて動いてます!」 ・作業長「そんな馬鹿な…。」 ・深緑色のベストの男性「いや、本当です。でっかい生き物みたいです!もう入るのは嫌です!」 ・作業長「よし、それなら俺が貨車に乗って指揮をする。ヘンリーに押して貰おう!」 ・ヘンリー「えぇ~っ!?」 ・ナレーター「ヘンリーは、前に雨を怖がってトンネルに閉じ込められた事があるが、今度はもっと怖い。中に怪物がいるのだ。」 ・ヘンリー「行きたくないよ~。」 ・ヘンリーの機関士「俺だって嫌だよ!でもトンネルを開通させなきゃ…。」 ・ヘンリー「やれやれ、何てこったぁ…。もう、嫌んなっちゃうな~。」 ・ナレーター「やがて、大変な事が起きた。トンネルの中の怪物は馬鹿力で、列車を押し戻すではないか。まずヘンリーが出て来た。次に貨車。そして…最後に何と、怒っている象が姿を現した。」 ・作業長「ええぇ、たまげたぁ!本物の象だ!」 ・ナレーター「作業員が、象にお菓子を与えた。それからバケツ三杯も水を飲み、四杯目を飲もうとした時、ヘンリーが蒸気を吐いた。象は驚いて鼻で水を噴き上げた。ヘンリーは…びしょ濡れだ。哀れなヘンリー。間も無く、飼育係が象を迎えに来た。しかし、ヘンリーはすっかり落ち込んでいた。」 ・ヘンリー「象に押されるやら、水を引っ掛けられるやら…。はぁ…。」 ・ナレーター「その晩ヘンリーは仲間に、今日の事を話した。ゴードンとジェームスは同情もしたが、からかいもした。」 ・ゴードン「最初は雨、今度は象。この次は何を怖がるんだ?」 ・トーマス「ヘンリー、気にしない気にしない。今日の君は、勇敢で頼りになる機関車だったよ!」 | ||
英国CV | ・ナレーター/他:マイケル・アンジェリス | ||
米国CV | ・ナレーター/他:ジョージ・カーリン | ||
日本CV | ・ナレーター:森本レオ ・トーマス:戸田恵子 ・ヘンリー:堀川亮 ・ゴードン:内海賢二 ・ジェームス/作業長:森功至 ・アニー:中友子 ・パーシー/クララベル:中島千里 ・トップハム・ハット卿:宮内幸平 ・ヘンリーの機関士:里内信夫 ・深緑色のベストの男性:小林俊夫 | ||
シリーズ前回(英語) | ディーゼルとぼうし | シリーズ前回(日本) | ぼうけんいっぱいのクリスマス |
シリーズ次回(英語) | トードのめいあん | シリーズ次回(日本) | じょおうへいかがやってくる |
原作前回 | トーマスとバーティー | ||
原作次回 | 炭水車と転車台 | ||
参照画像 | ・参照はトンネルのなかのかいぶつ/画像? |