『動いているぞ!ちゃんと走ってる!物凄く調子がいいぞ!特別な石炭の御蔭だな!僕も皆と同じように走れるぞ!』
日本版タイトル | ヘンリーのとくべつなせきたん | ||
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英語版タイトル | Henry's Happy Coal | ||
脚本 | シャロン・ミラー | ||
放送日 | ・2011年3月11日(英国) ・2011年4月13日(米国) ・2011年11月17日(ドイツ) ・2011年11月29日(オーストラリア) ・2012年3月26日(ハンガリー) ・2012年6月9日(ノルウェー) ・2012年10月7日(日本) ・2016年4月14日(韓国:KBS版) | ||
話数 | 361 | ||
この話の主役 | ヘンリー | ||
登場キャラクターA | トーマス、ヘンリー、ハリー、バート、ビクター | ||
登場キャラクターB | なし | ||
登場キャラクターC | ゴードン、ジェームス、ロージー、メイビス、ロッキー、ケビン、ハロルド、クランキー | ||
登場キャラクターD | 無し | ||
登場人物A | トップハム・ハット卿、石炭調査官 | ||
登場人物B | ボックスフォード公爵、ボックスフォード公爵婦人、トップハム・ハット卿の付き人、ブレンダム港の作業員、ソドー整備工場の作業員、ソドーレスキューセンターの作業員 | ||
登場人物C | ヘンリーの機関士、作業員 | ||
登場人物D | 無し | ||
登場スポット | ・ナップフォード駅 ・ブレンダム港 ・ソドー運送会社 ・ソドーレスキューセンター ・ソドー整備工場 ・石炭ホッパー ・ボックスフォード駅 ・線路の上の高架橋と運河 ・ボックスフォード公爵夫妻の新しい別荘 | ||
あらすじ | ・ハリーとバートに贅沢な機関車だとからかわれたくないヘンリーは、特別な石炭を使わずに大切なお客さんを島へ案内する。 | ||
メモ | ・まだ、特別な石炭を使っているヘンリー(第1シーズン「フライング・キッパー」の中でクルー工場での改造によって高価な石炭とは決別した筈なのだが…)。 ・第10シーズン『ゴードンでよかった』以来、普通の石炭を使うヘンリー。 ・ゴードンとジェームスとロージーとメイビスとロッキーとケビンはカメオ出演での登場。 ・ボックスフォード公爵夫妻は今回は台詞無し。 ・あの時のトップハム・ハット卿の言う通り、ウェールズ?の石炭は値段が高く、これを使うのは贅沢らしい。 ・ディーゼル機関車なのに石炭の種類や価値が分かるハリーとバート。 ・ハリーとバート、第8シーズン『トーマス、だいかつやく』以来、体調不良になる*1。 | ||
台詞 | ・ナレーター「ヘンリーは明るく力持ちの機関車だ。何時もニコニコしながら特別な石炭を使って走っている。その特別な石炭がヘンリーの自慢だった。或る朝ヘンリーはとても嬉しそうに走って来た。」 ・ヘンリー「おはよう!今日はトップハム・ハット卿が特別な仕事を任せるんだ!」 ・トーマス「凄いねヘンリー!」 ・ナレーター「トップハム・ハット卿はナップフォード駅に居た。」 ・トップハム・ハット卿「ヘンリー、今日は君に大切な仕事を任せよう。」 ・ナレーター「ヘンリーは嬉しくて蒸気を噴き上げた。」 ・ヘンリー「有り難う御座います!」 ・トップハム・ハット卿「ブレンダムの港に大切なお客さんが来るから迎えに行ってくれたまえ。大事な用事があってやって来るから!」 ・ヘンリー「うわぁ~!!」 ・トップハム・ハット卿「先ず、ソドー整備工場に向かいなさい。そしてその後、ソドーレスキューセンターに案内するんだ。最後は御茶の時間に間に合うよう公爵夫妻の別荘にお連れするんだぞ。」 ・ヘンリー「はい、分かりました!」 ・ナレーター「トーマスも自分の事の様に嬉しかった。」 ・トーマス「堂々と走ってね、ヘンリー!」 ・ナレーター「ヘンリーは得意そうに笑顔を浮かべた。ブレンダムの港ではとても大切なお客さんがヘンリーを待っていた。」 ・ヘンリー「ソドー島へようこそお客様!僕は『ヘンリー』と言います!」 ・石炭調査官「やあヘンリー!君に会えて嬉しいよ!」(初台詞) ・ナレーター「其れを聞いて、ヘンリーも嬉しくなった。彼は意気揚々と走りだした。ソドー整備工場に着くとヘンリーは石炭ホッパーの所へ進んだ。貨車を押していたハリーとバートがヘンリーに気付いた。」 ・ハリー「ほらバート、ヘンリーが居るぞ。」 ・バート「特別な石炭を取りに来たんだ。」 ・ハリー「他の蒸気機関車達と違って…」 ・バート「特別な石炭ばっかり使う。」 ・ハリーとバート「本当に贅沢してるよなぁ!ハハハハハハハ…!!」 ・ナレーター「ヘンリーは恥ずかしくなって慌てた。」 ・ヘンリー「大切なお客さんに今のが聞こえてなきゃいいけど…特別な石炭ばっかり使う贅沢な機関車だと思われたくないよ…。あぁもう、本当に…どうしよう…!」 ・ナレーター「その時、ヘンリーは良いアイデアを思いついた。」 ・ヘンリー「僕は普通の石炭だって走れる筈だぞ!何時もと違っても、全然問題無いさ!きっと大丈夫だ!」 ・ナレーター「こうして、ヘンリーは何時もの特別な石炭を積むのをやめて急いで走った。そしてその後、ヘンリーは普通の石炭を積み始めた。其れを見てハリーとバートは吃驚した。」 ・ハリー「おいヘンリー!」 ・バート「一体何しているんだ?」 ・ヘンリー「僕だって普通の石炭だって走れるだよ!」 ・ナレーター「こうして、ヘンリーは一生懸命線路を進んだ。」 ・ヘンリー「動けるぞ!ちゃんと走ってる!物凄~く調子がいいぞ!特別な石炭を使わなくたって皆と同じように走れるんだ!」 ・ナレーター「だが、ソドー整備工場に戻る頃にはヘンリーの調子は悪くなっていた。」 ・ヘンリー「ゲホッ…!あぁ…!ソドー整備工場です…!到着しました…。ゲホッゴホッ…!」 ・ビクター「ヘンリーじゃないか!何だか苦しいそうだな?一体如何したって言うんだ?」 ・ヘンリー「ゲホッゴホッ…!あぁ…!」 ・ナレーター「其処へハリーとバートがやってきた。」 ・ハリー「ヘンリーが居たぞ!」 ・バート「これはこれは特別な機関車様だ!」 ・ナレーター「ビクターはハリーとバートをにらんだ。彼は怒っていた。」 ・ビクター「仕事に戻るんだ!邪魔だぞ!」 ・ヘンリー「もう出発します…。早く急ぎますよ。」 ・ナレーター「その言葉を聞いて大切なお客さんはとても吃驚した。」 ・ナレーター「ヘンリーもハリーとバートの方を見た。」 ・ヘンリー「ゲホッゴホッ…!あぁ…うぅ!」 ・ナレーター「ヘンリーはソドー整備工場を後にした。彼は兎に角、ハリーとバートから離れていたかった。然し、調子は益々悪くって行く。吐き出される煙からは変な臭いがしていた。」 ・ヘンリー「動けるぞ…!ちゃんと走ってる…!物凄~く調子がいいぞ!特別な石炭を使わなくても皆と同じように走れるんだ…!」 ・ナレーター「何とかヘンリーは辿り着いた。でも益々調子が悪くなっているようだった。」 ・ヘンリー「ウヘェ~…!ゲホッ…!此処がソドーレスキューセンターです…。着きました。ゲホッ…!ウヘェ…!」 ・ナレーター「大切なお客さんもトーマスもヘンリーの事を心配していた。」 ・トーマス「ヘンリー、大丈夫かい?」 ・ヘンリー「心配無いよ…ゲホッ!ゴホッ…!」 ・ナレーター「丁度其処へ、又ハリーとバートがやってきた。」 ・ハリー「ヘンリーが居たぞ!」 ・バート「此れは此れは特別な機関車様だ!」 ・ナレーター「ハリーとバートの声を聞いてヘンリーは益々不安になった。」 ・ヘンリー「もう出発します。さあ速く急ぎますよ…。」 ・ナレーター「その言葉を聞いて、大切なお客さんは又吃驚した。ヘンリーはガタゴトと揺れながら別荘に向かって走った。でも、全くスピードが出なくなって彼は遅れていた。」 ・ヘンリー「動いているぞ…!ちゃんと走ってる…!物凄~く調子がいいぞ!特別な石炭を使わなくても…!他の皆と同じ様に…走れるんだ…!」 ・ナレーター「滔々ヘンリーはその場に停まってしまった。蒸気から変な臭いがしてピストンも動かなかった。トップハム・ハット卿とボックスフォード公爵夫妻はとても驚いた。大切なお客さんも同じだった。ヘンリーは滲めな気分になった。」 ・ヘンリー「本当にごめんなさい…。大切なお客さんをちゃんと案内できませんでした。当然に怒っていますよね?」 ・ナレーター「でも、トップハム・ハット卿は少しも怒らずヘンリーの事を心配していた。」 ・トップハム・ハット卿「ヘンリー、いつもと違う石炭を使っているのか?」 ・ヘンリー「そうです。大切なお客さんに僕が他の皆と同じ蒸気機関車だと思って欲しかったです…。」 ・トップハム・ハット卿「でも、君は違うだろうヘンリー?大切なお客さんは皆と違う君に会いに来たんだよ。」 ・ヘンリー「えぇ!」 ・石炭調査官「私は鉄道の石炭調査官です。君は特別な石炭を使ってる。だからとっても特別な機関車なのですよ。私は君が元気に走る姿を見に来たのです!」 ・ナレーター「ヘンリーは恥ずかしかった。」 ・ヘンリー「僕は何て事をしたんだろう…!今から特別な石炭を積みに行って来ます!その後で僕の走る所をお見せします!」 ・ナレーター「ヘンリーのその言葉を聞いて、トップハム・ハット卿と石炭調査官は喜んだ。こうしてヘンリーは特別な石炭を炭水車に一杯に積み込んだ。其処へハリーとバートが現れる。」 ・ハリー「ヘンリーが居たぞ!」 ・バート「此れは此れは特別な機関車様だ!」 ・ナレーター「でも、もうヘンリーはその場から逃げたりしなかった。」 ・ヘンリー「そう。その通り!僕は特別な機関車何だ!誇りに思ってるんだ!」 ・石炭調査官「そう、それでいいのです!」 ・ナレーター「ヘンリーはソドーレスキューセンターまで楽しそうに走って行った。石炭調査官も晴れやかな表情だった。更にソドー整備工場でも調査官は楽しい時間を過ごした。ヘンリーは幸せな気分だった。途中で燃料のオイルが切れてしまったハリーとバートが止まっていた。」 ・ハリー「特別な機関車ヘンリーだ…。」 ・バート「助けてくれるかい?」 ・ヘンリー「嗚呼、勿論だよ。誰が特別かなんて関係無い。助け合わなくちゃね。」 ・ナレーター「こうしてヘンリーはハリーとバートの後ろに回ると誇らしげに彼等を押した。」 ・石炭調査官「そう、それでいいのです!」 ・ヘンリー「動いてるぞ!ちゃんと走ってる!物凄く調子がいいぞ!特別な石炭の御蔭だな!僕も皆と同じように走れるぞ!」 | ||
英国CV | ・ナレーター:マイケル・アンジェリス ・トーマス:ベン・スモール ・ヘンリー/トップハム・ハット卿/石炭調査官:キース・ウィッカム ・ハリーとバート:ケリー・シェイル ・ビクター:マット・ウィルキンソン | ||
米国CV | ・ナレーター:マイケル・ブランドン ・トーマス:マーティン・シャーマン ・ヘンリー/ハリーとバート/トップハム・ハット卿/石炭調査官:ケリー・シェイル ・ビクター:デヴィッド・ベデラ | ||
日本CV | ・ナレーター:ジョン・カビラ ・トーマス:比嘉久美子 ・ヘンリー:金丸淳一 ・ハリーとバート:並木伸一 ・ビクター:坂口候一 ・トップハム・ハット卿:納谷六朗 ・石炭調査官:金光宣明 | ||
シリーズ前回 | おおきなふうせん | ||
シリーズ次回(英語) | ゆきよ、ふれ! | シリーズ次回(日本) | スペンサーとふかいきり |