キャラクター/【ジーニー】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 08:26:10

ディズニー作品「アラジン」のキャラクター。
アグラバーにて登場。
魔法のランプに住む魔人(ジン)。

  • 「ジーニー」は「ジン」が伝わり英語読みになった呼び方。
    • 後にハートレスにも同じくジンが元ネタとなるイフリートが登場した。

数万年単位でしか外の世界に出られないというあまりにも辛い境遇の持ち主であるにもかかわらず、かなり陽気で明るい性格。魔法を使って基本なんでもできるため、よくおちゃらけて場を楽しませている。

アラジンとは親友同士であり、その友情は固い。
空を飛ぶことができる「魔法のじゅうたん」を従えている。

  • ちなみにジーニーは彼(?)のことを「じゅうたん君」と呼んでいる。

KHIやKHIIでは召喚魔法で呼び出すことができ、ソラの戦いの手助けをしてくれる。

  • KHIとKHII両方で召喚キャラクターになっているのは彼だけである。
     

CVは山寺宏一。

  • 彼が演じるディズニーキャラでジーニーは代表と言ってもいい。
  • 2019年に「アラジン」が実写映画化された際もジーニーの日本語吹替を務めた。

FM版及び北米版における声優はダン・カステラネタ。

  • 原作とは異なるが、続編OVA「アラジン ジャファーの逆襲」以降はダン氏が務めている。
    • 原作における声優は故・ロビン・ウィリアムズ。マシンガンのように繰り出されるジョーク、声色を自在に操る才能、そしてその演技力でコメディアン、俳優として大活躍した。ジーニーのセリフはかなりの割合で氏のアドリブが採用されたようだが、一説では氏の大爆笑級のアドリブ、即興ジョークだけでも音源は9時間を軽く超えたらしく、制作陣はその中から特に面白いものだけを厳選しなければならないという贅沢な悩みを抱えることになったとか。
  • 上述の実写映画版ではウィル・スミスが演者を務めた。

ランプをこすると現れ、その時のランプの持ち主の願いを3つまで叶える事ができる。

どんな願いも叶えられるほどの魔力を持っているため、その魔法の力は無敵と言っても過言ではない。が、彼自身この力を悪用することはせず(というよりできず)、普段は場をなごませるために使っている。

しかし、ランプの魔人は「ランプの持ち主には絶対服従」という宿命を背負っている。
従って善も悪もなく、ただ己を呼び出した人物に命じられたように願いを叶え続けなければならない。

  • たとえランプの持ち主がヴィランであっても願いは絶対である。

この宿命から逃れるにはランプの持ち主からの願いによって自由になるしかない。

  • とは言っても、普通の人間ならまず自分のことしか考えないため、魔人が自由になるのは絶望的である。
    • その割にはジーニー本人は陽気に振る舞っている。ランプの魔人はそういうものだと達観しているのかも。

KH

ソラがアグラバーを訪れる前に、アラジンが魔法のランプを手に入れていた。
最初は一つ目の願いでハートレスを追っ払うために召喚されて登場。
アグラバーに到着したのち、二つ目の願いでアラジンを金持ちの王子に変身させること、最後の願いで自由にしてもらうことを約束し、ソラ達に同行する。
 
だが、ジャファーにランプを奪われたことによって、ランプの魔人の宿命により主導権を握られてしまう。
ジャファーの最初の願いで鍵穴を見つけ出し、二つ目の願いでソラ達を攻撃するように命令され、ジャファーと共に襲いかかってくる。
やがて劣勢になり始めたジャファーによって最後の願いを叶え、彼を自分と同じランプの魔人にしてしまった。
しかしソラ達によってジャファーは倒され、崩壊する魔法の洞窟から共に脱出する。


世界の根幹にまつわる超重要な「鍵穴」をいとも簡単に見つけ出すなど、その能力はハッキリ言って反則級。原作でもそんな感じではあったが、「ジーニーの力があれば、ほとんどの世界のトラブルを簡単に解決できるのでは?」と見られることもある。
ただ、魔人として自由自在な力を振るえるのはアグラバー世界のみで、異なる世界ではあくまで「魔神としての基本的な能力」しか使えないと考えれば、大きな矛盾は生じない。

  • ちなみに今作でジーニーは「200年くらい前に鍵穴についての話を聞いたことがあるような、、」と少々意味深な発言をしている。

皆に迷惑をかけてしまった償いとして「自由になる」事を諦め、最後の願いはアラジンの思いのままにするように呼びかける。
しかしアラジンは約束を守るためにジーニーを自由にした。
ジャスミンを探したいアラジンの頼みを「ご主人様からの命令」としてではなく「親友の頼み」として聞きいれ、召喚キャラクターとなる。


上述の通り、一度目のジャファーとのバトルでは二つ目の願いによってソラ達と強制的に敵対させられてしまい、ジャファーと共に襲いかかってくる。
しかし攻撃の頻度はそこまで高くない上、近くを通りかかっても積極的に攻撃してくる事はあまりないので、さほど危険性は高くない。
ちなみに、ジャファーがソラ達に攻撃されると喜んでプライズをばらまく事がある。

  • 攻撃中ソラたちに「ごめんなさ~~い。逃げてちょ!」と呼びかける。彼自身には戦意がない。
  • 彼自身良識があるため、ジャファーのような悪者の願いを叶える時は浮かない表情をしている。しかし、それでも叶えなければならないのがランプの魔人の宿命である。
    • 原作でもランプを奪われ、一時的にジャファーの手に下るのだが、その際は本作以上に露骨に嫌な表情をしていた上に、立場上は敵に当たるアラジンを全力で応援し、更に主人であるジャファーに対しては「あんたが負けたらサ~イコウゥ!!」とまで言ってのけた。どちらかというと良識の塊である。

KHIでは召喚キャラクターのほとんどは動物および妖精のため台詞やボイスが存在しない。
だがジーニーは召喚された場合にもちゃんとボイスがはいって喋る。そしてとても騒がしい。
他にボイスが入っている召喚獣はムーシュー案の定、山ちゃんである。
召喚キャラとして呼び出した時に使える技は「ショータイム」。画面内にいる複数の敵を一斉にロックオンした後、サンダーやグラビデ、その他に相手を吹き飛ばしたり気絶させる魔法弾をランダムに飛ばす。
ちなみに、ロックオンのカーソルはジーニーの顔になる。

COM

形や場所が違えど、前作とほとんど同じ形で登場する。

  • 物語開始前からアラジンにランプを入手されており、最初の願いでハートレスを倒すと共に登場。
    • 上記と同じ約束もしている。

アグラバーをクリアした後、召喚カードとして手に入る。
技は「ショータイム」。使用するとサンダラ、ストプラ、グラビラのどれかを1度発動する。
ストックしていくことによって技のレベルがあがり、上記の魔法を使う回数も増える。

KHII

前作で自由になったのでランプとは関係なく登場する。じゅうたんを連れて旅に出ていたのでアラジンも寂しがっていた。

  • しかし自由になったはずなのに拘束の象徴の腕輪はついたままである。KHIで明確に腕輪消滅の描写があるのだが…。
    • まあ、原作のジャファーの逆襲や後のテレビシリーズでも腕輪をつけているため、原作再現ではある。
      奴隷の証ではなく、ただのファッションなのだろう。

なお、原作ではアラジンの願いによりランプの拘束から解放されてからも引き続き魔法は使える状態だが、魔法の威力や規模などは弱まっているとのこと。「最近腕が落ちている」とは本人談。

  • KHIIでは魔力が衰えているようには見えない。半壊したアグラバーを一瞬で直したり、ソラのフォームチェンジを真似てみたり、むしろ1年前より凄まじい魔法を操っているようにも…。
  • 漫画版では原作同様、自由を得た代わりに実力はやや弱まっていると描写されており、ジャファーとの直接対決ではやや劣勢に立たされている描写がある。
    なお、ゲームとは異なり腕輪はないまま。

ランプチャーム」を手に入れるとで召喚することができる。
専用の特殊コマンド「ドライヴ?」にてブレイヴからファイナルの4つのフォームの内ソラが持っているものにチェンジでき、ソラのキーブレードを真似て作った武器で戦う。名称はそれぞれ「~~(フォーム名)ジーニー」。なおウィズダム以外のジーニーにチェンジしても二刀流にはならないので悪しからず。

4つのフォーム(?)からそれぞれの連携技を使用でき、ブレイヴ、ウィズダム、マスターは1、ファイナルは3とサモンゲージの消費量が多くなるほど強くなる。サモンレベルが低いうちは非常に使いにくい。
連携技の名称はブレイヴから順に「ソニックレイヴ」、「ストライクレイド」、「ラストアルカナム」、「ラグナロク」となっており、KHIの特殊技、及びKHIIFMのリミットフォームにおけるリミット技に由来している。どれも名称こそ同じであるものの、内容はそれぞれジーニーがはっちゃける全く別の技となっている。
また、連携技を発動しない限りは攻撃に参加しないという点でも他の召喚キャラクターとは趣が異なる。
ソラのHPが少なくなると「傷薬」で回復してくれる。

  • 初期の案では、格闘家やガードマンに変身するアイデアがあったらしい。

KHIIFM

れんけい使用時のサモンゲージ消費量はブレイヴ、ウィズダムは1のままだが、マスターが3、ファイナルは5に変更された。


本作でリミットフォームが追加されているが、リミットジーニーは登場しなかった。

Days

KHIの物語終了後に、原作と同じく旅にでていたが、この時期にアラジンの事が心配で一度アグラバーに帰ってきて、ロクサスシオンに出会う。
砂嵐で大きな被害を受けたアグラバーを自分の力で一瞬で復興しようとしたが、アラジンは魔法に頼らず、自分達の力で町を復興しようとしていることをロクサス達から知らされた。
親友が本気で頑張ろうとしている事に水をさせないと言う事でそれを受け入れる。
だが、困っている親友を黙って見過ごす事もできないと言うことでせめてもの魔法(砂嵐を消滅させる)を使い、再び旅行に戻る。

  • 彼との出会いを機にロクサスとシオンは親友という言葉を知る。

coded

バグの影響で時間を止められたアグラバーにて、ランプの中に入った状態でイアーゴに捕まった所をデータ・ソラに助けられる。
その礼として、ピートと手を組んでアグラバーを乗っ取ろうとしていたジャファー討伐に助力する。


忘却の城におけるアグラバーのフロアでも登場。
プライズブロックを壊した時に彼が出現すると、フロアに存在するジャファーの幻影を消してくれる。